二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- 薄桜鬼*私と6人のモノガタリ。
- 日時: 2011/03/14 19:43
- 名前: ぴこた. ◆.23vjCNbcg (ID: xr1in99g)
はじめましてー(^p^)ぴこたでs(`ω´)
二次小説初めてなんですけど
薄桜鬼好きすぎて作ってしまった。
*登場人物
オリキャラ。
*佐倉陽菜20才。
備考→面倒くさがり屋な大学生。
天然なところもある。
*土方歳三
*沖田総司
*斎藤一
*風間千景
*藤堂平助
*原田左之助
-
基本コメディ・・・かも?←
- Re: 薄桜鬼*私と6人のモノガタリ。 ( No.8 )
- 日時: 2011/03/16 19:34
- 名前: ぴこた. ◆.23vjCNbcg (ID: xr1in99g)
*五話
【慎重な一くん】
「なっ・・・なに言ってんの!?」
驚く陽菜に対して、沖田は至って普通のような顔で言う。
「駄目なの? それじゃあ、僕達は何処で如何すればいいわけ?」
「う・・・」
そう言われると・・・。
・・・沖田は更に追い討ちをかける。
「ここに置いてくれないんだったら・・・・・・斬っちゃうよ?」
「!!?」
な、なっ・・・!!
卑怯!
ワナワナと震える陽菜を他所に、土方は沖田の発言を制する。
だが、沖田の考えには賛同のようで、
「総司! ・・・・・・佐倉、すまねえが・・・そうしてくれないか」
「え、えっ」
そんな・・・副長まで!
皆も、期待の目でこちらを見ている。
う、ううう・・・っ。
「・・・しょ、しょうがない・・・。
じゃあ、しばらくの間は・・・ここに居てもいいよ」
陽菜の言葉に、沖田はニコリと微笑み、
「なんだ、頼まれると了解しちゃうんじゃない」
と褒めているかのような口振りで言った。
・・・だが、斎藤は完全には納得していないようで、
「副長、お言葉ですが・・・そのような身元も分からぬ者の家に長らく寝泊りというのは・・・」
「・・・まあ、斎藤の言いたいことも分かるが、今はこうする他無いだろう。
俺が感じるには、こいつは危険を感じさせねえ。むしろ馬鹿過ぎて危険だ」
「はっ!?」
こいつは危険を感じさせねえ、までは良かったのに!!
最後の付け足し不要だった!!
**
「まあ、その・・・斎藤さんも私のこと信じきれでいない様子だから・・・
簡単だけど、自己紹介しとくね。
私は、佐倉陽菜。・・・20才。職業は大学生で・・・」
一瞬、皆は眉間にしわを寄せた。
「だいがくせい? 何だそれは」
原田が問う。
そうだ・・・と陽菜はやってしまったような顔をした。
江戸は大学なんて無かったんだよなあ・・・
何て説明すればいいのやら。
勉強するところ?
・・・あっ
「まあ、貴方たちに合わせると、寺子屋のようなものです」
・・・。
これまた自分ピッタリなこと言った!
と鼻を高くしていると
「職業が寺子屋って、日本語おかしいけど・・・まあいいや」
と言う沖田の声が聞こえた。
もう、なんなんだこの人等あああ!!!←
- Re: 薄桜鬼*私と6人のモノガタリ。 ( No.9 )
- 日時: 2011/03/18 19:33
- 名前: ぴこた. ◆.23vjCNbcg (ID: xr1in99g)
*六話
【やん萌える♪←】
陽菜は彼らの腰に差してある刀に目を留めた。
「んー・・・・・・まず、その腰の刀を何とかしてくれませんか。怖い」
「ああ、平成時代に武士はいないんだよね」
と沖田は鞘に収めた刀を床に置いた。
皆も次々と刀を置いてくれた。
「あれ・・・意外と置いてくれるの?」
と、少し驚いたように聞く陽菜に、土方は答える。
「総司の言う通り、この時代に武士はいねぇんだろ?
