ダーク・ファンタジー小説
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- もしも猪に襲われたら【ゲームブック】[作り方:巻末付録]
- 日時: 2023/12/03 21:35
- 名前: オコボ ◆TVCSPRoRFE (ID: GDWSGe53)
どうも、季節は晩秋に至り場所によっては紅葉もちらほらと見受けられる頃でしょうか。
近頃熊が頻繁に出没するとしきりにNewsなどで報道していますが、猪はどうなんでしょう。
これは、もしも猪に襲われたら、というシチュエーションで書きました。
書かれる内容はフィクションで実際起こったことではありません。
なお、一部ゲームブック形式で様々な可能性を織り込んでみました。
選択肢を交えることにより、緊迫感が演出できると思いました。
この小説は読み方が特殊です。↓のガイドリンクをたどって読み進めてください。
[導入]へ Next>>5
[ゲームブックの作り方:巻末付録]>>14
大会出場を辞退いたします。どうぞよろしくお願いいたします。
更新履歴
2023.11.11 22:00:00 最終頁up時閲覧数70
- 両足を踏(ふ)ん張って腰(こし)を入れて殴(なぐ)りつけた。 ( No.10 )
- 日時: 2023/11/10 21:48
- 名前: オコボ ◆TVCSPRoRFE (ID: GDWSGe53)
しかし、やや鬱陶しそうに顔を左右に激しく振って、振り払おうとするかのようなしぐさを見せた。
なおも殴り続けると、腕へかみつこうと腕の動きを追うようにかみつきに来た。
腕へ執着を見せているおかげで、後ずさりながら立ち上がることができた。
私はその様子に、もしかしてあまり目が見えていないのか、という印象を持った。
私は完全に立ち上がり、腕が容易に届かない高さまで上がると、猪は今度は足めがけてかちあげながら突撃してきた。
それに対して……
[目が見えていないという前提(前提)で飛び上がって横にかわすことにした]へ Next>>9
[目が見えていないという前提(前提)で前方へ向かって猪の真上を飛び越した]へ Next>>1
- 私は自転車を盾に迎え撃つ構(かま)えを見せた ( No.11 )
- 日時: 2023/11/10 21:50
- 名前: オコボ ◆TVCSPRoRFE (ID: GDWSGe53)
私はサドルを左手でつかむと自転車を持ち上げるように素早く右へ小さく飛んで着地し、音のほうへ側面を左に背負うように構えた。
自転車は下からかちあげられ、私の上に乗ってしまった。
私はそれを見た。
それは、猪だった。
猪は地面を数回前足で蹴るしぐさをした後、私へ向かって来た。
自転車を頭上に担いだ形になっていた私は、威嚇の最中に自転車を下しながら後退する。
「ヒィィィィィン」
猪はまたしても自転車をかちあげようと激しく暴れる。
私は自転車を猪の上に被せるように、決して押さえつけないよう十分な遊びを設けた。
猪の牙は車輪の鉄線に絡まり、振り回すもいたずらに車軸を空回りさせるだけだ。
狂ったように暴れまわるが、その動きに合わせて自転車を操る。
首を振りながら後退し後輪から牙を外そうと手間取る猪。
やがて、首をひねって、牙を外すとまたしても、地面を蹴って威嚇を始めた。
私はわずか数秒の間に激しく疲労していた。それでも、自転車を間に盾にして構える。まるで闘牛士のようだな、と思った。
「ヒィィィィィン」
今度は自転車の隙間を狙うように突っ込んで来た。車輪の間だ。ちょうどペダルの付け根辺りをかちあげた。
自転車が20cm弱宙に浮く。それを予想していた私は、空中で自転車を立てたまま左へ旋回しながら後ろへ下がる。
この動きを繰り返せば、同じ位置で永遠と続けられると思ったからだ。
位置がずれた形で仕切り直しとなった。
地面を蹴って威嚇する猪。
しつこくないだろうか。猪はこんなにも執念深いものなのか、そろそろあきらめてもいいのではないかと思った。
それが相手にも伝わったのか、距離をとるように右へ回り込みそのまま茂みへ消えていった。
ガサガサ……ガサガサ……ガサ……
やがて音は遠ざかっていった……。
――自転車は完全に壊れてしまった。
私はとぼとぼと自転車の後部を持ち上げながら歩き出すが。あきらめた。
ガードレールに自転車を立てかけて、帰路についた。
さんざんな目に合ったものだと、ボロボロの制服を見下ろすのだった。
<完>
[最初へ戻る]>>0
[あとがき]>>3
- 私は右カーブを全力でこぎ始めた ( No.12 )
- 日時: 2023/11/10 21:54
- 名前: オコボ ◆TVCSPRoRFE (ID: GDWSGe53)
15m程の直線、その先は右カーブとなっている。
おそらくは自転車の最高速度では曲がれないと感じた。
私はレースゲームを想像した。
レースゲームでは高速では曲がれない場合減速して侵入し、カーブでアクセルを踏まずに曲がる。
