PR
ダーク・ファンタジー小説
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- 知らぬ合間に異世界転生【第一編(全6話)完結】
- 日時: 2022/08/12 16:10
- 名前: 襲い夜行進 (ID: hDVRZYXV)
長い眠りから覚めると、そこは異世界でした。
彼はどうしてここに連れてこられたのか。
何のために生かされているのか。
真実は『 』のみぞ知る。
・目次
第一編『異世界での目覚め』>>01-06
>>01>>02>>03>>04>>05>>06
第二編『異世界での???』随時更新
- Re: 知らぬ合間に異世界転生 ( No.1 )
- 日時: 2022/07/25 22:20
- 名前: 襲い夜行進 (ID: hDVRZYXV)
0
「★〇!♪※*」
「……」
「※◎▽↑∴=」
「あ、あの~」
「゜・%&#☆」
「……ねぇ」
「○?」
「なに言ってんのか全然わかんねええええぇえええええ!!」
みずみずしい新鮮な野菜や厚みのある肉が並ぶ市場の中心で、一人の少年が空に向かって叫びに叫んでいた。
彼は周りの目など気にせずに膝から大きく崩れ落ちる。こんな大胆な行動ができてしまうのは、彼がこの世界の人々との意志疎通ができないからである。
自分がおかしな人間だと思われているのは間違いないが、実際にそれを彼に伝える者がいないのだ。いや、もしかしたらいるのかもしれないが、少なくとも彼にはそれを聞き取れない。
この世界で目覚めてはや三日。やけくそ気味になるのにもそう時間はかからなかった。
そう、少年はある日突然知らない世界に迷いこんでしまっていたのだ。
Page:1 2
PR

