二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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無限大の空に夢を描く【薄桜鬼】
日時: 2010/06/26 20:18
名前: 卍鄙城卍 ◆8TM.1EWlaA (ID: 5PvEL/lW)

やたらと影で盛り上がって居る者ですw
はい、初めまして鄙城ヒジロと言います。
薄桜鬼を見てハマったので書いてしまいました。

cast(オリキャラ)

新選組 
春頭 薙淺/ハルガシラ チサ
男/約25歳
千鶴の毎日監視(沖田達が面倒だったらしい為)役と土方から命じられた。本身は女だが幼少の頃から男童子として生きてきた為男と永久に居てもあがり症などにならない。一般的には沖田と居ることが多くとある新選組の中で噂が一時立ったが薙淺が嫌がったと同時にその時期永倉に絡まれた為今は噂が霧が晴れたように消えた。一般的に明るいと言わば明るいが千鶴や沖田、否、新選組全員が真っ青になるぐらい毒舌家。剣と居合の筋は天下を取る程
容姿:漆黒の闇の様に黒い長くのばした髪は一つ束に。碧く海より優しい蒼のつり上がった瞳。
詳細:幼少の頃から男と育てられた訳は本人いわく「俺は多分親父から強く精神共に強くなってもらいたいからだと俺は思う。千鶴ちゃんも俺にちょっと似ているな。」と笑う程。好物は浅漬けや握り飯。蟇を刀の鞘の中に入ってると泡吹く(殆ど平助による悪戯。
羅刹時
性格逆転。
沖田や土方、千鶴に手を出されたときはもう止まらない。刀の斬撃が止まらなくそのときには鬼は原型の掴めぬまま死を遂げる。
基本、コイツは鬼神の為本気じゃなくても死ぬ。
冷霊時
刀に霊魂を宿し、切り裂く。
冷徹になり、その場に居た物は境界へと誘われる位怖い。
鬼戦の時本領発揮。
鬼神時
基本、春頭家しか使えない技。
羅刹と冷霊を同時に使うものである。
因縁等宿すがその場合原作ゲームから離れる為あんまり使わない。
夜、月が見えない時が強い。
闇に消えることもできる。


凩羅紫 谺/コガラシ コダマ
男/約26歳
優しいがその裏腹に眼を付けた女には執念深く付いてくる。薙淺を一回襲ったが、沖田が邪魔した為沖田を嫌ってる。土方とは昔からの幼馴染みで新選組内では「アイツは絶対ホモだ。」と下の部下達、沖田達等そう思っている。新選組の伝達人。剣の使い手は天下一流。
容姿:偉大なる大地の様な茶色の髪は短く束ねてる。紫の仙台藤のような色のつり上がった瞳。
詳細:幼少の頃から陰陽師として生きていくつもりだったのだが父親に新選組に入れと強制的に。

臨条 炬鶯/リンジョウ キョウ
女/19歳
入隊志願者。腕は結構立つが家計上虐待、暴力等と暴力的な家計の中生きてきたため、他人とのかかわりは苦手の様子。腰にさしてある刀は錆び付きボロボロだが、斎藤曰く「臨条の刀は生きている。純血に従う様に」と本当のところ不明。結構我慢強く、抱え込むようなことが多く、悩みを打ち明けるのは平助か薙淺。
容姿:紅く深紅の様な長い髪。桃色の桜の様な開いた瞳。
詳細:本人曰く「強くなりたい。それだけの理由」と暴力家計の中心優しい為、弱い自分を強くしたいと思い入隊志願をした。一番組組員。

五月雨 雨水輝/サミダレ アミカ
女/19歳
炬鶯と同じく入隊志願者。華奢で現にいわゆるツンデレって奴。ドジ踏みっ放しで千鶴以下の生物。沖田を気になり、薙淺から引き離そうとしている←が、解っている為、無意味の存在。天然が取り柄。基本剣の腕駄目駄目斎藤や下級の剣士達と一本とれず←塚じゃあなぜww。
容姿:黒髪に銀眼。
詳細:詳しくは不明。

陰陽師
阿倍  紫/アベノ ユカリ
男/約19歳
新選組の陰陽師。冷静で動揺するとしたら千鶴と一緒に居る時で男女問わず微笑まれると照れて式神の小さな狐を胸に抱く。過去は鬼によって消されたが千影の面影ははっきりと覚えているらしい。丞と一緒に居ることが多い
容姿:燃え盛る様な赫い髪は短く切られている。若竹色の澄んだキリッと開いた瞳
詳細:先刻言ったが千影等によるお陰で一時は陸奥へ逃げようと思ったこともある。好物は新選組近くの甘見処。


