二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 人柱アリス
- 日時: 2010/02/14 21:07
- 名前: チェシャ猫 (ID: vOrEmgsE)
あるところに小さな夢がありました
誰が見たのかわからないそれは小さな夢でした
小さな夢は思いました
このまま消えていくのは嫌だ、どうすれば人に僕を見てもらえるだろう
小さな夢は考えて考えて
そしてついに思いつきました
人間を自分の中に迷い込ませて世界を作らせればいいと…
有名な人柱アリスをパクらせていただきました
すいません…
出来れば小説版人柱アリスを楽しんでいただければ嬉しいです
- Re: 不思議の国のアリスたち ( No.13 )
- 日時: 2010/02/12 20:17
- 名前: チェシャ猫 (ID: vOrEmgsE)
だんっ!
大きな音が響き、急にメイコは倒れた。
??「……余計なことしやがって…御前は様なしだ…」
低く唸るような声音、チェシャが声の主を見ると、そこには真っ黒なうさみみが付いている人間…
チ「…御前か?クロウサギってのは…」
眉間に皺を寄せ聞く。クロウサギはメイコをチェシャの方に投げる
??「失神させただけだ…心配するな…俺か?俺は…そうだな…闇夜…とでも呼んでくれ、また何処かで合うと思うからね」
と言い、森の奥深くに消えて行った。
チ「…クソっ…こんな、呆気無く終わるのか?…なあ、メイコ…」
と言い、メイコを抱え牢の方に向かった
牢屋の少女Ⅱ
メ「…?ん?此処は…」
暗さになれない目を擦る。そして、辺りを見回した。
横にはコンクリートが有り、目の前には柵、上も下もコンクリートが張り巡らされている。懐には…何も無い。
チ「…起きたか?メイコ」
牢の外からチェシャの声が聞こえた。メイコは柵を掴みチェシャを見ながら聞く
メ「私は…」
チ「…御前は死刑囚だ…兵を殺し…そして、蚊弱い子供を殺した…」
悲しむ様な声音で言う。
チ「さてと…之を食べろ…何も入って無いから…」
コトンッ
とスープが入ってる皿を牢の中に入れる
チ「…じゃあな…もう、会わないだろう」
と言い、メイコが入っている牢に背を向け森の奥に入って行った。
闇「……はあ…やっぱ御前は様なしだったな…世界は作れないし、逆に人を殺す…」
メイコの後ろから声が聞こえた、此処は牢の中鍵を持っていない限り中に入る事は出来ないのだが…。
闇「御前、死刑囚って言われてるけど、あれ脅し。本当は永久に牢から出れない…なんていうんだっけな〜…まあ、良いか」
考えても解らない様子で言うとメイコの方に人差し指を差し出す
闇「さてと…御前にはどうお仕置きしようかな♪」
にこりとメイコに向かって微笑み人差し指を折り曲げる
メ「…っ!」
鋭い激痛がメイコを襲う。
闇「…早く、くたばれよ。要らない者は始末する…それが俺なんだから…」
ばたんっ
メイコは倒れる、死んだのか、気絶したのか…ピクリとも動かない。その姿ををみた闇夜は低い牢の中に立つ…と思いきや、一瞬にして、牢の外に出ていた
闇「…さよならだ…一番目アリス♪」
にこりと可愛らしい笑みを浮かべ、森の奥に歌いながら出て行く
「一番目アリスは勇ましく。剣を片手に不思議の国。いろんなものを切り捨てて。真っ赤な道を敷いていった。そんなアリスは森の奥。罪びとの様に閉じ込められて。森に出来た道以外に。彼女の生を知る術は無し」
闇夜の歩いた道は人を引きずった真っ赤な道
そして、メイコの牢の前にもその道が敷いてあった…
- Re: 不思議の国のアリスたち ( No.14 )
- 日時: 2010/02/12 20:48
- 名前: チェシャ猫 (ID: vOrEmgsE)
歌を歌う青年 Ⅰ
?「二番目アリスはおとなしく〜」
砂の道を進む、青年。楽しそうに歌を歌ってい居る。
どんっ
誰かぶつかったな…そう思い、後ろを向く。だが、誰も居ない
?「御免なさい…」
下で声がする。青年が下を向くと、シロ耳を付けた小さい子共が一人…
?「…君は?」
迷子なのかと思い子供の目線に合わせ笑顔で聞く
し「僕の名前は…白…お兄さんは?」
白灰の瞳を相手に向け聞いた。
カ「俺?俺はカイト。カイト・アリス」
