二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- D,Gray-man×NARUTO
- 日時: 2011/01/05 11:14
- 名前: 五月雨 (ID: sMZBR2Q8)
はじめまして、五月雨です。宜しくお願いします。
〈勝手に作った設定〉
・14番目になりつつあるアレン・ウォーカーのことを知ったデイダラが、ペインによる転生術で一回死んでもう一度生き返らせて内にいる14番目を消す、という取引を持ち込む。
・カカシは任務で一時期黒の教団でアレンと共にイノセンス回収に行ったことが何度かある。しかし、ワイズリーの能力で黒の教団にいた頃の記憶を失っているため、現在は木の葉の里にいる。
・暁のデイダラや飛段などのメンバーは幹部で、幹部の下には下っ端である「渚」とよばれる集団がある。人数は少ない。幹部メンバーは渚から自由に自分の部下として側近におくことが出来る。なお、渚で実力をあげ、認められている者は幹部メンバー死後の後釜となっている。
・実力をペインに認めてもらえないと、転生術をかけてもらうことは不可能なので、渚で実力をつけることになる。
〈渚と側近の設定(オリキャラ含む)〉
デイダラ→ツバメ(アレン・ウォーカー)
サソリ →ユズ
イタチ →サン
ペイン →シグレ
- サソリVSアレン1 ( No.8 )
- 日時: 2011/01/06 16:02
- 名前: 五月雨 (ID: sMZBR2Q8)
「じゃあ、その性分を直そうとは思わねぇのか?」
「・・・その性分が僕だから、直そうとは思いません。僕は僕でありたいから。」
サソリはピクリ、と反応する。
「・・・虫が良すぎねぇか?そんなんで暁に実力を認めてもらおうなんてのは。お前は暁には向いてねぇ。失せろ。」
冷たく言い放つサソリ。
しかし、アレンはサソリの言葉を受け入れるわけにはいかなかった。覚悟を持ってここにきた。その信念は誰にも曲げさせないから。
「向いてなくたって、絶対認めさせますから!確かに僕はまだまだ弱いしあまいけれど、暁に入った覚悟なら誰にも負けません!」
言い切るアレン。
(へぇ。こいつがここまで旦那に言い切るなんて、一皮向けたか?でもまあ、旦那を怒らせちまったみてーだな、うん。)
「誰にも負けねぇってか・・・。自分のことを過信してんじゃねえのか?お前のそのクソみてーな考え、俺が壊してやるよ。」
そういったと思ったら、いきなりサソリの顔が、縦に割れた。
「ッ!?な・・・・」
「アレはヒルコっつーくぐつ人形だ、うん。」
「く、くぐつ?」
「えーっと、簡単に言えばカラクリ人形みてーなモンだ、うん。喜べよツバメ。ヒルコから出てくる旦那は本気モードだからな。滅多にないぜ、うん。」
デイダラがニヤリと笑う。
アレンはとりあえず、ユズを安全な場所に置き、サソリの前に来る。
「俺はユズとは桁違いの強さだ。そしてお前みたいに甘くねぇ。」
「・・・え・・・」
思わずマヌケな声を上げてしまった。
綺麗な赤い髪に大きな瞳。白い肌。年齢は10代半ばの少年。はっきり言って、アレンより背が小さいのでより幼く見える。
先ほどのくぐつのヒルコは50代くらいの中年のオッサンだったのでこのギャップがまだ受け入れられなくて、呆然とするアレン。
「・・・サ、サソリさん・・?」
「ああ。」
「・・・随分と若いんですね・・・。」
「外見はな。訳あって中身は大人だ。」
口をパクパクとするアレン。
はっきり言ってかなりの美形。
というより子どもというのがまたやりにくい相手だ。
「・・・今子どもだとか思っただろ。」
「っえ・・!!」
「中身は大人だって言ってんだろ。あんまナメてると死ぬぜ?」
なんだそのコ●ン君みたいな設定とツッこんで置いといて、イノセンスを発動する。
「・・・奇妙な術だな。」
「まあ、そうですね。」
否定はしない。
エクソシストの中でもかなり奇妙な武器だからだ。
カラン・・・
乾いた音が背後からしたと思ったら、すぐ背後には大きな鉈を持った人影が。
「うわっ!!」
アレンはすばやくマントでガードし、間合いを取る。
その瞬間ちらりと見えた細い糸。
その糸の先を見ると、サソリの指先につながっていた。
(人形・・・サソリが操っているのか・・・)
アレンは、退魔ノ剣を発動すると、その糸に刃を向けて振り下ろす。
ガキィン!