だったら斬り合う相手もいねぇじゃねぇか」
納得の答えだ。
陽菜はうんうんと頷く。
「そうだね。今じゃあ腰に差して出歩いただけでも捕まるし。
皆の生きた江戸時代に比べたら、今は随分平和になったと思うよ」
「へぇー・・・やっぱ時代も変わるもんだな」
と、藤堂は変に感心していた。
陽菜は立ち上がり近くの大きな木製の棚を開けると、
その中に5人の刀を入れた。
「皆の大切な刀は、しばらくここにしまっておく。
元の世界に戻れるときが来たら、持っていって」
その時、「待て」と斎藤が口を開く。
「ずっと其処に? それは無理だ。刀の手入れもせねばなr・・・」
と斎藤がまだ喋っているにも関わらず、
沖田が言葉を乗せてくる。
「・・・手入れも何も一君。その手入れをする道具、持ってきてないんじゃない?」
・・・。
皆の何とも言えない視線が斎藤に集まる。
1分ほどの沈黙が続いた後、
「不覚・・・」
と斎藤から呟きが零れた。
「まっまあ、いきなり此処に飛ばされてきたんだから、しょうがないじゃん!
手入れって、油とか使うんでしょ? うちにもあるから、貸してあげるよ」
そんな斎藤を陽菜は必死にフォローする。
斎藤は小さく咳払いすると、
「ああ・・・すまない」
と、ぽつり。
不意に可愛いと思ってしまった陽菜だった。
- Re: 薄桜鬼*私と6人のモノガタリ。 ( No.10 )
- 日時: 2011/03/19 22:58
- 名前: ぴこた. ◆.23vjCNbcg (ID: xr1in99g)
*七話
【あだ名】
「・・・で、さ。皆のことは何と呼べばいのかな?」
机の周りに座っている5人をぐるっと見回す。
最初に答えたのは藤堂。
「俺は平助でいいよ」
「へーすけ・・・うん、分かったっ。
貴方は、何と呼べば?」
と、土方の横にちょんとしゃがみ込む。
「・・・俺か? 別に何でもかまわねぇが・・・」
「じゃあっ、トシね!」
「はぁ?」
「何その反応・・・トシじゃ駄目なの? あっ、トッシーが良かったの?」
「そういう問題じゃねぇよ!」
何だよこの人・・・(※新選組副長です)と陽菜は思いつつ、
放っておいて隣の原田と目を合わせた。
それだけで原田は察したらしく、
「ん? ああ、俺も何でもかまわねぇぜ。
・・・ていうかお前、俺の名前知ってるのか?」
「原田左之助さん」
「・・・正解だ」
一瞬呆気にとられる原田を他所に、
陽菜はうーん、と考える素振りを見せた。
「何にしようかなー・・・。
・・・やっぱり左之さんは左之さんだよねっ、うん」
次に、陽菜は並んで座っている沖田と斎藤の間に顔だけ突っ込むと、
「総司さんと一くん! 良い?」
と、悩む間も無しにそう言った。
そんな陽菜を見て、沖田と斎藤は一瞬顔を見合わせた。
沖田は、自分の腕の横ら辺にある陽菜の顔を見て、
「・・・随分と決めるのが早かったね」
と苦笑いで言った。
斎藤は「はじめ・・・くん・・・」と小さく呟いたきり、黙りこくる。
「皆と年近そうだし! 下の名前のが親しくなれるでしょ?」
「まあね。・・・君って何だか変な子だし、興味あるよ」
「変って・・・どういうことっ?」
「初対面で敬語じゃないってとことか。普通敬語じゃないの?」
「ああ、まぁ・・・それは・・・ごめんなさい」
少し小さくなる陽菜を見て、沖田はクスクスと笑うのであった。
- Re: 薄桜鬼*私と6人のモノガタリ。 ( No.11 )
- 日時: 2011/03/23 22:38
- 名前: ぴこた. ◆.23vjCNbcg (ID: xr1in99g)
*八話
【しきたり】
-そして、陽菜と5人の生活が始まるのである。
色々と陽菜は心配な面もあったが、前向きに頑張ろうと決心した。
「とにかく、貴方たちには私のしきたりに従ってもらいます!」
すると、土方が顔を歪める。
「何でお前に従わなきゃなんねぇんだよ」
「何でって・・・私は皆をここに置いてあげてるんだよ? 決まりごとくらい守って」
土方は小さく舌打ちをすると、
しきたりのことを聞いてくる。
「まず、第1条。22時くらいに就寝!」
「にじゅうにじ・・・? 何それ、僕知らないなぁ。どこの言葉かな?」
うう・・・
色々伝わりにくい!
