二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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無限大の空に夢を描く【薄桜鬼】
日時: 2010/06/26 20:18
名前: 卍鄙城卍 ◆8TM.1EWlaA (ID: 5PvEL/lW)

やたらと影で盛り上がって居る者ですw
はい、初めまして鄙城ヒジロと言います。
薄桜鬼を見てハマったので書いてしまいました。

cast(オリキャラ)

新選組 
春頭 薙淺/ハルガシラ チサ
男/約25歳
千鶴の毎日監視(沖田達が面倒だったらしい為)役と土方から命じられた。本身は女だが幼少の頃から男童子として生きてきた為男と永久に居てもあがり症などにならない。一般的には沖田と居ることが多くとある新選組の中で噂が一時立ったが薙淺が嫌がったと同時にその時期永倉に絡まれた為今は噂が霧が晴れたように消えた。一般的に明るいと言わば明るいが千鶴や沖田、否、新選組全員が真っ青になるぐらい毒舌家。剣と居合の筋は天下を取る程
容姿:漆黒の闇の様に黒い長くのばした髪は一つ束に。碧く海より優しい蒼のつり上がった瞳。
詳細:幼少の頃から男と育てられた訳は本人いわく「俺は多分親父から強く精神共に強くなってもらいたいからだと俺は思う。千鶴ちゃんも俺にちょっと似ているな。」と笑う程。好物は浅漬けや握り飯。蟇を刀の鞘の中に入ってると泡吹く(殆ど平助による悪戯。
羅刹時
性格逆転。
沖田や土方、千鶴に手を出されたときはもう止まらない。刀の斬撃が止まらなくそのときには鬼は原型の掴めぬまま死を遂げる。
基本、コイツは鬼神の為本気じゃなくても死ぬ。
冷霊時
刀に霊魂を宿し、切り裂く。
冷徹になり、その場に居た物は境界へと誘われる位怖い。
鬼戦の時本領発揮。
鬼神時
基本、春頭家しか使えない技。
羅刹と冷霊を同時に使うものである。
因縁等宿すがその場合原作ゲームから離れる為あんまり使わない。
夜、月が見えない時が強い。
闇に消えることもできる。


凩羅紫 谺/コガラシ コダマ
男/約26歳
優しいがその裏腹に眼を付けた女には執念深く付いてくる。薙淺を一回襲ったが、沖田が邪魔した為沖田を嫌ってる。土方とは昔からの幼馴染みで新選組内では「アイツは絶対ホモだ。」と下の部下達、沖田達等そう思っている。新選組の伝達人。剣の使い手は天下一流。
容姿:偉大なる大地の様な茶色の髪は短く束ねてる。紫の仙台藤のような色のつり上がった瞳。
詳細:幼少の頃から陰陽師として生きていくつもりだったのだが父親に新選組に入れと強制的に。

臨条 炬鶯/リンジョウ キョウ
女/19歳
入隊志願者。腕は結構立つが家計上虐待、暴力等と暴力的な家計の中生きてきたため、他人とのかかわりは苦手の様子。腰にさしてある刀は錆び付きボロボロだが、斎藤曰く「臨条の刀は生きている。純血に従う様に」と本当のところ不明。結構我慢強く、抱え込むようなことが多く、悩みを打ち明けるのは平助か薙淺。
容姿:紅く深紅の様な長い髪。桃色の桜の様な開いた瞳。
詳細:本人曰く「強くなりたい。それだけの理由」と暴力家計の中心優しい為、弱い自分を強くしたいと思い入隊志願をした。一番組組員。

五月雨 雨水輝/サミダレ アミカ
女/19歳
炬鶯と同じく入隊志願者。華奢で現にいわゆるツンデレって奴。ドジ踏みっ放しで千鶴以下の生物。沖田を気になり、薙淺から引き離そうとしている←が、解っている為、無意味の存在。天然が取り柄。基本剣の腕駄目駄目斎藤や下級の剣士達と一本とれず←塚じゃあなぜww。
容姿:黒髪に銀眼。
詳細:詳しくは不明。