「!!切れないっ・・・!?」
「チャクラの糸に気付いたのは褒めてやる。だがな、俺の特製のチャクラの糸は簡単には切れねぇ。」
ボガッ・・・
くぐつの拳がクリーンヒットしぶっ飛ぶアレン。
何とか衝撃はマントで和らいだものの、かなり効いた。
休む暇もなく、くぐつはアレンを襲ってくる。
「ソォラァ!!さっきの威勢はどうした?」
「ぐっ・・・」
避けるのが精一杯の攻撃。
アレンは退魔ノ剣をかかげた。
———破壊咆哮!!
衝撃派がくぐつに直撃した。
しかし、くぐつは止まったままで破壊されない。
「・・・なっ・・・!!」
くぐつの目の前で、破壊咆哮を止めている黒い物体。
「三代目風影特製の砂鉄だ。残念だったな。」
破壊咆哮を無効化する砂鉄のとてつもなく固いガード。
その砂鉄は粉状に戻ったかと思うと、それぞれ集まって大きな刺の形状へと変わっていく。
———砂鉄時雨!!
ヒュンヒュン
容赦なく砂鉄の針がアレンに襲い掛かる。
———十字架ノ墓!!
十字架が印された盾が、アレンを護る。
しかし、数が多すぎる。
ドスドスドスッ!
「ぐああっ・・・」
マントで防御したものの、鋭い針はマントを貫きアレンの体を突き刺した。
「ただの針じゃねぇ。毒入りだ。じき効いてくる。」
「・・うぅ・・・」
サソリの言うとおり、視界がぼやけてきた。先ほどの対ユズのときと同じ感触を二度も味わうことになるとは。
「終わりだ。」
サソリのくぐつが鉈を振り上げる。
「・・・っ・・・」
イノセンスで体内の毒を浄化させた。
それと同時に鉈がアレンの頭上で振り落とされる。
ブォン!!
ガシッ!!
「——!」
アレンは咄嗟に退魔ノ剣を解いて、左手で鉈を受け止めた。
(バカな・・・。毒が効いてねぇのか!?いや、そんなはずはねぇ。確かに毒が効いていた。どういうことだ・・・?)
アレンの行動に動揺しながらも、鉈を持ち上げようとするが
グッ、グッ、グ・・・
アレンは離そうとしない。
「絶対・・・離すもんかっ・・・!!」
「てめぇっ・・・!!」
そのときに見えた、不可解な腕。血のように赤黒く鉤爪のように鋭い腕。
「お前っ・・・その腕・・・どうなってんだ・・・」
左腕に動揺したため隙が生まれた。
バッと鉈を振り払うと、一気にサソリの懐まで間合いをつめる。
———道化ノ帯!!
マントがサソリを狙って伸びていく。
ドドドドドド!!
「ぐああああああああっ!!」
アレンの背中に刺さっていく砂鉄。
激しい痛みが背中から全身に伝わってきた。
「俺の砂鉄からはまだ逃げ切れてねぇだろ。」
アレンは再び毒を体内で浄化する。
「おかしな奴だな。・・・毒は効かねぇし、その左腕といい・・・」
サソリはくいっと手のひらを返し、くぐつを操る。
「お前はまだ俺にかすり傷すらつけられていねぇんだぜ?」
くぐつがまた鉈をアレンに向かって構える。
アレンも背中の激痛にこらえながら、くぐつに向き直った。
「ソォラァ!!」
カキィィン!!
