二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

D.gray-man -消えた扉- 【完結】
日時: 2012/08/30 15:04
名前: 快李 (ID: qs8LIt7f)

 快李です


  ◆注意事項◆
・荒らしはご退出お願いします
・主人公はアレンじゃないです
・キャラ崩壊有り
・亀更新(ぇ
・誤字脱字あり
・駄文
・ノアの12使徒を変更します

・・・よろしくお願いします

〜目次〜

オリキャラ・・・>>1 >>13

プロローグ・・・>>2

現実編 第一章...>>190
推理編 第二章...>>206
家庭編 第三章...>>237
空間編 第四章...>>255

あとがき...>>256


           END......2012/08/30

Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51



Re: D.gray-man -消えた扉- ( No.246 )
日時: 2012/08/27 13:35
名前: 快李 (ID: qs8LIt7f)




ア「へぇ・・・。それで、これからどうするんです?」
悠「まぁ取りあえず、肬の首取りに行かねーとな」
ア「え」
悠「うそうそ。もうここにある」
ア「いえ、そういう意味じゃ・・・」

メールの着信音がした

   ''怖いです、王女様・・・助けてください!!(画像付き)''

画像を見た
その残酷な写真を
そこには
アクマのドアップ写真があった

悠「・・・!!」

この背景
かすかな背景
思い出せ
ここが何処なのか

お願いだから・・・
思い出すんだ
これ以上犠牲者は出したくない

悠「・・・ここって」

音楽室
父が殺された


あの部屋



行かなきゃいけない

悠「音楽室だ!」
沙「わ・・・待って!!」

どうしてだ
千年公よ
俺の事好きなら
なぜ城の皆を襲う!!

悠「皆!」

ドアを開けたら
服だけが散らばっていた

そこにいたのは
千年公
紛れもない

ボクの愛した人

ア「伯爵!」
悠「待てアレン。・・・出てけ。二人で話す」
ア「そんなの!」
悠「出てけ!!」

アレン達は出て
千年公と二人きりになった

悠「・・・さよならって言ったのに、また会ったな」
千「・・・悠くン」
悠「どういうことか・・・説明してもらおうか」

Re: D.gray-man -消えた扉- ( No.247 )
日時: 2012/08/27 13:51
名前: 快李 (ID: qs8LIt7f)

       第七十四話 -アイツハ-




千「この城の者の目的は何だと思いますカ?」
悠「は?」
千「何年もこの城につくす理由ヲ」
悠「知るかよ」
千「この者達ハ、毎晩あなたの金庫から一枚づつお金をとっていましタ」
悠「そんなワケ・・・」

思えば
お金が減っている気はしていた
でも・・・まさか
メイ達が・・・そんな事

千「ありませんカ?」
悠「・・・」
千「悠クンの為に・・・片付けたかっタ」
悠「・・・ゴメンナ、やけになって」
千「いエ」

聞きたい

悠「千年公」
千「はイ?」
悠「アレンって、ネアなんだろ」
千「・・・鋭いんですネ」
悠「元ノアだしね。・・・ネアにコトズテ」
千「?」
悠「僕の大事な千年公殺したら、僕がお前を殺す」

千年公殺すなんて
できっこないとおうけど
アイツは
やりそうな気がする
それに、アレンの体つかってるんだし
まぁ
会ったことないけど・・・

悠「じゃあね千年公。速く消えないと、アレン達にやられるかもよ〜〜」
千「・・・元気でいて下さいネ。いずれ迎えに行きますかラ」
悠「楽しみに待っとくよ。「人間」としてのお迎えを」
千「デハ」

