二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- D灰 闇ノ支配者ハ血ノ海デ嗤エ Ep2最終話更新 キャラ募集
- 日時: 2011/04/22 19:57
- 名前: 秋空 (ID: 4.ooa1lg)
クリック有難う御座います。
また消えた!!一体何回消えりゃ良いんだよって感じだよ(涙
〜作者状況〜
執筆していない【〇】執筆中【】
申し訳ありませんが執筆中に〇が付いている時は書き込まないで下さい。
今まで来てくださったお客様〜
なさにえる様 セピア様 翡翠様 黒犬様 梨桜様 詩己様・ねこうさぎ様・芽留様・麻鈴様
赤色うさぎ様・蛍様・悠様・葵様・橙龍様・みちる君様・葛端様・陽様・淡幸様・夢樹様
六様・白夜様・フェイト様・ゆずは様・迷鎖様・芽子様・幻様・na-様・まゆか様・レッド様
ゆずき様・リンネ様・智那様・花影様
来てくださった方々本当に有難う御座います!!
是からも手抜きせず皆様へ愛を篭めて書いていく所存です^^
〜目次〜
No.1 建て直し終了 >>1より
No.2 第二章 第五話更新 >>16より
No.3 第二章 第六話更新 >>27より
No.4 第二章 第七話更新 >>33より
No.5 第二章 第八話更新 >>41より
No.6 第二章 第九話更新 >>52より
No.7 第二章 第十話更新 >>62より
No.8 第二章 第十一話更新 >>68より
No.9 第二章 第十二話更新 >>79より
No.10 第二章 第十三話更新 >>90より
No.11 第二章 第十四話更新 >>102より
No,12 第二章 第十五話更新 >>116より
No,13 第二章 第十六話更新 >>122より
No,14 第二章 第十七話更新 >>133より
No,15 第二章 第十八話更新 >>142より
No,16 第二章 第十九話更新 >>155より
No,17 第二章 第二十話更新 >>181より
No,18 第二章 第二十一話更新>>193より
No,19 第二章 最終話 >>210より
番外編
No.1 番外シリーズ >>12より
No.2 番外シリーズ >>21より
No.3 番外シリーズ >>27より
No.4 番外シリーズ >>33より
No.5 番外シリーズ >>62より
No.6 番外シリーズ >>68より
No.7 番外シリーズ >>79より
No.8 番外シリーズ >>90より
No.9 番外シリーズ >>102より
No10 番外シリーズ >>116より
No11 番外シリーズ >>119より
No12 番外シリーズ >>133より
No13 番外シリーズ >>142より
No14 番外シリーズ >>149より
No15 番外シリーズ >>155より
No16 番外シリーズ >>164より
No17 番外シリーズ >>181より
No18 番外シリーズ >>210より
〜注意書き〜
・更新速度が物凄く遅いです。心の広い方のみどうぞ。
・Dグレが苦手・私が苦手・オリキャラ駄目等と言う人や荒し中傷目的の人は来ないでください。
・グロ・エロ描写入ります!平気な方のみどうぞ
〜お知らせ〜
No.1
>>193にオリキャラ募集要項を掲載!
No.2
記事の52番・90番・116番は都合により削除しました。
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- Re: Dグレ 闇ノ支配者ハ血ノ海デ嗤エ 二十一話 オリキャラ募集 ( No.207 )
- 日時: 2011/02/26 22:15
- 名前: なさにえる (ID: 3NlWBChu)
あげ↑↑
皆様お忙しいようですね〜^^
かくいう、私もテストですけど←
あぁ、、、オリキャラが集まらなかったときの心境はよくわかる((勝手に話に入って失礼
結構前にやってた小説で同じような現象が起きてた。
あれはかなり精神的に悲しい
話は変わるけど、参照3000突破オメ♪
流石だ……
- Re: Dグレ 闇ノ支配者ハ血ノ海デ嗤エ 二十一話 オリキ ( No.209 )
- 日時: 2011/02/28 16:38
- 名前: 葵 (ID: /jbXLzGv)
デビット…予想外に台詞が(汗
一応デビットって本作では今でも生きてるのに…
扱いが此処では全く違(黙れ!byデビット
三章は短めかぁ…
どういう展開になるのか,気になる所だね!
- Re: Dグレ 闇ノ支配者ハ血ノ海デ嗤エ 二十一話 オリキャラ募集 ( No.210 )
- 日時: 2011/03/06 16:35
- 名前: 風(元;秋空 ◆jU80AwU6/. (ID: L0.s5zak)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel6/index.cgi?mode
コメント下さった方々本当に有難う御座いました!
葵へ
長かったと思っているのは風本人ですが何か?
三章は二章よりは短くしたいと思います(汗
レフ爺さんは三章の最後の方で色々分ると思います。
ラウとルカのこの会話は当初から決まってました…まぁ,作者本人としては書ききった感じです(汗
そうですねぇ…原作と全く扱いの違うキャラも多いです…デビットはどちらかと言うと好きな方だったりvv
蛍様へ
持久力?
分けたら俺は死んでしまうから分けませんよ?