- アレンの心情 ( No.9 )
- 日時: 2011/01/06 16:45
- 名前: 五月雨 (ID: sMZBR2Q8)
すごく、遠いところにいる人なんだな、と思った。
どうしてこんなにも距離があるのだろう。
誰も失いたくないから、強くなったはずなのに
どうして僕はこの人に————
「おいおい・・・。くぐつすら傷つけられねぇのか。」
————敵わない。
完全なる差。
僕はこの人を倒すことは出来ない。
これまでたくさんの強敵に出会った。
神田や師匠、ノア、レベル4———。
その全ての強さを覆すような、強さ。
僕は—————まるで相手にされていない。
圧倒的な差を見せ付けられて僕は—————・・・。
「おい・・・何をボーっと見てやがる。」
————なんでこんなに嬉しいんだ。
「・・・・・。」
憧れの混じったアレンの視線に気付くサソリ。
「おい・・・やる気あんのか?」
「・・・・・。」
「きいてんのか?」
ボカッ。
「イタッ!!」
「・・・お前ホントなんなんだよ・・・」
「え?」
「お前完全に戦意が失せてんな。」
ここまでくると呆れてくる。
「いや、なんていうか・・・。すごく強かったから・・・。」
「当たり前だ。つかナメんな。」
「ええと、僕も色々な人(?)と戦ってきて、一番強い気がしまして、ええと、なんていうのかな・・・。こういうのはちょっと失礼なんですけど・・・。」
アレンは照れているのか顔を少し赤らめている。
そんなアレンを見てサソリも戦意喪失したようだ。
「僕がいたところは・・・普通の人もいて・・・強い人と凡人ってかんじで少しカベを感じていたんです。な、なんていうか、弱いから護ってあげなくちゃ、みたいな感じで・・・プレッシャーって言うのも変なんですけど、重圧感があったんです。」
黙って話を聞くサソリ。
「でも・・・ここはそういうのがなくて・・・逆に憧れる強さを持った人たちがいて・・・ここなら・・・自分を止めてくれる人がいてよかった、ここなら、僕が傷つける人がいなくて良かったって・・・」
「お前・・・なんか暴虐化しちまう時でもあんのか?」
サソリの問いにクスリと笑う。
「・・・そうですね・・・そんなかんじです。僕がもしそうなったら、大切な人を殺さなきゃならなくなるって、言われたんです。」
「・・・それが暁にきた理由か?」
「いえ。大切な人を殺そうとするもう一人の自分を消すために、ここにいるんです。」
14番目。
それがアレンがここにいる全ての理由。
もうそろそろ、危ない。
いつ14番目に成り代わってもおかしくなかった。
「・・・デイダラ。」
「うん?」
サソリはデイダラを見向きもしないで呼びかけた。
「・・・お前もこのこと知ってたのか?」
「どうだろうね。旦那の想像に任せるよ、うん。」
デイダラがニヤリと笑う。
そんなデイダラを横目にみて、視線を戻す。
「その左腕もそれに関係あんのか?もしくはその左目も。」
鋭い所に気がつくな、と感心しながら苦笑する。
「左腕は、生まれたときからこうでした。そのせいで、気味悪がった生みの親は僕を捨てました。そのあと、僕はマナ、という僕の育て親なんですがその人に拾われました。」
今でもマナのことを思い出すと辛い。
「マナは僕の大切な人です。血はつながっていなくても、僕にとっては唯一の父親でした。そんなマナが、急に亡くなってしまいました。そして僕は愚かにも、マナにもう一度会いたいと願ってしまったんです。信じられないかもしれませんが、僕はアクマとなったマナに会い、マナに呪われて、この左目の傷を負いました。」
そしてマナが愛している、といったのは———アレンかそれとも——
サソリが目を伏せているのに気付いた。
その表情は、どこかつらそうな表情で、目が離せなかった。
