二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 学園アリス☆二つのアリスを持つ者
- 日時: 2010/08/12 20:15
- 名前: 劉 (ID: ouG7SBqg)
暇を見つけては頑張って更新します^^
文才は0です←
温かい目で見守ってやってください((
コメント、アドバイス大歓迎^ω^
- Re: 学園アリス☆二つのアリスを持つ者 ( No.18 )
- 日時: 2010/08/13 23:55
- 名前: 劉 (ID: ouG7SBqg)
優の目が覚めたのは病室だった。
授業中だろうか・・・・誰も病室にはいなかった。
優は痛む体を無理矢理起こし、あたりを見渡した。
優の体には点滴が2本取り付けられていた。
そして優の布団の上に一枚の紙が置いてあった。
優はその紙を手に取り、中に字が書いてあったので読んだ。
『起きたら話がある。
俺が来るまで待ってろ。
棗』
たったそれだけ。
たったそれだけの文だったけど優はすべてをさとった。
棗が私が任務をしていることに気がついた・・・。
棗の事だ、きっと私に任務を辞めさせるに違いない。
そしたらまた棗が任務を・・・・・っ。
そう考えると震えがとまらなかった。
優は窓の外の景色に目をやった。
アリス学園は広い・・・・。
優は急いで自分に取り付けられてた点滴を乱暴に外し、病室から逃げ出した。
怖い・・・・。
怖い・・・・。
棗が傷つくのが・・・・。
私は・・・・死んでもいい・・・・。
優は森の中を走っていた。
体が痛むので思うようには走れない。
でも、少しでも遠く・・・見つからない場所に行きたかった。
—————そのころ病室では・・・。
「優ちゃーん!お見舞いに来たで!!」
勢いよく扉を開けた蜜柑の後ろには蛍、委員長、棗、流架、鳴海先生がついてきてた。
「あれ・・・・・・・?」
いち早く病室についた蜜柑は異変に気がついた。
「どうしたの、蜜柑。」
蛍が蜜柑に言った。
「蛍・・・。優ちゃんが居らんようになっとる!」
その言葉を聞き、急いで病室の中に入ってきた5人はその場に息を呑んだ。
点滴が外されたせいで出血したのだろう。液体と血が混ざっていた。
皆が固まってるなか、鳴海先生が口を開いた。
「委員長は他の先生にこの事を伝えて!急いで優ちゃんを探してもらうんだ!他のみんなは手分けして優ちゃんを探そう」
その言葉に皆は病室から飛び出した。
- Re: 学園アリス☆二つのアリスを持つ者 ( No.19 )
- 日時: 2010/08/14 09:40
- 名前: ねこまる (ID: Atweuouf)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.cgi?mode
このあと森でペルソナと会うのかな?!
優c点滴抜いて痛くないのΣ(・Д・)
劉sも雨月sも私にはタメ&よびで!
きになるぅ〜><
- Re: 学園アリス☆二つのアリスを持つ者 ( No.20 )
- 日時: 2010/08/14 16:20
- 名前: 雨月 (ID: H5up09UV)
うん♪
オリキャラ締め切ったけど、席はちゃんと空けてあるから大丈夫だよ。
更新頑張ってね♪
- Re: 学園アリス☆二つのアリスを持つ者 ( No.21 )
- 日時: 2010/08/14 18:12
- 名前: 劉 (ID: ouG7SBqg)
「・・・・ッハァッハァ・・・」
優は森の奥深くで少し休憩をしていた。
いつもならもう少し走れるが、体が思うように動かないのですぐに疲れる。
「もっと・・・・もっと遠くに行かなくちゃっ」
そう言い聞かせ走り出そうとした時、物音が聞こえた。
物音のした方向を見ると・・・・・・ペルソナが居た。
「っ・・・!ペルソナ・・・・。」
優はもう自分の居場所が見つかった事に落胆した。
「何をしている。優。」
「・・・・・・・・・。」
優は何も言えなかった。
「お前のクラスの委員長がお前を探してくれと頼んできたぞ。」
委員長が・・・・。もう居なくなったってばれたんだ。
「今、アリス学園にいる教師全員でお前を探している。さぁ、戻るんだ。」
今戻るのは嫌だった。もし出来るならこのまま逃げ切りたいと考えていたから。
「さあ!戻るんだ!」
動こうとしない優に痺れを切らしたペルソナが腕を掴んだ。
優は炎のアリスをだし、ペルソナの手を離させた。
「貴様・・・。逆らう気か・・・!」
「私はまだ戻りたくない。私はもう人形じゃない!」
そう言い放ち、炎のアリスでペルソナの周りを囲むように燃やした。
「あ!おい!まて優!!」
その言葉を振り切り、優は森の中を走って行った・・・。
- Re: 学園アリス☆二つのアリスを持つ者 ( No.22 )
- 日時: 2010/08/14 19:52
- 名前: 劉 (ID: ouG7SBqg)
いったいどれだけ走っただろう・・・。
病院を飛び出した時はまだ明るかったけどだんだん日が落ちてきた・・・・。
優は無我夢中に走っていたので今自分がどこにいるのかが分からない。
自分の体を酷使しすぎた・・・・・。
もう思うように動けない・・・。
優は走ることが出来ずよろよろと歩いていた。
もう見つかるのも時間の問題だろう・・・・。
そんな事を考えてると声がした。
「おい優!どこに居るんだ!」
棗の声だ・・・・・・。
だいぶ声が近いところから聞こえる・・・。
見つかるのが棗なら・・・・いっか・・。
優は逃げることを辞めた。
そして小さい声で呼んだ。
「棗・・・棗・・・」
「優!そこにいるのか?」
棗は草を掻き分けて私の前に現れた。
「棗・・・・・」
「ッハア・・・優!」
どうしてだろう・・・・涙が・・・止まらない。
私は棗の胸に飛び込み、泣いた。
こんなに泣いたのはいつぶりだろう・・・・。
孤児院に入る前までかな・・・。
よく、嫌な事があると一人で泣いて・・・・棗が助けてくれたな・・・。
よく棗の胸で泣いたな・・・。
棗は何も言わず、ただ黙っていた。
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