二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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コナンと黒の組織の死闘 名探偵コナン File10 up!
日時: 2012/04/20 20:01
名前: 未熟な探偵シャロン ◆jtHtMr3tGQ (ID: 7yWjtgfN)

どうも、こんにちは。
今までずっと温めてきた物語をここで書こうと思います。
まず、注意書きをしておきましょう。

この物語の原作は青山剛昌先生の作品、「名探偵コナン」です。
私、シャロンはこの漫画、アニメのファンであります。
なのでコナンを原作として、私の想像話でも書こうと…。
しかし、この物語は私なりに考えたコナンの最終回の模様です。
創作者以外の人が最終回なんぞ書くのは許せん!と思う方もいると思います。
まぁ、それは…お許しを。
あくまで私が考えたヘンテコな、原作とつじつまが合わないような、自分の妄想みたいな話ですので。
そこはお許しください。
私はコナンの漫画を全巻持ってるわけではありません。アニメも全部は見ていません。
なので、先ほどにも言いましたが辻褄が合わないところが多数出てくると思います。
そして、青山先生のように私は頭のよくない探偵ですので、ちゃちいトリックが出てくると思います。
あと、「はぁ?コイツがボス?笑わせんな」みたいなことになると思います。
私のオリキャラが出てきちゃいます。
それ全部を含め……。
許してください。m(_ _)m

とりあえず、まとめます。
・原作とつじつまが合わない
・ちゃちいトリックがでてくる
という事です。
それでもいいよ、という心の広い方は是非見てください。

っと、乱文すみません。
では、本編に入らせていただきます。


事件ファイル…

序章…>>1 ※少し修正しました
File1 森の中の少女>>2 
File2 シードル=安藤愛理=リサ・グリーン>>3 オリキャラ リサ・グリーン>>7
File3 リサの正体>>8
File4 新聞記事>>9
File5 最後の日(前編)>>11
File6 最後の日(後編)>>13
File7 組織にいた頃>>16
File8 賭け>>18
File9 匂い>>19
File10 似たもの兄妹>>22 オリキャラ アルフィオ・グリーン>>23

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Re: コナンの死闘 名探偵コナン File4 up! ( No.11 )
日時: 2011/10/21 19:22
名前: 未熟な探偵シャロン ◆jtHtMr3tGQ (ID: DxncmFYg)

File5 最後の日(前編)


「じゃ、ママ事務所に行って来るね」
「パパも行ってくるからな。アル、リサ、ちゃんと勉強しろよ。昼過ぎには戻るよ」
「うん!いってらっしゃーい」
「いってらっしゃい」


パパとママは私と兄のアルフィオに手を振って、仕事に出かけていった。
今日は祝日だってのに、パパとママは仕事。
まぁ、昼過ぎには帰ってくるって言うから、我慢か。


「お兄ちゃん、昼過ぎまで何する?」
「決まってるだろ。僕は大学のレポートがあるんだ。お前も宿題してろよ」


お兄ちゃんは、いかにも兄貴面(兄貴だけど)をして、私を横目で見た。
私としては、一緒にテレビゲームでもしたかったけど……。


「じゃ、ホームズでも見てるよ」
「おい」


仕方なく、図書館から借りてきたコナン・ドイルの書いた、「シャーロック・ホームズ 恐怖の谷」を手に取った。
そういえば、まだ途中までしか読んでいなかったな。
お兄ちゃんに軽くひじでつつかれながらも、お構いなしにと、ソファーに座って、ホームズの世界に読みふけった。
お兄ちゃんがため息をすると、自分の部屋に行ってしまった。
バタンと音がすると、私はすぐに本を手元に置き、パパの書斎に入った。
前から気になることがある。
パパとママはある日を境に、パパの書斎で夜遅くまで何かを調べていた。
時には、パパの同僚の人たち、FBIの人達が出入りしてたときもあった。
何をしているの?と聞いても、教えないの一点張りだった。
それで何を調べているのか、それを調べるために私は忍び込むのであった。
パパの書斎は綺麗に片付けてあるように見えるが、よくよく見たら、本棚はむやみに本を押し込んだって感じで、整頓さが伺えない。
机の引き出しも、ごちゃごちゃだ。
机の引き出しの奥に、黒いものがあるのが見えた。
何気なく手に取ると、ずっしりと重たく、鈍く光っていた。


