二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 曲がった僕の心 アツヤとの思い出〜再会のとき〜
- 日時: 2011/03/07 14:23
- 名前: 朝蛾 (ID: nvLkUcGh)
朝蛾と申します・・・
吹雪兄弟がメインの小説です・・・
回りくどい意味不明な言葉も入ってます。
コメTHANKS
・ 戯言+α人間
・マカロン
・ストーン
2010 10月16日
プロローグ
僕の手には一枚の写真がある。
それは遠い遠い過去の事実を証明する。
たとえ僕が知らなくても。
知らなくてはならない。
その日がいまだとしても。
- Re: 曲がった僕の心(イナズマイレブン) ( No.23 )
- 日時: 2011/01/20 17:03
- 名前: 朝蛾 (ID: nvLkUcGh)
6+One
白恋中は良い所だ。山の奥にあるせいか、クラス、いや学校全体がやさしさに満ちてる、そう感じる。
転校してきて初日に友ができ、クラスに解けこめた。こういう暮らしがしたかった。自分だけの自分だけの暮らし。だれにも行動をとめられることもない。自由だった。
唯一気がかりなのは兄だ。
兄とはこの2週間いまだあってない。会わないほうがいい。でもいつ兄と会ってしまうか、寮が隣だし、学年は一緒なんだから。でももし会ったら。会ったら話したい。でもだめなんだ。自分にブレーキをかけなくては。兄貴と一緒にサッカーしたいとかそういうことは考えてはならない。そう、考えては。
そう思う一番の理由は兄がまた、俺を必要になりかねないから。やっと必要じゃなくなったのに、そうなることはだめだ。
そしてこの実笠に融合してからのある朝に鏡を見たときに思った。
最初に融合していないときよりも少し髪型が変わっているのだ。どうやら融合すると俺の髪型が出てしまうらしい。そう気づいたからだ。
- Re: 曲がった僕の心(イナズマイレブン) ( No.24 )
- 日時: 2011/02/14 13:06
- 名前: 朝蛾 (ID: nvLkUcGh)
7
「ねぇ吹雪くん」
「ん?どうした押屋」
グラウンドでの練習がおわり、それぞれ出した道具をしまっている最中、押屋は吹雪に声をかけた。
「練習中、ずっとあすこで見てた人がいたべ。あっまだいるべ」
そういって指差したその先はグラウンドの横、グラウンドから校舎に向かう途中にある大きな杉だ。5時を過ぎるとあたりがだんだん暗くなってゆく。したがって、今、部活が終わった後はほとんど見えない状況になっている。
そしていまの杉の下に人がいるかどうかなんてわかりはしない。だか、かろうじて目を凝らすと人が居るようにも見える。押屋にはどうやら見えているようだ。
「なんでだろう?」
「もしかしたらサッカー部に入りたいのかもよ?わたしはなしかけてくる。」
首をかしげていると真都路はいうと杉のところへかけていった。
やっぱり人は居たらしい。真都路が向かってくると、杉をはなれ勢いよく、学校のほうへかけて行ってしまった。
「えっちょっとまってよ〜」
真都路は追っかけるがすぐにとまり吹雪たちの居るほうに戻ってきた。
「逃げなくてもいいのに・・」
「まあ、また今度きたら誘えばいいさ」
真深は真都路に笑いながらいう。
吹雪はもう一度杉のあるほうを見つめた。闇は深まっていく一方だった。
- Re: 曲がった僕の心 アツヤとの思い出 ( No.25 )
- 日時: 2011/02/19 21:01
- 名前: 朝蛾 (ID: nvLkUcGh)
8
どこまでもどこまでも広がっている青い空
だけど終わりが絶対あるんだ。
終わりがきて、真っ暗なものに消されてしまうんだ。
白も青も赤も全ては黒。
黒一色になってしまうんだ
- Re: 曲がった僕の心 アツヤとの思い出 ( No.26 )
- 日時: 2011/03/04 07:36
- 名前: 朝蛾 (ID: nvLkUcGh)
8
次の日朝、まだ人がいない。今は4時。なぜか、急に早く目覚めてしまった。しょうがなく、グラウンドでボールを蹴ったりしていた。
こんな早く目覚めたのはいついらいかな。そういえばアツヤも早起きだったな。こんな時間からずっとサッカーボールを蹴ってた・・
「おぉい!士郎!」
後ろを振り返ると、室羅監督が手をひらひらさせて、吹雪を呼んでいた。
「おはようございます。室羅監督」
ここは寮だから、先生たちももちろんここに泊まっている。1日が終わって上り下りするのは、あたりが暗すぎて危険なのだ。
「士郎、やけに今日ははやいな。ちょうど良かった。ちょっとしたまで降りて、小樽にこれ、届けてくれないか。ああ、したといっても、こっち側のバス停だ。駅側じゃないからな、ほい!」
一方的にそういわれ、封筒を吹雪に渡す。
- Re: 曲がった僕の心 アツヤとの思い出〜再会のとき〜 ( No.27 )
- 日時: 2011/03/07 14:51
- 名前: 朝蛾 (ID: nvLkUcGh)
8の続き
「ああ、寒い、じゃあ頼んだぞ」
そういってそくささと校舎に入っていってしまった。吹雪は封筒を見つめた。
多樽というのは、バス運転手の名前で、室羅監督とは、昔からの幼馴染らしい。かなり近い場所で働いているせいか、一緒に話している姿は多く見られる。室羅監督は時々こうして吹雪を使いに出すことがある。
それは、室羅監督が極度の寒がりだということなのだが・・
ではなぜ、こんな山中で教師をやっているのか、それはなぞのままである。
とにかく、用事の出来た吹雪は、バス停に向かうことにした。
ざくざくという、自分の足音が静かな、朝の森に響いていた。バス停は、少し山を下り、あの木があるところを通ると見えてくる。
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