二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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学園アリス〜初等部編〜    コメ頼む
日時: 2011/09/18 18:51
名前: 刹那 (ID: ia9Umcvq)

はじめまして、私は刹那と言います。

えっとこの小説は、『学園アリス』のニ次元小説です。
主人公が違ったり、登場人物が違ったりするけど、気にしないでください。

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Re: 学園アリス〜初等部編〜    コメ頼む ( No.45 )
日時: 2011/09/24 16:22
名前: 刹那 (ID: ia9Umcvq)

『学園祭』

薫はペルソナの命令により、棗と一緒に任務を行った。
内容は簡単。[反アリス学園の奴らからアリス学園の者を守れ]と言う指示だった。棗のアリスを薫がサポートして、任務完了した。

ペルソナ「任務終了だ。次の指示があるまで戻っていろ」
棗「ああ」
薫「分かりました」


翌朝、学校へいつもと同じように通った。
でも、変わったことが1つだけあった。学校へ行く時はいつも蛍達と行くけど、今日は棗と流架と一緒に通った。流架は、棗から私が棗と同じことをやっていると聞いたらしい。すぐに、分かってくれた。

薫「おはよう、皆」
裕「あっ、薫ちゃん。おはよう」
晏奈「おはよう、今日は一緒じゃなかったね」
万祐「寝坊したの?」
薫「ちがうよ。棗と一緒に来たんだ」
蛍「棗と?」
薫「うん」

蛍が何か言おうとしたら、ちょうどチャイムが鳴ったので皆席についた。鳴海先生は、可笑しな恰好をして入ってきた。

鳴海「皆さん、今年もこの季節になりましたね」
薫“何の季節?”
鳴海「そう、学園祭シーズンの始まりです」

鳴海先生がそう言うとクラスの皆が一斉に喜んだ。

鳴海「はいはい、はしゃがないの」
皆「あんたが一番はしゃいでんじゃねぇか」「何だよその服!」「そうだそうだ!」

薫は鳴海先生の恰好が面白くて、つい笑ってしまった。

鳴海「学園祭と言う場を通して、皆で協力し合い励まし合いながら、普段交流することのない人達の一面を知ったりすることで、君たちがより一層多くの人と絆を深め合うことを願います。分かりましたか?」
皆「は〜い」
鳴海「というわけで、あとよろしく」

鳴海先生は、そう言って副担任にまかせて出ていってしまった。

薫“学園祭......か”

薫は、委員長と蛍に学園祭の事について聞いた。

裕「アリス学園の学園祭は、前夜祭から始まって後夜祭のダンスパーティまで2週間行うんだ」
薫「2週間も!?」
蛍「その2週間で、出し物をして4つのクラスで競い合うのよ」
裕「期間中は、学園が招待したゲストが呼ばれたり花火が上がったりして、大にぎわいなんだよ」
蛍「今日から、通常の授業はなくて各クラスで出し物の準備をするの」
薫「じゃあ、私も特力に行ってこようかな」
裕「うん、そうしなよ」

薫は、急いで特力系のクラスへ行った。

Re: 学園アリス〜初等部編〜    コメ頼む ( No.46 )
日時: 2011/09/24 17:03
名前: 刹那 (ID: ia9Umcvq)

『特力の出し物』

薫は、急いで特力の教室へ行った。
先輩はもうすでにそろていて皆思い思いの行動をとっていた。

翼「よう、薫。遅かったじゃん」
薫「すみません。学園祭の事を聞いてたら遅くなっちゃって」
美咲「学園祭か〜、今年はどうする?やるの?」
薫「え!?毎年やってるんじゃないんですか?」
翼「特力は人数が少ない上に、皆ばらばらだからな。去年はやらなかったんだ」
薫「そうなんですか」
美咲「今年はどうする?薫は何がやりたい?」
薫「え!?...う〜ん」

薫は、全員がばらばらでも楽しくできるのを考えた結果、あれしか思いつかなかった。

薫「ロールプレイングゲームみたいなのはどうでしょう」
皆「ロールプレイングゲーム?」
薫「はい。私達が敵になり、問題を出してクリアできれば次に進める。出来なかったら、そこでリタイア。ゴールまで行った人には、その日一日、誰かを奴隷にできる、って言うのです。どうでしょう?」
翼「なるほど、それならアリスがばらばらじゃないと面白くねぇな」
美咲「うん。そうだね」

翼は、前に出てきて皆に指示をだした。

翼「初等部はどんな仕掛けがいいか考えて」
初等部「はい」
翼「美咲は場所の確保」
美咲「まかせて」
翼「薫、お前は俺と一緒にエントリーしに、職員室だ」
薫「はい!」

薫は、自分が考案したのを受けてもらってうれしかったし、学園祭ができるのも楽しみだった。

Re: 学園アリス〜初等部編〜    コメ頼む ( No.47 )
日時: 2011/09/24 20:25
名前: 刹那 (ID: ia9Umcvq)

