二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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彩雲国物語 -始まりは青風に-
日時: 2010/10/31 19:28
名前: しーちゃん (ID: qManwW4a)

はじめまして、しーちゃんです!
同じ名前の方がいたら申し訳ございません…(´・ω・`)
彩雲国物語-サイウンコクモノガタリ-って、知ってますか??
私はこれが大好きで、全部読んでます!!

このお話は、私のオリキャラを入れたお話です。
原作と離れて行く可能性大です。それでも良いよって方だけお願いします。

   【お願い】

荒らしやチェーンメールの貼りつけはやめて下さるとうれしいです。
小説は初めてなのでうまくいかないと思いますが、下手などのコメントはやめてください。
キャラ崩壊する可能性が高いです。その上原作とそれる可能性も。小説見てかきます。



お願いをご了承して下さるあなた。
誠にありがとうございます!!

それではよろしくお願いします!!

ちなみにコメント返しはコメントを下さった方の小説のスレッドの方に書かせていただきます。
スレッドが見つからない場合は、このスレッドで書きます。

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Re: 彩雲国物語 -始まりは青風に- ( No.9 )
日時: 2010/11/03 22:13
名前: 颯 ◆Qvzaeu.IrQ (ID: PEb0lw5o)

こんばんは、しーちゃん様!!
いつもボクの小説にコメント入れてくださってありがとうございます!!

さ、彩雲国物語・・・!!ボクも好きです!!
ボク的にはやっぱ珠翠とか秀麗が好きです!!
紫苑君・・・優しい・・・!!
その優しさにボクは感激します〜・・・。


更新頑張って下さいねノノ

Re: 彩雲国物語 -始まりは青風に- ( No.10 )
日時: 2010/11/04 21:12
名前: しーちゃん (ID: BxTNPAbK)

「全く本当に……紫苑は無理しすぎなのよ!!」
「ご、ごめん……。だって杜進士と紅進士があまりにも大変そうだったから……」
「問答無用!! これからは無理しない事!!」


 ドビシッと須琳に指摘され、紫苑は小さくなった。
 目の下には物凄い隈ができている紫苑は、夜に見るとかなり恐ろしい物になっている。
 須琳は小さくため息をついた。

「紫苑。私、仕事手伝ってあげられなくて……ごめんね?」
「いいんだよ。もう体調大丈夫なんだよね」


 ほのぼのな2人を、太陽がまぶしく照らしていた。

     *〜*〜*

 秀麗と影月はその日も書翰整理に追われていた。
 厠掃除、沓磨きとそれぞれ終了したと思えば、今度は書簡の整理である。それでもめげない2人組だ。

「紅進士、杜進士。ホラ、追加の仕事だ。任せたぞ」
(んなっ……!! 今整理したってのに……!! わざわざその書翰の上に置かなくても……ッ!!)


 出て行った官吏を見送って、秀麗は拳を震わせる。
 影月も、秀麗が整理し終わったばかりの上に乗った書翰を見て、笑いながらため息をついた。

「またですね……。秀麗さん、大丈夫ですか?」
「だ、大丈夫よ!! それに……もう雪官吏に手伝ってもらう訳にはいかないもの。私よりも年下だってのに……昨日はすっごくお世話になっちゃったわ……」


 ハァ、と秀麗はため息をつきながら肩をたたく。
 影月も昨夜を思い出したようで、ニッコリと微笑んで呟いた。

「そうですねー。昨日はすっごくお世話になりましたもんね。雪官吏、すっごく優しいですよねー」
「えぇ。お世話になってるわ……」


 秀麗はのせられた書翰を取ると、再び整理を始める。
 影月も微笑みながら仕事を進めて行く。今は昼までバンバン仕事が入ってくる。為に、秀麗と影月はてんてこまいまいである。
 もう邸には全然帰っていない。府庫に泊まり込みをするのも、もう10日にも達していたのだ。
 全く仕事が終わらないのである。


「よしっ!! これは礼部行きで……こっちが刑部。あ、これは……」

 秀麗はいったん手を止める。
 それに気がついた影月は秀麗の顔を覗き込む。


「秀麗さん、どうしたんですかー?」
「なんでもないわ。影月君。私、これ届けに行ってくるわね。ついでに、ある人にお礼にも行ってくるわ」
「ハイー。お気をつけて行って下さい」

 秀麗は微笑むと、書翰を片手に部屋を出た。

     *〜*〜*


 礼部、刑部に書翰を届けると、最後の場所を目指した。
 無論、紫苑の部屋である。秀麗はいつも紫苑が仕事をしている部屋の前に立つと、ゆっくりとノックした。中から声が返ってくるが、それは紫苑の物ではない。