陰陽師
阿倍  紫/アベノ ユカリ
男/約19歳
新選組の陰陽師。冷静で動揺するとしたら千鶴と一緒に居る時で男女問わず微笑まれると照れて式神の小さな狐を胸に抱く。過去は鬼によって消されたが千影の面影ははっきりと覚えているらしい。丞と一緒に居ることが多い
容姿:燃え盛る様な赫い髪は短く切られている。若竹色の澄んだキリッと開いた瞳
詳細:先刻言ったが千影等によるお陰で一時は陸奥へ逃げようと思ったこともある。好物は新選組近くの甘見処。


白瀧 舞流/シラタキ マイナガ
男/推定26歳
風間家とは同盟で西の鬼である。
いつも薫と居て、周りからみると薫は姫でその護衛的なものだろう。春とは犬猿の中。千鶴に風間と同じく求婚する。不知火は本当に殺り合いしても結局は不知火何も怪我させずにこっちが圧勝してしまう。
容姿:茶髪黒眼
詳細:風間家とは親しい仲。人間と偽っている。

その他
夏谷 蒼摩/ナツタニ ソウマ
女/19歳
街中で浪士につるまれてる所助けられる。大人しく、ちょっと天然。屯所へしょっちゅう入ってくる(近藤さんとは仲がいいようだ。ごく一般的な女なのだが、とる怨みで男装をしている(理由は紫と似たようなもの。小さい時天霧とともにいたそうだが、ある日天霧が風間の方へ行くと言って風間に攻撃したが避けられ反撃を喰らい、そのまま自分以外の者は皆殺されてしまった。実際は死んでいるはずなのだが(風間に)、冷霊となって生きているらしい(春、本人は気付いてる。
容姿:茶色の髪は結われてる。薄紅色の瞳。
詳細:前風間に拘束され、身柄を囚われていた。

鬼神
穐山 水樹/アキヤマ ミズキ
男/25歳
春頭の幼馴染みであり同じ鬼神である。
一般的に即行抱き締めるのだがどうも土方に禁止されている(事情はあるのにね。
春頭家同盟家当主。
過去に一度春が死にかけた時、どうすることも出来なかった自分を後悔し、その為二度とそんなことはさせないように出来るだけ近くに居るようにしている為、冒頭にもあったが親戚というのは穐山の家の事である。
怒ると本当に羅刹なんじゃないかと思うほど怖い。
春に求婚するが本人から了承を貰っていない。
風間が千鶴を狙っていることは知っている。
容姿:蒼金色の髪に黄金色の瞳
詳細:一応新選組一番組に入っているとの事。


春之陣
憑之章 桜、狂乱咲き >>1
L千鶴と同じように父親を探しに江戸から歩いて来た。そこから新選組での人生。
壱. 俺が監視役!? >>2
L朝起き、沖田と春が身長等で喧嘩をしてた。
弐. 夜桜、二輪散る >>3
L池田屋に突入することになり、沖田は何か不安を抱いていた。
春もそんな沖田を見て不安が心に募る。
参. 春、弄ばれる。 >>4
L平助が大広間へ戻ってきたら土方が何かをしていた。
と思ったら春が猫耳や尻尾を生やしていた。
四. 春、花見と共に居酒屋へ行く >>5
L女装して行けと土方からの命令。
従って店にて千鶴に最初の命令についての過去の話。
五. 愛しいのに。。。何で?  >>8
L春が労咳に苦しんでいる沖田を知らず、夜、自分の隠していた事を・・・?
六. 冬之休日_初雪編_ >>9
L雪まつりを見る為屯所から出、そしていきなり沖田に抱きしめられ・・・!?
七. 覚めない君。 沖田side >>11
Lいきなり消え、いきなり試験始めると言われる春だが・・・・?
八. 試練開始。 >>12
Lいきなりの第一関門。そしてその中には・・・!?
九.   幻影  >>14
L次の試験を参加した。
そして、沖田は春の妹に疑問を抱き、桜に言った。
そしたら・・・!?
壱拾. 入隊志願者試験 >>17
L入隊者を呼びに弥生堂前で待ち、屯所に戻り、夜、沖田は・・・・!?
壱拾壱. 自分だけの人生 >>21
L珍しく穐山が屯所に顔を出した。巡察中浪士を斬る春だが、負傷し、夜、不知火が・・・・?
壱拾弐. 鬼と鬼神の関わり。 >>
L小さい頃、春と穐山は仲良く屋敷に居た。
 が、ある日“鬼”が奇襲してきて・・・!?
壱拾参

