ダーク・ファンタジー小説
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- 神様は残酷ね
- 日時: 2018/03/11 11:12
- 名前: ポンタ (ID: PCEaloq6)
あぁ神様、私の罪は何ですか?
もし、その罪を償ったらまたあの子と笑ってもいいですか?
たとえ、それが私の人生の最後の記憶だとしても、
私はかまいません。
どうかお願いします神様。
私をあの子にもう一度だけでいいので、会わせてください…
- Re: 神様は残酷ね ( No.1 )
- 日時: 2018/03/11 12:16
- 名前: ポンタ (ID: PCEaloq6)
登場人物
宮園 桜…高校二年生。運動、勉強どっちも天才的にできる。めっちゃ人見知り。腰よりも長い黒髪が特徴
佐藤 星史留…高校二年生。転生(?)後の桜。腰よりも長い茶色っぽい髪。やはり人見知り。水の使い手の
力をもらったが…
高橋 翼…高校二年生。星史留と同じクラス。星史留ほどではないが、運動、勉強は得意。風の使い手。
真と星史留と仲がいい。
五十嵐 真…高校二年生。星史留たちと同じクラス。星史留のことが大好き。クラスのリーダー格。運動
得意、勉強苦手。植物の使い手。
ルイ…星史留の夢に出てくる謎の少年。何やら、星史留の過去に関係があるようで…?
作者から
こんな感じです。もしかしたら新しいのが入るかも…
次から小説書く予定です。
みてくれてありがとうございます!
- Re: 神様は残酷ね ( No.2 )
- 日時: 2018/03/11 21:30
- 名前: ポンタ (ID: PCEaloq6)
「ん…」
時刻は午前六時。炊飯器のタイマーの音、チュンチュンと鳴く雀の声。何もかもいつもどおり…だが
「何かが違う…」
どこか腑に落ちない。まるで誰かを求めているような…
何か変な夢でも見ていたのだろうか…?
どんな夢を見ていたのだろう?思い出せない…
そんなことを考えていると
「ピーピー」
洗濯機の洗い終わった音で、私ははっとした。
「そんなことより、はやく準備しないと…」
やることはたくさんある。こんなことで時間をつぶしてはだめだ…
私はそんなことを考えながらベットから出た。
家を出た時には、そのことは頭の片隅にしまっていたのである。
- Re: 神様は残酷ね ( No.3 )
- 日時: 2018/03/12 17:06
- 名前: ポンタ (ID: PCEaloq6)
「おはようございます…」
勇気を振り絞って言ういつもの挨拶。
まぁ、こんな小さな声に誰かが気付くわけもなく。
ひっそりと自分の席に着き、荷物を引き出しに入れてから読書を始める。
黙々と読み進めているとき、ズキズキと頭が痛み始めた。
「…っ」
何もできず机に突っ伏して収まるのを待つ。
ここまではよくあること。
いつもだったら、しばらくすれば痛みが引く。
でも今日は収まる気配がない。
しょうがなく保健室で休むことにした。
保健室の先生に
「すいません…」
と、あやまってからベットで横になる。
それでも痛みは引かない。
ついには保健室の先生に
「桜さん、痛みが引かないのであれば今日は早退しなさい。あなたは体が弱いのだから無理しないで。」
といわれてしまった。
大丈夫、と言おうにも痛みはまったくといってもいいほど引かない。
そんなわけで、私は早退することになった。
このことがきっかけで、私の人生ががらりと変わってしまうなど
その時の私は全く知らなかった…
- Re: 神様は残酷ね ( No.4 )
- 日時: 2018/03/12 18:25
- 名前: ポンタ (ID: PCEaloq6)
「はぁ…」
なぜだろう…?
いつもだったらちょっとたてば痛みは引くのに…
具合が悪いのかな?
「夜、病院行かなきゃ…」
今はせいぜい9時くらいだろう。
そんな時間に見るからに学生がいったら妙な注目を集めてしまう。
家に着いた。
「ただいま…」
返事が返ってくることなどありえもしないのに、つい言ってしまった。
私の両親は私が小学一年生の時、交通事故で亡くなったらしい。
私には7歳より前の記憶がない。
忘れた、などというものではなく全くない。不自然なほどに。
私の最初の記憶はベットから起きたとこからだ。
どうやら、その日の夜に両親は亡くなったらしく私は両親の顔を見たことはない。
親には家族がいなかったので私は小学5年生まで近所の人の家に引き取られた。
その後はもともと住んでいたこの家で一人暮らしである。
自分の部屋のベットに横になるとすぐに意識が遠のいた。