二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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真種小説集〜それぞれの物語〜
日時: 2011/03/13 09:34
名前: 真種 (ID: .jBkwSyl)

始めまして、真種です^^
ここでは初めて小説を書かせて頂きます
何分、至らぬ点がありますが、よろしくお願いします

さて、このタイトルを見て、皆さんは「これ夢小説!?」などと思いましたでしょうか?
もちろん、これは列記とした夢小説です
〜それぞれの物語り〜というのは、様々な作品の夢小説を書くからです

・デュラララ!!
・ひぐらしのなく頃に
・夏目友人帳
・ルミナスアーク                今計画しているのはこの4つですが、その内、多分5つとかになります

……ああぁあ!堅苦しい挨拶だなぁ!
まあ、大雑把な性格なので、文章も大雑把になりかねませんが、こんな私をよろしくお願いします!

では、まずはデュラララ!!からです

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君愛し編 〜Thanks〜 ( No.6 )
日時: 2011/03/19 10:57
名前: 真種 (ID: .jBkwSyl)
参照: インフルで更新遅れました^^;

雛見沢分校

「っと……」
私は下駄箱前で上履きのかかとを整える。
さて、お姉と愉快な仲間たちと私の「妹」はどんな様子かな?
くっくっく……! 今日はどうお姉と圭ちゃんをからかってやりましょうかねぇ……!
そんなことを考え、ニタニタしながら廊下を歩く。
まだ6月だというのに、外は死ぬほど暑かったので、ひんやりとした廊下の空気がとても心地よかった。
教室の近くまで来ると、お姉や圭ちゃんたちの声が聞こえてくる。
これから部活を始めるようだった。

「さぁ! 今日はジジ抜きで勝負! ビリには勿論、罰ゲーム! エンジェルモートの制服を着て、古手神社を皆と一緒に『歩いて』1週。そのあとはいつものように一位の家まで荷物持ちだよー!」
『おおー!』
教室のドアを少し開けて、そこから中を覗き見る。
私の双子の姉、園崎魅音の掛け声と共に、他の皆が反応した。
「まー、おじさんの予想だと、今日も圭ちゃんがビリだろうけどねー」
「な……何ーー!?」
「はぅ〜! いいねいいねぇ! それを、レナがお持ち帰り〜!」
……お持ち帰りするほどのものかはわからないが、私も圭ちゃんがビリになることは確実だと思う。
「おーっほっほっほ! 確かに、最近は圭一さん、調子が出ないようで、ビリの王者ですものねー!」
「みー。圭一、かわいそかわいそなのです。ビリのオンパレードなのです。でも、それは圭一の実力不足なのですよ。にぱ〜☆」
「梨花ちゃん……それじゃ慰めになってねーぜ……」
梨花ちゃまが圭ちゃんの頭をなでなでするが、圭ちゃんの心は傷つくばかりだった。
あ、沙都子が罰ゲームをやっても良いかな?
そしたら私が沙都子をお持ち帰り……無理だな、『あの』レナさんに勝てる自信がない……ていうか絶対にこれだけは無理だ。
私の小さな野望(?)は一瞬にして消え去った。

「よし! 今日は『どっかの誰かさん』がいないわけだし、盛り上がっていこう!」
あ、『どっかの誰かさん』って私のことだな。
よし、このタイミングで出るか——!

