二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

時を翔ける少年たち 〜イナクロ〜 無事完結!
日時: 2012/06/22 19:02
名前: 藍紅  ◆jqzZxVcA6Q (ID: 6w2XcUmF)
参照: 京たんとアルファとベータは俺の嫁だ、異論は認めん。

どうもどうも!藍紅です!
リア友に人気だった「不思議の国のアリスinイナクロ」の続編です。

そちらを呼んでいない方は「不思議の国のアリスinイナクロ」をご覧になってから
お伺いして頂けると助かります。


注意!
・上記のとおり、不思議の国のアリスinイナクロを呼んでいない方は
 そちらから呼んで下さい。
・かなりの藍紅得クオリティです
・雷門イレブンのメンツはカオスです。(藍紅の嫁しか居ない)


耐えられる方はプレストターンで中へ。
耐えられないよ!と言う方はそよかぜステップでブラウザバック。


6月22日
完結致しました!
ご愛読ありがとうございました!
今後とも宜しくお願いします!

私の自作も宜しくお願いします!

Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25



Re: 時を翔ける少年たち 〜イナクロ〜 ( No.43 )
日時: 2012/06/10 19:22
名前: 藍紅  ◆jqzZxVcA6Q (ID: 6w2XcUmF)
参照: 京たんとアルファとベータは俺の嫁だ、異論は認めん。

親怖いからオチるなう

また明日お会いしましょうさようなら!←

Re: 時を翔ける少年たち 〜イナクロ〜 ( No.44 )
日時: 2012/06/10 20:46
名前: 華奈 ◆268i9tslsM (ID: RqJf1b70)
参照: 7月がこおおおおおおおおおおおおおおおおい!!

藍紅☆


まっててくれ今書き中!!

華「藍紅がいっぱい呟いてるYO!!
  俺も呟きたくなってきた」
フェイ「本編本編!!」
華「京ちゃああああああああああああああああああああああん!!
  死ぬなよ馬鹿阿呆間抜け野郎!!」
フェイ「言いたい放題…」

Re: 時を翔ける少年たち 〜イナクロ〜 ( No.45 )
日時: 2012/06/11 17:55
名前: 藍紅  ◆jqzZxVcA6Q (ID: 6w2XcUmF)
参照: 京たんとアルファとベータは俺の嫁だ、異論は認めん。

七話「blackmemorys」


(剣城side)

俺は持って二週間。

これだけじゃ足りない。



でも、俺に与えられた時間は二週間。




どう、生かすか。

どう、生きるか。



次の日、落ちついた俺はキャラバンの中、一人でいた。

「剣城は病気なんだからキャラバンでゆっくりしてろ」という
神童先輩の言う事なんか聞きたくなかったが、聞かなかったら聞かなかったで
面倒だから素直に聞くことにした。

サッカーは夜やればいい。


誰も居ない海岸でサッカーしよう。

そう思った。


俺は、カバンから本を一冊取り出す。
題名は「余命二週間の命」と言う本だ。
読んでいると、俺の人生を象ったような本だった。


主人公は、余命二週間と診断される。
でも、主人公には恋人がいた。
恋人に病気の事がバレて、デートや一緒に居る事が出来なくなってしまう。
その時、主人公はどう思ったのか……。


という内容だ。

俺はしおりを挟んでおいたページを開き、話を読み始めた。




しばらくして、キャラバンに誰か入って来た。

神童先輩だった。


「具合はどうだ?」
「全然元気ですよ」
「そうか…動けそうか?」
「動けますって…俺、サッカーしたいです」
「激しい運動は控えた方がいいんじゃないか?」
「そんなの今更ですよ」
「剣城…何故病気を隠してたんだ?」

神童先輩が俺の隣に座る。
神童先輩は、俺を覗うように質問をぶつける。

「サッカーがしたかったからに決まってるじゃないですか。
 シードの特訓の時は正直死ぬかと思いましたけど。」
「シードの特訓…」

神童先輩が俯く。なにかを考えているようだった。

「剣城、お前は…その特訓でハードな事に慣れてしまったんじゃないか?」
「そうですね…そうかもしれません」

そう答えると、神童先輩に優しく抱き締められる。

「お願いだ、無理しないでくれ…」
「無理なんてしてませんよ。俺は俺なりに力を制御してます。」
「そうか…それならいいんだが。はは、天馬に「剣城を抱き締めた」って
 言ったらどんな反応すると思う?」
「……言わないでください」
「分かってるさ。言うわけないだろ?」
「もう、聞こえてるんですけど」


不機嫌そうな声の方向に目を向けると、案の定天馬が居た。

「神童先輩!どういうことですか!剣城に手出さないでくださいよってあれだけ言ったのに!」
「天馬…手は出してないぞ?」
「抱き締めたって言ってたじゃないですか」
「そういう意味じゃねぇよ」
「そうなの?」
「そういう事」
「そっか」
「あぁ」

神童先輩の「仲良いな、お前ら」の声で俺と天馬は顔を赤くするのだった。


(フェイside)

