二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 薄桜鬼——薄紅桜ニ誠ノ旗ヲ。
- 日時: 2011/04/16 11:34
- 名前: ハノ (ID: 6Q1uGoC5)
初めまして、ハノと申します。
此処では、薄桜鬼のオリジナル小説を書こうと思います!
≠千鶴なので、千鶴ちゃんは一人のキャラとして出てくると思います。
宜しくお願いします!
参照が200突破…だと!?← ありがとうございますっ!!
※アニメ沿いですが、時間枠が違ったりします。
※速度早い。正直、早くアニメを終わらせてオリジナル突入したい←
【御来店下さったお客様】※コメ返しは此方のスレです
・チョコレート様<リア友>
・うい様
・愛恋様
・音色様
・mk様
・薄桜鬼好き様
・羅希様
【オリジナルキャラクター設定】>>1
【キャラの呼び名&簡単な設定】>>2
—お話—
【000】>>3 【011】>>29
【001】>>4 【012】>>32
【002】>>7 【013】>>33
【003】>>8 【014】>>36
【004】>>11 【015】>>37
【005】>>14 【016】>>38
【006】>>15 【017】>>41
【007】>>23 【018】>>42
【008】>>24 【019】>>43
【009】>>27
【010】>>28
—その他—
【亜美のイメージイラスト】>>44
- Re: 薄桜鬼——薄紅桜ニ誠ノ旗ヲ。 ( No.27 )
- 日時: 2011/03/03 17:40
- 名前: ハノ (ID: Gz/gGLCR)
009【禁門の変—壱—】
元治元年7月。
世に言う、禁門の変があった時だ。
「会津藩より、正式な要請が下った。長州制圧の為、出陣せよとのことだ」
近藤のその言葉に、どよめきが起こる。
皆が顔を見合わせているのだ。———正式な要請など、今までそんなに下った事は無いからだろう。
「そいつぁ、凄えな」
感激した様子の原田の言葉に近藤が眉間を抑えつつ、
「会津藩も、我々の働きを御認め下さったのだ」
と感激した様子で小さく言った。
その言葉に超喜んでいたのは藤堂平助。
「よっしゃぁぁぁ!!新選組の晴れ舞台だ!」
「何言ってやがる、平助。お前はまだ傷が治ってないんだから、留守番だろ」
「ぇえ!?そんなぁ……」
「ま、怪我人は大人しくここで待機すべきかな」
喜ぶ平助にちょっと待った!と言葉を入れる新八。
そして、新八の言葉に落ち込む平助に総司がそう声を掛ける。
「そう言う沖田君もですよ。不服でしょうが、私もご一緒しますので」
そんな総司に山南が冷たく言った。
同時に落ち込んだ溜息を吐く二人。そんな二人を見て、ひかりと千鶴は顔を見合わせて笑ったのだった。
「雪村君、空音君。君たちも一緒に行ってくれるか」
「ぇ…?」
近藤の言葉に二人同時に小さく驚いたような声を上げてしまう二人。
「千鶴とひかりも!?」
「戦場に出てくれとは言わない。伝令や負傷者の手当てなど、今は一人でも人手が欲しい」
「無理にとは言わん。行くか行かないかは自分で決めろ」
「行きます!行きたい!!」
すぐにひかりが手を挙げてそう言った。
千鶴も、
「——私でも、何かのお役にたてるなら。私も行きます!」
隊士を見回した後に決意したようにそう言った。
「千鶴!ひかり!俺たちの分もしっかり働いて来いよ!」
「うん!頑張るね」
平助が腕を見せて言った言葉に、千鶴もひかりも腕を見せつつ頷いた。
「(ついでに、亜美を探さなきゃね。山崎さん不足で死んでるだろうし)」
ひかりがくす、と笑いながら心の中で呟いた。
その時、山南が冷たく言った言葉に千鶴は怯えつつも小さく頷く。
「我等新選組は、これより京都守護職の命により出陣する!」
『おぉぉおぉお!!』
こうして、会津藩からの正式な要請により、長州制圧の為に新選組は出陣することになった。
その後ろ姿を見送りつつ平助が不満げに俺も行きたかったと呟いていた。
- Re: 薄桜鬼——薄紅桜ニ誠ノ旗ヲ。 ( No.28 )
- 日時: 2011/03/03 17:40
- 名前: ハノ (ID: Gz/gGLCR)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.cgi?mode=view&no=20968
010【禁門の変—弐—】
————伏見奉行所。
