二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 学園アリス〜初等部編〜 コメ頼む
- 日時: 2011/09/18 18:51
- 名前: 刹那 (ID: ia9Umcvq)
はじめまして、私は刹那と言います。
えっとこの小説は、『学園アリス』のニ次元小説です。
主人公が違ったり、登場人物が違ったりするけど、気にしないでください。
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- Re: 学園アリス〜初等部編〜 コメ頼む ( No.55 )
- 日時: 2011/09/25 17:13
- 名前: 刹那 (ID: ia9Umcvq)
『毛利レオの企み』
薫「...ここ、どこ?」
薫は、目を覚ましあたりを見た。
薫「私、確か学園で...そうだ!棗!!」
棗は、薫のそばで眠っていた。
薫は、気を失う前の事を思い出した。
数時間前.....
薫「そこで何してる!!!」
薫は、棗の病室に張っておいた結界に反応があったので、すぐに駆けつけた。
そこには、学園がゲストとして呼んでいた世界的大スター毛利レオがいた。
レオ「お前は...確か新しくうちのブラックリストに乗った、明石薫」
薫「あなたは、毛利レオですね。ここで何をしているのですか?棗から今すぐ離れてください」
レオは笑みを浮かべながら言った。
レオ「よく俺の居る場所が分かったな」
薫「別にあなたを捜していたわけではありません。棗の病室に張っておいた結界が反応したから来たんです」
レオ「なぜ、結界を張ったんだ?」
薫「嫌な予感がしたからです。その予感が、まさかあなただったなんて」
レオが不穏な笑みを浮かべたので、薫はいつでも攻撃できるように、身を構えた。
そしたら、次の瞬間......
薫“私は、頭を強く打たれて気を失ったんだ”
薫はあたりを見回し、アリスを使ってあたりを散策した。
薫“ここは...どこか海辺の倉庫?学園からかなり離れてるな”
レオ「ガキどもは、目を覚ましたか」
レオの声がしたので、薫は眠ったふりをした。
手下「いえ、まだです」
レオ「本部との連絡は取れたのか」
手下「はい。今回の事を知らされてない幹部連中が、カンカンだそうです」
レオ「戦力補強が必要だって言ったのはあいつらだろ。こっちは手っ取り早い方法をとっただけじゃないか」
手下「こんな事でレオさまの身に何かあったら、取り返しのつかないことになると言っておりました」
レオ「棗を組織に渡す手順は」
手下「船で一旦アジトに、そこでトレーニングしてそれから戦力に加えると言う事です」
レオ「船が来る時間は」
手下「2時です」
レオ「それまで、ここで待機か」
手下「もう一人はどうします?一応、ブラックリストにのっていますが」
レオ「アリスを確かめてから考えるさ」
薫“どうする、このままではここから動けない。強行突破しかないか”
- Re: 学園アリス〜初等部編〜 コメ頼む ( No.56 )
- 日時: 2011/09/25 20:00
- 名前: 刹那 (ID: ia9Umcvq)
『薫の決意』
捕まってから、どれくらいたったか分からないが、薫は自分のアリスを使って知らせる事ができるのでは?と思いついた。
薫“風のアリスを使って、誰でもいいから気づいてくれる人がいれば......そうだ”
薫は、捕まる前に蛍からもらった通信用イヤ—マフラーで蛍に連絡できることを思い出した。
薫が、蛍へ連絡を取ろうとしたその時、棗が目を覚ました。
薫「なつめ!大丈夫?」
棗「なんでお前がここに」
薫「ちょっとへまを踏んじゃってね。私も捕まった」
棗「ここどこだ」
薫「どこかの港みたい。潮のにおいがする」
棗は、自分のアリスで縛られている紐を燃やそうとした。