ガラッ

勢いよく、教室のドアが開いた。
「はろろーん! 皆さーん! 昨日ぶりでーす」
「んげっ! し、ししし詩音ー!?」
「ひ、ひいぃいっ! しししししし詩音さん!」
私が教室はいると、魅音と『自称』我が妹の北条沙都子はいつもと同じ様に動揺した。……なんだか失礼な連中だ。
「あ、あんたがこの時間いるってことは……学校は!?」
「午前中に『早退』しましたよ? 『先生に無断』で♪」
「……つまり、学校を『抜け出した』って事か……」
圭ちゃんこと、前原圭一が、呆れたように言った。
だってあの担任の野郎、人が折角徹夜までして課題やってきたっていうのに、「たまにちゃんとやったからって威張るな!」とか言うんですよ!?
A4ノート10ページ分も出しといて!
だから私はつい頭にきて、『ふざけんじゃねぇよこのヘタレ笑いのハゲ頭!』って怒鳴って帰ってきちゃいました☆
「だからって帰ることないでしょー? だから2年も留年なんだよ」
「お姉だってそうでしょう? 私はただ、投稿日数が足りないから留年なんです! 頭はお姉よりは良いですよ!」
「はぁ? じゃあ、アメリカの首都は?」
「ニューヨーク」
「じゃ、じゃあ、中国の首都は?」
「中環(セントラル)」
「ひぇー、2つとも正解……」
私と魅音のやり取りを見て、皆は「はあ!?」と異口同音した。
あれ? これで間違いなかったような……?
「魅ぃちゃん、詩ぃちゃん……違うよ」
「アメリカの首都はワシントン、中国の首都は北京。中環は香港だ!」
「大丈夫で御座いますの……? この姉妹……」
「みー……」
ありゃりゃ? 違ったか……。
内心、ちょっとがっかりする。
だって、あの魅音と知能が同じだったから……。


そのあと、私たちはジジ抜きで盛り上がった。
魅音が私のカードを選んでいるとき、魅音の後ろのロッカーが目に入った。
『北条悟史』
ネームプレートにはそう書いてあった。
……少し前の私なら、ここで少し複雑な気持ちになっただろう。
そして、悟史くんの生を信じず、そのまま惨劇が始まってしまう。
そういう夢を、昔見た。
すごくリアルで、私が御三家を初めとした殺戮を繰り返す夢。
そして、最後は自分が————
でも、もうそんな気持ちにはならない。
だって、悟史くんは生きている。
私が見つけてから、もう2年のときも経ってしまって、私も2つ年をとった。……だけど、悟史くんは眠ってる。
3年間も声を聴いていない。触れていない。
早く前みたいに悟史くんとお話したい。前みたいに一緒に買い物に行きたい。野球の試合を見たい。からかってやりたい。困らせてやりたい。
でも、大丈夫。
私は、それが絶対にかなうと信じてる。
だって、悟史くんはちゃんと、生きてるんだから————

君愛し編 〜Thanks〜 ( No.7 )
日時: 2011/03/20 17:50
名前: 真種 (ID: .jBkwSyl)

興宮 商店街

「……あ、ここ……」
私はとある店の前で立ち止まる。
そこは、小さなおもちゃ屋だった。
3年前、沙都子のために悟史くんがぬいぐるみを買った、このおもちゃ屋。
ショーケースに目をやると、あの頃の光景が目に浮かんだ。
「…………」
気がつくと、私の頬を涙が濡らしていた。

悟史くんは穏やかな顔で、今こうしている間も、眠っている。
待つのが辛い訳じゃない。
ただ……少し、私は寂しいんだ。
声が聴きたい。
笑顔が見たい。
悟史くんの「むぅ」が、もう1度聴きたい。
寂しい。
「早く……起きないかなぁ……」
私は涙を拭うと、走っておもちゃ屋を立ち去った——


君愛し編 〜Thanks〜 ( No.8 )
日時: 2011/03/20 18:40
名前: 真種 (ID: .jBkwSyl)

