二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 彩雲国物語 -始まりは青風に-
- 日時: 2010/10/31 19:28
- 名前: しーちゃん (ID: qManwW4a)
はじめまして、しーちゃんです!
同じ名前の方がいたら申し訳ございません…(´・ω・`)
彩雲国物語-サイウンコクモノガタリ-って、知ってますか??
私はこれが大好きで、全部読んでます!!
このお話は、私のオリキャラを入れたお話です。
原作と離れて行く可能性大です。それでも良いよって方だけお願いします。
【お願い】
荒らしやチェーンメールの貼りつけはやめて下さるとうれしいです。
小説は初めてなのでうまくいかないと思いますが、下手などのコメントはやめてください。
キャラ崩壊する可能性が高いです。その上原作とそれる可能性も。小説見てかきます。
お願いをご了承して下さるあなた。
誠にありがとうございます!!
それではよろしくお願いします!!
ちなみにコメント返しはコメントを下さった方の小説のスレッドの方に書かせていただきます。
スレッドが見つからない場合は、このスレッドで書きます。
- Re: 彩雲国物語 -始まりは青風に- ( No.4 )
- 日時: 2010/11/01 16:16
- 名前: 美菜 (ID: ollL4NQQ)
わー、上手い!小説!!
紫苑君と須琳ちゃんに期待しちゃって良いですか?
面倒事を避ける・・・よくやります。
紫苑君可哀想に・・・。頑張れ☆
静蘭が上手い!原作通り!!
頑張ってください。
- Re: 彩雲国物語 -始まりは青風に- ( No.5 )
- 日時: 2010/11/01 16:32
- 名前: しーちゃん (ID: Di8TedTz)
序章Ⅱ
書翰に埋もれた部屋を片付けて数分。未だに姉は帰ってこないと少年は思いながら、机にだらんと体を預けていた。
書翰の多さにいつもあきれるが、今度こそもあきれた。揃えた書翰を眺めてため息をつくと、少年はゆっくりと立ち上がった。多い書翰を抱えて、部屋の扉を開ける。
「おや、雪様。どこに行かれるのですか?」
「あ、紅尚書……」
目の前に現れたのは府庫の管理をしている紅邵可であった。
少年はニコリと微笑むと、手元の書翰を邵可に見せた。
「この書翰を魯官吏に届けに行かなくちゃ行けないんですよ。あの人本当に苦手なんですよね……。去年みっちり絞られちゃいましたからね……」
「それはそれは。そう言えば、先程須琳さんが来てましたね。書翰をたくさん抱えらして。ご苦労様です」
少年は微笑むと邵可に軽く礼をして、魯官吏の元に向かった。
*〜*〜*
秀麗は進士式の為に影月と宮殿を訪れていた。
優しげな風がふく。鳥たちが一斉に羽ばたいた。秀麗と影月はその鳥を眺める。
「……もうすぐね」
「そうですねー。あ、秀麗さん。誰か来ましたよ」
あちら側からこちらに向かってきているのは官吏であろう。
まだ幼げな少年である。手には書翰をたくさん抱えている。青い髪が綺麗だ。それに飾り付けをするかのような、赤い瞳。秀麗と影月はゆっくりと頭を下げた。
「あ。貴方達が新たな進士さん達ですか。紅進士と杜進士ですね。ちなみに……顔上げてください。僕、そこまでエラくないので」
「あ……でも……」
「良いからあげてください」
2人はゆっくりと顔を上げる。爽やかそうな少年はニッコリと微笑んだ。
まだ若いその少年を見て、秀麗は小さく声を上げる。
「あの……もしかして、雪 紫苑様でしょうか?」
「あれ。僕の事知ってるんですか?」
秀麗と影月は顔を見合わせて、少年、紫苑に向かってうなずいた。
紫苑は笑うと、手元の大量の書翰を見せつける。
