二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 鋼の錬金術師〜約束の月光〜
- 日時: 2010/07/02 07:35
- 名前: 皇林 (ID: 8zRCentP)
- はじめまして、皇林と申します。今回初めて小説を書かせていただきます^^ 
 簡単なあいさつをさせていただきます。皇林、オウリンと申します。来年中1の小学校6年生です。鋼の原作は終わりましたが、こちらはこれから行きたいと思います。よろしくお願いいたします。
 ルールなどの決まりごとは必ずお守りくださいね。
 ①荒らし、真似、チェンメ、中傷などはやめてください
 ②オリキャラ有りです。この物語はオリキャラ目線で行くと思います
 ③原作沿いです。時々オリジナル入ると思います。更新スピードはなるべく早めに行きたいと思っています
 ④シリアス気味です。流血表現が出たりします。無理な方は、やめておいた方がいいかと…
 約束の月光。頑張って書いて行きたいと思っております。ダメダメ文章の塊ですが、よろしくお願い致しますね^^
 〜目次〜
 挨拶、ルール>>0
 中心となるオリキャラ紹介>>2
 プロローグ>>3
 〜第一章 邪教の町、リオール〜
 >>5 >>8 >>9 >>12 >>14 >>15 >>19 >>20 >>24
 〜短編〜
 〜支援中小説〜 ジャンルはバラバラですbb
 鋼の錬金術師〜生き残った少女〜 【香菜様】
 鋼の錬金術師〜気狂いの少女〜 【羽烏様】
 ______最後に君に笑顔を 【学園アリス】【レア様】
 鋼の錬金術師 時間 【魁菜】
 頑張ってください!!!!((まだまだ増えると思います♪)
- Re: 鋼の錬金術師 〜約束の月光〜 ( No.8 )
- 日時: 2010/06/22 21:22
- 名前: 皇林 (ID: slitpE5G)
- 店には50歳から60歳前半ぐらいのおじさんがいた。どうやら店の主人らしい。マリーは重い身体をひきずって、椅子に座りこんだ。鞄を地面に置くと、カウンターに顔をうずめた。主人が少し慌てた様子で言う。 
 「お譲ちゃん、どうしたんだい? 気分でも悪いのかい?」
 「あーいや……。大丈夫です……。それより、飲み物ください……。あと、なにか食べ物も……」
 「あいよ」
 マリーは顔を上げると、注文したものが出てくるのを待った。ぼんやりとしているのも何なので、ブーツの紐をしっかりと結び直し、髪についてしまった砂をはらった。そして、首からかけてある月色をした石を、両手で優しく包み込んだ。
 「あいよ。ジュースと、スナイモリを調理した物、だよ」
 「す、すなっ……!? あ、あの、別の物にしてくれませんか?」
 「あいよ」
 見た目は川魚に似ているが、そこからは手と足が生え、全身は墨のように黒い。そして身体全体の皮膚は水分が失われてしまっている。マリーは苦笑しながらそのスナイモリを見つめていた。
 しばらくすると、普通の物が出てきたので、マリーは心底安心した。
 「それじゃあ、いっただっきまー」
 ガシャンッ、という音が、マリーの食事の開始を切った。マリーは恨めしい気持ちで、音のした方を見た。店の主人がショックを受けたように口をあんぐりと開けている。そのそばには、青銅色の鎧。丈は2メートルはあるだろう。ペコペコと頭を下げているのを見ると、鎧が立った時に落としてしまい、壊してしまったのだろう。
 「お客さん! だいだいそんな恰好で歩いているから……」
 「まぁ待てって。すぐに“直す”からさ」
 金髪の髪を三つ編みにして、赤いコートを羽織っている少年が主人を止めた。その目は生意気そうだ。だが、何か決意がありそうな、強い強い目だ。マリーはその少年に見入っていた。どこかで見た事があるような気がしたからだ。
 マリーがそんな事を考えているうちに、鎧は壊れたラジオの周りに、チョークで複雑な模様を描き始めた。書き終えたのか、すっくりと立ちあがった。
 「あ……錬成陣……」