「ひっ」


拳銃だ。
異様なオーラをまとっていた。
パパはFBI捜査官ということで、自宅にも拳銃があるということは不思議でもないし、アメリカで拳銃を所持していてもあまり不思議ではない。
でもやっぱり、間近で触れてみるとなると、恐れが沸き起こる。
私はそーっと拳銃を机の引き出しの中に戻した。
暴発しませんように……そう祈りながら、引き出しを閉めた。
一秒経った、二秒経った、三秒、四秒……。
何も起こらなくて、安堵のため息をついた。
その時


「バーン!」
「きゃああ!」


私はあまりにもびっくりして、しりもちをついてしまった。
書斎のドアからは、笑い転げているお兄ちゃんが居た。


「アル!」


心臓が飛び出すのを必死になって抑えながら、私はお兄ちゃんの名前を呼んだ。
普段は名前で呼ばないが、怒った時等に名前を呼ぶ。


「やめてよ!こっちは本当に怖かったんだから……。アルの馬鹿!」
「おいおい、僕だって、安全なことを確かめない限り、驚かしたりしないぜ」
「安全ですって?安全も何もないじゃない!」


お兄ちゃんは、涼しい顔で部屋に入って、パパの引き出しから先ほどの拳銃を出した。


「ほれ」
「やっ!ちょ、やめて!」


お兄ちゃんは私に拳銃を向けると、私は両手で頭を覆って、しゃがんだ。
お兄ちゃんはまたもや笑って、私の怒りは頂点に達しそうだった。


「もう……、次やったら捻り倒してやる」
「やっぱり、これはM1911だな」
「は?」


お兄ちゃんは聞きなれない言葉を口走った。
私は警戒しながらも、近寄った。


「これは軍用に開発された大型自動拳銃だよ」


そういえばお兄ちゃんは妙に拳銃に詳しいんだっけ。
お兄ちゃんは説明を続けた。


「といっても、もう軍では使用されていないけど。今は護身用としてでも簡単に安く手に入れられる。アメリカじゃ超有名だよ」
「私、知らないんだけど」
「ま、知らない人もいるだろうね」


お兄ちゃんはニヤリと勝ち誇った笑みを浮かべた。


「1898年頃に開発され、1911年3月29日にアメリカ軍に正式に採用されて、それから70年以上使われてきたんだ。それでM1911となったわけ。日本でもこの改良型のM1911A1が戦後発足した自衛隊に採用されたりしたんだ。で、このM1911の大きな特徴は、握ったときの親指と人差し指の間に安全装置があり、これをしっかり握らないと撃てないという仕組みなんだ」
「あぁ、だから、驚かしたんだ」
「そういうこと。で」


お兄ちゃんは拳銃を引き出しにしまい、私に向き直った。


「パパの書斎で何をやろってんだ?」
「あ、あぁ、ほら、最近パパとママさ」


お兄ちゃんもパパとママの怪しげな行動はわかってるから、説明するのに造作もなかった。


「成る程。確かに、僕も前から気になっていた」
「でしょ?だからヒントになるものがないかなーと思って……」
「よし、調べよう。ワトスン君」
「そうだね…って、なんで私がワトスン!?調べようと思ったのは私だから、私がホームズでしょ?」
「お前はワトスン。拳銃にビクビクしているようじゃ、ホームズにはなれん」
「もう!」


なんやかんやと言いながら、私とお兄ちゃん(=ワトスンとホームズ)はパパと書斎を隅から隅へと調べた。
ならべく散らかさないように。

書斎に入って、一時間ぐらい経ったが、なかなかそれらしきものは見つからなかった。


「あ〜、ダメだ〜。やっぱ、パパ仕事場に持ってったのかな」
「そうかもな。じゃ、探偵ごっこはこれで終わり」


私とお兄ちゃんはそれぞれ部屋に戻っていった。

宿題を終え、時計を見ると一時になっていた。
そろそろパパとママ帰ってくるだろう……。
私は一階に降りて行った。
それと同時に玄関のドアがあくのが聞こえて、玄関に直行した。


「あ、パパ」
「ただいま」


パパは笑みを浮かべて、私も笑みを浮かべた。
そして二人でリビングに向かい、パパはスーツから部屋着に着替えて、私とお兄ちゃんを呼んで、トランプをした。
そして、ついつい熱中してしまい、時間が経つのを忘れていた。


