二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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MAGI‐マギ‐ 私の全てをあなたに
日時: 2012/11/24 16:41
名前: まどか (ID: ia9Umcvq)

どーも、
『FAIRYTAIL ルーシィの秘密』を書いているまどかです。

2作掛け持ち・・っという、
なんともまあ馬鹿げたものに挑戦してみたいと思ったので、
MAGIの夢小説を書きたいと思います。

ちなみに私はジュダルが好きなので、
主人公+ジュダル的なものを書きたいと思います。

途中で終わる可能性が大ですが頑張ります。


ちなみに主人公元奴隷です。

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Re: MAGI‐マギ‐ 私の全てをあなたに ( No.1 )
日時: 2012/12/02 16:26
名前: まどか (ID: ia9Umcvq)

《オリキャラ設定》

名前:リナリー
性別:女
年齢:17歳
髪型:黒にちょっと赤が入っている。
   長さは膝までで白の髪留めでポニーテールにしている。。
服装:白の単衣に緋色の袴(巫女さん?)、赤色のブレスレット。
性格:優しく、争いごとはあまり好きではない。
   だが、ジュダルの命令は絶対に聞く。
一人称:私
魔法:氷魔法、雷魔法、治癒魔法、浮遊魔法


黒いルフが飛んでいる。
ダンジョン攻略者ではないが魔法が使える。
マギではないが何故か『ソロモンの知恵』を持ってる。

Re: MAGI‐マギ‐ 私の全てをあなたに ( No.2 )
日時: 2012/11/24 20:24
名前: まどか (ID: EggErFJR)

プロローグ

「俺はジュダル。お前、俺のモノになれ。」

正直、最初はどうでもよかった。

彼も今までの人たちと同じだと思ってた。

「ジュダル様、私はこれから何をすればよろしいのでしょうか。」

だから私も、今までと同じように主の命令を待った。

だけど、彼の言葉は意外なものだった。

「そーだな、まずはその足枷を外すか。」

「え?」

「嫌だろ、それ。私は奴隷ですって言ってるみたいで。」

そう言って彼は私を椅子に座らせ、足枷を外してくれた。

私が目をぱちくりさせてると、彼はにっこりと笑って私に言った。

「よろしくな、リナリー。」

その日から、彼は私の全てになった。

この人のために生きようと心から思った。

Re: MAGI‐マギ‐ 私の全てをあなたに ( No.3 )
日時: 2012/11/25 05:12
名前: まどか (ID: ia9Umcvq)

第1話

夜明けを知らせる光がカーテンの隙間から入り込み、私に起きろと言ってきた。
眠たいながらも身支度を整え、早めの朝食を取る。

白「おはよう、リナリ—。いつも早いわね。」
リ「白瑛様、白龍様、おはようございます。」

朝食を終え席を立った時、白瑛様と白龍様がやって来た。
あいさつをした後、厨房に行き朝食を差し出す。

白「ありがとう、〝マギ〟はまだ寝ているのですか?」
リ「はい。」
白「あの方は気分屋ですから、あなたも大変でしょう。この間の熱は大丈夫ですか?」
リ「おかげ様で熱は下がりました。ご心配をおかけして申し訳ありません。」
白「リナリ—殿、そろそろ時間なのでは?」

白龍様に言われ、時計を見ると8時ちょっと前。
今日は色々と用があると言っていたから、少し早いがそろそろころ合いだろう。

リ「そうですね、ありがとうございます白龍さま。それでは。」

部屋を出てジュダル様の部屋に向かう。

コンッコンッ

リ「ジュダル様、失礼いたします。」

ドアを開け、ベットで寝ている〝彼〟を見つけると、ドアを閉めてカーテンを開ける。
日の光が目に射さったのか、彼は不機嫌な顔をして布団に顔をうずめる。

リ「ジュダル様、朝ですよ。起きてください。」

そう言って彼の肩に手を触れて揺らそうとすが、逆に腕を捕まれ引き寄せられてしまう。
こうなると、自然と私は彼の胸に飛び込むような形になってしまう。

ジュ「おはよ、リナリ—。」
リ「ジュ、ジュダル様!もう!いきなり引っ張らないでください!」

目の前に彼の・・ジュダルの顔がある。
それだけでも十分赤面するというのに、こんな体制なのだから余計顔が赤くなる。

ジュ「ん?昨日髪洗ったのか?いいにおいがする。」
リ「そ、そんなこといいですから、腕をお放し下さい!」
ジュ「二人っきりの時は敬語使うなっつったろ?」
リ「し、しかし・・・」
ジュ「((ムスッ」