 マリーの呟きは聞こえなかったのか、鎧が声をあげた。その刹那、白い光が発生し、やがてその光が収まった後には、新品同様のラジオがあった。マリーは笑いながら軽く拍手する。
 「驚いた! あんた奇跡の術が使えるのかい!?」
 「「「奇跡の技ぁ?」」」
 少年と鎧と、そしてマリーの声が重なった。それに気がついたのか、少年と鎧がマリーの方を向く。マリーはあたふたとして、2人に向かってはにかんだ。
 少年は微笑みながらマリーに近づく。その後に鎧もだ。
 「あんた、さっきこいつが使ったの、何かわかるのか?」
 少年が鎧を叩きながらマリーに尋ねる。マリーはうなずき、答えた。
 「知ってるよ。錬金術でしょう? 物質を理解し、分解し、再構築する科学技術。さっきそこの鎧さんが描いたのは、錬成陣だよね」
 「おみごと」
 マリーは少年に向かって微笑んだ。その時、鎧が主人に言った。
 「この子の言うとおり、錬金術ですよ」
 「エルリック兄弟っていやぁ、結構名が通っていると思うんだけどねぇ」
 少年が自慢げに言う。マリーはその名を聞いて思い出した。手をポンッ、とうつ。そして大声で言った。
 「兄が国家錬金術師の……。そう……『鋼の錬金術師』エドワード・エルリックだっ!」
 稀羅菜様
 おや、初めまして^^鋼の錬金術師好きなんですか!同じですね^^
 マリー、可愛いですか?一応頑張っているんですが、中々不安なもので……。
 ありがとうございます。頑張ります。
 羽烏様
 描写……ありますかね。ゴタゴタしてて読みにくくないでしょうか?大丈夫ですかね?
 尊敬なんてしちゃだめですよ^^;やっぱり羽烏様も同じですよね^^*頑張りたい、ってなります。
 ごみクズ……いいえ、ゴキ○リよりも下です。こんな文財分けたら本当にくさっちゃいますよ……。
 いえいえ^^*羽烏様とのおしゃべり、楽しいですよ。
 頑張ります!いつもコメントありがとうございますね。
 
- Re: 鋼の錬金術師 〜約束の月光〜 ( No.9 )
- 日時: 2010/06/23 16:28
- 名前: 皇林 (ID: hQNiL0LO)
- 「おぉ〜!」 
 周りにいた客達が一斉に鎧の方につめよった。その鎧はあたふたしている。全員が鎧の方に詰め寄ったので、残されたのは少年とマリーだけとなった。
 「あれ? あの、皆さん? 『鋼の錬金術師』はこちらですよ?」
 マリーが少年の方を指さす。客達は一旦マリー達の方を向き、もう一度鎧を見た。鎧は申し訳なさそうにしながら、少年を指さしている。客達の中から声が上がった。
 「じゃああっちのちっこい方?」
 客の1人がそう言った瞬間、少年が暴れ出した。怒っているのか、青筋が立っている。マリーは苦笑しながらその光景を見ていた。そう、鋼の錬金術師、エドワード・エルリックとは、あの金髪の少年だ。
 誰が見ても、鋼に当てはまるのは鎧の方だと思うが。そしてエドワードが親指を己の方に向けながら言う。
 「オ・レ・が! 鋼の錬金術師、エドワード・エルリック!」
 「ボクは弟のアルフォンス・エルリックです」
 「オレが」を強調させながらエドワードが言い、ぺこぺこと頭を下げながらアルフォンスが言った。客達はエドワードの暴走に腰を抜かせながら、謝罪の一言を述べた。
 「あのさ、聞きたいんだけど、レト教って何? このラジオから流れてる辛気臭い言葉……何?」
 「あ、それオレも聞きたい」
 マリーが言うと、エドワードが小さく手を挙げながら言った。客達は驚いた様で、マリーとエドワードをかわるがわる見た。そして最後にアルフォンスを見る。
 「コーネロ様だよ。死するものには復活を、生ける者には永遠を、ってな」
 「「嘘くさぁ〜っ……」」
 マリーとエドワードの声が重なった。マリーはエドワードの方を見ると、エドワードもマリーの方を見ていた。ところで、と、アルフォンスがきりだした。
 「君、錬金術知ってたけど、錬金術師なの?」
 「うん、そうだよ! 一応国家錬金術師なんだけどなぁ〜……。聞いた事ない? 『月光の錬金術師』って」