千年公は闇の中に消えていった
扉を開けると、アレン達がいた
話は聞いてなかったようでよかった

悠「・・・みんな死んだよ。全員、金のために城にいたんだ」

でも
たった一つ確信できる
メイは絶対
金のためにいたんじゃない

僕達子孫のために
尽くしてくれていたんだ

悠「行きたい場所がある。遠い遠い、扉の向こう。護衛くらいしてくれるよな、二人」
リ「もちろんよ」
ア「行き先は?」
悠「桜咲く、あの小さな山へ」

ブラジルまで一日くらいはかかる距離
いちおう電車にのって
北アメリカ大陸にむかう

悠「着いた・・・てか眠・・・。宿に泊まろうぜ、ソコの」

宿に止まって、リナリーと沙等
ボクとアレン
と、部屋に別れた

悠「アレンってさ」
ア「はい?」
悠「・・・いや、なんでもない。ありがと」
ア「いえ、そんな」

・・・ありがとう
アレン・ウォーカー




    朝になって、再出発

南アメリカ大陸を目指し
また電車で移動

悠「電車退屈過ぎて困るわ。話すことないし」
ア「トランプしませんか?」
沙「イカサマするからやだ〜」
ア「・・・」
悠「凹んだぜコイツ。リナリーの胸に飛び込んで泣け」
リ「コラ!」

リナリーに叩かれた
もちろん冗談なのにな
実はアレンに気があるくせに

ア「悠って、よく生首普通に持ち歩けますね」
悠「生首じゃない。肬だ。アイツは今も、俺と沙羅の心の中で生き続けてる」
全「・・・悠」

アイツは死なない
俺達が
アイツを忘れない限り

Re: D.gray-man -消えた扉- ( No.248 )
日時: 2012/08/27 14:05
名前: 快李 (ID: qs8LIt7f)

       第七十五話 -目的地-




ア「綺麗な桜ですね。・・・でも、季節外れじゃ・・・」
沙「この桜はね、一年中咲いてるの。イモ虫もいないし」
リ「綺麗ね・・・」
悠「みんな下がってろ」

肬を取り出したら
みんなが顔を手で覆い隠した
そりゃ・・・しょうがないか

土に肬の顔を埋めて
手を叩く






愛する肬へ


あの「-幸結空間- 消えた扉」は
君がノアを覚醒したとき
願ってできたものじゃないのか?

君は願った


僕の妹二人が
幸せになる未来の人生を
ひとつの本として
出来上がるように

って

図星だとおもうな
君は本当は
優しいお姉ちゃんだから

ねえ肬
僕達の幸せを願ってくれて
ありがとう

肬は今
幸せですか
僕は今
幸せですよ

沙羅という幸せの詰まった人間がいるから
教団という幸せの詰まった場所があるから
ノアという幸せな人々が周りにいたから

僕はいま
最高に幸せです

ありがとう







       眼を開けると

埋めた土から
一つの芽が出てきた

芽はすくすく成長し
虹色に輝く桜になった


ア「これって・・・!!」
リ「また・・・桜?」
沙「肬・・・」


これが君の
僕等への
最後のプレゼントなのかい?

・・・水が目にたまってきたよ
その綺麗な桜の花びらで
吸ってくれると嬉しいな

・・・やっぱり、この景色が
最後のプレゼントか

ありがとう
''お姉ちゃん''


      ''幸せに暮らさないと、ただじゃおかないよ。・・・沙羅をお願いね''

悠「・・・まかせとけって」
ア「これが・・・扉?」
悠「そうだよ。・・・アレン、リナリー」
全「!!」

二人を同時に抱きしめた

温かく
優しく
柔らかく

今の僕の気持ちを伝える
大好きだよ
みんな
大好きだ

ア「僕もですよ、悠」
リ「ええ。・・・ありがとう、悠」

次は沙羅が二人を抱きしめた
いつの間にか
みんな泣いて
みんな笑ってた

これが
友達
家族
友情
絆なんだ

ア「元気に暮らして下さいね、悠」
悠「お前もモヤシになんないよう気をつけな」
ア「アレンです!!余計なお世話ですよ・・・」

リ「沙羅・・・あなたのこと、忘れないからね」
沙「私もだよ、リナリー。コムイをバシっと叱ってやってね」
リ「ふふ。大丈夫よ。ああ見えても、やるときはやるんだから」

