二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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薄桜鬼——薄紅桜ニ誠ノ旗ヲ。
日時: 2011/04/16 11:34
名前: ハノ (ID: 6Q1uGoC5)

初めまして、ハノと申します。
此処では、薄桜鬼のオリジナル小説を書こうと思います!
≠千鶴なので、千鶴ちゃんは一人のキャラとして出てくると思います。
宜しくお願いします!

参照が200突破…だと!?← ありがとうございますっ!!

※アニメ沿いですが、時間枠が違ったりします。
※速度早い。正直、早くアニメを終わらせてオリジナル突入したい←

【御来店下さったお客様】※コメ返しは此方のスレです
・チョコレート様<リア友>
・うい様
・愛恋様
・音色様
・mk様
・薄桜鬼好き様
・羅希様


【オリジナルキャラクター設定】>>1
【キャラの呼び名&簡単な設定】>>2

—お話—
【000】>>3 【011】>>29
【001】>>4 【012】>>32
【002】>>7 【013】>>33
【003】>>8 【014】>>36
【004】>>11 【015】>>37
【005】>>14 【016】>>38
【006】>>15 【017】>>41
【007】>>23 【018】>>42
【008】>>24 【019】>>43
【009】>>27
【010】>>28

—その他—
【亜美のイメージイラスト】>>44

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Re: 薄桜鬼——薄紅桜ニ誠ノ旗ヲ。 ( No.37 )
日時: 2011/03/16 17:23
名前: ハノ (ID: Gz/gGLCR)
参照: http://id55.fm-p.jp/371/10squalolove/

015【平々凡々な日常その二】—ひかりside—


全く、とんだ勘違いをされたものだ。
あたし等は遊んでただけなのに何故GLという思考に行くのやら。
うん、亜美だから仕方無いか。

千鶴ちゃんは斎藤さんの巡察に行っちゃったし、亜美は沖田さんと遊んで——ぇえっ!?
何であの二人遊んでんの!?

「……もういいや」

ずーんと落ち込みつつ、部屋を後にする。
目指すは……誰かの部屋。

「何やってんだよ、ひかりちゃん」
「あ、新八っつぁんじゃん」

あたしに声を掛けてきたのは新八っつぁんこと永倉新八。
二番隊組長で、筋肉さん。あ、違う、三馬鹿。

「亜美と一緒じゃねぇのかー?」

あれ、亜美を呼び捨て?
どんだけ仲良いんだ三馬鹿と亜美は!一体何をやらかしたのやら。
大体検討は付く、どうせ酒飲んだりふざけたりだろ!

「うん、亜美はどっか行っちゃった」

さっきまで沖田さんと居たのに、また消えやがったあんのオタク。

「珍しいな、亜美が何処かへ行くなんてよ。…まぁ良い、それより何で一人なんだ?珍しい」
「千鶴ちゃんは巡察、亜美は居ないし、……そりゃ一人にもなるでしょ」
「………そうかそうか、ひかりちゃんも苦労してんだなあ……」

正直に言わせて。
新八っつぁん、きもいし、ついでに言えばお前は苦労掛けてんだろ!

「何やってんだぁ?新八にひかり」
「「左之さん!」」

うお、はもった!!
現れたのは、亜美をぶら下げてる左之さん。

「おー、新八っつぁんにひかじゃねぇかー」
「何で亜美が居んだ!!」
「説明すりゃ長くなるぜ?」

是非説明してください。
そう言えば、左之さんは苦笑を浮かべてぶら下げている亜美を地面へと下ろす。

「あー、…隠れ鬼の手伝いだ」
「隠れ鬼ィ!?」
「何だ、またやってんのか」

意味がわからないあたしに、新八っつぁんが説明。

「実はな、総司と亜美でよ、毎日のように隠れ鬼やってんだ」
「何でも、体力向上身体能力向上らしいぜ?」
「……沖田さんが鬼なの!」

にへへと笑う三馬鹿。うん、平助君居ないしこの三人こそは三馬鹿で良いか。
面倒だしな。

「……捕まっちまえ!!」

それにキレたあたしの怒声が飛ぶまで後10秒。



(偶にはこんな日も良いじゃない?)
               (ふざけんな…亜美の野郎……!)

Re: 薄桜鬼——薄紅桜ニ誠ノ旗ヲ。 ( No.38 )
日時: 2011/03/22 20:21
名前: ハノ (ID: Gz/gGLCR)
参照: 特大プリン(手作り)作ったよ!←

016【どきどき?女の子だけの座談会☆ポロリもあるよ!(ありませんからっ;by千鶴)】—千鶴side—


平助君が江戸へと旅立った日の夜の事。
同室のひかりちゃんだけでなく、違う部屋で絶対監視状態にあるのに何で居るの、と疑問が浮かび上がっている問題児こと亜美ちゃんが何故か私の部屋に集合している。
どうしてだろう……?