減速すれば追いつかれるかもしれないが、減速しなければカーブで転倒してしまう。
[私はカーブ手前でブレーキをかけた] next>>6
[一か八か車体を倒して右足で地面をけりながら曲がる] next>>2
- 体をひねって猪(いのしし)を振り落とそうとした。 ( No.13 )
- 日時: 2023/11/11 21:28
- 名前: オコボ ◆TVCSPRoRFE (ID: GDWSGe53)
何度も体をひねると、座りが悪いのか自分から右手側に退いた。
しかし、道に対して平行にひび割れて陰性植物が顔をのぞかせたアスファストにしっかりと踏ん張って、私の体の側面へかちあげた。
かわそうとするも、体を起こす時間などなく、牙は肩甲骨と脇の間に突き刺さった。
[自然に還る]へ Next>>8
- [ゲームブックの作り方:巻末添付] ( No.14 )
- 日時: 2023/12/03 21:30
- 名前: オコボ ◆TVCSPRoRFE (ID: GDWSGe53)
キャラクター
岡山県笠山市に住む遊佐さん家の猫のケダマちゃん
隣の馬飼村から引っ越してきた、麻黄さん家のロックな猫の竜王(ドラゴン☆ロード)くん
魚屋の魚政で餌をおねだりする地域猫の親分格のウオマサ
近所の人が地域猫のため餌場を用意してくれているのですが、竜王(ドラゴン☆ロード)くんがその餌を全部食べてしまって、他の地域猫が困ってしまっています。
ウオマサは目の前を横切るちょうちょを目で追いつつ、必死に追いかけたい気持ちをこらえて、ケダマちゃんに相談しました。
「遊佐さん家の猫のケダマちゃんよ。地域猫がこまってるにゃ、ちょうちょを倒してほしいにゃ」
「違いますよ! ウオマサ親分! ちょうちょじゃ無くて、竜王(ドラゴン☆ロード)のヤローですよ!」
「みゃ! 間違えたにゃ! だけど、そういうことにゃ!」
「りょ!」
そんな感じで、麻黄さん家の竜王(ドラゴン☆ロード)くんを懲らしめるために、散歩に出かけるケダマちゃんなのでした。
プロットの流れは↓な感じです
1.目的説明
2.懲らしめる
3.終わり
これに選択肢を加えます。竜王(ドラゴン☆ロード)くんを懲らしめるためには、アイテム:ちゃおチュール がいることにします。
プロットの流れを↓に変えます
1.目的説明
2.0.ちゃおチュールを食べてパワーアップ/2.1.ちゃおチュールの袋をくわえて向かう
3.0,懲らしめられる/3.1.ちゃおチュールで足腰立たなくして猫パンチで一発→懲らしめる
4.0.バッドエンド/4.1.ハッピーエンド
流れとしては 1.目的説明 で選択肢から 2.0 か 2.1 へ飛びます
目的説明の最後に
目の前にちゃおチュールの袋がある。どうする?
ちゃおチュールを食べてパワーアップ>>2.0
ちゃおチュールの袋をくわえて向かう>>2.1
となります
あとは、番号をスレッドのに対応させれば完成です。
例を紹介します。
目的説明を1番目として
後はサイコロを振って数字を決めることにします。最初は必ず1から始まるので出目に1を足します
2.0.ちゃおチュールを食べてパワーアップ→5が出たので、5+1=6番目
2.1.ちゃおチュールの袋をくわえて向かう→また5が出たので振り直しで3で、3+1=4番目
3.0,懲らしめられる→4、4+1=5番目
3.1.ちゃおチュールで足腰立たなくして猫パンチで一発→懲らしめる→4→4→3→5→1、1+1=2番目
4.0.バッドエンド→6、6+1=7番目
4.1.ハッピーエンドは残った 2で2+1=3番目となります
これにしたがって、並べ替えると
1.目的説明
2.ちゃおチュールで足腰立たなくして猫パンチで一発→懲らしめる
3.ハッピーエンド
4.ちゃおチュールの袋をくわえて向かう
5.懲らしめられる
6.ちゃおチュールを食べてパワーアップ
7.バッドエンド
となります。
目的説明の最後の選択肢を
目の前にちゃおチュールの袋がある。どうする?
ちゃおチュールを食べてパワーアップ>>5
ちゃおチュールの袋をくわえて向かう>>3
に変更します
あとは、ちゃおチュールを食べてパワーアップ の最後に 懲らしめられる>>5 をかきこみ
ちゃおチュールの袋をくわえて向かう の最後に ちゃおチュールで足腰立たなくして猫パンチで一発→懲らしめる>>2 をかきこみ
懲らしめられる の最後に バッドエンド>>7 をかきこみ
ちゃおチュールで足腰立たなくして猫パンチで一発→懲らしめる の最後に ハッピーエンド>>3 をかきこみ
完成です
もちろん ちゃおチュールを食べてパワーアップ の後に 懲らしめられる と バッドエンド
ちゃおチュールの袋をくわえて向かう の後に ちゃおチュールで足腰立たなくして猫パンチで一発→懲らしめる と ハッピーエンド
を書いたほうが短くていいですが、そういう演出もあります。
なお、ケダマちゃんが、ちゃおチュールを食べてもパワーアップしません。美味しすぎて足腰立たなだけです。