白瀧 舞流/シラタキ マイナガ
男/推定26歳
風間家とは同盟で西の鬼である。
いつも薫と居て、周りからみると薫は姫でその護衛的なものだろう。春とは犬猿の中。千鶴に風間と同じく求婚する。不知火は本当に殺り合いしても結局は不知火何も怪我させずにこっちが圧勝してしまう。
容姿:茶髪黒眼
詳細:風間家とは親しい仲。人間と偽っている。

その他
夏谷 蒼摩/ナツタニ ソウマ
女/19歳
街中で浪士につるまれてる所助けられる。大人しく、ちょっと天然。屯所へしょっちゅう入ってくる(近藤さんとは仲がいいようだ。ごく一般的な女なのだが、とる怨みで男装をしている(理由は紫と似たようなもの。小さい時天霧とともにいたそうだが、ある日天霧が風間の方へ行くと言って風間に攻撃したが避けられ反撃を喰らい、そのまま自分以外の者は皆殺されてしまった。実際は死んでいるはずなのだが(風間に)、冷霊となって生きているらしい(春、本人は気付いてる。
容姿:茶色の髪は結われてる。薄紅色の瞳。
詳細:前風間に拘束され、身柄を囚われていた。

鬼神
穐山 水樹/アキヤマ ミズキ
男/25歳
春頭の幼馴染みであり同じ鬼神である。
一般的に即行抱き締めるのだがどうも土方に禁止されている(事情はあるのにね。
春頭家同盟家当主。
過去に一度春が死にかけた時、どうすることも出来なかった自分を後悔し、その為二度とそんなことはさせないように出来るだけ近くに居るようにしている為、冒頭にもあったが親戚というのは穐山の家の事である。
怒ると本当に羅刹なんじゃないかと思うほど怖い。
春に求婚するが本人から了承を貰っていない。
風間が千鶴を狙っていることは知っている。
容姿:蒼金色の髪に黄金色の瞳
詳細:一応新選組一番組に入っているとの事。


春之陣
憑之章 桜、狂乱咲き >>1
L千鶴と同じように父親を探しに江戸から歩いて来た。そこから新選組での人生。
壱. 俺が監視役!? >>2
L朝起き、沖田と春が身長等で喧嘩をしてた。
弐. 夜桜、二輪散る >>3
L池田屋に突入することになり、沖田は何か不安を抱いていた。
春もそんな沖田を見て不安が心に募る。
参. 春、弄ばれる。 >>4
L平助が大広間へ戻ってきたら土方が何かをしていた。
と思ったら春が猫耳や尻尾を生やしていた。
四. 春、花見と共に居酒屋へ行く >>5
L女装して行けと土方からの命令。
従って店にて千鶴に最初の命令についての過去の話。
五. 愛しいのに。。。何で?  >>8
L春が労咳に苦しんでいる沖田を知らず、夜、自分の隠していた事を・・・?
六. 冬之休日_初雪編_ >>9
L雪まつりを見る為屯所から出、そしていきなり沖田に抱きしめられ・・・!?
七. 覚めない君。 沖田side >>11
Lいきなり消え、いきなり試験始めると言われる春だが・・・・?
八. 試練開始。 >>12
Lいきなりの第一関門。そしてその中には・・・!?
九.   幻影  >>14
L次の試験を参加した。
そして、沖田は春の妹に疑問を抱き、桜に言った。
そしたら・・・!?
壱拾. 入隊志願者試験 >>17
L入隊者を呼びに弥生堂前で待ち、屯所に戻り、夜、沖田は・・・・!?
壱拾壱. 自分だけの人生 >>21
L珍しく穐山が屯所に顔を出した。巡察中浪士を斬る春だが、負傷し、夜、不知火が・・・・?
壱拾弐. 鬼と鬼神の関わり。 >>
L小さい頃、春と穐山は仲良く屋敷に居た。
 が、ある日“鬼”が奇襲してきて・・・!?
壱拾参

十六夜之陣 (短編、薙淺受or攻)
土方 歳三
鬼ごっこ、結局、捕獲・・・ギャグでも一応土方攻
L巡察中に甘味処によってそれは平助もなのに薙淺だけ説教されてる。それで耐えれなかった薙淺は・・・!?
L・・・>>6項目

襲っていいですか・・・土方受
L屯所春と土方さんだけ。
朝飯で食材は切れてしまい買っていって用が在ると春は・・・
L・・・>>18項目

血が交えて・・・土方攻
L最近頼ってない春に対し土方は・・・!?
L・・・>>20項目

藤堂 平助

沖田 総司
触れて居たい・・・沖田攻
L突如消えた薙淺。そのせいで沖田は・・・!?切ないです。
L・・・>>10項目
斎藤  一
生き残って・・・それが最期の願いだ・・・斉藤攻
L随想録、巡想録等の闘いを終え、ある日会津で倒れた春。
そして、沖田の死の様に独り笑って死にたくない。
その思いを言う春に斉藤は・・・・
L・・・>>19項目