ア「沙羅も・・・体を大切にしてくださいね」
沙「何それ。・・・アレンも、頑張ってね。千年伯爵げきた〜い!!」
ア「ありがとうございます。気を付けて」

リ「沙羅のこと、よろしくね」
悠「言われなくても」
リ「・・・短い間だったけど、楽しかったわ」

話を済ませ
僕らは進む
消えた扉のその彼方へ

Re: D.gray-man -消えた扉- ( No.249 )
日時: 2012/08/27 14:13
名前: 快李 (ID: qs8LIt7f)



  これで三章完結っす(*´∀`*)


 一章と比べて短すぎる

  なんて


        痛いところつかないでpq


   四章もっと短い

       たぶん一話だけd((長くなるよう頑張ります

Re: D.gray-man -消えた扉- ( No.250 )
日時: 2012/08/28 10:41
名前: 快李 (ID: qs8LIt7f)

第四章    第七十六話 -合い言葉-




悠が言ってくれた
私達の未来を描く本があるって

その本には
幼い頃に作った
すべての合い言葉を言えば
扉は開くと

・・・小さい頃の
合い言葉

悠「桜と紅葉から産まれた 絆と言う名の友情」
沙「我等の世界は無 我等が存在することさえも無」

・・・これが全てだ
二つだけだけど
これが全てなのに

開かない

沙「なんで・・・?」
悠「・・・あ」
沙「え?」
悠「千年伯爵率いるノア」

悠が目訴えてくる
アクマに呪われたその目で

でもわからない
何が言えば良いのか

でも
とっさに
頭によぎった言葉を口にしてみた

沙「イノセンス率いるエクソシスト」

虹色に輝くその桜は
虹色に輝く扉に変わった

扉は開いて
私達を迎えている

沙「・・・悠」
悠「いよいよだね。・・・・・・・・・・・・・・・行こうか」

微笑む悠は
久しぶりに見た

そのささやかな笑顔に
私も微笑み返した

扉に入ったら
光が私達を引き離してくる
でも
互いの名は呼ばない

また会えると信じているから
また笑えると信じているから
また話せると信じているから

その繋がれていた手を
互いに離した


———沙羅・・・沙羅
・・・肬?
———よかった。気づいたんだね
うん。ゴメンね・・・首を・・・私が・・・
———そうなる運命だったんだ。私が望んだ未来なんだから・・・沙羅が責任感じる事はない
・・・ありがとう、肬。大好きだよ
———・・・ボクもだ





———悠
肬か。やっぱり、扉としては生きてるんだな
———正確に言えば、僕は扉そのものだ
ふぅん。・・・僕等を引き離してくれてありがとう
———は?
ようやく・・・願いが叶うから
———どういう意味さ
知ってるだろう?ボクは小さい頃、この扉に入ったってこと
———・・・記憶あったのかよ
ふふ。扉の中で、ボクはバンドメンバーを集めてたんだ
———なんで?バンド・・・?
ボクと沙羅は、将来バンドを組む夢を持ってた。だから・・・サプライズしたかった
———なんのサプライズ?
見ておきな。その内わかるからさ〜





目を開けたら
私は一人ぼっちだった
誰もいない
一つの民家に横たわっている

沙「悠・・・?どこ?」

机には
桜の枝を添えられた
一つの手紙が置いてあった


  ''公民館で待ってるよ。きっと沙羅ならわかるさ   悠''

沙「きっとって何・・・馬鹿」

手紙をちょっとした怒りで
切り裂いた

扉を開けると
そこには誰も居なかった

むこうに人だかりが見える
もしかすると、あれが公民館

公民館で、何があるのだろうか


Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51



この掲示板は過去ログ化されています。