「・・・サソリ・・・?」
「・・・!・・・。俺も愚かだって言いてぇのかよ・・・」
「・・・え・・・?」
サソリはくるり、と背を向けた。
「・・・行くぞ、ユズ。」
「はい。」
「!」
いつの間にか、ユズは起きていた。
嵐のように去っていく二人。
「なんだったんでしょう・・・」
デイダラが肩をすくめる。
「・・・旦那も幼い頃に両親を亡くしてんだ、うん。」
「・・・!サソリ・・・」
その夜は少し心に穴の開いたような気分だった。
- 術修行1 ( No.10 )
- 日時: 2011/01/06 17:05
- 名前: 五月雨 (ID: sMZBR2Q8)
「分身の術っ!」
・・・・・。
何も起こらない。
「・・・おかしいな・・・なんでだ?」
アレンはもう一度教科書を見る。
「チャクラを体内で練り、それを3分割するようにコントロールする。精神を集中させるのがポイント。」
教科書をこれでもか、というほど朗読する。
しかし未だに術の一つもできていない。
「・・・ていうか、チャクラって何・・・?」
そういえばサソリがチャクラの糸とか何とか言っていたような気が。
(そうだ、あの糸切れなかったんだよな・・・。あれがチャクラ?簡単には切れないとか言ってたな・・・あの時は必死だったから質問できなかった・・・)
後悔しはじめるアレンだったが
「チャクラってのは要するに体の中のエネルギーのことだ。身体エネルギーと精神エネルギーを練ることをチャクラを練るって言うんだが、そうして印を結べば、術が発動するって訳だな、うん。」
いつの間にかデイダラがいた。
ここはどこかの廃屋の個室部屋。
すすだらけだが住めないことはないのでここに移住している訳だが。
「デイダラ・・・いたんなら最初から教えてくださいよ・・・」
「いやぁ、どこまでやれるかちょっと試してたんだけど飽きちまって答え言うことにしてさ、うん。」
軽い殺気を覚えるアレン。
「身体エネルギーってのは人間の身体を構成する膨大な数の細胞の一つ一つから取り出すエネルギーのこと。精神エネルギーってのは修行や経験で蓄積したエネルギーのことだ。このふたつを練る。」
「それが・・・チャクラ・・・」
早速やってみる。
・・・・・。
「まあ、初めてのことには誰だって苦戦するもんだ、うん。」
「・・・苦戦してる暇なんてないんですよ!早く、僕は暁に・・・」
アレンは髪をくしゃくしゃとする。
そんなアレンにため息をつくデイダラ。
「お前なぁ・・・何あせってんだよ。あせったって何の意味もねぇぞ、うん。」
「・・・っ・・・」
「たまには外でて気分を変えるのもいいな、うん。少し休憩しろ。オイラは芸術作品を作ってくるから。」
そういって、去っていくデイダラ。
ただ単に自分が作品を作りたかっただけなのでは、と思うがデイダラの言い分ももっともだ。
仕方なく外に出ることにした。
- 期待を胸に ( No.11 )
- 日時: 2011/01/06 19:22
- 名前: 五月雨 (ID: sMZBR2Q8)
その頃の教団では、まだアレンがいなくなった事件の傷はいえてはいなかった。
「アレン・・・アレェン・・・」
ジョニーは食堂でも毎日毎日泣いていた。
「仕方ねぇよな、ジョニーは仲間思いだから・・・」
「いつもはなしてたもんな、アレンと・・・。」
仲間はひっそりと仕方なしとその光景を遠めで見ていた。
「泣かないで、ジョニー。」
「そうさ。泣いても・・・アレンはもどらねえさ・・・。」
そんなジョニーを慰めるラビとリナリー。
「・・・ごべん・・。二人だって辛いのに・・・」
ラビは目をそらした。
本当に辛い。でも、こんなことくらいでくよくよしているんじゃブックマン失格だ、と自分を責めていたくらいだ。
「私、夢の中でアレン君と会ったんだ。」