原田 左之助

永倉 新八

風間 千影
鬼神×鬼・・・風間受
Lいきなり押し倒された風間。薙淺は意味深げな笑みをこぼす蔵のなか。薙淺攻。
  L・・・>>13項目

満月之章 (番外長篇)
土方 歳三

沖田 総司

藤堂 平助

原田 左之助

風間 千影

天霧 九寿

不知火 匡

学パロ   薄桜学園
壱時限目   自習。
L遅刻をした沖田と薙淺。土方先生に怒られたが薙淺は休み時間生徒指導室へ!?
L・・・>>7項目

修学旅行
    in平泉
part1
L土方先生の一言で岩手に行くことになった新選組。
そこで訳のわからない事が起こった。
風間しゃんが薙淺にセクハラwwwww
                        L・・・>>15項目
part2
L寝付こうとした時、土方先生、春頭以外の全員が技をかけたり組体操したりと酷いことが★
ある意味恐ろしいよ。土方先生。
                                         L・・・・>>16項目


更新履歴
*参、保留作品完成。
*短篇小説を計画作成決定。

お知らせ   5月30日
*鄙城は鈍痛等は大丈夫な癖に風邪等病気にかかる事が多く、現在風邪をひいている為うpは遅いようです。

題名変えましたww
柏手って何か・・・ねぇ←

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Re: 柏手に弧を描く【薄桜鬼】 ( No.4 )
日時: 2010/06/01 17:05
名前: 卍鄙城卍 ◆8TM.1EWlaA (ID: 5PvEL/lW)

春之陣
  参.  春、弄ばれる。
「あ、なにやってるんだ?」
と今日は何もやることがない新選組大広間

平助が広間にて何かやっている土方を見て声をかける。
「単刀直入に遊んでいる。薙淺を使ってな。」
「あ、えぇ!?」
と平助が見た薙淺は猫。。。耳を生やしてた

尻尾もあって。
「うぅ・・・」
羞恥で薙淺は頬を紅潮させるがそれは男達には煽ってるものだ。
「え、だっ誰がこんなことを!!」
「平助だろ朝いてたろ。」

時は遡り朝の大広間
「そういえばこの新選組にも動物欲しいよなー」
「珍しいね。どうしてそう云うのさ。平助」
「否。動物って可愛いし何かいたら癒されるじゃん。例えば・・・猫。」

その一言で土方が

「分かった。猫を用意する。」
といい、驚愕した全員は塩焼きした魚の骨が喉に突き刺さったらしい。

「だからって・・・春使わなくたってだろ!!」
「否、追加で「雌猫」って言ったの誰だ?」
と土方は相変わらず無愛想な顔で言う。

「。。。じゃあ言い出した俺が使う」
と平助は薙淺を抱えた。
「ちょっ・・・平助!!」
「ん?」
「おっ降ろしてよ!!」
「いーやーだ。」
「・・・」
諦めたのかもう何も言わなくなった

「じゃあたっぷり撫でていい?」
「・・・・勝手にどうぞ。。」
と撫でまわされた。
嫌だった。
で、耳に息吹きかけられた時は甲高い声を上げた。
(可愛い。)
「へ・・・すけもうやめてよ。。」
と身体を揺さぶりながら擦り付くように嘆く
「ちょ・・・もし嫌だ。って言ったら?」
「殺す。」
「煽ってるのわかってる?」
「知りませんがな。」

と薬の効果が解けたのは夕食後だ。

「あがったよ。」
「わっ・・・な、何で髪・・・」
「あれ・・・?もしかして髪降ろしてるのみて色気付いたと思って顔赤いのかな?」
からかう様に笑う。
「だって・・・見慣れないんだもん。。。」
「ちょっ・・・もんとか。。」
と沖田が寄ってきて微かに石鹸の香りがする。

「可愛いから。」
と口づけを深く深く。
「そ・・・じ」
「下の名前で呼ぶなんてそんなに人肌恋しいの?可愛いよ。」
「や・・・総司も下の名前で呼んでよ。」
「薙淺。」
と夏で夕涼みに冷たい風が二人を包む。
「じゃあお風呂入ってくる。」
「あ、俺ももう一回入って来よう。」
と二人してはいることに。
「こうしてはいるの何年振りかな?」
「先週入った。」
「薙淺はあの時躊躇ってたの可愛かったな。」
「いっ今だって躊躇ってる・・・」
「はは・・・でもさ、髪切ったよね。」
「あぁ・・・少しでも男に近づく為に。。。まぁ、、、総司位が良かったかな。と思ったんだけど少し長くしたんだよ。」
「うん。あの時より可愛い。しかもさ、春の匂い良い匂いだよね。」
「変態・・・」
「でもね。。。いくら男だって俺好きなんだよ。」
「・・・」
「だから・・・守れなくってごめん。守ろうとしたんだけど・・・アイツに。。。」
と薙淺の傷をゆっくりとしなやかな掌で撫でる。
「いいよ。総司と千鶴を守れたのなら。」
「そっか、、、何かさあそこに大きな人影と小さなが在るんだよね。左之さんと永倉さんと平助と土方さんかな?」