 エドワードとアルフォンスは顔を見合わせ考えていたが、1人の客が叫んだ。
 「知っているぞ! その首の石を見たときから薄々思っていたんだ! 月光の錬金術師、マリー・ロゼルアッ!」
 客達から興奮の声が上がり、今度はマリーに客達がつめよった。
 マリーは客達から質問攻めにあっていながら、その頭はずっとレト教の事を考えていた。
 
 質問攻めが終わるとマリーは一伸びをして、地面に置いていた鞄を手に取った。緩んでいたブーツの紐を再び括り直し、カウンターの上にお金を置くと、エドワードとアルフォンスに手を振った。
 「それじゃあね。エドワードさん、アルフォンスさん」
 「あぁ。お互い国家錬金術師として頑張ろうぜ」
 「さようなら」
 マリーは微笑みながら立ち去ろうとした時、客の1人がマリーを呼びとめた。マリーは笑顔で振り返る。
 「あんた、暑くないのか? そんな服着て……」
 「……寒がりな物ですからっ!」
 マリーは微笑むと、広場の方に向かって歩いて行った。
- Re: 鋼の錬金術師 〜約束の月光〜 ( No.10 )
- 日時: 2010/06/23 16:38
- 名前: エド (ID: hQNiL0LO)
- はじめまして、エドです! 
 皇林さん、小説お上手ですね!!
 何よりマリーちゃんが可愛らしい!!
 頑張ってくださいね!!
- Re: 鋼の錬金術師 〜約束の月光〜 ( No.11 )
- 日時: 2010/06/23 18:42
- 名前: 香菜 (ID: ot2SupHm)
- こんにちは!皇林さん。 
 私の小説、見てくれましたよね?
 どうも有難うございます。
 小説、凄くお上手ですねっ!羨ましい限りです。
 続き、頑張ってください。
- Re: 鋼の錬金術師 〜約束の月光〜 ( No.12 )
- 日時: 2010/06/23 20:35
- 名前: 皇林 (ID: ucTV.0zG)
- 「わーっ! やってるやってる!」 
 マリーの目の前に現れたのは、白く大きな神殿。それを支える四つの柱は、とても高い。そして神殿を守るかのように、大きな杖を持った男の石造が柱にくっつくように配置されている。そしてその前の広場。そこに大勢の人が集まっていた。
 皆の視線の先には、コーネロ、という男がいる。 頭に髪はなく、頭上には光が生み出されている。そして黒い制服をまとっている。
 「あれがコーネロ……」
 マリーは呟いた。そんなマリーの前で、1人の少女がコーネロに鳥を渡した。ピクリとも動かない。息がないのだろう。だがコーネロはそれを微笑みながら受け取った。その刹那、赤い光が鳥を包んだ。そして、その鳥が羽ばたき、コーネロの肩にとまった。皆から拍手が起こった。
 マリーは鋭い目をしながらコーネロを見ていた。そして気がついた。コーネロの指に光る、赤い石。
 「……ビンゴかも……」
 いつもと違った瞳をマリーはしている。マリーは闘い時になると、性格が変わるのだ。そしてマリーの探し物。“賢者の石”
 錬金術の基本、等価交換の原則を無視する錬成が可能になる、幻とも言われている石だ。マリーがその石を探しているわけ。それはむなしく、とても悲しい物。
 『こんにちは。ロゼルア族の皆さん。早速ですけど、抵抗なしでお願いしますね』
 『お前がロゼルア族の能力を継ぐ者だ』
 「……さてと」
 嫌な思い出を振り払うようにマリーは呟くと、首からかけてある月色をした石を強く、強く握り締めた。
 「コーネロの所に行きますか!」
 エド様
 はじめまして、エド様。コメント誠にありがとうございます。
 上手ですか……。パソコンに頭をぶつけそうになりました;;
 マリーは可愛いですかね?一応可愛い方設定ですが;
 誠にありがとうございます。頑張ります!!
 
 香菜様
 こんばんは、香菜様。ハイ、拝見させてもらいました^^
 いえいえ、こちらこそありがとうございますね♪
 上手という言葉を見ると、もう興奮で熱出しちゃいそうになります;;
 ありがとうございます^^頑張ります

