二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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学園アリス—君がいない日々—
日時: 2010/12/19 17:54
名前: 萌依 ◆3pEg2dVo4A (ID: quLGBrBH)

※死ネタ注意!!※


君のいない日々なんて、想像もつかない。

いつも笑っていた君がいないだなんて。

その、明るい笑顔が見れないだなんて。


—神様は、俺たちの大切なものを

いつも奪ってゆく—


—何を失ったっていい。
           君を取り戻したい—


そんな想いが交差する。


……俺たちは今でも

君の面影を、探し続けている。



—蜜柑—

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Re: 学園アリス—君がいない日々— ( No.1 )
日時: 2010/12/19 17:55
名前: 萌依 ◆3pEg2dVo4A (ID: quLGBrBH)

—蛍目線—


いつも一緒にいたあの子がいない。

いなくなってから月日は、無残にも刻々と過ぎて。
あの子を待つ時間を与えてはくれなかった。

もう中学2年生になった。
アリス学園は相変わらずだわ。
…ただ、クラスは元に戻ってしまったけれど。


「……棗君?ルカ?」


二人して、木陰に座っていた。
…近づくと眠っていると言うことがわかる。


「…くら、佐倉…。」


苦しそうなルカの声。
貴方も待っているのね……
あの太陽のような、子を。


「…ん、み…か…

蜜柑…」


誰だって同じだった。
あの子を探している。
…そう、誰だって受け入れられないの。


あの子が、傍にいない日々。



死んだと聞いて、皆受け入れなかった。
むしろ逆に笑い飛ばしていた。
…だけど葬式が行われて、あぁ。現実なんだと、心におもりが乗った。


—どうすればいい?


—どうすれば受け入れられる?


その答えはすぐに見つかった。


…あぁ。


“受け入れるには程遠い”と。


だから今だけお願いよ。


…蜜柑、貴方の名を呼ばせて。



—き み が い な い と い う こ と—


(涙を流したくなかった。受け入れたくなかった)
(そんなことすれば、あの子は本当にいなくなる)


(馬鹿だけど。だって、あの子がここにいた日々は)
(ちゃんと残っているのに)


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