ダーク・ファンタジー小説
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- 雫くんは殺人鬼!?
- 日時: 2018/06/09 21:59
- 名前: 光音。 (ID: TM1He8zT)
人は助けを求める____。
だが、殺人鬼はどうだ?
助けなんて、誰もこないだろう。
俺は今日も、この“リスト”に書いてある殺人鬼を____
殺すんだ___。
−−−−−−−
メインキャラクター
音崎雫 オトザキ シズク
男、20歳、銀髪
殺人鬼。武器は斧。
仕事は殺人鬼を殺すこと。
殺人鬼の時は髪を縛る。
普通の時は鼠色のパーカーに赤いピンを2つ付けている。
双子の兄がいる。
リストとは
いわゆる手帳だ。
手帳に書いてある殺人鬼の名前を上から順に
倒していくことである。
−−−−−−−
初めまして!!
作者の光音(ひかね)です。
雫くんシリーズ第三弾。
詳しくは、『雫くんは男の娘!?』をご覧ください。
殺人鬼のことがちょこっと書いてありますので…。
雫くんの元相棒も…!?
以上、光音でした。
今回は真面目に書きます。
- Re: 雫くんは殺人鬼!? ( No.9 )
- 日時: 2018/06/11 19:26
- 名前: 光音。 (ID: CNF3NCLC)
「うおっ…!!」
いきなりかよっ…!!
「凄い!凄い!次は逃げ切れるかな?」
今度は、さっきより大きめなナイフが飛んできた。
「チッ…‥。」
タイミングが分からない…。
どこで攻撃する…、考えろ…考えろ俺…!!
「…やっばり、僕のことを知っている子だったんだね。
予想は付いていたよ、でも残念、僕の方が強いからね。君は"負ける"よ。」
…はっ?
……負ける?
グチャッ!!
「ぐっ!?!?」
「…何、決めつけてんだよ。…俺はあの"リスト殺し"なんだぞ?」
男は倒れた。
お腹には大きく傷が付いている。
「…お、まえ……ま…さか…っ…!!!」
「残念だったな。お前の名前はリストに追加されてあった。
だから俺は、お前を殺しに来たんだ。」
「…く…そ…まだ…ぼくはっ…!!」
築けば男は目をつぶっていた。
「‥よし…仕事完了…。
…‥馬鹿な奴だな‥我慢しとけば、お前はまだリストには書いていなかったのに…。
…本当に、馬鹿だな…。」
俺はその時、何故か悲しそうな顔をしていた。
- Re: 雫くんは殺人鬼!? ( No.10 )
- 日時: 2018/06/11 21:45
- 名前: 光音。 (ID: CNF3NCLC)
それから数日間がたった。
「うん、大丈夫だよ…心配してくれてありがとう。うん、それじゃあね…。」
俺は友人の黒木棗(クロキナツメ)に電話をかけていた。
なんで、クロが"怪我"のこと知っているんだ…?
俺はあの時、実は少し怪我をしていた。
ーーーーーーーーー
『チッ……。』
アホだな、油断してた‥。
右足がかすれた‥。
切れ味いいんだな、あのナイフ…!!
ーーーーーーーーー
なんでだ、なんでクロが知っている…。
これだと兄の闇まで知られていることになる…!!
