ダーク・ファンタジー小説

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異世界に来たら『スライム娘』だった件
日時: 2018/06/22 22:48
名前: マシュ&マロ (ID: BB67RT0Y)




どうも、マシュ&マロです♪


 この小説は『コメディ重視のユッタリ系ファンタジー』ですので、見るのなら熱くなるような展開への期待はそこそこに見て下さい。


 それでは小説スタートッ!!

Re: 異世界に来たら『スライム娘』だった件 ( No.1 )
日時: 2018/06/22 23:31
名前: マシュ&マロ (ID: BB67RT0Y)



 だるい......。


 もう一度言っておこう...、だるい




 まず何にかって?、そりゃあモチのロンで平凡過ぎな世間に対してさ



 「俺、何でこんな事になったんだ...?」

 俺こと、雪原 京(ゆきはら きょう)は自分のベッドに仰向けで寝そべりながら自分への疑問を吐いた

 「ん〜俺ってまず世間で言うなの負け組に属してんのか?、まぁー当然か」 


 昼間っから薄暗い俺の部屋にはフィギアなどが棚や机に並んでいる、趣味ではなくて『た・だ・の暇潰し』だから気にしないでくれ

 「ところで、俺の親はもう死んまったか?」

 そう自分の冗談を自分で笑っていると親の大声が下の部屋から聞こえてきた

 「京ょーッ!、ちょっとお願いがあるんだけど買い物に言ってこない!!」


 あーーーメンドクセェ〜〜、これからが俺の楽しみな【ぐぅたらタイム】だと思ってたのによぉ〜


 「チッ!しょうがね、サッサッと行ってくんか」

 俺は引きこもりであって不良じゃねから買い物に行ってやるが、特に俺にとって買い物は嫌いなモノの中でもトップクラスに入るぐらいに嫌いなことだ


 どうしてかって?、そりゃあ着いてみたら分かると思うぜ


 [〜 俺が移動中 〜]


 ウィーン。いらっしゃいませー


 ようやく外の猛暑から逃れられた俺はメモと金を引っ提げてスーパーの中に入った、しかしすぐに猛暑とは違う不快感を感じる事になった


 「 ヒソ ヒソ ))ねぇまた来たわよ、あの子どうしてこんな昼間から買い物に来てるのかしら」

 「 ヒソ ヒソ ))ほら、前も言ってたと思うけどあの子って学校に行ってないらしいのよね」

 「 ヒソ ヒソ ))プッ! 何ソレうけるわね?、...。あっ!、あの子がコッチ見てるわ聞こえるかも」


 「(何が『聞こえるかも』だ、余裕で聞こえてんだよメス豚どもが)」

 まぁ俺も人間であり常識のある17歳だ、そう簡単には怒らねぇがイラつくぜ



 そう思いながらも俺は何度も来たことがあるスーパーの中でメモに書かれてある商品を慣れた様子で掴んではカゴに入れていく


 「がしゃん)) (えーと金は足りてるのかねぇ〜)」

 そう心で呟いて俺は見慣れたレジの定員に手慣れた手付きで会計を済ませ、いつもと変わらぬ笑顔で見送られた



 [〜 俺は帰宅中 〜]


 ガチャ!・・・・・・、ポイッ

 「(フー、これで今日のミッション完了だぜ)」

 俺は買い物によるスーパーから家までの往復の影響を受けて疲れてしまい思わず自室への階段を上りながら欠伸をする


 「ふぁ〜あ〜、サッサッと残りのステージをクリアでもさせて昼寝をするとするか」

 今日の予定が決まったところで俺は階段を上り切ってドアに手をかける、だが入る前に少しの異変に気づいた

 「(アレ?、買い物行く前にドアはちゃんと閉めたけどなぁ??)」

 疑問を持ったまま少し開いた状態のドアを引いて中へと入った俺、だが部屋の中にいたのは俺だけじゃなかった


 「!!・・・・・、アンタ....誰だ!?」


 そう俺の目線の先には不気味に立っている人物が奇妙な笑みを浮かべながら俺を見ていたのだった


Re: 異世界に来たら『スライム娘』だった件 ( No.2 )
日時: 2018/06/23 10:13
名前: マシュ&マロ (ID: BB67RT0Y)




 「!!・・・・・、アンタ....誰だ!?」

 そう俺は聞いてみて目の前の相手の動きをまった、そして・・・・。

 「いやはや、どうも私の名前はロメス・バーギントンと申します」

 「?、.....アンタ、外国人なのか?」

 「いえいえ違いますとも、ん〜....そうですね〜、私はアナタ方がよく言っている“悪魔”とでも言いましょうかね」


 ゾワッ!!

 今、悪魔って言ったか? 人と何か色々と契約やら儀式やらをする奴なのかコイツ

 「まぁそう構えずにいて下さいよ“キョウさん”」

 「!、どうして俺の名前知ってんだよ」

 「これから商談する相手の名前ぐらい覚えてないなど悪魔として恥ですからねぇ〜」

 「ハッ?、商談? 何の話だよ?」

 「アナタにも悪い話ではありませんよ」

 そしてニヤッと笑う悪魔、顔は信用できねぇが人生ってのは挑戦が大事だからな

 「良いじゃねぇか、聞かせろや悪魔」

 「フフフ、その目、良いですねぇ〜」


 [〜 悪魔と商談中 〜]