「剣城京介は復讐神マーダラーの後遺症で病気が悪化したようです。
  はい、はい……順調です。
 上手く行けば……              奴は死にます。」



僕は、インカムの通信を切って、インカムをポケットに入れた。

このまま「剣城京介」が死ねば…






全て、あの方の思い通りに進む。





死ぬ、と言っても「あの世送り」にする方じゃない。

剣城京介の「魂」だけ殺す。
「心」や「思考」を殺す。


そうだ。


「剣城京介の体と力と人格を持ったエルドラドの最強選手」を作る。





「デルタ」として……ね。



続く


フェイたん闇堕ちさせちまった^p^
ど、どうしよう華奈に殺されちゃう^p^


俺が死んだら後の事は頼んだよ…←


Re: 時を翔ける少年たち 〜イナクロ〜 ( No.46 )
日時: 2012/06/11 18:20
名前: 藍紅  ◆jqzZxVcA6Q (ID: 6w2XcUmF)
参照: 京たんとアルファとベータは俺の嫁だ、異論は認めん。

ロストエンジェルの意味を「京天」で深読みしてみた


戦中、騎士の京介は敵に居る騎士の天馬に出会う。
二人共お互いに一目ぼれ。
その後なんやかんやあって結ばれて、その後
「そいつは敵なんだ」とか「禁断の恋だ」とかあって
結局天馬が仲間を裏切って京介と結ばれる…

とかも凄く美味しいんだけど…

悪魔の京介は他の神父に悪魔祓いされ大怪我を負っていた。
怪我を負った京介が居座っていた教会から出てきたのが牧師天馬。
天馬は京介の怪我を治してあげたいという一心で
京介を匿ってしまう。それが神童神父にばれてしまい
二人の運命は引き裂かれてしまう。天馬は教会から追放される。
天馬は怪我を負いながらも京介に会いに行く。
京介はその怪我を見て絶句。後、天馬が「俺も悪魔になる」と言い、
京介にキスを交わす。京介は天馬に羽を見せ、天馬の魂を買った…。


的な展開も凄く美味しいと思うんだ。


どや?どや?


Re: 時を翔ける少年たち 〜イナクロ〜 ( No.47 )
日時: 2012/06/11 18:39
名前: 藍紅  ◆jqzZxVcA6Q (ID: 6w2XcUmF)
参照: 京たんとアルファとベータは俺の嫁だ、異論は認めん。

八話「時が満ちる時」


(剣城side)

今日で、14日目。

言いかえれば、今日俺は死ぬ。




怖い。どうして?どうして死ななきゃならないの?
俺はまだ13歳なんだ。死ぬには早すぎる…。



でも、死ななきゃならない。そういう運命なんだ。




「剣城くん、調子はどう?」

キャラバンに、フェイが入って来た。

「あぁ、まだ平気だ。」
「そっか…」
「フェイ?」
「ごめんね…なんか、急に凄く寂しくなっちゃって」
「フェイ…ありがとな。短い間だったが」
「そうだね。君と僕が会ってからまだ一カ月も経ってないかもね」

フェイが涙を拭いながら笑う。

……様子がおかしいと思った。


何故、泣く?出会って数週間の奴が死ぬだけなのに。


別に、数週間程度なら悲しいなんて思わないはず。
第一、フェイが「俺に対して泣く」はずがないんだ。


「……俺に死んでほしいのか」
「え……?」
「そんなふうに、見える。俺に死んでほしいのか?」
「別に、そんなこと思ってないよ」
「嘘だろ。目が嘘をついている目をしている。」
「チッ…」

フェイが突然舌打ちした。
まぁ、当然だろう。

やはり、俺に死んでほしいと思っていたのか。


「君が死ねば、天馬は僕のものになる」
「さぁ、どうだろうな。俺は死ぬ気などない。」
「生きれると思って言ってるの?もう死ねば?」
「お前に言われて誰が死ぬかよ」
「もうやめてよ!!」

天馬が俺達の間に割って入って来た。

「天馬、僕達今取り込み中なんだ」
「フェイは黙ってて!」
「天馬…」
「剣城、死んじゃ嫌…行かないで。俺の事一人にしないで…」

天馬が泣きながら俺に抱きついてくる。
俺は天馬を髪を優しく撫でる。
そうしてやると天馬が「えへへっ」と言いながら俺に擦り寄ってくる。
それを見てフェイは「敵わないな、剣城くんには」と呟いて
キャラバンを出て行ってしまった。


「剣城、剣城っ…剣城……」
「どうした?」
「行かないで…」
「あぁ、ちょっとやそっとじゃ行かねぇよ」

「心配すんな」、と笑うと天馬は「うん!」と元気よく答えてくれた。


「天馬、もう少しで練習の時間じゃねぇの?」
「あ…でも、いいや。俺、行きたくない…剣城と一緒に居る」
「それはダメだろ」
「やだ…剣城、一緒に居よ?」
「ったく…神童先輩に怒られるまでだぞ」

そう言って天馬を隣に座らせる。
天馬は俺の膝の上に椅子から落ちないように乗っかろうとしていたから
抱っこして乗せてやった。

「わっ!?」
「ん?」
「剣城ー!いきなり抱っこしないでよー!」
「悪ィ悪ィ」
「悪いと思ってないでしょ!もう…そんなとこもひっくるめて大好き」
「そりゃどうも」

「大好きだよ、剣城」と呟いて天馬は俺の胸辺りに顔をうずめる。
天馬の呼吸でくすぐったい。

「剣城の心臓…すっごくゆっくり動いてるね。どくん、どくんって動いてる」
「……もうすぐ、死んでしまうからな。
  心臓も……ゆっくり、動いて……」
「剣城?」
「う…っ、げほっ、げほ…っ」
「剣城…!?剣城!!剣城!!」


続く

途中保存すみませんでしたww


Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25



この掲示板は過去ログ化されています。