「全く・・・貴様ら女・・・薙淺の裸体を見るとはどういうことだ!!」
「「土方さんだって見てただろ」」
とその夜はこっそりと千鶴と沖田と薙淺は土方の怒声を子守唄にするように眠りに着いた。

春之陣
 四.   春、花見と共に居酒屋に に続く

そろそろ短篇を始める予定
中心は土方さんと沖田さん

Re: 柏手に弧を描く【薄桜鬼】 ( No.5 )
日時: 2010/06/08 16:59
名前: 卍鄙城卍 ◆8TM.1EWlaA (ID: 5PvEL/lW)

春之陣
  四. 春、花見と共に居酒屋へ行く

「いきなりだが、新たに入る事になった、阿倍 紫と、としの幼馴染み、凩羅紫 谺だ。皆宜しくしてやってくれ。」
と近藤さんが皆を講堂に呼び、それを伝えたかったのだろう。そのあと千鶴はいきなり谺に口説かれていた。
「ねぇ、君さ、名前は?」
「えっえと・・・雪村 千鶴です。」
「千鶴ちゃんかぁ・・・ちょっとさココの他の場所教えてくれないかな?」
「えっ・・・はっh「ちーちゃん。」あ、春さん」
ちーちゃん、こうしてあだ名を呼ぶのはこうしている時だけで唯一元女の剣士(現在男)、春頭 薙淺が過ぎった。
「ちーちゃん。あのさ、そんなひーさんの何だっけパシリじゃないや訳わからない人はどうでもいいけどさ、阿倍君何か怯えてるんだよね。だからさ、阿倍君を優先するべきだよ。そう思うだろ?沖田。」
「うん。僕も同意するよ。」
と沖田 総司が薙淺の方に歩きながら答える
「は、はぁ・・・」
「じゃあさ、ほら。」
と手を差し伸べ阿倍の方へ行こうとするが、
「おいおいそれはないだろ。」
「「おっさんは土方さんに教えてもらえばいいでしょ。少女たらしが。」」

「阿倍・・・さん。よかったらココの場所教えてあげましょうか?」
「え、あ・・・いいのかな?」
「はい。」
と阿倍と千鶴は教えに行った


夜、大広間にて土方が阿倍や沖田達を呼びだした。
「折角新しいのが来たんだ。花見しながら酒を飲むぞ。たまにはこういうのもいいだろう?」
と行くことに
「ただし、薙淺。。。御前は今日だけ女として行け。」
「っざけんなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!」
絶叫を上げた。

「うぅっ・・・」
「可愛いよ。」
と胸元を少し開け碧いアゲハ蝶が描かれた着物というより浴衣に近いのを着て髪は何時も結ってるところより少し高く髪の上の一部を御団子にし、残りはそのまま何もせず結った服装に土方、沖田は欲情してしまう。
「まぁ薬も丁度切れたが明日からまた薬が来る。今日一夜、自分の身体を確認し、揺らがせてみろ。そして身体を誘ってみたりすればいいだろ。特に俺を・・・」
と最後は小声で聞き取れなかったがまぁいいかと薙淺は土方の隣に

「桜綺麗・・・」
「千鶴もそう思う?」
「あ、春さん。」
夜、満月で活気のある京都のとある居酒屋で土方達とは違う隣の部屋で夕涼みしていた千鶴の隣にひょっこりと薙淺が出る。
「そういえば千鶴はさ、裏を通ってもっときれいに見える場所知ってる?」
「えっ?」
「ほら。コッチに来なよ。」
と立場は逆転し、薙淺が千鶴を抱くように千鶴の肩を胸元に寄せギリギリおちるか落ちないかぐらいの所までつめた
「えっはっ春さん・・・」
「ほら。。。綺麗でしょ。ここの桜は咲くのが早いし長く咲くから、、、暑いのにまだ満開」
「あ、ありがとうございます・・・」
「私も正直驚いてるんだよ。土方さんがさじっとしていろってこれがさ、私に初めて命令つけたのがさ、千鶴ちゃんの体制なんだよ。」
「へ・・・」
「あ、ごめんごめん。。。やりすぎた?」
「いいえ・・・その・・・嬉しかったです。」
「そっか。じゃあさ、戻ろう。」