しかし、少量の炎しかでずに紐を燃やすことはできなかった。
薫「アリスを使っちゃだめだよ、棗!棗はレオのアリスで負傷してるんだから」
棗「じゃあどうするんだ」
薫「これから、蛍にもらった通信機で学園に連絡をとるから、指示があるまでじっとしてて。お願い」
棗「...分かった。どのみち、俺はアリスを使えないからな」
薫は、通信機の電源を入れて蛍に連絡をとった。
蛍は、すぐに応答してくれた。
蛍「薫、あんたやっと電源入れたわね」
鳴海「今井さん、連絡取れたの!」
蛍「なんかガイヤがうるさいからかわるね」
鳴海「もしもし、薫ちゃん!?」
薫「鳴海先生!」
鳴海「二人とも無事!?大変だったね、恐かったでしょ」
薫「鳴海先生、今私達がいる場所分からない?棗のケガがあまりよくないの!」
鳴海「落ち着いて、声を落として。いいかい、ここからは黙って聞くんだ。僕らが君たちの場所の特定をしている間、そちらの状況を聞けるようにしておいて、君たちを拘束している紐だけど、薫ちゃんの炎で燃やすんだ。相手に気づかれないようにね」
薫「分かった」
薫は、炎のアリスを使い紐を燃やした。
薫自身も、殴られてアリスを使った時に痛みが走った。
神野「明石、聞こえるか?」
薫「神野先生!」
神野「明石、お前のアリスはまだ奴らには知られてないだろう。絶対に敵の前でアリスは見せるなよ」
薫「ええ。分かっています」
鳴海「一番大事なことは、レオのあの声を聞いちゃいけない。もし聞いたら...」
薫は、突然通信機が頭から外れた。
上を向くと、レオとレオの手下がいた。
レオ「へ〜、通信機だったんだ。これ」
鳴海「レオ!!!」
レオ「そんな体でシドの結界を揺らすなんて、やっぱりただ者じゃないね、棗君」
薫“私がやったと気づいてない!?”
棗と同じ炎のアリスを使ったのが幸いしたのか、レオは薫のアリスに気づかなかった。
神野「反アリス組織に、シドまで加わっていたとは」
蛍「シド?」
岬「アリス学園の元卒業生で、彼のアリスは結界捜査」
鳴海「薫ちゃんのアリスが強すぎて、結界に反応してしまったのか」
蛍「でも、あいつは棗君の事を言ってました。まだ、薫のアリスは気づかれてない」
蛍の言った言葉がせめてもの救いだった。
鳴海「レオ!!」
レオ「ご機嫌いかが?鳴海先輩。先輩のかわいい生徒、勝手にお預かりしてすみません。まあ、返す気なんてありませんがね」
鳴海「レオ!!」
レオは、通信機を投げて角にぶつけ、こなごなにした。
レオ「さて、」
手下「縛り直しましょうか」
レオ「シド、ここだけ結界を緩めろ」
シド「レオ様それは!」
レオ「いいから、紐で縛られなくても抵抗出来ないって教えてあげなきゃ。こいつのアリスも聞きださなくちゃな」
レオは、そう言いながら薫に近寄って来て、薫のあごに手をやった。
レオ「知ってると思うけど、僕のアリスは声フェルモンでね。普段はこの制御ピアスで分からないだろうけど」
そう言ってレオはピアスを外し、薫に向かってアリスを使った。
レオ「さあ、言うんだお前のアリスはなんだ」
薫は無効化のアリスを使い、レオに言い返した。
薫「そうやって、いままでたくさんの人を苦しめて来たのか」
レオ「!!!?」
薫「自分が学園にいいように利用されたから、その腹いせに罪もない人達を苦しめて、それでもお前はアリスか!!私達アリスとして生まれてきた者は、そのアリスを使って人々を幸せにするのが義務ってもんじゃないのか!!!」
レオ「なっ!!」
シド「レオ様!こいつ、あれだけレオ様の声を聞いたのに何で何ともないんだ?」
レオはシドの言葉に目を開き、薫を見ながら言った。
レオ「お前、無効化か!!」
薫“気づかれた!”
レオは、もう一度薫のあごに手をやり、薫の顔をじっと見つめたまま言った。
レオ「この顔、よく見たらあの人によく似ている」
薫“あの人?”
