二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- 【オリキャラ】13’s memory【合作】
- 日時: 2012/06/29 21:18
- 名前: 藤桜 (ID: ylDPAVSi)
はじめましての方、お久しぶりですの方、藤桜です
今回は初音ミクの「13’s memory」を甘味みずのさんと合作することにありました
最低限のルール、チェンメや荒らし以外は大歓迎です!
では、みずのさん、挨拶お願いします
- Re: 【オリキャラ】13’s memory【合作】 ( No.25 )
- 日時: 2012/07/07 20:36
- 名前: 藤桜 (ID: klLmhm9D)
- 参照: htt http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.cgi?mode=view&no=24011
ミラン視点
ラシュカに言われて、さっきの女の子を追いかける。
普段見せないような寂しげな表情をしたシェールも気にかかるが、あちらはラシュカに任せよう。
何より、ラシュカには基本的に頭が上がらないし。
あの子を追い掛けるのに走る必要はなかった、そもそも、歩幅が違う、普通に歩いたって追いつくし。
「おい!」
ある程度距離を詰めてから声をかける。
驚いたようにドングリみたいな瞳が振り返って俺を映した。
「お前…あ」
お前、と呼んでそういえば俺、こいつの名前知らねえな、と気付いた。
「お前…名前は?」
「…は?」
俺の問いかけに素っ頓狂な声が返ってくる、あぁ、先に名乗らなと失礼だな。
「俺はミラン アルコヴィッチだ、お前の名前は?」
「…ルト…です」
ポカンとした表情のまま、ルトは俺を見上げてた
- Re: 【オリキャラ】13’s memory【合作】 ( No.26 )
- 日時: 2012/07/11 21:52
- 名前: 甘味みずの (ID: b9FZOMBf)
ルトside
えっと…どうしよう、この状況
いきなり話しかけられて、正直驚いていて。
でも、なんか彼はいい人そうなので本当に驚いていただけなので。
「お前…名前は?」
驚いているところに聞かれて、一瞬何を言われたか解らなかった。
おもわず
「…は?」
ときょとんとして応えてしまった。
われながら素っ頓狂な声だなあと思ったけど、まぁいつもの事だ。
彼は一瞬間を開け、
「俺はミラン アルコヴィッチだ、お前の名前は?」
彼はわざわざ親切に名乗ってくれた。
あ、あぁ、名前。はっとして、おずおず名乗る。
「…ルト…です」
わたしはポカンとしたまま、名乗った。
- Re: 【オリキャラ】13’s memory【合作】 ( No.27 )
- 日時: 2012/07/13 18:04
- 名前: 藤桜 (ID: RfGF3WeF)
- 参照: htt http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.cgi?mode=view&no=24011
ミラン視点
それは殆ど直感的なものだけど、ルトは、良くも悪くも俺らとは「違う」のだと感じた。
そして、どうしよう、続けるべき言葉が思い浮かばない!
…まぁ、いいや、適当で
しかし、と自分より小さな少女を眺める。
シェールは随分彼女に関心を示しているようだ、それは、彼女としては非常に珍しいこと。
この軍の為ならどんな人間にも会わせるし、かといって踏み込むこともない、常に穏やかな微笑みを浮かべるばかりの少女が、何故だかルトには僅かに違う表情を見せた。
それは、興味であり、そして
──────羨望、あるいは憧憬
だと思う
何故そんな感情をルトに抱くのかはイマイチわからない
だって、シェールはルトと比べて、身体的な能力を覗けば、全て優れていると思う
- Re: 【オリキャラ】13’s memory【合作】 ( No.28 )
- 日時: 2012/07/19 22:06
- 名前: 甘味みずの (ID: b9FZOMBf)
ルトside
私は、よく解らないのだ。
結局は、流されるだけ。
凡人は、たぶんここじゃ荒れた海の中の脆い流木。
なにをしても、結局は空回り。
だからいつも通りこの人に流されるままにしようかと、暫く彼を見ていたのだけど、何も言ってこない。
不安になってくる。でも、言いだす勇気もない。
だけど、どうすればいいのか…
私は思い切って、
「あのっ」
と声を上げた。
「はい?」
思いのほか素っ頓狂な声が返ってくる。
私は、逆に面喰ってしまって。少しして、吹き出してしまった。
失礼極まりないのだけど。本当になんだろう。緊張の糸がぷつりと切れて、今までたまってた物事笑い声になって廊下に響いた。
「なっ、何笑ってんだよ!」
「あ、あははっ、ごめ、ごめんなさいすみませっ・・・あはは!あぁ、きゃはははっはは!」
「おま…」
彼は一瞬怒ったような声を上げ、呆れたような顔をする。
でも、なんだろう。私自身訳が分からなかった。
私は何故、笑っているんだろう。
悲しくて悲しくて仕方ないのに、なんで笑っているんだろう。
- Re: 【オリキャラ】13’s memory【合作】 ( No.29 )
- 日時: 2012/09/14 22:17
- 名前: 藤桜 (ID: uM6Nt9B0)
- 参照: htt http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.cgi?mode=view&no=24011
ルトが突然笑い出した。
それは、俺の理解の外の反応で、俺は混乱して、呆れて、安心した。
「さて、ルト、落ち着いたか?」
「はい」
彼女がひとしきり笑ったのを見計らい、自分より低い位置にある顔を覗き込む。泣き笑いしてたのだろう、涙の跡が見える。
「じゃ、どうする?」
「へ?何が?」
しまった、言葉足らずだったか?
「これから、お前、逃げてきたけど、医務室戻るか?多分、シェールが待ってる」
すると、ルトは「あ…」と迷うように視線を逸らした。
新鮮、だと感じた。
ミランの親しい女というのは、せいぜいが最愛の妹とシェールくらいだ。
他は大抵、外見か経歴に釣られた女くらいのもので。
冷静沈着なラシュカは泣き笑いなどしないし、シェールは迷って視線を逸らすことはない。
だから、とても新鮮だ。
けれど、それがシェールの関心を引くほどのものとも思えない。
不可解だが、ひとまずは彼女の返答を待つことにする。
この掲示板は過去ログ化されています。