ジュダルはもっと不機嫌な顔になり、それと同時に不敵な笑みを浮かべた。
ヤバイと思った時には時すでに遅し。
ジュダルはそのまま私を反回転させ、背中からジュダルが抱きつく形になってしまった。

リ「ジュ、ジュダル様!?」
ジュ「もう少し寝る。おやすみ〜。」
リ「そ、それでは起こしに来た意味がありません!起きてください、ジュダル様!」

顔を向けるとさっきより近い位置にジュダルの顔があるので、顔を向けようにも赤面し過ぎて向けれない。
その上、体はジュダルの腕がしっかりと固定されてるので、抜けだそうにも抜け出せない。
ジュダルの場合、このままマジで寝てしまう可能性があるので、仕方なく最後の手段にでる。

リ「分かったよ・・起きてジュダル、今日は大事な用があるんでしょ。」
ジュ「あーそういやーあったな。よし、起きるか。」

ようやくその気になったかと安堵のため息をし、着替えを机の上に置いて部屋を出た。

Re: MAGI‐マギ‐ 私の全てをあなたに ( No.4 )
日時: 2012/11/25 17:08
名前: まどか (ID: ia9Umcvq)

第2話

ジュダルの部屋を出た後、私は皇帝陛下に呼ばれ禁城を訪れていた。

リ「皇帝陛下様、私に何か?」
皇「実はお主に頼みたいことがあってな。聞くが、魔法は使えるか?」
リ「冷却魔法、雷魔法、それと治癒魔法も少々使えます。」
皇「ならば、今から身支度を整え、神官と共にバルバッドへ向かえ。」
リ「承知しました。」

バルバッド王国——
首都こそ大陸におくが、その実体は大小数百もの島々を支配する大海洋国家。
北のオアシス都市群、北東の小国群、西のバルデビアの中心地とあって、古来より貿易によって栄えた国。

リ“確かに、内乱の起きている今なら征服もしやすいが・・・いや、考えるのはよそう。皇帝陛下様はともかく、それがジュダルのためになるならやるしかない。”
ジュ「リナリー。」

噂をすれば・・というやつかな。
白龍に会ってきたんだろう、かなり上機嫌だった。

ジュ「リナリー、あの豚野郎と何話してたんだ?」
リ「豚野郎ではなく皇帝陛下様ですよ、ジュダル様。」
ジュ「いいじゃねーか、俺あいつ気に食わねーんだもん。」

私に注意されたのが嫌だったのか、二人っきりなのに敬語ではなされたのが不服だったのか、ジュダルは一変して機嫌を悪くした。
まあ、そんなことはしょっちゅうなので、ふれずに本題へ入る。

リ「ジュダル様、バルバッドへ行くのに、私も同行させていただきます。」
ジュ「・・・あいつの命令か?」
リ「はい。ジュダル様に同行し、ジュダル様のお力になれと。」
ジュ「・・・やだ。」
リ「は?」

この人は何を言うのだろうか。
皇帝陛下様の命令は絶対であって、いくら神官のジュダルであろうと拒否することはできない。

ジュ「リナリーは連れて行かねー。」
リ「そう申されましても、これは皇帝陛下様の命令ですので逆らうことはできません。」
ジュ「・・・チィッ!」

舌打ちをしたジュダルは、さっきよりもっと機嫌を悪くして私の前を去って行った。
私のいい方がいけなかったのだろうか。
自分の部屋に戻り、そんなことを考えていたら窓から絨毯に乗ったジュダルが現れた。

