二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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少年陰陽師*安倍紫春伝*
日時: 2011/04/25 23:26
名前: 翡翠 (ID: QoAeUzsP)

再び翡翠です。
此処ではもう一つ少年陰陽師の話を書いているのですが、
新しい話が浮かんでしまったのでこれを作らせていただきました。

*恋愛要素ももしかするとあるかもしれません。

*これは、悪魔でも翡翠の勝手な妄想ですので、その辺りをよろしくです。

*主人公紹介*
>>1
#プロローグ#
>>2
〜第一幕〜
>>3 >>9 >>13 >>14 >>17 >>22

それでは、お暇な時にでも読んでいってください。

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Re: 少年陰陽師*もしも、昌浩に二つ違いの姉がいたら・・ ( No.5 )
日時: 2010/12/28 19:32
名前: 翡翠 (ID: OqA7j1VN)

そうなんだ!
楽しんでもらえると嬉しいな。

この話は、原作に少しだけそって行くとこもあるかも。(あ、彰子と風音は出てるけど。)

まぁ、プロローグのとうり、あのキャラと居ることが多いいと思うから、
どうなるかわかんないけど。

Re: 少年陰陽師*もしも、昌浩に二つ違いの姉がいたら・・ ( No.6 )
日時: 2010/12/28 20:10
名前: 勾菜 (ID: AiiL/B92)
参照: http://www.kakiko.cc/bbs3/index.cgi?mode

うわ〜すっごい楽しみになってきた〜〜

Re: 少年陰陽師*もしも、昌浩に二つ違いの姉がいたら・・ ( No.7 )
日時: 2010/12/28 20:21
名前: 翡翠 (ID: OqA7j1VN)

できるかぎり、頑張るね。
そうだ、: 勾菜とおはなししてくださいの方にもお邪魔させてもらったよ!

Re: 少年陰陽師*もしも、昌浩に二つ違いの姉がいたら・・ ( No.8 )
日時: 2010/12/28 21:00
名前: 勾菜 (ID: AiiL/B92)
参照: http://www.kakiko.cc/bbs3/index.cgi?mode

え?

Re: 少年陰陽師*もしも、昌浩に二つ違いの姉がいたら・・ ( No.9 )
日時: 2011/03/23 06:54
名前: 翡翠 (ID: 2fGMg0kq)

*紫春*

朝餉を済ませた私と昌浩は揃って陰陽寮に出仕した。

で、今はそれぞれの仕事をこなしている。
と言っても、私と昌浩のやっていることは同じ何だけど。

「紫春殿、紫春殿はいないか!」

そうして考えている間にも名前を呼ばれる。

「は、はい、此処に居ます!」

返事をして、大量の資料を受け取る。
お、重い。

「これを全部塗籠二移動させてくれ」
「わかりました」

返事をして歩き出す。それにしても、重い。

「いくらなんでも無理だろう、これは」

声と同時に、重さが半減する。

「兄上!」

私と昌浩の下の兄、昌親だ。

「何処に運ぶんだ?手伝ってあげよう」

笑顔で言ってくれる、兄上に頭を下げる。

「ありがとうございます」

そんな、会話をしているときだ、

「えぇと、これを、塗籠に…」

昌浩がこちらに向かって歩いてきた。
私と同じように大量の資料を持って。

「直丁殿?」

兄上が声をかけると昌浩はこちらに気づいたようだ。

「兄上!、それに、姉上も」

資料を両腕いっぱいに持ちながら、昌浩がこちらに近
づいてきた。

「昌浩も、塗籠に?」

私が聞くと、姉上達もですかと、昌浩が言った。

「なら、一緒に行こうか」

兄上の言葉に二人して頷いたときだ。
ばたばたばたと派手に足音を立てながら、早歩きでこちらに向かってくる人物に行き当たる。

「「あ」」

私と昌浩が同時に声を上げると、彼は爽やかに笑った。

「おお、弟妹達よ、久方ぶりだ。じゃ」

私達の間をすぐすり抜けて、私達三人の兄、安倍成親は早足のまま渡殿の向こうに消えていく。

「…速い」

昌浩の呟きのすぐ後、今度は複数の足音が聞こえてきた。
三人で振り返ると、血相を変えた瀝生の人が駆け出す寸前の早足で突進してくる。寮内では駆け足禁止なので、走っていません早や歩きです、と言い訳が許されるぎりぎりの範囲で足を進めているのが見て取れた。
私達に気づいた、暦生の一人が、救い主に遭遇したような顔をした。

「おお、昌親殿に紫春殿、それに昌浩殿。博士をお見かけしませんでしたか!」

あまりの勢いに私と昌浩は数歩後ろに下がってから、無意識に答えていた。

「「あ、はい。ついいましがた、あちらのほうに早足に…」」

資料で手がふさがっているので顔を向けると、暦生たちは答に対する礼もそこそこに足を速めた。

「逃がしませんぞ、成親様!」
「今日と言う今日は、たまっている仕事を片付けてください!」

口々に言い立てる暦生たちの手には、兄上に判断をしてもらわないといけないらしい書類が握られている。
怒涛のように去っていく一同を見送りながら、私達は思わず顔を見合わせた。
私達の足元でいつの間にか近くに来ていた、もっくんが前足で器用に頭を掻きながら呟いた。

「…ああいうところは、晴明の孫だよな、あいつも…」

この後私と昌浩は兄上と別れた後、それぞれの持ち場に戻り、退出時間まで働くのだった。


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