「さて、ではではそろそろドキドキ?女の子だけの座談会☆ポロリもあるよ!を始めようと思います!」
「ねぇよ!!つかネーミングセンス無いね、うん」
「へ、!?」

亜美ちゃんの唐突(かつ名前が意味不明でぽろりってなんだろう)な言葉に思わず変な声が上がる。
ひかりちゃんはそれに突っ込んでいるし。

「えっとね、ぶっちゃけ好きな人居るー?とか乙女トーク……あ、雑談ね?をしようかなあ、と」
「亜美はどうせサブキャラだろ」
「ばれた!?」

乙女、……とーく?ってなんだろう。
雑談って言ってるけど、気になる人が居るかどうかと言われてもなあ……
そう困っていると、ひかりちゃんが笑いかけた。

「うん、千鶴ちゃんは土方さん一筋だもんね」
「えぇぇええぇぇぇ!!?」

待って待って、ひかりちゃん。
その情報確かじゃないし、一筋って……

「よおし、じゃあ今から土方さんに告白すっか」
「えええええええ!?」

るんるんと楽しげに出て行こうとする亜美ちゃんを慌てて引き留める。
オカシイ、絶対にこの子たちオカシイよ……。

「どうした?千鶴の叫び声——ってまたお前等か」
「あ、土方さん含め皆」
「…………っつーか亜美、何でてめえが此処に居んだ」
「てへっ」
「……てへっ、じゃねぇ!」

土方さんの怒声が亜美ちゃんに向けて飛び、沖田さんは亜美ちゃんを嘲笑うみたいな感じになってるし、斎藤さんは呆れてるし、原田さんと永倉さんは面白げに笑ってるし、——何だか、楽しそうで良いなあ。
亜美ちゃんとかひかりちゃんが居ると、雰囲気もがらりと変わるし。

「ね、千鶴ちゃんも怒られよ!」
「千鶴を巻き込んでんじゃねぇ!」
「へ!?」

ぐい、と亜美ちゃんに腕を引っ張られよろめけばひかりちゃんが支えてくれて、土方さんはまたお説教している。
そんな光景がひどく愛おしくて、私も目を細めて笑ったのだった。
乙女とーく……?雑談だったけ、はお開きになったけど、また一緒に話せれば良いなと私は一人願った。



その時はまだ、この先に待ち受ける過酷な事も、惨劇も、——変えられない運命も、何も、ただ何も知らずに、ただ現在いまだけを見詰めていた。

Re: 薄桜鬼——薄紅桜ニ誠ノ旗ヲ。 ( No.39 )
日時: 2011/03/22 15:32
名前: 薄桜鬼好き (ID: TXIed2RW)

超いいです!!

Re: 薄桜鬼——薄紅桜ニ誠ノ旗ヲ。 ( No.40 )
日時: 2011/03/22 18:03
名前: ハノ (ID: Gz/gGLCR)

>>薄桜鬼好き様

まじですか!?
有難うございます!
頑張ろうと思いますね。

ご来店有難うございました!

Re: 薄桜鬼——薄紅桜ニ誠ノ旗ヲ。 ( No.41 )
日時: 2011/03/22 20:41
名前: ハノ (ID: Gz/gGLCR)

017【羅刹と変若水、崩壊への足音】—亜美side—


元治元年、十月の事。
遂に伊東さん達が入隊した。
何だか夜はお酒で盛り上がるっぽいし、亜美達は千鶴ちゃんと一緒にお手伝いすることになった。

そう言えば、うちもひかも——男装なんてしてないんだけど。
良いのかな、などと不安に思って居ても仕方が無いので酒を運ぶ。
伊東さんと飲むとか、まずそっ。

「失礼します」
「空いた器を下げにまいりましたー」

やる気の無さそうな声で言う亜美に、可愛らしい声の千鶴ちゃん。
ひかは何も言わない。
皿を夜風が冷たい外(強調してやる)で洗っていると伊東さんが幽霊のように立っていた。
マジびびった。うん。怖いよ伊東さんオカマ。

その後は何やかんやで大変だった。
沖田さんが助けてくれたのは不幸中の幸い、かな。
そんな夜も次第に明け——……

気がつけば季節は冬。
一面の真っ白い雪はあまりにも眩し過ぎて、思わず目を覆う。
外でひか達がはしゃいでいる声がする、——寝坊した!?
慌てて飛び起きれば、くすりと笑みを浮かべた左之さんが目に入る。

「お早う、——っつうか、おそよう、だな」
「う……朝には弱いもんで」

苦笑を浮かべ、左之さんにお早うと返す。
あれ、そう言えば何か用事があるのかな。

「おっと、忘れてた」
「?」
「西本願寺」

その言葉で、全てを理解した。
アニメもぜんぶ見たし、大体の事は覚えている。
———屯所の移転。
もうそんな時期だったかあ、と小さく笑う。

「ん、りょーかい」

それだけで分かるのかと左之さんは驚いてたみたいだったけど、うちは当たり前の様な表情を浮かべて見せた。
でも、——でも、あくまでまだ仮定のはず。
西本願寺はイヤだなあ、幽霊とかでそうだしさ。

「……左之さん、もうやだ」
「はぁ?」
「伊東さん」

そう言えば、左之さんは成程と頷いて見せた。
多分、伊東さんの事は皆が嫌っているんだろうね。

今思えば、もう既に変若水を山南さんが服用してもオカシクない時期なのに。
羅刹が増えてもオカシクない時期なのに、
気付かなかった、うちは馬鹿?




気を緩めすぎる事も——命取りだって、わかってたのに。


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