「会津中将、松平容保様御預かり、新選組。京都守護職の要請により、馳せ参じ申した!」
近藤勇及び新選組の面々は伏見奉行所へと辿り着いた。
「要請、だと?そのような通達は届いて居らん」
門前払いのようなものに、近藤もさすがに驚く、が。
こんな事で負けるほど弱くは無い。
「しかし、我等には正式な書状もある!上に取次いで頂ければ、」
「取次ごうとも回答は同じだ!さぁ、帰れ、壬生狼如きに用は無いわ!」
しっしっと追い払うかのような手の動作にひかりは怒りを覚えた。
が、此処できれていては埒が明かなくなる。
「酷い、…あんな言い方って…」
「だよね……」
千鶴の言葉に頷くひかり。
だが、原田は慣れているかの様に二人の肩に手を置くと、
「ま、俺たちの扱いなんざこんなもんだ」
その言葉に俯くひかり。
何処か、共感できる事があるのだろうか。
その後、かなりの距離を歩いてやっと休むことができた新選組。
「左之さんが本当に膝貸してくれるかもね」
こそっと千鶴に言えば、千鶴は慌てて手を横に振る。
にやにやと笑いつつ、ひかりはこくこくと少しだけ寝息を立て始めたのだった。
その時———…
「———、ひか」
亜美が目を細めて新選組の浅葱の羽織を見ていたことに、誰も気づきはしなかった。
———翌日。
遠くで人々の悲鳴が聞こえて目を覚ますひかり。
「!!」
今日の市中が燃えている。
そのことに気づき、新選組は現場へと急ぐ。
「待たんか!新選組!」
その声に新選組が立ち止まり振り返る。
「我々は待機を命じられているのだぞ!」
その言葉に、土方が鋭い目をして振り返った。
「長州の野郎どもが攻め込んで来たら、援軍に行くための待機だろうが!」
「し、しかし…、出動命令はまだ…!」
土方の気迫に押され気味でいる会津藩の人間。
「自分の仕事に一欠けらでも誇りがあるなら、てめえ等も待機だの云々言わずに動きやがれ!」
駆け出す新選組。
浅葱の羽織が、風に揺れた。
- Re: 薄桜鬼——薄紅桜ニ誠ノ旗ヲ。 ( No.29 )
- 日時: 2011/03/08 18:53
- 名前: ハノ (ID: Gz/gGLCR)
011【禁門の変—参—】
京都の市中へと辿り着けば、其処には無残な光景が広がっていた。
「——……」
千鶴もひかりも思わず息を飲む、そんな光景。
至る所に刺された者や斬られた者が倒れている。
土方の目での合図に、斎藤と原田が頷く。
そしてその死傷者たちを運んでいるのを見つつ——……
「しかし、天子様の御所に討ち入るなどと、長州は一体何を考えているのだ」
「まさか、此処までやるとは……」
井上の言葉に近藤が頷く。
「天に唾した者がどうなるか、見せてやる」
土方がそう言った時。
斎藤が会津の者と思われる人物を話し終え、此方に駆けてくるのが見えた。
「朝方、蛤御門へ押しかけた長州勢は会津と薩摩の多数の兵力により、退けられた模様です」
「…ふっ、薩摩も会津も手助けねえ。世の中変われば変わるもんだ」
「土方さん、公家御門の方に、まだ長州の奴らが残ってるらしいぜ」
「何……?」
斎藤の報告に少し驚いた様子の土方。
その後の原田の報告には驚く——とは言えないかもしれない表情を浮かべる土方。
「局長。」
ふと声が聞こえ、全員が其方に振り向く。
「今回の御所襲撃を先導したとみられる者たちは、天王山に向かっています」
「どうする、トシ」
「原田、隊を率いて公家御門へ向かい、長州の残党どもを追い返せ」
「あいよ」
山崎の報告に近藤が土方へと問いかける。
土方は薄く笑い、指示を下し始めた。
「(流石副長……土方さんなだけある!)」
ひかりが心の中で関心していたり。
「斎藤と山崎には状況の確認を頼む」
それから、土方や千鶴、ひかり達は天王山へと向かい始めた。
- Re: 薄桜鬼——薄紅桜ニ誠ノ旗ヲ。 ( No.30 )
- 日時: 2011/03/08 20:03
- 名前: チョコレート (ID: g4i.qhAt)
読んだぜ!
おもしろいW
「トシ」が「ノシ」にみえたけどW
- Re: 薄桜鬼——薄紅桜ニ誠ノ旗ヲ。 ( No.31 )
- 日時: 2011/03/08 20:06
- 名前: ハノ (ID: Gz/gGLCR)
>>チョコレート
早ッ!!
トシがノシwwww
有り得るかもしれんな←
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