『トリプルからスペシャルへ』

薫は、翼先輩と一緒に職員室へ行き、神野先生にエントリーの申し込みをした。

神野「エントリー?」
薫「はい」

神野先生は、少し考え申し込みを許可してくれた。

神野「いいだろう、エントリーを許可する」
薫「ありがとうございます」
翼「それじゃ、失礼します」
神野「薫、お前は残れ話がある」
薫「え?」

翼先輩は準備があるので、職員室を出て行き薫は神野先生の所へいった。

薫「何でしょうか?」
神野「きさま、なぜまだ特力にいる。危険能力系に行ったんじゃなかったのか」

神野先生は、さっきよりも厳しい顔つきになったので、薫は真剣な顔で答えた。

薫「ペルソナの指示です」
神野「ペルソナだと?」
薫「はい。ペルソナに、表向きは特力系で活動して皆に疑問を抱かせるなと言われました」
神野「校長はそのことを?」
薫「知っています。校長室へ神野先生と行った時に言われましたから」
神野「なるほど、それと話は変わるがお前の星階級の事に着いて、校長と議論した結果、お前を『スペシャル』にすることが決定した。明日の放課後、ここに来てくれ」
薫「...分かりました。失礼します」

薫は、そのまま職員室を出た後少し小走りしながら、特力へ向かった。
特力の教室へ入ると、もう皆準備に取り掛かっていた。

翼「遅かったじゃねぇか、神野に何言われたんだ?」
薫「あっ...神野先生は初等部総監督だから、私の星階級の事についてちょっとね」
美咲「そっか、薫は無効化以外にもアリス持ってたんだっけ、『トリプル』から『スペシャル』にって事?」
薫「ええ、まあ」

薫は、星階級の事だけを話した。ペルソナがどこに潜んでいるのか分からないからだ。

翼「特力から『スペシャル』が出るとわな〜。すごいじゃねぇか」
薫「そんなことより、私は何をすればいいでしょうか?」
翼「あっ!そうだった」

翼は、ポケットからメモ用紙を薫に渡して言った。

翼「ここに書いてあるもんを買ってきてくれ」
薫「分かりました」
 “今は、学園祭の事だけを考えるんだ。余計なことは、考えるな”

Re: 学園アリス〜初等部編〜    コメ頼む ( No.48 )
日時: 2011/09/24 22:00
名前: 刹那 (ID: ia9Umcvq)

『薫と棗』

薫は、学園祭で必要なものを買って帰る途中で、棗にあった。棗は木にもたれかかり、本を読んでいた。

薫「棗、何してるの?」
棗「見たとおり、お前こそ何やってんだ?こんなところで」
薫「私は、買い物の帰り。ねぇ、棗」
棗「なんだよ」

棗の隣に座った薫は、悲しげな顔をして神野先生に言われた、星階級の事を話した。

棗「スペシャル!?」
薫「うん。神野先生が言うには、スペシャルで幹部生になれば裏の仕事もやりやすくなるだろうって」
棗「トリプルになったのはこの前だろ、早すぎるんじゃ...」
薫「初校長の考えだって、中校長と高校長も賛成したって」
棗「....そうか」
薫「これから、どうなるの?」
棗「多分、初めの5,6回は簡単な任務だろう。それから、本格的になってくる」
薫「そう...」

薫と棗が話していると、ペルソナがやって来た。

ペルソナ「ここにいたのか、ずいぶん捜したぞ」
薫「仕事...ですか?」
ペルソナ「ああ、だが今からではない。9時に学園の門の前にこい」
薫「はい」

話が終わると、ペルソナは去って行った。

薫「さて、私もそろそろ教室へ行こうかな。棗はどうするの?」
棗「俺は、ここにいる。危険能力系は参加できないからな」
薫「そっか。...学園祭が始まったら一回くらいきてね」
棗「...気が向いたらな」

薫は、棗に笑かけながら特力の教室へ行った。

Re: 学園アリス〜初等部編〜    コメ頼む ( No.49 )
日時: 2011/09/25 09:39
名前: 刹那 (ID: ia9Umcvq)

『棗が倒れた!?』

前夜祭当日、薫は流架に棗が病院に運ばれたと聞き、急いで病院に向かった。

薫「流架君!棗は!?」
重田「静かにしなさい!ここ病院よ!!」
薫「あっ、ごめん」
重田「でも、なんでケガしてたのかしら。しかも、こんな重体で」

重田の言葉で薫は、昨日の仕事を思いだした。
相手が銃を撃ってきたので、2人とも避けたがその時に一発、当たってしまったにちがいない。

薫“こんなになるまで我慢してたなんて、もっと早く気付いていれば”
流架「傷の炎症は治ったし、安静にしていれば大丈夫だよ」

流架が薫の気持ちを察したのか、棗の事を話してくれた。
薫がしばらく陽一君と遊んでいると、棗が目を覚ました。

薫「棗、大丈夫?」
棗「薫、何で...」
流架「僕が知らせたんだ。棗が倒れたって」
陽一「お兄ちゃん早く良くなってね」
棗「お前」

棗は、陽一君が花を渡したので起き上がって受け取った。

薫「棗が倒れたって聞いた時は驚いたけど、大丈夫そうだね」
棗「今日は前夜祭だろ。行かなくていいのか?」
薫「うん。昨日のうちに全部終わったから」
棗「そうか」
流架「それじゃあ、棗。まだ居たいけど、開会式があるから」
棗「ああ。頑張れよ」
流架「うん」
薫「またね、棗」

薫は、笑顔で棗の病室を後にした。
いやな予感がしたから、気づかれないように風の結界を張ってから。


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