十六夜之陣 (短編、薙淺受or攻)
土方 歳三
鬼ごっこ、結局、捕獲・・・ギャグでも一応土方攻
L巡察中に甘味処によってそれは平助もなのに薙淺だけ説教されてる。それで耐えれなかった薙淺は・・・!?
L・・・>>6項目

襲っていいですか・・・土方受
L屯所春と土方さんだけ。
朝飯で食材は切れてしまい買っていって用が在ると春は・・・
L・・・>>18項目

血が交えて・・・土方攻
L最近頼ってない春に対し土方は・・・!?
L・・・>>20項目

藤堂 平助

沖田 総司
触れて居たい・・・沖田攻
L突如消えた薙淺。そのせいで沖田は・・・!?切ないです。
L・・・>>10項目
斎藤  一
生き残って・・・それが最期の願いだ・・・斉藤攻
L随想録、巡想録等の闘いを終え、ある日会津で倒れた春。
そして、沖田の死の様に独り笑って死にたくない。
その思いを言う春に斉藤は・・・・
L・・・>>19項目

原田 左之助

永倉 新八

風間 千影
鬼神×鬼・・・風間受
Lいきなり押し倒された風間。薙淺は意味深げな笑みをこぼす蔵のなか。薙淺攻。
  L・・・>>13項目

満月之章 (番外長篇)
土方 歳三

沖田 総司

藤堂 平助

原田 左之助

風間 千影

天霧 九寿

不知火 匡

学パロ   薄桜学園
壱時限目   自習。
L遅刻をした沖田と薙淺。土方先生に怒られたが薙淺は休み時間生徒指導室へ!?
L・・・>>7項目

修学旅行
    in平泉
part1
L土方先生の一言で岩手に行くことになった新選組。
そこで訳のわからない事が起こった。
風間しゃんが薙淺にセクハラwwwww
                        L・・・>>15項目
part2
L寝付こうとした時、土方先生、春頭以外の全員が技をかけたり組体操したりと酷いことが★
ある意味恐ろしいよ。土方先生。
                                         L・・・・>>16項目


更新履歴
*参、保留作品完成。
*短篇小説を計画作成決定。

お知らせ   5月30日
*鄙城は鈍痛等は大丈夫な癖に風邪等病気にかかる事が多く、現在風邪をひいている為うpは遅いようです。

題名変えましたww
柏手って何か・・・ねぇ←

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Re: 柏手に弧を描く【薄桜鬼】 ( No.1 )
日時: 2010/05/30 14:49
名前: 卍鄙城卍 ◆8TM.1EWlaA (ID: 5PvEL/lW)

春之陣
憑之章     桜、狂乱咲き

私は昔・・・否幼き頃から男として育て上げられた。


只、“強くなりたい・・・・”その思い一途に


「薙淺。」
「はい。何でしょうか父上」
「私はしばらく京都で休む。」
「では俺も連れて行ってください。」
「それはならん。」
「何故ですか。」

「御主は次期春頭家当主であり、京都にはたただもならぬ気配を感じるだからおぬしは・・・」
「分かりました。。。では週に一度文を送ってくれませんか?俺は不安が募ると暴れてしまいがちなのは。。。」
「あぁ、分かった。男とはいえまだ女々しさが在るとはな。」


数日後父上が京都に行って

約半年続いて

だが所がある日

糸が切れたように文が届かなくなった。

怖くなり、京都へ行った。

京都の知り合いにバレ、そのまま数年後10年程経ってそのまま知り合いの紹介で新選組に


「はっ春頭 薙淺です。。。お願いしますっ!」
「まぁそう固くならない。俺は沖田 総司。君とはえーと同じぐらいだね。宜しく。」

その時何か心の中に暖かい感情が流れ込んだ。

優しくって暖かくって陽だまりの様に。


でも所詮俺は一応女ということは誰も知るすべがない。

沖田や土方さえも。。。


そんな中


雪村 千鶴という女子が現れた。
どうやら俺と同じ理由で父親を探していたらしい。

その所襲われたと。
昔の俺そっくりだな


それから
新選組の近くの桜に変異が起きた。






end.