アリスと言う言葉を聞いて白は瞳を見張る。
アリス…その名前は不吉な名前…それが、白の中に入っている情報
し「……お兄さんは消えないでね?」
何故か解らないが勝手に口が動く。カイトは心配そうな白の表情を見、笑顔で白の頭を撫で口を開いた
カ「そんな顔、しないで?白君。俺は消えないから…」
カイトは人懐っこい性格なのか、初対面でも優しく応じる。
し「…そういえば、お兄さんは何処から来たの?」
カイトはその言葉に考え込む。
カ「う〜ん…何処からか…歌を歌ってたらこんなところに来ちゃったんだよね…あと、黒い兎がこっちの方に行けって…」
アハハハと苦笑を浮かべる。白は『黒い兎』と言う言葉に引っ掛かった。
し「それって、僕みたいな人間の容姿をした、黒い耳に黒い尻尾?」
無意識に眉間に皺を寄せ聞く。すると、笑いを止め真剣な表情になり聞く
カ「君は…知ってるのかい?」
相手の手を握り聞く
- Re: 不思議の国のアリスたち ( No.15 )
- 日時: 2010/02/12 21:22
- 名前: チェシャ猫 (ID: vOrEmgsE)
し「痛っ…」
顔をしかめるとカイトはすぐに手を放した。
カ「ゴメン!!力入れちゃった…」
しゅん…と小さくなる、まるで子犬だ。
し「…黒兎…って僕は呼んでる…そいつは…まだ、解らないんだ…」
ゴメン…と俯き呟く
- Re::人柱アリス ( No.16 )
- 日時: 2010/02/14 21:06
- 名前: チェシャ猫 (ID: vOrEmgsE)
チ「よお!!白!…それと…御前さんはだれだ?」
言い方が古風…そう思うのは白だけだろうか…
カ「初めまして、カイトと言います」
ぺこりと頭を下げる。
チ「俺の名前はチェシャね…いや、チェシャだ」
冷や汗をかき言い直す。
し「チェシャ…ちょっと来て…」
チェシャの方を向き白は言う。
チ「あ!?…どうしてだ?」
不思議そうに聞くと白はチェシャの方に行き、腕をぐいっと引っ張る。
し「…チェシャにはちょっと話たい事が…お兄さんはそこで待ってて…」
カイトの方を向き真っ直ぐな瞳で言い、カイトの見えないところにチェシャと白は行ってしまった。
??「…ねえ、そこの君…」
急に後ろから声が聞こえた。さっきまで、誰も居なかったはずなのに…
??「そう言う風に君の声をもてあまさないでさ、歌おうよ、人前で…そして、世界を作ろうよ…」
にやっと声の主は笑う。そして、カイトの腕を力よく掴み立ち上がらせる
??「行こう…中央の街へ…」
カイトを引っ張りながら『その人』は言う。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
??「さあ、着いた。早く皆に君の歌を聞かせておやり」
とんっと噴水の方にカイトを押す。カイトは驚きもせずに歌い始める
カ「一番目アリスは勇ましく、剣を片手に不思議の国、色んなものを切り捨てて、真っ赤な道を敷いて行った、そんなアリスは森の奥、罪びとの様にとじこめられて、森に出来た道以外に彼女の生を知る術は無し…」
瞳を閉じ、歌っていると何処からか拍手が聞こえてくる。カイトが瞳を開けるとカイトの周りには人がたくさん集まっていた。
??「君はこの歌で世界を作っていけばいい…それだけで、良いんだよ…」
暗示を掛けるようにカイトに言い放つ。カイトは一瞬世界が反転した…かと思えばまた、元に戻る…。反転した世界では人は皆骸骨に見えた…
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
し「あれ?カイトが居ない…」
さっきまで、居た所を探す…が何処にもカイトらしい人物は見つけられない…
- Re: 人柱アリス ( No.17 )
- 日時: 2010/03/26 13:47
- 名前: 魔王 (ID: GMKAzVcQ)
お久しぶりです。
おぼえてるかな?
魔王です。
いやー゜。(*^▽^*)ゞいっぱい書いたんですね。
♪⌒ヽ(*゜O゜)ノ スゴイッ!!!
これから、「先輩」と呼ばせてください。
続き楽しみにしてますね。ヨ・ロ・シ・ク
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