レオ「おい、あの人について10年前を徹底的に調べろ。面白い事がわかるかもよ」
シド「分かりました、レオ様」
レオ達はそう言うとすぐに薫の前から遠ざかっていった。
棗「おい」
薫「何?」
棗「今なら結界ゆるいままだ、ここには何があるか調べろ」
薫「それなら、レオと話してる時にやった。ここ以外に人気は無し。南方の二つ先の倉庫から、大量の火薬と薬品がある」
薫は、棗が自分を犠牲にして薫を逃がそうとしていると直感的に感じ取り、棗に言った。
薫「棗、そんなに心配しないで私がなんとかする」
棗「なんとかって、どうやって」
薫は、棗に笑いかけるだけで、何も言わなかった。
薫は、風のアリスで棗と逃げれるとこまで逃げて、捕まったら炎で火薬を爆発させて、棗だけを逃げだす事を決めた。
薫“逃げ出すには、結界が緩んでる今しかない”
「いくよ、棗。あんたは...私が守る!」
- Re: 学園アリス〜初等部編〜 コメ頼む ( No.57 )
- 日時: 2011/09/25 20:18
- 名前: ★HITOMI★ (ID: H6c/o5GF)
読みました!
ほ〜こんなことがあったんですんね
ありがとうございました!
- Re: 学園アリス〜初等部編〜 コメ頼む ( No.58 )
- 日時: 2011/09/25 21:00
- 名前: 刹那 (ID: ia9Umcvq)
>★HITOMIさん
こちらこそ、言ってくださって、
ありがとうございました。
また、疑問があったら言ってください。
- Re: 学園アリス〜初等部編〜 コメ頼む ( No.59 )
- 日時: 2011/09/25 21:29
- 名前: 刹那 (ID: ia9Umcvq)
『棗の暴走』
薫は、見張りの者が目をそらした一瞬のうちに、出口まで行った。
手下「なっ!いつの間に!!?」
レオ「捕まえろ!!逃がすな!」
手下「はっ!!」
薫「ふっ」
薫は、手下の間を縫うようにして通り抜けて逃げた。
薫“何としても、ここから逃げ出さなきゃ”
薫は、棗を背負いながら全速力で駆け廻った。
レオ「はい、そこまで」
薫「!!!」
薫は、急にレオが前に現れたので方向を変えて逃げようとしたが、手下に囲まれてしまった。
レオ「少々驚いたよ。まさか、無効化以外にもアリスが使えるなんてね。でも、それもおしまいだ。大人しく捕まれ」
薫は、風で先生たちが向かっていることに気づき、棗を先生たちの所まで瞬間に移動させた。
レオ「なっ!...まあいい、お前がいればあの方も喜ぶだろう」
薫「いやっ!放せ!!この!!」
薫は、風でカマイタチを作りレオに攻撃した。
しかし、シドが張った結界でレオには当たらなかった。
薫「くそっ」
レオ「へ〜、そんなこともできるんだ。すごいな」
薫「放せ!」
そこへ、先生たちがやって来た。
レオは、その事に気づき薫をおいて、船に乗って逃げた。
鳴海「薫ちゃん!」
薫「鳴海先生!!」
薫が、鳴海先生の所に行こうとした時、レオの手下に捕まってしまった。
薫「キャア!!」
鳴海「薫ちゃん!」
薫「くそっ、放せ!!」
手下「放すか、お前は大事な戦力だからな」
薫「このっ!!」
薫は、またカマイタチを作り手下に向かってくりだした。
手下「うわぁぁあ!!」
「このやろう!!」
薫「キャア!!」
薫は、手下に投げ飛ばされ壁にぶつかって倒れた。
それを見ていた棗が、怒ってアリスを使った。
棗「てめぇぇええ!!!」
棗のアリスは、倉庫の中にあった火薬に引火して大爆発を起こした。
薫は意識を失い、そのまま暗闇に吸い込まれた。
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