Re: 柏手に弧を描く【薄桜鬼】 ( No.2 )
日時: 2010/05/30 15:58
名前: 卍鄙城卍 ◆8TM.1EWlaA (ID: 5PvEL/lW)

春之陣
 壱.   俺が監視役!?
「沖田ー」
「おやおや元お嬢様が・・・って危ないなぁ。」
「まだ言うか!!かれこれ一年前の事を!!」

新選組
   早朝     沖田 総司、春頭 薙淺
「まぁ・・・いいんじゃないか。かれこれを思い出すってのは。」
「良くないし。」

と瞬時頭の上に何かが乗った。
「あーやっぱ同年代だとしても
         10cm位は俺の勝ちだね。」
「っっ!!ふっふざけんなっ」
「ほーら其処が可愛いんだって。」
「所で・・・平助や近藤さんに言ってないよな。」
「口は固いのわかってるでしょ。土方さんには一応。」
「あっそ。」
と中庭の桜に眼が行く。

「土方さん何の御用で。」
「御前はあの小娘どう思う。」
「あの小娘というと。。。雪村 千鶴ちゃんか。どう思うって普通に可愛い子ですよ?」
「御前が言うな。女だろうが。」
「はいはい。それは昔。今は今。」
「どう思うというのは新選組に置くかの方だ。」
「んーとその前に聞いていいですか?」
「何だ。」
「俺はその雪村 千鶴ちゃんがココに来たというのは聞いたことないというか陸奥に居たんでちょっと分かりにくいんですよね。
あれを見てしまったなら
       死刑。
だけど置いてあげましょうよ。平助と余り歳差が大きくなさそうですし。」
「・・・仕方ない。御前の語源は何時も狂わせてくれるな。」
「そりゃどーも。」
と口元に笑みを浮かべる

「お、遅かったな。」
「否ー土方さんに怒号食らったじゃないんだけどねぇ。あの子についてさ。結果。置くことにした」
「ずいぶんともの好きだな。」
「男は好きな娘の前じゃ獣と豹変するからね。」

瞬時大広間に居た
土方、平助、総司、左之助、近藤、新八、源三郎は飲みかけていた味噌汁を勢いよく吹きあげた(一、敬助は無言のまま箸を進めてた。)
「なっななななななななななにを・・・」
「取りあえず落ちつけよ。そんな悪いこと俺言った?」
と何もないように箸を進める。

「おはよー起きてるー?ってありゃ。随分と締めつけられたようだな・・・動くなよ。」
と手際よく縄をほどく
「大丈夫?」
「は・・・はい。」
「朝、言われてたよね。まぁいいや。今日一日、俺が監視。春頭 薙淺。春でいいよ。平助にはそう言われてるし。」
「はっはい。」
「あ、そーだ昼飯。ついでに俺の分のおかず入りー」
とおぼんを千鶴に渡す
「あの、春さん。」
「何?」
「どうして新選組に?」
「知り合いの面に免じて。というか千鶴ちゃんさ、俺に似ているね。」
「えっ?」
「俺ね、京都まで親父探しに来たんだけどね、居なくって。それに知り合いにバレてww」
と笑い交じりに
「そ、そうですか。」
「おい。喋りは其処までだ。」
「げっひーちゃn「土方だ。」
因みに「ひーちゃん」とは春頭が時折土方の事をからかうように言うあだ名だ。
「で何だい?」
「仕事だ。もしかしたら御前の父の事かもしれん。」
「!!りょーかいっ」
「千鶴ちゃんごめんね?後終ったら来るから。あとおぼんはんーと土方さん。」
「沖田にでも任せておけ」
「沖田が来るから。」
と千鶴の部屋から離れる


「親父の目撃情報・・・?」
「あぁ。そうだ。荒涼さん、池田屋に。。。って否。。。待てよ。」
「どうした?」
「ちょっとな・・・池田屋・・・以前何かあった気が。。。「数年前の変死のアレだろ。」あぁ、そうだ。それ。じゃあ夜。突入の前に視察だ。」

