二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- ♪完結♪学園アリス〜未来に映る永久のキオク〜
- 日時: 2010/12/18 13:34
- 名前: 萌依 (ID: quLGBrBH)
貴方にとって、大切な人は誰ですか?
友達?親友?家族?
—恋人?
もう、うちは全てを失った
だってコレは最初から遊び。
レクリエーション。
—そう、そのハズ……だったのに…。
これは仕方がないこと。
ダカラ、サヨナラ。
……棗。
- Re: 学園アリス〜未来に映る永久のキオク〜 ( No.14 )
- 日時: 2010/12/17 16:59
- 名前: あやのん ◆u4eXEPqmlc (ID: g1CGXsHm)
どうしましょう。
- Re: 学園アリス〜未来に映る永久のキオク〜 ( No.15 )
- 日時: 2010/12/18 10:05
- 名前: 萌依 (ID: quLGBrBH)
あやのん様>
こ、これ学園アリス…ですよねw
どんどん見知らぬ方向へ((
- Re: 学園アリス〜未来に映る永久のキオク〜 ( No.16 )
- 日時: 2010/12/18 10:07
- 名前: あやのん ◆u4eXEPqmlc (ID: g1CGXsHm)
いやいや、面白いからいいのさ
- Re: 学園アリス〜未来に映る永久のキオク〜 ( No.17 )
- 日時: 2010/12/18 12:47
- 名前: 萌依 (ID: quLGBrBH)
「やってやるわよ」
蛍が大きく声を張り上げると、二人も頷く。
ミシュカはくすくすと笑いながら消えた。
「…やってやるとは言ったけど、覚悟はしてたけど」
塔の内部で蛍がつぶやく。
後ろからはガシャ、ガショ、という音。
「こんな変なものがあるなんて聞いてないわ〜!!」
“障害物がないと誰が申しました?”
「…(あいつ、燃やす。)」
「(何を呼ぼうか…)」
—塔の最奥部
『まぁ、ボロボロ…。私の可愛いシモベたちとのじゃれあいはいかがでした』
「……あのね」
『うふふ、冗談です。それでは始めましょうか』
リンッ、シャンッ
鈴の音が響いた。
ミシュカの腕についている鈴だ。
『第一字、刃!!』
筆が現れ、刃という字を空中に書く。
蒼い光が現れ、刃が出てくる。
「……厄介な相手ね」
『第二字、無』
ボッ
周りに出ていた炎が消えた。
そう、無効化されたのだ。
『…これでは見えていますね、勝負は。』
「勝負の橋はなっ!!
最後まで渡んねぇと、わからねーよっ」
棗が叫ぶ。
『第三字、風!!』
ヒュウウ
風が蛍たちを襲ったと思うと、その風は炎と共にミシュカを襲う。
『なっ!?』
蛍が扇を振り、棗がそれに炎をのせ、ルカが大きな鳥を呼び援護している。
『…私の攻撃を、味方につけた!?』
ガッ
『きゃああああ!!』
ドシャッ
「私たちの勝ちよ。さぁ、蜜柑の体から出なさい」
『渡すものですか……。』
「約束が違うよ」
『…あの方にお会いしたい、待ってろと言ったきり戻らなかった…あの方に…。』
「あの方?」
『…だから体をかり、待っていたのに。
待ってろって言ったきり、戻らないのですもの…』
ミシュカがぽたぽたと涙を流す。
それは透明で、儚い夢のように
おちていった———。
こぼれた水はすくえない。
それと同じで
過去はもどせない
- Re: 学園アリス〜未来に映る永久のキオク〜 ( No.18 )
- 日時: 2010/12/18 13:08
- 名前: 萌依 (ID: quLGBrBH)
「貴方が現世に留まってちゃぁ、その人にも一生会えないんじゃないかしら」
ハッとミシュカが顔をあげる。
「いきなよ、天国。」
「探してる奴、いるかもしれねぇぞ」
『……貴方がたから私は蜜柑を奪った。
なのに、なのになぜ優しくするの』
「さぁ。確かに憎いけど、私たちは…大切な人にあってほしいから」
ミシュカが瞼を閉じた。
そしてふっと笑う。
『…ありがとう、皆さん。おかげさまで苦しみから解放されます』
薄い緑の光が包む。
蜜柑の体からすぅ…と女の人が出てきた。
白い髪、世に言うブロンドに白い着物。
きっと戦争がある時にいた人だろう。
『お礼に、一つ教えましょう。セイドが行っていたのは私を復活する儀式ではありません』
「……え?」
『早くあの子を起こしてください、さすれば学園は救われますから…』
蛍がダッシュする。
シュパパパッ
パンパンパン!!
「いてぇぞ、あれ。」
『う……ん…。』
“蜜柑さん、聞いてください”
『え?』
“貴方のお力が今必要です。学園を救いなさい”
『何でよ、私は学園を……恨んで…。』
“本音は違うでしょう?造られた人格と言えど、あそこで過ごした貴方は”
“本当のあなたでしたから。”
ミシュカはそういって消えた。
緑の光は雲を突き抜け、やがて消えた。
『…本当の、私…。』
ズキッ
頭に激痛が走った。
…“ほーたるぅ”
…“何よ”
“大好きやでぇっ!!”
『…だ、い…好き?』
「え?」
流れてくるのは私と目の前の三人。
アリス学園の人。
…“正式入学、おめでとう”
…“棗、ルカぴょーん”
“蜜柑ちゃん…”
「ねぇ、何で泣いてるの。蜜柑」
『えっ…や、やだ。私泣いてる…。』
“ずっと一緒やで!”
“翼センパーイ、美咲センパイ!!”
“ベア、要先輩”
—……思い出した。
造られた人格でも
私は“蜜柑”なんだ。
『蛍』
「!!」
『ルカぴょん』
「佐倉…。」
『棗』
「蜜柑…。」
『行くで。
学園に』
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