 商談と聞いて大層な儲け話でもあんのかと思いきや、蓋を開けるとそんなにだった

 「え〜と....、アンタはソレが欲しいのか?」

 「ええ、このバーチャルアイドル『アイちゃん』の限定フィギア、欲しかったんですよねぇ〜」

 「そ、そうなのか」


 いちょう説明しておくがバーチャルアイドルってのは今人気が急上昇してるらしいネットのアイドルだ、ようするに有名なボ○ロのパクリってことだ

 「そんで俺に何の得があるってんだよ」

 「んっ、あぁその件に関してですがアナタ、今の世の中に満足してませんよね?」


 ドクンッ!! 俺の心臓が急激に速くなるのが分かった


 「・・・・・、それが?」

 「こんな刺激的のない世界に飽きてるソコのアナタ、今だけフィギアと引き換えにで『異世界への切符』をお渡しします」

 ドクンッ!! ドクンッ!! 来た来た、来たぜ俺の待ちわびてた瞬間がな

 「ですが、まず最初に異世界での注意点があります」

 「ちゅ、注意点?」

 「そう、まず最初に異世界ではアナタ達の使っている言語は使えません」

 「うっ!、それはキツいな」

 「次にアナタ程度の実力では異世界で生きていくのは不可能に近しい行為です」

 「む〜、じゃあ俺には得じゃなく大損じゃねぇかよ!」

 「はい、そうくると思いまして今だけ何と無料のサービスで[新しい肉体]と[異語会話]の能力を授けましょう!」

 「オォ!、そりゃ良いな!、今すぐにでもしてくれっ!」 

 「ホントによろしいのですか?、異世界はそんなに甘くないですし家族の皆様にもお別れの・・・・。」

 「いーや!、そういうのは考えるだけ無駄だ!、今すぐ頼む」

 「は〜、せっかちな人なことで」


 ポワン....。俺と悪魔の足元が急に光出したかと思うと悪魔も一緒に俺は沈んでいった

 「えっ!ちょっ!、タイム!タイぶぐぐぐぅぶ〜・・・・。」


 そうして部屋には誰もいなくなり、薄暗さだけが変わらず部屋にあった・・・・・。

Re: 異世界に来たら『スライム娘』だった件 ( No.3 )
日時: 2018/06/25 19:13
名前: マシュ&マロ (ID: BB67RT0Y)



 「ぶぅぅぼぉぼぼぼぼぉ〜」


 俺が今どういう状況かって? そりゃナゼか水中の奥深くへと悪魔と一緒に沈んでるところさ

 「(ヤベっ!、俺死ぬはこれ)」

 そう思ってたが急に体への抵抗感が無くなり変な空間へと来てしまった

 「ゲッホ!ゴホゴホッ!!、こんのゴホ! クソ ゴホゴホッ!! 悪魔野郎」

 「まーまーそう怒らず、そしてようこそ異世界と現実との境目へ!」

 「はっ?、境目? ココが??」

 周りを見回してみると全てが真っ白なだけの空間が延々と続いていた、ここがホントに異世界との境目なのか?

 「まぁまずは異世界へ行く前に無料サービスを実施させて頂きまぁ〜す」

 そう言ったかと思うと俺の胸に悪魔の手が突き刺さり貫通して痛みの悲鳴を挙げた

 「ギャーァアアァアアアァアアッ!!!」

 「うるさいですね〜、今ちょうど大事な作業を行ってる途中なのでお静かに」

 「そ、そう言ってるが....い、痛ぇん....ギャァアアァァアアアァアアッ!!!」

 今度の場合は痛みどころか体が焼け焦げそうな程に熱くなる、そして不意に意識を失った


 [〜 俺、気絶中 〜]


 「パチッ ))んっ、ここは?」

 「お目覚めで♪」

 「ウワッフ!!、居たのかよ悪魔野郎」

 「その呼び方ヒドイですね〜....、それで新しい体のご感想はどうですか?」

 「はっ?、新しい体......あれ?、何か声が異常に・・・・・。」

 確認の為に俺は自分の体を見下ろしてみた、細くて華奢な腕と脚、きゅっと絞まった腹、柔らかそうな白い肌、そして極め付けの黒くて綺麗なツインテールの髪.......!、これはまさかッ!!

 「俺ッ!、少女になっちゃったノォ〜〜〜〜〜ッ!!」


 可愛らしげな声での叫び声が全てが真っ白な世界へと響きわたったのであった・・・・・。

Re: 異世界に来たら『スライム娘』だった件 ( No.4 )
日時: 2018/06/27 20:17
名前: マシュ&マロ (ID: BB67RT0Y)



 一言だけ言わせてくれ....。


 「スー・・・・・・、俺の童貞がアァアァアアア〜〜〜ッ!!」

 「あらあら、これは元気の良いことでありますね」

 背後から悪魔野郎の声が聞こえてきた俺は力の限りに掴みかかった、それと以前より俺の背が縮んでいる事にも嫌でも気づかされた

 「こんの野郎〜ッ!!」

 「おやおや、可愛いお顔で睨まれては困りますね〜」

 「かッ!、可愛いだと!??」

 「はい、誠に愛らしい容姿をなさっております」

 「今すぐ戻しやがれ!、俺を俺自身に戻せッ!!」

 「う〜ん、そう言われましても一度変えてしまうと二度目ばかりは無理なのですけどね〜」

 「ハッ!?、何言ってんの?、戻してよ〜〜ッ!! (( ユサ ユサ」

 そう言って悪魔野郎を揺らす俺、だが返事は変わらなかったのだった

 「あらあら可愛い仕草ですね〜、ですが二度目をしようとすると体が燃えカスになってしまいますが良いですか♪」

 「ゾクッ)) え、ちょ、体が....」

 「はい、体が燃えて灰になってしまいますよ♪」


 ・・・・・・。、もう一言だけ言わせてくれないか


 「スー・・・・・・、どうしてこォーなるンダァアァアーーーーッ!!!」


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