二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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学園アリス☆二つのアリスを持つ者
日時: 2010/08/12 20:15
名前: 劉 (ID: ouG7SBqg)


暇を見つけては頑張って更新します^^

文才は0です←

温かい目で見守ってやってください((

コメント、アドバイス大歓迎^ω^


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Re: 学園アリス☆二つのアリスを持つ者 ( No.28 )
日時: 2010/08/16 19:55
名前: 劉 (ID: ouG7SBqg)


次に優の目が覚めたのはまたもや病室のベッドの上だった。

次は逃げないようにか、鳴海先生が居た。



「あ、優ちゃん目が覚めた?」

優は反射的に起き上がろうとしたが、体に走る激痛でその行動も呻き声に変わった。

「駄目だよ優ちゃん!無理しちゃ!君はまだまだ安静が必要なんだ。」

鳴海先生に無理矢理ベッドに寝かされ、優は気になってたことを聞いた。

「先生・・・・・ペルソナが私に会いたがってるんでしょ?」

その言葉に鳴海先生の表情は驚いた顔に変わった。

「ど・・・どうしてそう思うんだい?」

「だって私がペルソナにした行為は反逆行為に値するから・・・・それに鳴海先生が何か緊張した様子だし」



その言葉に鳴海先生が溜息をついた。

「君は相変わらず凄い推理力だね、その通り。ぺルソナが君に会いたがってる」

優はその言葉に対してなんの反応も示さなかった。

「君がまだ会いたくなければまだ会わさないけど・・」

「ううん、今すぐ会うよ。」

優は即答した。

「今すぐ?・・・・優ちゃんは大丈夫?」

まだ傷ついた体や心を気遣って鳴海先生は言った。

「ううん、大丈夫。今すぐペルソナに会わせて。」

その言葉を聞き、鳴海先生は病室を出て行った。

















































数分後、病室の扉が開いた。

そこにはペルソナの姿があった。

「ようやく目が覚めたか。優」

優はまっすぐペルソナを見ていた。

「いろいろ言いたい事はあるが、手短に単刀直入に言う。」

そう言うと、優の枕元にペンダントを置いた。

「これはアリスを制御するための物だ。お前のアリスは強力すぎる。これをずっとつけてろ。」

そのペンダントは十字架がついていた。

「本来なら今すぐお前に任務に入ってもらうところだが、他の先生がうるさいからな、退院までゆっくりしてろ。」

そう言ってペルソナは出て行った。


優は貰ったペンダントを眺めていた。



Re: 学園アリス☆二つのアリスを持つ者 ( No.29 )
日時: 2010/08/17 15:07
名前: 劉 (ID: ouG7SBqg)



あれからしばらくして、優は退院した。

教室に優が入った瞬間蜜柑が飛びついてきた。


「優ちゃ〜ん!退院したんや!よかったなあ」

周りに居た生徒も優の元に集まってきた。

「優ちゃん、体は大丈夫〜?」

「無理しちゃいけないよ。」


何だろう・・・この感情は・・・・・。

うれ・・・・し・・い・・?

初めて抱く感情に疑問を浮かべながら優は自分の席に着いた。

隣には棗がもう座っていた。

棗は優のほうを見て、口を開いた。

「お前・・・、その首のは何だ?」

棗は誰よりも早く優のアリス制御アイテムに気がついた。

その言葉に周りの生徒も気がついた。

「優ちゃんどうしたん?そのペンダント」

「おしゃれ〜」

口々に言いたいことを言っていた。

本当の理由も知らないで。

棗は不信感を抱いて優を見ていた。

その視線に気がついて優はこういった。

「これはただのペンダント。アリス学園に来た時にかばんの中に入ってたの。」

嘘をついた。

棗にはお見通しだったが、棗はあえてそれ以上追求しなかった。

「いいなあ〜そのペンダント・・・優ちゃんのお母さんか誰かが入れてくれたん?ええなあ。」

蜜柑が言った。

「どうだろうね?分かんないよ」

本当は親なんて居ないけど。

そう思いながら優は心にも思ってないことを言った。

Re: 学園アリス☆二つのアリスを持つ者 ( No.30 )
日時: 2010/08/17 16:18
名前: ののこ (ID: .057oP6P)

こんにちは!!

ののこです☆

はじめまして><

呼びタメ構いません!
よろしくお願いします><

Re: 学園アリス☆二つのアリスを持つ者 ( No.31 )
日時: 2010/08/18 22:15
名前: 劉 (ID: ouG7SBqg)

ののこ

コメントありがとう^^

こっちも呼び&タメで全然OK!

よろしくね^^

Re: 学園アリス☆二つのアリスを持つ者 ( No.32 )
日時: 2010/08/18 22:53
名前: 劉 (ID: ouG7SBqg)


「優ちゃんのお母さんとお父さんってどんな人なん!?優ちゃんにそっくりなん!?」

その質問に私の表情は暗くなった。

本当のお父さんとお母さんってどんな人だっけ。

周りに居た子はみんな自分の両親の話を始めた。

「私のお母さんってね〜・・・・」

「私のお父さんなんて!・・・・」






どうして私をお母さんは捨てたんだろ・・・。

どうでもよかったのかな・・・・。


そんな時、優に話が振られた。

「優ちゃんの両親ってどんな人?」

棗だけは唯一優の両親のことを知っていた。

棗は優の顔色を伺っていた。

優は笑いながら言った。

「私には両親がいないんだよ。捨てられたの。」

・・・・・・・・・。

一気に静かになった。

優はそれでも話し続けた。

「5歳の時に両親に捨てられて、施設に入れられたの。その施設はひどくて私を虫けらのように扱うの。
他の子たちにはとっても優しいのに私にはゴミのように接するの。私って大人にとってはいらない存在みたい。」

優は吹っ切れたのだろう。とまらなかった。

いや、今まで溜め込んでたものが爆発したのだろう。

「学校が終わるたびに、施設に帰るたびに嫌になったよ。私をストレス発散の道具にしてたみたい。周りの子は施設の人たちの前では私を避けるくせに、いなくなったら頼ってくるの。それがうっとうしかったんだけど、笑顔で頑張ったんだよ。笑ってれば乗り越えられたから。施設の人の前では泣かないって決めてたの。」

「優ちゃん・・・」

蜜柑が口を挟もうとしたけど、聞こえていないようだった。

「私の頑張りを・・・認めてほしかった。どうして嫌われてるのか分からなかった。どうして捨てられたのかも。でも全部私が悪いの・・・。私さえ居なければ・・・・!!」

蜜柑が優を抱きしめた。

「優ちゃん・・・・!そんなこと無いって、自分を責めるん止めて・・・。」

優は涙がとめどなく出ていた。

「私さえ・・・私さえいなければ・・・・・!!」

「優ちゃん!!」

その時、鳴海が入ってきた。

「はーい、みんな!今日も元気かい?」

さすがに鳴海も気がついた。

みんなが円になっているところをのぞいた。

「私がいなければ!!!・・・・・・っさえ・・・妹が殺されることは無かったのに!!」


その一言でクラスが一気に静まり返った。


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