まさか、俺が殺人鬼だとバレた‥?いや、そんなはずはない‥
確かにあの時‥俺とあの殺人鬼しかいなかったはず‥
‥考えられるのは、ただ一つ‥……誰かがこっそり見ていた…。
だが、俺は耳が非常にいい。そう簡単には見れるはずかない。
だとしたら…相手は俺と同じ"殺人鬼”
「‥また厄介なことになりそうだ…。」
クロと闇に心配かけないよう、気をつけないと…
「‥大丈夫だよ、母さん。絶対に叩きをつけるから…。」
そう、写真縦の前で俺はただ祈った。
- Re: 雫くんは殺人鬼!? ( No.11 )
- 日時: 2018/06/11 22:10
- 名前: 光音。 (ID: CNF3NCLC)
「王、あの殺人鬼も殺られた用です。」
「何…?あの殺人鬼も殺られたのかっ…!!」
バンッ!!と悔しそうに王が壁を叩く。
「一体、あいつは何が目的なのだっ!!」
「王、リスト殺しについて少し調べました。リスト殺しは双子の兄がいまして、仲のいい金髪の少年もいるとのこと。リスト殺しはあの殺人鬼と戦っているときに右足を痛めました。その事を二人に直接会って私が伝えました…。これはいい"チャンス"ではありませんか?」
「…そうだな、これはチャンスだ。
…今回はお前に任せて正解だったな。…期待しておるぞ。」
「…はい。」
…音崎雫…私はお前を絶対に倒す…!!
- Re: 雫くんは殺人鬼!? ( No.12 )
- 日時: 2018/06/12 18:52
- 名前: 光音。 (ID: 3T8mb002)
「おい、雫が右足怪我したらしいぞ。」
『ふーん、どうせ、また殺人鬼を殺したんでしょ。いいの?雫に言わなくて。』
とある場所で、男二人が雫について話していた。
『それでも雫の"お兄ちゃん"かー?きっと、驚くだろうね。俺は最初から雫が殺人鬼だって知っていましたーって言ったらww』
「チッ、馬鹿にしやがって。元々はお前のせいじゃねーか、雫の体使って馬鹿みたいに人殺しやがって。
お前の頭どうかしてるな。」
『そう言う所、双子そっくりwしかも双子揃って"殺人犯"wクロがなんか可哀想に見えてきたんだけどw』
ははっと笑うこいつの名前は、すみと言う人格。外には一定時間はいられるが、限界になっていくと闇か雫の体に入っていく。雫はすみのことは知っているが、殺人を起こしたことは知らない。
『どう?気分は。大切な弟が怪我しちゃったよー?このまま仕事にいくと、雫が大怪我しちゃうかもねーwwしかも、今雫を狙ってる奴らもいるし。なんで記憶の一部返してあげないの?返した方が全てを取り戻せて楽になれるのに。』
「お前の言っている"楽"は俺と考えが違う。…雫は、あいつは頑張りすぎなんだよ。元々雫は"人を守るため"に殺人鬼になった。あいつはヒーローだ。周りの奴らは怖がってるけど、助けられた人にとって、あいつはヒーローなんだよ。だからあいつは殺人鬼を殺してるんだ。…お前には分からないと思うがな。」
『…本当にくだらない人間だね、雫は。…さあ、行こう。俺たちも仕事だ。』
…でも、父さんと母さんを殺したのは、"俺たち"なんだよな…。
- Re: 雫くんは殺人鬼!? ( No.13 )
- 日時: 2018/06/12 18:50
- 名前: 光音。 (ID: 3T8mb002)
***
「くっそ…!!」
何なんだよ、こいつ…!!!
いきなり現れやがって!!
「おらおらおら!!その程度かぁ?!」
バコンッ!!
!?…てかこいつ爆弾魔かよっ…!
「そんな動きじゃ俺の爆弾が当たるぜー?」
バコッ、バコンッ!!
「…っ…!!」
…くそ、右足がっ…!!
「ひひっ、終わりだな!!」
バコンッ!!
……。
…………。
………………。
「ッ‥…あぶ‥ねぇな‥!!」
「!?おー!バリアかぁ‥やるねー!!」
バコンッ!!バコンッ!!
「‥今度はこっちの番!!」
斧を取り出し、相手に向ける。
「出来るもんなら、やってみろよ!!」
ザクッ!!
「ッ‥…結構、固いんだなっ…!!!」
バコンッ!!
…今は右足が使えない。なら…
距離をおいて、攻撃した方が有利だ!!
俺は高い建物の屋上に立つ。
「…んじゃあ、殺人鬼戦争…開始だ。」