「千鶴ー!春ー!早く来いよー!」
と酒で酔ってるせいか顔を薄らと紅潮させ平助が襖をあけて呼んだ。
と二人は行った。
「酒じゃんか・・・糞。」
生菓子と御膳の汁物を食べて目の前にある酒と杯を凝視しつつもため息交じりで言う。
「春さん、二十歳過ぎていますよね。なのに何で飲まないんですか?」
「否。。。ちょっと。」
「酒には強いんだよ。春。でもね、後が可愛らしくて、襲っちゃってそれを見てた平助が春に言ってそれ以来飲まないんだよ。」
「特に土方さんと沖田の酒癖も酷いけど。。。」
と背後から話に交じってきた沖田を殴ろうと右手を振りあげようとしたが軽々と受け止めている沖田。
「あ、、あの、」
「どうしたんですか?阿倍さん」
「さっきから土方さんと藤堂さんの姿が見えないのですが・・・」
「・・・アレか。。。」
と薙淺が呆れる。
斎藤も分かっている。
アレとは
土方と其処の通路で説教等をしているのだろう。
先程から怒声が耳を貫いている。

「薙淺。行って来なよ。」
「いきなり下の名で呼ぶな。」
「はいはい・・・春、土方さん吹っ切れると男女問わず襲うから。いって来て平助を戻してきなよ。」
と指差す方を向くと・・・

行きたくないという拒絶が自分の勘が身体をこわばらせる。。。

「ひっ土方さん!!」
「はっ春!!」
と押し倒されている平助。
やっぱ沖田の予知は合っていた。
「ったく・・・土方さん。早くどいてあげてくださいよ。」
「五月蝿い!!」
と刀持って振り回して手で受け止めて平助引っ張ってアッチに戻して今この空間には土方と薙淺だけだ。
「ん・・・薙淺か。」
「否、「薙淺か」じゃないっ・・・し。」
と途中途中謝罪の言葉を並べつつみねうちではなく本当に斬ってきた為勿論人間だから血は出る。が、止め処なく滴って碧い振袖は紅く薄く変わり始めている。

生憎包帯が見当たらなく手を舐められる羽目。
「・・・っぁ」
「すまん。。痛かったか・・・?」
「否。。。そういうんじゃっなくって、、、くすぐったい。」
と身動ぎながらも答える
「そうか。。もう血は出てない。戻ったら包帯を巻け。」
「はい・・・」

と戻って風呂に浸る
「はぁ・・・」
と大きな今日で何回目の溜息だろうか。
(何で振り回してたんだろ。。。土方さん。)
と心内ごちゃごちゃでそれが気に食わないのかワーワー煩くなんかあれで。

そうしてたら
    鬼の副長御降臨。
「あ・・・・土方さん。」
「何だ。薙淺か。」
「だから何ですか。」
とちょっと強めに言った。
「否。。。本当に可愛らしいな。何時理性が吹っ切れるか。。。」
「吹っ切れたのはつい帰ってくる寸前でしょう。」
「ははっそうだったな。でも今擦れ擦れだ」
「はぁっ!?」

ギリギリ逆上せそうだった薙淺はすぐ、あがった。
「ふっ・・・あの時は違う。沖田の事だ。。薙淺を使ってくると思った。そこでアイツを呼びだして・・・でも本気で酔ってたからな。。。」

「おや、随分はやくあがったね。人肌恋しかった?」
「ちがっ!!」
と言いかけたと同時に氷菓子を口に入れられた。
「この氷菓子美味しいでしょ?もっと欲しかったら僕を誘ってよ?」
「いい。でも美味しい。。。」
「ちぇ・・・じゃあいっしょに寝ようよ。こっちにおいで?沢山可愛がって僕だけのものにしてあげるよ。」
「っっっ・・・」
「可愛がってあげないよ?」
「それだけ・・・嫌だ。」
「だよね・・・・君は母親の愛情も受けていない。。。僕で・・・僕の愛情は君の母親以上のものだよ。」
「・・・甘えてもいいの。。。?」
「うん。さぁ、胸に飛び込んできなよ。お兄ちゃんって言ってもいいよ。」
「・・・お兄ちゃん。。」
「可愛い。もう寝よう?薙淺さ、もしかして、一緒に寝るの・・・嫌?」
「ううんっ・・・温もりに慣れないだけ。」

この日の夜は俺にとって

 沖田の温もり、
     久々の暖かさが俺の身を包んだ。

春之陣
  五. 愛しいのに。。。何で。 に続く

Re: 柏手に弧を描く【薄桜鬼】 ( No.6 )
日時: 2010/06/04 19:43
名前: 卍鄙城卍 ◆8TM.1EWlaA (ID: 5PvEL/lW)