「あぁ。」
「やっぱり・・・薙淺。」
「っはい。」
「女装。しろ」
「堪忍してくださいな。」
「良いだろ。女何だから元。」
「えぇぇっ!?春、女!?」
「あ、えーと平助、落ちついて。お願い。」
と遽しくなる
「男として育てられたから俺だって女だっけ?と思うさ。」
「へぇ・・・の割には
         胸、ちいさっ」
バゴォッ!!
「いってぇ!!!」
「ふざけんなよ。」
と平助は置いていったが、結局沖田が駆け付けて一緒に行くことに。
「ひーさんどんだけだよ。俺の七不思議のうちの一つ暴露したよ。うん。酷い。鬼、鬼畜。」
「御前が言うな。御前の方が鬼神だ。」
「おー怖い怖い。・・・戻ったら一時模擬戦でもやる?」
「断る。貴様等に時間は無駄にしたくあるまい。」
「っつまんないの。」
「じゃあさ、春。俺と帰ったらやろうよ!」
「いいよ。平助。沖田もやらない?」
「んー野球拳的なものだったらね。」
「やっぱ辞める。」
「女がそれ?根性無し。」
「やっぱ殺す!!」

その時は何も感じなかった。


でも、
        後から沖田や平助が傷を負うとは思いもしなかった。

春之陣
 弐.    夜桜、二輪散る。 に続く

Re: 柏手に弧を描く【薄桜鬼】 ( No.3 )
日時: 2010/05/31 18:40
名前: 卍鄙城卍 ◆8TM.1EWlaA (ID: 5PvEL/lW)

春之陣
 弐.    夜桜、二輪散る。
「池田屋。。。。」
「どうしたの?寒いかい?」
「別に。。。」
「そういえば御前さ。何か不安?」
「・・・御前よばりするな。それだけなんだ・・・
       私の不安は。          」
「可愛らしいね。」
とヘラヘラと笑う沖田
「・・・突撃開始するぞ。春頭」
「何時でもどうぞ。近藤さん」

賭けがいのない。

      男でも好きな人間は男女問わず居る。

千鶴
      近藤さん
土方さん
       平助
永倉さん
      一さん

色々居る。

でも、一番は



     沖田。
愛して居たい
      でも
          分かってる。
嫌がられてる位分かってる。

分かってるけど、、、
「いくぞ!!」
と新選組突撃。

血が新選組の服につく

斬撃を激しく激しくしていく度に血は赤黒く錆びたような色。そして、鉄分が入ってるからか生臭く鉄臭い。

不意背後から狙われる
「おらっ!」
「お・・・沖田。。。」
「ったく背後ぐらい自分で守れって言ってるじゃないか。」
「ごめんなさいね。どうやら・・・髪をほどいた方が早いようだ。」

と天高く碧い紐が上げられる
「バケモノだ・・・バケモノだぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」
『バケモノよばりは嫌だね・・・』

と次々と切り続ける

『さて・・・じゃあ沖田、急ぐよ。』
「はいはい。」

斬る
     斬る。
力の限り、誰かを守る意思が在る限り

  命絶えず限り

俺は斬る。
    父親見たく変な死に様は嫌だ。

愛して愛されて・・・そう、嫌われる前に誰かを求めるよう


と大広間の戸が在り不安が募るものの、今、、、潰さなければ。

「行くよ。・・・ごめん。」
と沖田の表情が可笑しい。

何かに耐えてるように脂汗をかいている。

それに哀しそうな
     辛い顔をしている。。。
「沖田。。。。?」
「あっ何でもないよ。行こうよ。」
と大広間の襖を蹴り倒す
瞬時空気が変わった。
活気あった一階とココの空気は、温度差が激しく冷徹そのものだった。

平助は先に額から血を流し意識朦朧としている
「春さん!!!」
「ちっ千鶴ちゃん!!?」
見るな。。。
         俺の姿を見るな。
血を見るな。。。
     何で、、、
 何で君はここに居るんだよ。
「ひーちゃんと丞君か・・・」