「・・・・!」
リナリーが、笑顔でそういった。
「アレン君と私が戦うの。へんな夢だったけど、ここのところ毎日見るの。アレン君が最初私と戦うのを拒むんだけど、私はお構いなしにどんどんアレン君を攻撃して。最終的にはアレン君が勝ったんだけどね。それから赤い髪の人と戦ったり、色々と悩みを打ち明けたり。」
リナリーが嘘を言っているようには見えなかった。
「アレン君、おかしいんだよ。赤い髪の人に圧倒的な力で打ちのめされているのに、嬉しそうな顔をするの。赤い髪の人も呆れてて。」
本当に、本当にアレンとあっているような表情や口調だった。
「ワシも、あの小僧がこんなところでくたばるような奴ではないと思うがな。」
いつの間にかラビの隣にはブックマンがいた。
「じじい・・・」
「小僧は消える際に、『絶対に教団に戻るから』と言い残したらしいではないか。まさに死に際に言う言葉ではない、明らかに戻ることの意思表明をしていたようにしか思えんがな。」
「ぶ、ブックマン・・」
ジョニーは涙を拭いて話を聞く。
「あの小僧は今日もどこかで何かと戦っている気がしてならない。かならずどこかにいる。そしてかならず帰ってくる。」
- 息抜きに ( No.12 )
- 日時: 2011/01/06 21:21
- 名前: 五月雨 (ID: sMZBR2Q8)
その頃当の本人は。
「・・・やる事がないなぁ・・・」
外に出たものの、あるのは岩やら崖やらで奥に進めば森があるだけ。
とりとめ息抜きになる風景などどこにもなかった。
「こんなことやってる時じゃないのに・・・。」
早く術を習得して、一日でも早く暁の幹部に認めてもらわなければならない。
その重圧が、アレンを急かしている。
(やっぱり戻ろう!ちょっとでも術のコツをつかむためにも・・・!)
「ツバメ君?」
「リナリっ・・・じゃなくてユズ」
ユズが背後から声をかけてきてくれた。
「どうしたの?」
「あ、えっと、お礼言ってなかったから・・・。」
「お礼?」
振り返ってみるが何も思いつかない。
「私は殺す気でやったのに、ツバメ君は私を気遣って気絶させただけだったから。」
「あー、えーっと、ごめんなさい・・・。」
「謝らなくていいよ、ありがとう、ツバメ君。」
にっこりと笑うユズ。
本当にリナリーそっくりだ。
「でも・・・あんな事してサソリに怒られたりしなかった?」
「え?」
きょとんとするユズ。
「えーっと、その・・・なんか、あーゆーあまい扱いされてんじゃねーとかいいそうだから・・・」
「そんなことないよ!サソリはすごい優しいんだよ?ちょっと突っ張ってて冷たい感じがするけど、根はすごく優しくて、とってもいい人なんのよ。」
ユズが少し顔を赤らめながら言った。
(ま・・・まさか・・・)
「ユズ・・・サソリのこと好きなんですか?」
それを聞いて顔を一気に赤らめるユズ。
(・・・なんかショック・・・。ユズってあーゆー系の男子が好きなんだ・・・もしかしてリナリーもそうなのかな?)
そう思うと、バク支部長がジンマシンで苦しんでいる想像をしてクスリと笑ってしまった。
と同時にコムイが阻止しようとドリルを持つ姿も浮かんできた。
そして突っ張った奴を連想して・・・
(・・・神田?ナイナイ、あんなパッツン。)
その考えを静かに打ち消した。
(・・・確かにサソリは美形だもんなー・・・。)
サソリの顔を思い浮かべる。
最初はヒルコがサソリと勘違いしていたので、そのギャップに驚いたものだ。
「だ、誰にも言わないでね?」
ユズが顔を赤らめながら言う。
そのしぐさがまた可愛かった。
「言いませんよ。」
にっこりと笑って返すアレン。
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