十六夜之陣
       土方 歳三
鬼ごっこ、結局、捕獲。

「全く!!手前と言ったら!!」
現在ひーs・・・土方さんに説教されています。

事は昼。
巡察で平助と出ていて甘味処を寄って、他の氷菓子など付き合わされたのに何故かいつの間にか
平助疾走。
で現在俺独り説教に正座で耐えている。
「だから土方さんは!平助に菓子を買ってこいって言ったのが元でしょーが!!」

———ピクッ
あ、やばいな。鋭い眼がもっときつくなったぞ。

よし、俺も永遠の暇をって駄目だ。
失踪。。。だな。
「っと」
と正座してたため足に痺れを感じる。
「では、」
と副長室から逃げる。
「って待て!!!!」
「待てと言って待つ馬鹿は居ますかー!?」
と走りながら言う。
塚、土方さん遅。

え、何か物音が前方からっ?
「見つけた・・・よし、斬る。」
「えぇっ!?」
と元来た道を逆走。
「春、何やってるの。」
「否、土方さんから逃げてんだよ。」
「だったらちょっとコッチにきなよ。」
と沖田も走って
沖田の自室へ。
「危な。。。」
「本当に春は危なっかしいんだから。」
と笑い合う。

沖田とは結構の間居るし。。。幼馴染みまでとはいかないよね。、

「何処に行きやがったアイツ!!」
現在土方さん自室に戻ってきた。
「土方さん。。。元は俺です。」
と渋々と襖をあけ、平助が後に永倉と原田の視線を浴びながら言いつつ入ってきた。

「ねぇ、薙淺。」
「あ?」

「もし、鬼だとしても一緒に居てくれるよね。」

「はっ?」
どういう意味だよ。
訳わかんない。
沖田が鬼・・・?羅刹じゃ・・・
「蟇だろうが僕は、
      薙淺の事を愛してるから。」
「・・・ひきだけは勘弁。狐だろうが鼠だろうがコッチだって同じですけど。」

と廊下に出て、土方さんの所に行こうとするが・・・本当に行きたくない。

「ひ、土方さん・・・」
「やっと来たか。待ち草臥れてたぞ。」
「えっとですね・・・」
と謝ろうとした瞬時押し倒され、8の字に縄を縛られた。
「っ!!!?」
「罰だ。」
「はぁっ!?」
口角をクイッと土方さんの親指で上げられまじまじと見られる。

あ、糞。今蹴れれば・・・でも死刑だよな。

「ったく何犯されると勘違いしてるんだよ。馬鹿。」
「じゃあ何すると。」

と瞬時口付けを食らった。
何故か。
塚、BL?
薬の効果切れてないし切れるとしたら入浴前の夜だ。
「ん・・・」
とやっと終わった。
「っなななななな何するんですか!!」
「顔が紅潮してるぞ。煽ってるのか?」
とからかうように笑う。
その顔に自分は弱い。
「何故って一応罰だしな。」


結局罰で終わらせやがったよ。鬼。


「ごちそうさまでした。」
と千鶴や平助達より早く夕飯を食べ、自室へ。
「え、あ、春・・さん?」
「千鶴ちゃん。春はちょっと君が出かけてる間にプチ事件あってね。その影響で多分。」
「は、はぁ。」

(さて、僕も行くか)
「春。」
「・・・」
「寝てる?ってか問答無用で入るけど。」
と薙淺の部屋へ
「寝てる。。。可愛いな。何時も隣同士手で寝てたっけ・・・懐かしいな。丁度風呂も入ってる。。。起こすのは可哀想だな。」

「・・・沖田ァ。」
「へ!?起きてたの!?」
「いいじゃんか。。。」
と髪は降ろされており、本当に「女」だったんだと思うと欲情してしまう沖田。
(限界・・・何ですけど。)
「一緒に寝ようよ。」
「・・・襲わないなら。快く。」
「何この恥ずかしがり屋さん。すっごく可愛いんですけど」

翌日しっかり面合わせて両者謝った。

それ以来平助は甘味処に行かなくなった。

end.