《〜♪〜♪〜♪》
「あ、ちょっとごめんよ」


パパの携帯の着信音で、我に帰り、時計を見た。
すると、もう四時だった。
あぁ、ずっと三時間も遊んでいたんだ……、と同時に、トランプでここまで遊べるとは驚きということを思いながら、パパと電話相手の会話を聞いていた。


「何だって!?」


突然、パパが突拍子な声を張り上げて、私とお兄ちゃんは肩を震わせた。
この時、私は直感で感じていた。その時はわからなかったけど、今なら分かる。
もう今日以後、パパとママの顔を見ることは無い、と。

Re: コナンと黒の組織の死闘 名探偵コナン File5 up! ( No.12 )
日時: 2011/10/26 18:34
名前: 未熟な探偵シャロン ◆jtHtMr3tGQ (ID: DxncmFYg)

どうしよう、全然進まない。
昨日六話かいたのに、3000文字オーバーとか言って、全部消えたし!
そうなれば執筆する気力失せるわ!
まったく……。
なので、更新は明日になるかも。
ご了承ください。
って、誰も見ても聞いてもないかな?笑

Re: コナンと黒の組織の死闘 名探偵コナン File5 up! ( No.13 )
日時: 2011/10/27 18:10
名前: 未熟な探偵シャロン ◆jtHtMr3tGQ (ID: wzVEqeM3)

File6 最後の日(後編)


書斎のドアがゆっくりと開いた。
私とお兄ちゃんが、ドアに駆け寄る。そこには、絶望の色しか見せない、今まで見たこともないようなパパがいた。
目には涙を浮かべていた。そして、何もない目の前の薄茶色の壁を見つめていた。


「パパ……?」


私は耳元にそう呼びかけた。
しかし、応答はない。
パパの放心状態が覚めるまで、私とお兄ちゃんはずっと黙っていた。
すると、パパは決心がついたのか、目に活気があふれ出した。いつものパパに戻った。


「今すぐ大事なものだけをバックに詰めなさい。多くなってはならない」


私とお兄ちゃんは無言で頷いた。
私は部屋に駆け込み、家族の写真数枚、友達の写真を数枚取り出して、バックにいれた。
そして、家族、友達から貰ったプレゼントもバックにいれた。
すぐに一階におりていくと、すでにお兄ちゃんもいた。


「大雑把な説明は車の中でする。さぁ、早く来なさい」


パパは玄関に向かった。私とお兄ちゃんも後をついていった。
外は暗くなっていて、星が瞬いていた。
だけど、見とれている暇はなく、流れるように車に乗った。
車は大通りに向かった。
私とお兄ちゃんはパパからの話の切り出しを待った。
大通りは結構渋滞していた。
まぁ祝日だから……、そう思った直後。


「パパとママが何かを調べていたのは知ってるよね?」


意を決したのか、パパは突然切り出した。
私は心臓を真正面から握られたように、肩をビクッと震わせた。
多分、お兄ちゃんもそんな感覚だったのに違いない。
お兄ちゃんは私の代わりに、あぁ、とだけ呟いた。
パパは頷いて、続けた。


「さっきパパが電話で驚いたのはそのことに関係するんだ。パパとママ、厳密に言えば、パパの仕事仲間と一緒に調べている。とある組織をね。しかし、この組織の正式な名前は分かっていない。その組織がある理由も、何をしているのかさえも情報はない。だが、これだけは言える……。この組織から逃げ出そうとか、裏切ろうとか思えばすぐに殺されるということだ。その組織には、優秀な殺し屋もいる……」


こんな組織が世界に存在していたとは知らなかった。
そりゃ、世界は広いから、変わった組織はいるだろうなんて思っていたけど、まさか……本当に、漫画みたいなことがあるなんて。
私とお兄ちゃんは言葉を失った。
パパは続けた。


「この組織のことを知っているのは、FBIでもわずかしかいない。パパはなぜ知ってるかというと、自分で言うのはなんだが、パパの情報収集に優れているから、教えられた。そして、有能なママも見込んで、一緒に情報収集をし始めた」


