二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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D.gray-man 〜刹那の光〜
日時: 2012/11/07 15:05
名前: ブルー (ID: tkwGoBUC)

〜プロローグ〜
彼女は病を患っていた。
いつ死んでもおかしくないと言われ…
しかし、彼女は笑っていた。
「この命、聖戦に奉げますよ…。」
確かな、覚悟はあった。
それは、まるで刹那という瞬間の光を求めているような…



主人公
>>2

オリキャラ
>>66

目次

第一夜 >>3

第二夜 >>4

第三夜 >>9

第四夜 >>18

第五夜 >>23

第六夜 >>25

第七夜 >>30

第八夜 >>31

第九夜 >>33

第十夜 >>35

第十一夜 >>38

第十二夜 >>40

第十三夜 >>42

第十四夜 >>43

第十五夜 >>44

第十六夜 >>45

第十七夜 >>47

第十八夜 >>48 過去編序章

第十九夜 >>49

第二十夜 >>51

第二十一夜 >>52

第二十二夜 >>54

第二十三夜 >>56

第二十四夜 >>57 >>58

第二十五夜 >>59

第二十六夜 >>60

第二十七夜 >>63

第二十八夜 >>64

第二十九夜 >>65

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Re: D.gray-man 〜刹那の光〜 ( No.50 )
日時: 2012/09/09 21:43
名前: ブルー (ID: V4RVuUEP)  

誰かー!
イラストを載せる方法を教えてー(ToT)

Re: D.gray-man 〜刹那の光〜 ( No.51 )
日時: 2012/11/07 15:08
名前: ブルー (ID: tkwGoBUC)

第二十夜  千年樹の秘密基地


「雫、ちょっと目を閉じてろ。」

一樹兄さんの声を最後に私は目を瞑った。

「雪槍・・・。」

目を瞑っていた私が暗闇で感じたもの・・・それは、冷気・・・。

「ガハァ‼」

一樹兄さんが血を吐いた。

「一樹兄さん‼」

私が目を開けると血を口から吐いている一樹兄さんの姿が見えた。
周りを見ると仮面を付けた、人間が倒れていた。
まるで、凍え死んでいるように。

「雫・・・。」

その言葉を最後に一樹兄さんは倒れた。
雫は一樹兄さんを担ぐことは出来ないので、引っ張っていった。
森の奥深くへ。

「ハァ、ハァ・・・、着いた・・・。」

雫の目の前には、大きな千年樹があり、その下にワラがたくさん積まれていた、正確に言うと、技と積まれているように・・・。
雫は積まれているワラを丁寧にどかすと人が入れそうな穴があり、階段があった。
雫は先に、一樹兄さんを中に入れ、雫は後に入り、入り口の穴を丁寧に戻した。

「一樹兄さん・・・、あとちょっとだよ・・・。」

階段なので、さすがに引っ張るのをやめて一樹兄さんを小さな体で支え下へ下へと進んだ。
そして・・・ようやく・・・。

「着いた・・・。」

そこには、人が生活ができるような空間があった。
雫は、一樹兄さんを緑色のもふもふのベットに寝かせ、ずっと病院にいたから、いた時に得た、知識で簡単な処置をした。
最後に、一樹兄さんの横にナースの格好をしたピンク色のウサギの人形を置いた。

「ナース・ラブラ、一樹兄さんの近くにいて。」

人形の名前はナース・ラブラというらしい。
そしてここは、雫の秘密基地だ。

Re: D.gray-man 〜刹那の光〜 ( No.52 )
日時: 2012/11/07 15:11
名前: ブルー (ID: tkwGoBUC)

第二十一夜 目覚めると…

一樹目線〜
俺が目を覚ますと、ひとつ驚いたことがあった。

「…人形?」

俺のすぐ横にナースの服を着た、ピンク色のウサギのぬいぐるみがあった。
そして、このぬいぐるみには見覚えがあった。

「大事にしてくれたんだな…。」

そういって、人形の頭をポンポン叩いた。
そう、このぬいぐるみは俺が雫にプレゼントしたものだった。

「ギャ…、うわぁ〜木の実がぁ〜!」

ドタァ!!

という、音が聞こえたと思ったら、そこには、転んだ雫の姿があった。

「雫…(呆」

「痛た…、あっ!!一樹兄さん、目が覚めた?」

雫は地面に広がった、木の実を拾っていた。

「雫…、その木の実は…?」

「一樹兄さんのご飯!!」

Re: D.gray-man 〜刹那の光〜 ( No.53 )
日時: 2012/09/23 23:39
名前: ブルー (ID: tkwGoBUC)

あげー^^

Re: D.gray-man 〜刹那の光〜 ( No.54 )
日時: 2012/11/07 15:12
名前: ブルー (ID: tkwGoBUC)

第二十ニ夜   一言が・・・


〜雫目線〜


一樹兄さんが怪我をして、私の元へ来てくれた。
嬉しかった・・・一人きりという実感がなくなるから。
けど・・・一樹兄さんは追われていると言っていた。

なんで?どうして?

そんな、言葉が頭の中をぐるぐると回った。
一樹兄さんを秘密基地に連れて行った。
あそこは、もとは『ロブ』というお爺さんが住んでいたが、ある日、森を歩いていた私に、「ここを使ってくれ。」と言われた。
そして、今はとても私はロブお爺さんに感謝している。

「ありがとう、ロブお爺さん。」

来る日も来る日も、私は兄とずーっと、一緒にいた。
たった一人の私の家族。
私は、何としてでも、一樹兄さんを守りたかった。
もう、なにも失いたくないから・・・。

ある日・・・それは、一樹兄さんと一緒にいた時だった。
確か、雪が降っていて、一樹兄さんとお花畑にいたんだけどね。

「雫、お前に渡したいものがある。」

一樹兄さんがその一言を言ったのが、始まり。


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