「結構大変ですよ。だけど……お2人とも、頑張ってくださいね」
「ありがとうございます」
「頑張ります」
紫苑は微笑むと、魯官吏の元へ向かって行った。
*〜*〜*
「失礼します。書翰を届けに参りました」
「……御苦労」
無愛想な返事は流して、紫苑は近くの机の上に書翰を置く。痛々しい視線を感じて、紫苑は魯官吏の方を見た。
魯官吏は苦笑していた。紫苑は訝しげな顔をする。
「……何か?」
「雪紫苑。お主……女だったら良かったな」
「……ハイ?」
紫苑は目を点にする。
魯官吏は口を手で覆った。思いっきり笑いをこらえていることが分かる。
「あの……どう言う意味ですか?」
「お主が女だったら、今年の女官試験の合格者になっていただろう。紅秀麗と同じ成績ぐらいに頭が良かっただろうな」
「……いきなり何を言うのですか」
「……下がって良いぞ」
「はい。どうも失礼しました。……くれぐれも、進士達を虐めないようにしてくださいね」
紫苑はそう言うと、ゆっくりと部屋を出た。
*〜*〜*
「あ、須琳!! どこ行ってたんだよっ!!」
「紫苑!! それはこっちの台詞よ!! 心配したんだから……」
「え、イヤ、その……魯官吏の所に書翰を届けに行ってたんだよ。須琳が遅いから」
「あ、そうなの。ごめんね」
ニッコリと微笑む姉に、紫苑はため息が出た。
しかしニコリと微笑むと、その場にバターンッと倒れた。須琳はギョッとする。
「し、紫苑!! どうしたの!?」
「す、睡眠不足……。過労がヒドイや……」
「イーヤーッッ!! 貴方私が寝てる間にも書翰やってたんでしょっ!! 『今日はもうこれで終わりにしよっか』って紫苑が言ったから私も安心して寝たのにーっっ!!」
「アハハ……だって間に合いそうになくて……」
「それでも私に言ってくれてもいいじゃないのっっ!!」
姉弟の言い合いが続いた後、紫苑は浅い眠りにつけたのだった。
*〜*〜*
序章Ⅱ ......END
次から本編へレッツゴーッッ!!(・∀・★)
- Re: 彩雲国物語 -始まりは青風に- ( No.6 )
- 日時: 2010/11/01 17:03
- 名前: 美菜 (ID: ollL4NQQ)
紫苑君、秀麗と同じ位頭良いって、すごーい!
でも、笑いながら言われるって(笑)
紫苑君、頑張り屋さん♪
姉を心配して、言ってくれたんだー!!
それでも、須琳ちゃんは頭がそれ以上かも知れないとずっと思っているウチ←
- Re: 彩雲国物語 -始まりは青風に- ( No.7 )
- 日時: 2010/11/03 18:19
- 名前: しーちゃん (ID: nq7vYh80)
*〜*第一章 子猫のワルツ*〜*
温かい日和の今現在。紫苑は再び書翰の山と戦って、ゆったりと部屋で過ごしている所であった。ぐったりと紫苑は屍の様になっている。
そんな時、勢いよく部屋に入ってきた人物がいた。
「紫苑!! 秀麗の仕事……あれは一体何なのだ!! 余はかなり驚いたぞ!!」
「あ、主上。お久しぶりです。ちなみに、あの仕事は魯官吏が決めたので、僕には関係ないです」
「嫌!! 関係ある!! 大体なぜ秀麗が厠掃除なのだ!! しかも杜影月の方は沓磨き!! ふざけていると思わないか!!」
まるでタダをこねる子供の様に愚痴を言ってくる彩雲国国王、紫 劉輝に紫苑はため息が出た。
そして机に頬杖をつき、じーっと自分の顔を見てくる劉輝を見て、紫苑は劉輝の額をツンッと指で押した。
「魯官吏があんなことするのはなんで? 毎年魯官吏にしごかれた人は今どうなってるの?」
「……紫苑。余はこれでも一応王なのだ……。だから敬語ぐらい……お、そうか!! そう言う事なのか!!」
「そう言う事。おとなしくしといてね、主上」