私は自分の持っている江戸知識を絞りに絞った。
「あっ・・・亥の刻! そう、亥の刻までに、床に就く! 良い?」
「随分と早いな。俺はまだ遅くでも良いだろ? 仕事がある」
と、土方は言うが。
・・・
「仕事? 刀しか持ってきていないのに、仕事なんて出来るわけないじゃない」
「・・・っ」
「第2条。お風呂は私が一番。後は早い者勝ちで」
すると、またしても反論の言葉が飛んでくる。藤堂からだ。
「ええーっ、一番風呂が気持ちいいのに!」
「まあそう文句言うなよ平助」
原田だけはちゃんと受け入れてくれる優しい人だ、と陽菜は感心する。
「まあ、今はこれだけ。簡単でしょ?」
すると、斎藤がスッと手を挙げた。
「門限は何時までだ? 新選組の門限は宵五つだが」
「宵、五つ?」
それって何時だよ・・・。
そんなに知らないよ、私。
・・・そうだ、ケータイで調べよう。
と、陽菜は手元にあるケータイで宵五つと検索する。
すると、午後八時、という意味だったらしく。
「あっ、八時ねぇ・・・」
と納得していると。
隊士等は初めてみるケータイに興味を持ったらしく。
「お前・・・何だ、それ」
「随分面白そうだね、それ。僕も欲しいな」
「うわ、すっげー」
「なんだこりゃ・・・」
「・・・・・・」
口々に感想を述べる。
「あのー・・・こういうのはいつか教えてあげるんで。
とにかく、門限のことだけど。・・・って、ん?」
門限。門限って・・・
「まさか、皆外に出る気??」
「当たり前だろう。巡察など行かねばならん」
「いやいやいや、巡察とかしなくていいし!!」
取り締まるどころか逆に取り締まられちゃうよ!!
- Re: 薄桜鬼*私と6人のモノガタリ。 ( No.12 )
- 日時: 2011/06/12 20:49
- 名前: 蜜羽 ◆CamRz/shCQ (ID: xEKpdEI2)
ぴこたです!
放置してたのをまた書いてみようと思った。
*九話
【かめかめ波】
それから、一くんを除いた隊士4人は、
勝手に階段を上って私の部屋にはいるし、
テレビの中に人がいるー!とか言って騒いだり
冷蔵庫を開けたり・・・
色々と電化製品の説明が大変。
一通り説明したのでなんとなくは分かってもらえたと思う。
まだ好奇心というものが残っているのだろう。
トイレやら風呂などまだ探索している。
だが・・・
「一くんは、動かないね。足・・・痺れない?」
「心配は無用だ」
・・・そんなことを言っている彼だけど、陽菜はちゃんと分かっていた。
「我慢しないで、見たかったら何でも見ていいよ? 見られて困るものとか無いし!」
あはは、と笑う陽菜。
斎藤は少し黙ったあと、静かに立ち上がる。
「では、遠慮なく・・・」
と、早足でトシさんが見ている扇風機に興味を示していた。
(一くん可愛い・・・!)
***
皆満足したのか、さっきのリビングで寛いでいた。
ソファに寝転がる総司くん。 また正座している一くん。
完全脱力しているトシさん。
・・・左之さんと平助くんに至っては、プ○ステをしている。
「いっけぇ、かめはめ波ぁぁぁぁ!!」
「なにぃ!? 平助のくせしてなかなかやるじゃねぇか。ならっ・・・10倍かめはめ波だあ!」
「うっわあああ! 左之さん大人気ねぇよー!」
「はん、勝負はいつだって本気だ」
・・・・・・。
何故そんなに上手くプレイできる。
ていうか左之さんがドラ○ンボールしてるなんて新鮮・・・。
・・・ん?
「ちょっと待って」
皆の視線が私に集まる。
「・・・永倉さんとかは?」
「「「「「あ」」」」」
---→ 江戸時代、新選組屯所
「畜生、なんだって皆いねぇんだよ! なんだ、俺に内緒で島原にでも行ったのか!? ちっくしょおおおおおお!!」
屯所に、永倉の悔しげな声が響いた。
この掲示板は過去ログ化されています。