雛見沢 入江診療所

「でねー、昨日の部活で圭ちゃんったらさ——」
いつものように、私は悟史くんに日々のことを語りかけている。
……この話が彼にちゃんと聞こえているのかはわからなかったが、それでも私は、彼に楽しく語りかけていた。
「あ、そろそろカーテン開けるね」
そういって私はパイプ椅子から離れ、棚の近くの窓についているカーテンをシャッと開けた。
そして、さっきまで座っていたパイプ椅子に再び腰を下ろした。
「話の続きだけど、そしたらお姉と沙都子がさ——」
「…………」
「……ねぇ、悟史くん」
私は突然話をやめると、まじめな顔で言った。
「私の話……ちゃんと聞いてくれてる……?」
「…………」
返事はない。
当然のことだった。
それでも、私はやめなかった。
頭の中で、誰かが「やめて」と叫んでいても——
「私の話……やっぱり、聞こえない……?」
「…………」
「何で……? 私は悟史くんが聞いていると信じてるから、いろんなことを話してるんだよ? 私は悟史くんのために話をしているんだよ!?
なのに……何で? 何で!?」
やめろ、詩音。やめろやめろやめろやめろ!
頭のどこかで、誰かが叫ぶ。
だけど、口が勝手に動いていった。
「悟史くん……私、寂しい。とっても、とっても。私が君を見つけてから、もう2年が経った! だけど、君はまだ眠ってる! 本当に!? 本当に悟史くんは眠ってるの!? 実はもうとっくに起きていて、私を脅かそうなんて考えてるんじゃないの!? ねぇ! ねぇ!」
「…………」
やめて、詩音。
悟史くんは、何も悪くない。悟史くんに罪はない。
——じゃあ何? 私が悪いとでも?
違う。
詩音も何も悪くない。
悪いのは、全部、『私』。
——……『貴女』……?
うん。
私は、悟史が起きることを、信じてなかった。
今日まで、ずっと。
夜、一人のときに、詩音は、「悟史くんは絶対に帰ってくる」って、自分に言い聞かせてたよね? あれは、私に言っていたんだよ。
そのせいで、かなりのストレスが溜まって、今、それが爆発した。
それは私のせい。
だから……ごめんなさい。
——…………。
だけど、これからは信じるよ。
悟史が帰ってくることを、絶対に信じる。
だからもうすぐ、悟史は起きるよ。
だって、信じる力は、奇跡を起こすから……!

「……!」
その言葉に、はっと私はわれに帰る。
そうだ、信じよう。
信じれば、絶対に奇跡は起こる。
だって、運命は金魚すくいの網みたいなものだから——

……ピク……

「え……?」
私は、その瞬間を見逃さなかった。
ほんの少しだけど——悟史くんの瞼が動いたのだ。

……ピク……

「あ……!」
また動く。
「…………うぅ……」
そして、声も聞こえた。
息をすることも忘れて、じっと見守る。


そして————



彼の目が、そっと、開いた。
夢なら覚めないで。
その気持ちが溢れ、涙が出た。

「あ……えっと……詩……音」

その言葉が
その一言が
たまらなく嬉しくて。
私は、彼に思いっきり抱きついた。
「え……ちょ、ちょっと……!?」

ようやく、この日が来た。
永かった。
とても、永かった。
永遠なんて呼べるくらいに、永かった。
私は泣きながら、彼にこう言った。


「おはよう、そして……お帰りなさい」

Re: 真種小説集〜それぞれの物語〜 ( No.9 )
日時: 2011/03/20 18:46
名前: 真種 (ID: .jBkwSyl)

しつこいと思うかもしれませんが、真種です。
大雑把なひぐらし、見てくれてありがとう御座いました^^
とりあえず、「Thanks」の歌詞を書いときます


時が流れるのは早いね
あれから2年の月日が流れ
私も2つ歳を取った
でもあなたはまだ眠っている
穏やかな顔で 今もまだ
静かに眠っている
待つ事が 辛いわけじゃない
でも少し寂しい・・・
早く起きないかなぁ・・・

あなたの声が聴きたい 優しさ溢れる
耳に心地いい その声を
あなたの笑顔が見たい 優しく暖かな
幸せになれる その笑顔を

窓から気持ちの良い朝日が差し込み
あなたが起きるのを待つ
いつものように 日々の出来事を
あなたに語りかける
ふと 瞼が動いた
息をすることすら忘れて
見守る中 あなたの目がゆっくり
開かれて目を覚ます

夢なら覚めないで 溢れる気持ちが
涙と一緒に 零れ落ちた
夢でもこのままで やっと訪れた
幸せをもう 離したくない
ようやくこの日がきた 待っている時は
とても長く感じた日々も
今この瞬間には
それは全て 過ぎ去った
遠い過去の思い出

おはよう
そして・・・
お帰りなさい


よしっ! 次は夏目友人帳書きます!
ではww

消えない命 ( No.10 )
日時: 2011/03/23 08:12
名前: 真種 (ID: .jBkwSyl)

・オリキャラ紹介・

桜田 美咲
misaki sakurada
貴志のクラスメイト。
小さい頃、微弱だが妖が見えていた。
昔お祓いをしてもらって、妖は見えなくなったが、14歳の誕生日に、再び見えるようになる。
存在感がなく、クラスでは誰にも気づいてもらえない。
両親は他界し、一人暮らしをしている。


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