二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

♪完結♪学園アリス〜未来に映る永久のキオク〜
日時: 2010/12/18 13:34
名前: 萌依 (ID: quLGBrBH)

貴方にとって、大切な人は誰ですか?

友達?親友?家族?


—恋人?


もう、うちは全てを失った


だってコレは最初から遊び。

レクリエーション。


—そう、そのハズ……だったのに…。



これは仕方がないこと。


ダカラ、サヨナラ。


……棗。

Page:1 2 3 4 5



Re: 学園アリス〜未来に映る永久のキオク〜 ( No.9 )
日時: 2010/12/16 14:45
名前: 萌依 (ID: quLGBrBH)

スッ

大きな水晶に触れる。


「何をしている、朱里!!」

『決まっているわ、今ならまだシステムは正常よ。だから私が生贄になる!!』


グンッ

水晶の中に体が引っ張られる。

痛みがすごい。


『…っ、く…あ…』


痛みのあまり漏らした声に、棗たちも声の咆哮へと体を向ける。

「みか……ん?」

「体が水晶にッ!!」


『私なら力も十分だから。……だから』


ピコン…ピコン

音が聞こえる、体の細胞が組み立てなおされている証拠。


『バイバイ』




そして体が完全に見えなくなる。


暴走が止まった。


「蜜柑!!嫌よ、あんたは……あんたはいつも私がいなきゃ何にもできない子だった。でも…

隣にいなきゃ私だって何もできないのよ!!」



蛍の叫び声がこだまする。


蜜柑の返事は、なかった———。

Re: 学園アリス〜未来に映る永久のキオク〜 ( No.10 )
日時: 2010/12/16 16:11
名前: あやのん ◆u4eXEPqmlc (ID: g1CGXsHm)

学校に行っている間に!

Re: 学園アリス〜未来に映る永久のキオク〜 ( No.11 )
日時: 2010/12/16 20:06
名前: 萌依 (ID: quLGBrBH)

あやのん様〒

すごい展開でしょ((黙ww

ってか自分ダメダメだ((


そろそろ完結かな…。




『……ここ、どこ?』


そうだ、水晶の中に…入ったんだ。

私、どうなるんだろ。

まだ意識はあるけど、消えちゃうのかな。


「いや、いやだよ……朱里…。」


—珠理!?

「アイツは蜜柑だ!!」

「佐倉は佐倉だ」

「うるさいわ、その蜜柑はZが造った人格よ。時が来ると消滅する記憶よ」


—そう、そんな記憶いらないの。

人の手で造られ、人の手で壊される。

そんな曖昧で壊れたもの、必要ないのだわ。


許してとは言わない。
だけど、許さないでとも……言えない。
どうせ消えるのなら、恨まれたまま死にましょう。

…悲しい道をたどりましょう。

ごめんね、と言う声さえ届かない。
…セイド。貴方はなんて言ってくれる?


「…ははっ。ははははは!!」


笑ってる—?
ねぇ、セイド。どうして!?


「いいじゃないか、アイツは自ら生贄になった。俺の望みはかなえられた」


……そんな。
どうして悲しんでくれないの?
どうして、どうして、ドウシテ。


ニクイ。ニクイ。ナンデ?


『…馬鹿な行為だったね』


コロシタイホド、ニクイ。


“ならばお主の憎み、私が…晴らそう”


誰?


“私の名はミシュカ。”


もうどうでもいいよ、なんとでもなればいい。


“……ならば私と共に出よう。”


すぐに意識が消える。

ううん、すぐじゃなかった。


体が少し変化するのがわかる。


「蜜柑、出てきたの?」


『……セイドとやらは、どこだ』


「まさか古文書の……」


蜜柑は元の容姿のまま変貌を遂げたのだ。


『…ご苦労だった。

もう、お前に用はない』


トンッ—


セイドの胸に突き刺さったナイフ。
胸から出る血は、傷の大きさを物語る。


『私はミシュカ、蜜柑とやらの体を支配する者』

「…!!」


『今再び私の時代が訪れよう。

……世界を闇に覆そう』

Re: 学園アリス〜未来に映る永久のキオク〜 ( No.12 )
日時: 2010/12/16 22:20
名前: あやのん ◆u4eXEPqmlc (ID: g1CGXsHm)

セイドがぁぁぁぁぁ!

Re: 学園アリス〜未来に映る永久のキオク〜 ( No.13 )
日時: 2010/12/17 11:40
名前: 萌依 (ID: y/BzIObq)

あやのん様>

セイド君、ほんとはいい子なんですけどね;;
イカれちゃいましたw


でゎ、本編です。



—ふわっ


ところどころ、水晶の建物が見える。


「ここは……」

『私の世界……そう、ここは私のテリトリー』


パキッ

路面は凍り、霜柱のような音が鳴る。


『第47987世界、ここでは時間はあるようでない世界、人はいるようでいない…。』

「趣味の悪いところだな」

「まったくだよ」


『ふふ、面白いこと。では私はあのオクでお待ちしております、私の元にたどり着き、勝てたのならこのお体返しましょう』

「まけたら?」


『あなた方の能力を・・・いただきます。』



ヒュウウウ—



『そして貴方。・・・そう、黒猫。

貴方には私が最大の力を出せるようになる媒介、マスターになってもらいます。負ければですが』



ゲームが始まる。


そう、とても恐ろしいゲーム。



『さぁ、どうしますか?』


Page:1 2 3 4 5



この掲示板は過去ログ化されています。