リ「ジュダル?」
ジュ「・・・・・・」

ポンポン

〝乗れ〟ということだろう。
私は荷物を持って絨毯に飛び乗った。
するとジュダルは、何も言わずにシンドバッド王国の方向へ飛び始めた。

リ「ジュ、ジュダル?連れて行ってくれるの?」
ジュ「・・いいか、絶対俺のそばから放れんなよ!絶対だぞ!!」
リ「わ、分かった。約束する。ずっとジュダルのそばにいるよ。」

私はその後、ジュダルの背中に自分の背中をつけた。
後ろを振り返る直前、ジュダルの耳が赤くなったのは気のせいだろうか?
そんなことを思いながら、ジュダルと共にシンドバッドへ向かった。

Re: MAGI‐マギ‐ 私の全てをあなたに ( No.5 )
日時: 2012/11/28 17:55
名前: まどか (ID: ia9Umcvq)

第3話

バルバッド王国上空——

リ「ここがバルバッド・・・」
ジュ「そういやー、リナリ—は来るの初めてだったな。」
リ「うん。でも・・・」
ジュ「ん?」
リ「なんか、悲しい国だね。王族や貴族は普通に暮らしてるけど、国民がヒドイ。あちこちからかすかだけど死臭がする。」
ジュ「・・・いいよそんなの嗅がなくて。それより腹減ったから降りようぜ。」

ジュダルは人気の少ない場所を選び、地上に降り立った。
絨毯は、私がキレイにまとめて荷物の中にしまう。

昼食後——

一応ホテルのチェックインを済ませて、部屋で寛いでいると外が騒がしい事に気付いた。
本を机の上に置き、窓を開けて下を見ると、国民達が王宮の周りに詰めかけてる。

ジュ「どうしたリナリ—。」
リ「国民が王宮に集まってる。何かあったのかな?」
ジュ「さあ?行きゃあ分かるだろ。絨毯は?」
リ「ここにあるよ。」

カバンの中から絨毯を取り、ジュダルに渡す。
ジュダルは一瞬、「どうやったらその小さいカバンに絨毯が入るんだ?」という顔をしたが、すぐに広げて王宮へ向かった。

王宮——

ジュ「あっ!!?」
 「!?」
ジュ「あ!〝バカ殿〟じゃん!」

王宮へ着いたとたん、ジュダルは国王の前に立っていた男に声をかけた。
〝金属器〟を付けていなかったから一瞬誰だか分からなかったが、シンドリア王国の王、「七海の覇王」シンドバットさんだった。

ジュ「お前、何でここにいんだよ〜!?」
国「知り合いでしたか、ジュダル殿?おや?その方は・・・?」
ジュ「まあな。こいつはリナリ—だ。」
リ「初めまして、バルバッド国王様、シンドリア国王様。私はジュダル様の側近をしております、リナリ—と申します。」
シ「ジュダル・・・なぜお前がここに・・」

シンドバットさんは本気で驚いてるようで、顔にほんの少し焦りの色が見えた。
しかし、質問されたジュダルは「そういやーなんだっけ?」と言って私の方を見る。
仕方ないので、ジュダルの代わりにシンドバットさんに答えた。

リ「ジュダル様は今、煌帝国で〝神官〟の仕事をなさっています。ゆえに今日は、そのお勤めでこの国に参られたのです。」
ジュ「そーゆーこと。」

シンドバットさんは本気で驚いてた。
そしてバルバッド国王様から、貿易の権限を全て煌帝国に渡すと聞いた時に、私達の組織に勘づいてしまった。
まあ、秘密にしておきたいという事ではないので別にいいのだが、知られて気持ちのいいものではなかった。

結局、シンドバットさんとバルバッド国王様の交渉は決裂。
シンドバットさんの隣にいた男の子が何か叫んでいたが、どうでも良すぎて覚えなかった。


ホテル——

リ「ジュダル。」
ジュ「ん?」
リ「シンドバット様のところに行く?」
ジュ「場所分かんの?」
リ「うん。」
ジュ「じゃあ行こうぜ!〝バカ殿〟が何やってるか見たい!!」
リ「分かった。」


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