と独り言を呟いたと瞬時

沖田が吐血した。
「沖田!!!!!!!」
「・・・手前!!!!」
と刀を振り回す。
振り回してそれで沖田を斬った奴を


本気で殺す気だ。
「我を忘れて斬る・・・無駄だ。」
と冷たく言い放ちその言葉が俺の動作を鈍らせる。

ザシュッ!!!
臓器・・・逝ったか。
「千鶴ちゃん。。。逃げろ。」
となんとか臓器擦れ擦れ斬られたらしいが出血が止め処なく止まらない。

「流石に死ぬだろう。。。」
と斬った奴は逃げた。
「待て・・!!!」
「・・・女が何故斬ろうとする。殺そうとするんだ。」

と頬に暖かい感覚が在った。
「血ぬられては嫁入り出来ぬ。」
と訳わからず逃げられた。

「春・・・さん・・・」
「大っ丈・・・・夫。沖田は俺が運ぶから。。。ね?」
と千鶴ちゃんは下に行った。どうやら近藤さん達を呼びに行ったそうだ。
「春・・・どうして・・・僕は・・・僕は、まだ戦えるんだ・・・・!!!!」
(沖田side)
瞬時口元や上半身に暖かい感触が在った
何で・・・何で抱きしめられてる訳?
好きじゃない。。。好きじゃない!!

でもあの時・・・胸が熱くなった。
もう最悪。。。死にたいよ。
何あの感触。大の男にだよ

嫌いだ。
「ごめん・・・・後で殺して。
    新選組から離れるよ当分。。。」
と涙をこぼして謝る春。

謝らないでよ。僕が悪いみたいじゃないか。

でも、、、ごめん。本当はずっといて。居てよ。


♂♀
約一週間後。
「大丈夫かー?」
「御前に言われたくないよ。」
と布団から上半身だけ起こす。
どうやら平助はバリバリ本調子の様だ。
「でも・・・ギリギリだったね。」
「あぁ。俺はこのありさまだ。沖田・・・を庇って。」
「・・・」
「平助。今日からさ、ひーさんに頼んでさ、俺、新選組抜けるって言っておいてくれないか?」

「御前は良いのか。」
「まだ心残りは在るよ。。。沢山。でもね。仲間に嫌われたということは抜けるしかないんじゃない?」
「やはりその話は無しだ。」
「は!?・・・・痛たたた」
と大声で驚き傷口が痛んだ
「じゃあ今から友好を取り戻せばいいだろう。それに。男に本当になりたいんなら薬、やってもいいぞ。」
「何それ。性別変更なんて無理に決まってるじゃん。」
「一応御前は実験台って事だ。女に戻りたければ戻れる薬もある。」
「じゃあ良いかな。」
「じゃあ・・・いいか。」
「うん。ついでにさ悪いんだけど大広間で食べていいよね。もう傷何てないし。」

「悪い。遅れた。」
と襖をあけて千鶴の隣で飯を食うことに
「はっ春さん大丈夫なんですか!?」
「あぁ、痛くもなんともない。」
「でもそういうアンタが一番怪我されて困るんだよ。」
と沖田がそっぽ向きつつも言う。
やっぱ無理なのかな。
「・・・・悪かったな。そう言う御前こそ千鶴ちゃん庇って血を吹いてそっちだって迷惑さ。」
と言い返し
「何だって・・・?」
と席を立ち俺の方へ歩いてそして襟元掴まれそのま退席

それで沖田の部屋へ
「迷惑なのはそっちだ。」
「だから?そっちだってそうだろ。」
「ったく・・・だからさ。ごめんって」
「・・・は?」
「だから、さっきと一週間前の事!!」
とココまたそっぽ向く
「プッ・・・俺だって悪かった。」
「大抵あそこで普通抱き締めるかい?」
「女だって抱き締めたりしたいんです。」
「お、女と今認めたw」
「土方さんの実家の薬を服用させてもらうから男にだってなれると言えばなれるけど。。。」
「じゃあ襲う。」

嬉しくなんかない。

それは表向きのみ。
裏は好きだけどね。

春之陣
  参.  春、弄ばれる。 に続く


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