あとがき
やぁぁ・・・見て恥ずかしい。

土方さんと言うより沖田さんに近かった気がするww
後番外長編、学園物にしようかと思うww
では
グッバイチャw

Re: 柏手に弧を描く【薄桜鬼】 ( No.7 )
日時: 2010/06/22 21:32
名前: 卍鄙城卍 ◆8TM.1EWlaA (ID: 5PvEL/lW)

注意
学パロww
土方さん、山南さん、千影が教師wwwwwww後みなさん生徒^q^
キャラなんてぶっ壊す為にあるんじゃないのww
的に吹きかたが酷いww
他アニメ異様にパロっている感じがw。

番外長編   
    薄桜学園 1時限目
「うわ!遅刻だ!!」
と通学路を自転車を使い滑走する2年A組、春頭 薙淺は朝と言えば朝なのだが同じクラスの藤堂 平助に学校の授業の教科書を入れた鞄にカエルを入れられ失神してしまい遅刻と。
「平助・・・ぶっ殺してやる。」
「おはよう。」
と背後から幼馴染み沖田 総司は自転車をこぎながら声をかけた
「沖田、取りあえず急ぐべし。」
と学校の校門が見え駐輪場に置き、校内にはいれた。

「「遅れてすみません!!」」
「遅ぇ。総司、廊下に立ってろ。春頭は、生徒指導室に後で一時限目終わったら来い。」
(へぇ・・・やっぱり土方先生でも春が元は「女」と思うと欲情したり・・・?)
とか思いつつ廊下に立つ

一時限目 自習。 担当:土方 歳三
「うわ・・・うざww何この問題www」
「おい、何か言ったか。平助。」
「いえなんでもありません。。。」
「せ、先生・・・」
「どうした、春頭」
「わ、解りません」
「手前・・・襲われたいか。」
「BL・・・・」
「はっ一君!!?」
とBLと呟いた一に突っ込む平助

一時限目 なんやかんだで終了
「・・・逝きたくねぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!」
「逝ってくるしかないっしょ。」
「沖田ァァァァァァァ・・・・」
「ワォ、何その勿体ぶるな的な」
「だって・・・だって・・・」
『おい、いい加減に来やがれ、春頭 薙淺。』
「・・・んの糞担任めぇぇぇぇぇぇ!!!!!」
生徒指導室
「で、誰だ?さっき俺の事糞担任って言った奴」
「貴方の目の前の人間ですが何か。」
「・・・うぜぇ。」
「よかったですね。」
「・・・あぁうぜぇ。もういい。教室に戻れ」
「www」
「笑うな!!!」
「ラジャー」





次回
薄桜学園        二時限目に続く

Re: 柏手に弧を描く【薄桜鬼】 ( No.8 )
日時: 2010/06/08 18:39
名前: 卍鄙城卍 ◆8TM.1EWlaA (ID: 5PvEL/lW)

春之陣
五    愛しいのに・・・何で?
「最近どうしたんですか?」
「・・・は?」
「あの・・・最近、沖田さんを見ないばかりに何か春さん・・・」
「はははは・・・」
と巡察中歩いて春頭と千鶴と井上という土方にしては珍しい選択で巡察させたものだと出る前に平助は笑いながらそう言っていた。

そんな中千鶴が何故沖田の話を出したのだろうか?

事は

沖田が労咳だと千鶴が沖田本人から知らされた日からだ。

「沖田って昔から自分独り抱えるからな・・・千鶴ちゃん知ってたり・・・しないよなぁ・・・」
と路地をチラチラと見、次の路地を見た時、

足は止まった。
それは欲求不満の浪士に多分団子屋とかの看板娘だろう、つるまれてる。
「おい、嬢ちゃんちょっとばかり俺等と付き合ってくれねぇかなぁ?」
と鼻息を荒くし、そう言いつつ追いつめる。
「・・・千鶴ちゃん。それと井上さん、ちょっとまっててくれませんかね。」
「は、はい。。。」
「分かった。」
と一人新選組一番組副組長が路地へ。
「きゃっ・・・」
「何やってるんだ。」
「っその服装・・・新選組か!!」
「だったらなんなのさ。」
「た、助けてください!」
「ちょっと離れて。か弱い女の子が血ぬられるのはこっちとして困るし。」
と看板娘離れた。
「じゃあ行くよ!!」
と斬る。
本気だから多分死ぬだろ。
と3人組中一人を潰した。
「が・・は。。。」
「背後ががら空きだぜ?」
と一人の浪士が剣を振りかざす。
「!!・・・ひっかかったね。」
と利き手の右手で前方の浪士を斬り、背後の浪士の刀をキンッと金属音を立て、
浪士は驚いた。

_約2年前、『双剣士』が新選組に入ったと。そして、その名が・・・
         春頭 薙淺_
「どうした?手が止まってるよ。」
と斬る。

「で、君、大丈夫?」
「は、はい!!」
「そっか・・・見苦しいの、見ちゃったね。。。君の働いている店確か・・・【弥生】だっけ?其処に何時も俺と他の連れ来てるんだけど、、、今度食べに行くよ。」
と鞘に刀を閉まって、看板娘へ手を振った。
「・・・お兄ちゃん。。。」
と看板娘は小さく小声で今にも消えかかりそうな声で薙淺を呼んだ。