ここで、車は細い道にそれた。
ここは閑静な住宅街だ。


「しかし、パパ達が組織のことを調べているということを、やつらに気づかれた。そして……」


パパはため息をついた。
あぁ、もう大体予想はついた。次に出てくる言葉がなんなのか……。
聞きたくない。でも、もしかしたら……そんな淡い期待を抱いた。


「あ、ここだよ」


パパは、今言おうとしたことを避けるかのように、青い屋根の家を指差した。


「説明はここまでだ」
「ちょっと!最後まで言ってないじゃないか……」
「ここまでだ」


お兄ちゃんが、続きを言うように言ったが、パパはお兄ちゃんの目もあわせず、強引に説明を終わらせた。
お兄ちゃんと私は納得いかなかった。
どうして、言ってくれないの……?
私達がショック受けると思うから、言わなかったの?
もう、ショックなんてずっと受けてたよ。
そんなことを心で言いながら、車は泊まった。
車からおりて、パパは青い屋根の家のインターホンを鳴らした。
中からパタパタと足音が聞こえてくる。
感じからして女性だ。
私の予感は的中して、ドアが開けられるとそこには金髪でショートカットの女性が現れた。


「マイクっ!……子供達には全てを話したの?」
「組織のことまでは」


マイクこと私のパパは、素っ気無い態度で女性に言った。
女性は私達に目をやった。


「さぁ、上がりなさい」


女性は私達を招いた。
多分、仕事の同僚だろう……。でも見たことないな。
そう思いながら、お邪魔しますと呟き、あがった。
すると、パパに呼び止められた。
パパは悲しそうな目で私とお兄ちゃんを見つめていた。


「リサ、アル、来なさい」


私とお兄ちゃんはパパの目の前にきた。
すると、パパは大きな体で私とお兄ちゃんを抱きしめた。


「愛してるよ、二人とも……」


パパは泣きそうなのを必死にこらえている声だった。
私もお兄ちゃんもつられて泣き出しそうになった。


「僕も」
「私もよ」


私とお兄ちゃんは、そう答えた。
パパは私たちを離して、手にずっと持っていた黒いファイルを私達に差し出した。


「これはパパとママ達が調べ上げた奴らの情報だ。ジョディに……後ろの女の人に解説を入れてもらいながら、見なさい。そして、ジョディ」


パパの視線はジョディと呼ばれた女性に向けた。


「この子達を宜しく頼む」
「えぇ……。無事に帰ってこられるよう、願ってるわ」
「無事に……か、そうだな」


パパはかすかに笑った。
どうして笑ったのかは、今でもわからない。


「じゃあな」


パパはそう言って、私とお兄ちゃんに手を振った。




その二日後、ジョディさんの話で、パパは仲間と共に組織に乗り込み、ママを返す様に交渉したが、失敗し、パパとママと三人の仲間が命を落としたという。

私の予感は的中した。

Re: コナンと黒の組織の死闘 名探偵コナン File5 up! ( No.14 )
日時: 2011/10/27 18:12
名前: 未熟な探偵シャロン ◆jtHtMr3tGQ (ID: wzVEqeM3)

ふへ〜、なんとも大雑把な六話!
引き続き、七話かこう。


てか、誰かきてくれ〜(オィ
やっぱ誰も来ないのはさすがに悲しいよ、うん。
わはははは。

Re: コナンと黒の組織の死闘 名探偵コナン File5 up! ( No.15 )
日時: 2011/10/27 18:23
名前: 未熟な探偵シャロン ◆jtHtMr3tGQ (ID: wzVEqeM3)

File7


コナンは蘭に、今夜は博士の家に泊まると言って、夜八時、今に至る。
愛理は自分の両親が殺された経緯を全て話し、阿笠博士についでもらったお茶を一口口に含んだ。


「ゲフッ!は、博士!ちょっと苦いわ。いや、ちょっとどころじゃなくて、かなり苦いわ」
「な、何じゃとっ?どれどれ……むっ、確かにこれは苦いのぉ〜。すまなかった、入れなおしてくるよ」
「すまないね」


愛理は申し訳なさそうに笑った。
そして、正面で胡坐(あぐら)をかいて、腕を組んで、難しい顔をしてるコナンを見た。


「何か聞きたいことは?」
「山ほどある」
「じゃ、順番に言って。答えられる限り、答える」


愛理はにっこり微笑んだ。
コナンは愛理の笑顔に、ちょっと和みながらも、一つ目の質問をした。
何よりもずっと聞きたかった質問。


「どうやって組織に入り込んだんだ?」
「あぁ。それは安易なことではなかったわ。二ヶ月前、私の両親が殺されたと知って、一週間経った後。ジョディさんに組織の一部の人が潜伏している場所を突き止めたのよ。そこで私は、お兄ちゃんと一緒にジョディさんには内緒で、その潜伏先に向かった」
「えぇ!?」
「無謀でしょ。でも、こっちはこっちなりに、計画は練ってあった。


保留


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