紫苑は微笑むと、ゆっくりと立ち上がった。
体がすごくだるく重い。姉の須琳は今、家にいる。少々風邪をこじらせてしまったのである。看病は要らないと言われたので、紫苑は心配しながらもここに来たのだ。
劉輝は不思議そうに紫苑を見る。
「どこへ行く?」
「紅進士の所。主上は、杜進士の所にでも行ってあげてください」
「ウム。承知した」
紫苑は劉輝に向かってほほ笑むと、厠掃除をしている秀麗の元に向かった。
*〜*〜*
ガシガシゴシゴシと厠を必死に磨いている秀麗を見て、紫苑は少し微笑んだ。
一歩踏み出そうとした瞬間、別の官吏が来る。そして女官である秀麗を邪魔者扱いしたり、汚物扱いしている。
紫苑は前に出た。
「官吏様達。こんなところで道草を食っていて……よろしいのですか?」
「せ、雪官吏!! も、申し訳ございません……」
紫苑は魯官吏のお気に入りである。
紫苑に手を出せば、魯官吏から何か下されるという事は誰にでもわかっているのだ。否、魯官吏からではない。
紫苑の姉、須琳から、殺されるほどの殺気を送られる。
「し、失礼いたします……」
去って行った者達を見届けると、紫苑は秀麗に向かってほほ笑む。
秀麗はぺこりとお辞儀をした。服がかなり汚れてしまっている。厠掃除はやはり大変であろう。
「お疲れ様です、紅進士。厠掃除などとは……冗談にもなりませんね」
「い、いいえ……良いんですよ。最初はこんなことぐらいでも良いんです」
ニッコリと微笑む秀麗だが、その言葉には確実にいらだちがまぎれていた。
紫苑は苦笑すると、次の厠に向かう秀麗にお辞儀をする。秀麗も微笑んでお辞儀をした。
*〜*〜*
午後からの秀麗達の仕事は、書翰の整理などだ。
紫苑にも書翰の整理が急に入ったのだ。だがしかし。秀麗達を手伝いたいがための一心で、紫苑は超特急で書翰を終了させた。須琳がいないので大変だが、頑張るしかなかったのだ。
書翰の整理が終わると、紫苑は秀麗達の部屋に向かって行った。
「あ……雪官吏」
「みに来てくれたんですかー?」
紫苑はうなずくと、椅子に座って秀麗達の書翰をやり始めた。
秀麗と影月はかなり眠そうな顔をしている。紫苑はそれを見て、例の作戦を決行する事にした。
「紅進士。杜進士。少し眠ってはいかがでしょうか?」
「いいえ。もうすぐ終わるので……」
「10分ほどです。僕も眠りますので……」
いろいろ話し合った後、10分から20分だけ眠る事になった。
秀麗と影月が眠ったのを見ると、紫苑はこっそりと起きて、残りの書翰を一気に片付けた。
急いで書翰をそれぞれの官吏の元に届けると、部屋に戻り、今起きたような顔をして見せた。
書翰が全て綺麗になくなっていた事に驚いた秀麗と影月であった。そして。真実を知り、すがりつくように紫苑に感謝したのだった。
*〜*〜*
「雪官吏……その隈は一体……」
昨日の晩はずっと仕事をしていたのだ。
秀麗と影月には結果的に1.2時間ほど休養を与えていたのである。
静蘭が不安げに聞くと、紫苑はニコリと微笑んだ。
「なんでもありません。最近忙しくて……」
「そ、そうなんですか……」
その後、体調が戻った須琳が朝廷に入ってきた。
そこで紫苑を見つけ、紫苑の顔を見た瞬間悲鳴を上げた事は言うまでもないであろう。
- Re: 彩雲国物語 -始まりは青風に- ( No.8 )
- 日時: 2010/11/03 10:57
- 名前: 美菜 (ID: xwGoecEw)
劉輝・・・大人気無い・・・。
てか、王の身分でそんな事言えるのか?!
でも、それが劉輝です☆
紫苑、すっごい優し〜い!!
そんな弟が欲しいな〜〜
でも、そんな弟を心配する須琳も優し〜い!
秀麗も、影月も頑張れ〜〜〜
後、しーちゃんも更新頑張れ〜〜〜