「にしても、、、あの子似てるな・・・」
「えっ?」
「俺の妹・・・神苑に。」
「そうなんですか。」
「まぁ、もう死んだんだよ。」
と色々愚痴を零しながら戻ってきた。

「沖田。」
「何?」
「何かさ・・・・隠してない?」
「っ!?・・・何で?」
「その・・・何か最近元気ない気がして・・・何もないならいいんだ。」
「・・・鋭いなぁ。千鶴ちゃんに言われた?」
「ううん。。。」
「・・・労咳。この僕がね・・・只の風邪だと思ったのに。」
「・・・」
「泣かないでよ。。。」
「泣いてねぇよ。」
(沖田side)
ほらそんな泣きそうな顔で僕を見つめる。

「泣き虫。」
「は・・・?」
どうせなら。。。
どうせなら、
       泣いてよ。。。
「薙淺。。。もし、もしさ、僕が死んでも。。。耐えてよね。」

(薙淺side)
「意味分かんないし・・・」
と笑う。
塚、笑うしかできない。
訳わからない事を言う沖田に

泣くことのできない自分を嘲笑う。
「じゃあ・・・お休み。」
ふれあうだけの口付け。
それをしている間の時間が何時間にも感じた。

翌日の深夜。
伊東さんを殺すことになったらしい。
今まで患者として居た斎藤から色々知らされて何も言えない。
そして、局長の暗殺と言うのも聞いた。

自分は動くことなくどうやら千鶴や丞の代わりに看病する事になった。
「そういえばこうして動くことなく僕と居るのって・・・初めての殴りこみの時だよね。」
「あーそういえばそうだな。」
と昔を懐かしむように明るく沖田の部屋を照らすように満月が見える。
屯所を最初は守るだけだったな。
沖田も最初俺と同じぐらいにバテて。
「ねぇ薙淺。」
「あ?」
「言っちゃ悪いか悪くないか解らないけれど・・・」
「だから何だって。」
「変若水を飲んで・・・羅刹に・・・?」
「っ!?何で・・何故そのことを!」
「寝てる時さ、薄らと白く髪が光ってたし。。。」
「違うよ。。。違う!!」
と瞬時眼が紅くなり、白く髪が染まった。
「どうやら・・・駄目だったかな。」
「いいよ・・・この事、土方さんしか知らないし。。」
「!!今迄どうやって。。。」
「なんとかしてたさ・・・それに俺は
  生まれた時から人間じゃない。羅刹として生まれた。」
「そっか。。。でも、どうして血を欲しがらないのかい?」
「それは。。。」
「貴方は血を欲さないからです。」
「!!誰だ!!」
「以前、沖田 総司さんに助けてもらった者ですそのお礼の品を・・・」
と小さな瓶に紅い液体が入っている。

何故こんな・・・“変若水”を持ってるんだ。
「・・・本当に君と千鶴ちゃんは似ているよ・・・君も鬼なのかい?」
「・・・と思うのが正しいでしょう。でも、もし、そのお隣の羅刹様が、、、羅刹として死んでおり、死神だとしたら?」
「死神何ぞ西洋のバケモノだ!!」
と沖田は頭の方に置いていた刀を鞘から出し、薫へ斬りかかった。
が、いきなり消え、廊下に居た。
「流石に力の差が在り過ぎます。また・・・いずれ。」
と影に消えた。。。

「・・・」
「・・・沈黙に耐えられないよ。ねぇ、春、、アイツの言ったこと・・・」
「・・・」
「・・・ねぇ聞いてるの?」
「聞いてる・・・っ。」
「死神は西洋のアレだよ。。春が落ち込まなくたっていいんだよ。」
「・・・沖田ぁ。。。」
と俯いていた顔を沖田の親指で口角を上げられ、
正直の所、沖田の方がもう動揺して堪らない。

もし、彼女が死神だとしたら
僕は、魂を刈られるのだろうか?

羅刹として血を吸い取られるか、

逆に疲れて血を吸わせ、僕自身も羅刹に近付けられるか・・・

その日が来ないことを願って、

否、そんなことはさせない。
   自分があの時春に会った時からだ。

「ねぇ、もし、血に欲したら・・・僕の血だけ飲んでよ。」
「・・・駄目だ。沖田まで、、、羅刹になる必要何て無・・・」
それから先は口付けをして黙らせた。

静寂が二人を包む。
切り裂こうともしたら容赦ない斬撃が襲いかかるから。

「じゃあ・・・さ、沖田が俺を避けていた理由って。。。」
「死病にかかった僕を見て欲しくないから。」
「・・・バカ。」
とそうして夜が明けた。。。



春之陣
  六.   冬之休日_初雪編_ に続く


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