(……女の人の声!?)
「誰ですか? どうぞお入りください」
「こ、紅秀麗です。失礼いたします……」

 ゆっくりと部屋に入ると、そこにいたのは紛れもない女性であった。
 青い髪をしている。紫苑とよく顔立ちが似ているのは気のせいではないであろう。秀麗は目を丸くした。なぜ、ここに自分以外の女性がいるのだ、と。


「あぁ。新人の紅進士。書翰を届けに来て下さったのですか。ありがとうございます」
「い、いえ……。あ、の……失礼なことをお聞きしますが……女性の、方ですか?」


 訝しげな顔をしている秀麗を見て、女性、須琳はニッコリと微笑んだ。秀麗から書翰を受け取り、秀麗の頭を優しくなでる。
 突然の行動に、秀麗はかなり驚いた。


「ごめんね。貴方の言うとおり……私、女なの」
「お、んな……」

 秀麗の顔が蒼白になる。そしてそれはだんだんといらだちに変わって行く。
 そして——それはついにキレた。


「なんっっっですってぇぇぇっっ!! 女!? 女!? ふざけんじゃないですよッッ!! ここは女立ち入り禁止じゃないんですかっ!? 私がどれほどの思いをして……」
「落ち着いて、紅進士。これには訳が……」
「訳ですってぇぇぇぇッ!? んなもん知りませんッッ!!」
「これ、主上から許しが出てるんです」


 瞬間、秀麗の目が点になる。
 そして、自分が言った事に真っ青になり、また雄たけびをあげたのだった。

Re: 彩雲国物語 -始まりは青風に- ( No.11 )
日時: 2010/11/04 21:23
名前: 美菜 (ID: fEmkpaBl)

あはは〜〜秀麗が上手いね!!
うん、秀麗はこんなキャラだ☆
でも、主上ってあの人・・・?←ネタバレになるからキャラは出さない♪
それとも、オリキャラ?

気になる〜〜〜!!!

Re: 彩雲国物語 -始まりは青風に- ( No.12 )
日時: 2010/11/05 21:51
名前: 颯 ◆Qvzaeu.IrQ (ID: OXTNPTt9)

秀麗が暴走しちゃってる・・・;
キャラの使い方がうまいですねノノ
それに読みやすいです^^書き方が上手です♪

毎度ボクの所にコメントくれて感謝です♪
更新頑張ってくださいね!!

Re: 彩雲国物語 -始まりは青風に- ( No.13 )
日時: 2010/11/07 21:54
名前: しーちゃん (ID: hSqi2epP)

「ほ、本当に申し訳ございません……」

 秀麗はぺこりと頭を上げる。須琳は微笑んで、手を左右に振った。
 ぐっすりと寝入ってしまっている紫苑は起きない。秀麗も紫苑に気づいていないであろう。

「大丈夫ですよ。そんなに焦らないくても……」
「で、ですがっ……!! ご無礼な言葉ばかり並べて……」
「……いいんです」


 須琳は微笑むと、秀麗から書翰を受け取って、机の上に置いた。
 そして茶器やらなんやらを持ってくると、お茶を注ぐ。甘い匂いが部屋に漂った。
 須琳は机の上にそれを運ぶと、和菓子と茶を秀麗の前に置いた。秀麗は軽くお辞儀をすると、椅子に座り、お茶をこくりと飲む。表情がパッと明るくなった。


「すごく……甘いです……」
「これ、甘露茶。私のお気に入りのお茶なの。和菓子も食べてね。小さいけどお饅頭なの」
「あ、ありがとうございます……」

 秀麗は饅頭をつまむと、口に入れた。
 ふんわりとしたやわらかい生地の中に入っているのは甘いこしあん。秀麗は口元をおさえた。


「すっごくおいしい……」
「でしょう。そのお饅頭、私のお気に入りなの。小さい饅頭なんだけどね……。いつも近所のおばあちゃんがくれているの。お金取って行くの……その人」


 須琳は微笑むと、自分も饅頭をつまんだ。
 口に含むと、変わらない味に微笑んだ。そしてゆっくりとお茶をすする。

「で、なんで私がここにいるか……聞きたいって言ってたよね」
「あ、えっと……ハイ」
「それはね……紫苑の護衛って言うのかな。自分でもよく分からないんだけど……」
「雪官吏の……護衛? 雪官吏とどういうご関係なのですか?」


 秀麗はなるべくやわらかい口調で尋ねた。
 須琳は自分を指さすと、微笑んで秀麗に言う。

「私の名前は、雪 須琳。雪 紫苑の姉なんです」
「…………」


 その後、秀麗の叫びが再びあがった。



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