レフ爺さん実はお気に入りですvv
って言うかジョーカー的立場になっちゃいました♪
テッサイア好きとか…有難いと言いたいですが個人的にはこの作品読んでるからには当然好きになって貰いたいキャラだしorz
削除された奴は飛ばして読んでも支障は無いです…無いですがアリスとか好きな人には痛いかもです。
最後にオリキャラ感謝です!良いですね…好きですこう言う奴…直ぐに殺せそうですし(黒笑
じゃぁ,デロの部下って事で(笑
なさへ
予想以上にクールな反応で困った…
ざまぁって酷くねぇ?それにルカはあの言葉通りにラウを恨んでる訳じゃないんだが…
ラウ「てめぇの描写不足だろが」
二章は是以上波乱は造りません(汗
第三章が神田死亡編なだけです(キッパリ
神田「……虐めか?」
オリキャラ募集すると直ぐに見た事無い人もほいほい来るって印象有りますからねぇ^^
やっぱり条件が厳しいのかな?
3000…此処まで至るのは初めてです!!
是からも頑張るのですよ★
日向様へ
いえいえ,持ちつ持たれつですよ♪
君のオリキャラが欲しいな?
タイトル格好良いだなんて本当嬉しいです(涙
夢樹へ
久し振りだね!
オリキャラサンクスです^^
絵まで書いて下さるなんて神ですか!!?
って言うか下手じゃないし(汗
,gray man 闇ノ支配者ハ血ノ海デ嗤エ
小休止:死亡キャラ台詞集 ティエドール&ラウ&デビット編
ティエドール編
>>79
第二章:ルージェ
第十二話「Lv6始動」
「世界の美しさを知りなさい」
>>122
第二章:ルージェ
第十六話「解放されル力 Part4(最大戦力)」
「ディシャ!彼は大丈夫だから目の前に…」
>>142
第二章:ルージェ
第十八話「解放されル力 Part6(最大戦力 Part3)」
「ディシャ君!やっぱり僕も戦った方が良いかなぁ?」
「だって,違う奴の方の戦い終わっちゃったっぽいよ?」
「その方がよさそうだね………」
>>155
第二章:ルージェ
第十九話「レイジア・ライクライン」
「世界ノ美シさを知りナサい ———————イノセンス解放『メーカーオブエデン』」
「ガハァ…」
「____くっ,近付いてはいけない!皆,この男は只者じゃない!!」
「クッ____世界の……美しさは私が護るのだ!!」
「イノセンスが………」
「何時の……間に?」
「化物……め」
「逃げ…ろ,戦っても勝て………ん!ユウ君達を頼む!!」
「流れ星………責めてこの綺麗な世界……を汚さないでくれと……ね…が………う」
END
〜一言〜
予想していたよりは台詞有った…でも,正直凄くあっさりでしたね(汗
ティエドール元帥嫌いな訳じゃないですよ?
ラウ編
>>1
第一章:自愛ノ学園
第五話:激動___
「全くだ…さて,何人位集まってるかね?」
「………誰だ?」
「あぁ,そうしよう♪」
「出たよ……チョイ悪おっさん♪何?あんたも一緒に行く?」
第一章:自愛ノ学園
第五話:紅イ薔薇ガ舞ウ Part1
『あぁ,暇だ…ちっ……面白くねぇな!
そうだ……エクソシストって連中はイノセンスの起す奇怪に群がる禿鷹みたいなもんなんだろ…』
「おい!酒飲み馬鹿親父及び痴女共!!!」
「ちょっ……皆空気読まなかったのは謝っからさ(汗」
『俺……下手したら死ぬかな?しっかりフィアルテの壷抑えられるかな??』
「うるせぇくそ爺!!こえぇんだよ!!俺ぁ命懸かってんだ!!」」
「……………畜生…実は俺よ,少し面白い事,考えたんだよ」
「あれよぉ…エクソシストの連中って言う邪魔者が居るんだろ?
そいつ等って基本的にイノセンス絡みじゃないと敵対してこねぇんだよな?
はっきり言って俺思うんだけど何の敵も居ない所で決壊壊すだけって退屈じゃねぇって!」
「………駄目?」
「だな……じゃぁ,此処はアリス!占い師の力で俺達の幸運を♪」
「俺年上だろ?基本的に年上が序列高いのが俺等のルールじゃん?」
「五月蝿いな……話が進まないからさっさと班分けをするぞ?」
「冗談だろう……何で私がフィアルテと…本当に占いの結果なのか!!?」
第一章:自愛ノ学園
第六話:紅イ薔薇ガ舞ウ Part2
「鬼ゴッコシヨウゼ?」
「だってルカは女の子で俺は男の子だぜ?」
「ルカ!!?」
「うっ嘘だろ……えっ?ルカ……ルカ!!?」
「———言霊アノ言霊ガ引キ金トナッテ___」
「今でも愛している残影......声,笑顔………ルカ!!!」
「敵意が無くても愛している人にでもこの力は際限なく効くのか…こんな力」
「あぁ,ルーマニア行きの船だよ?俺達はルーマニアのクロウリー城って場所にむかってるのさ♪」
「ルカ………なぁ,俺始めてルーマニアって場所に行くんだ♪」
「あぁ………俺は死したお前の目だ……お前は言って居たな?」
「ラウト一緒ニ世界ヲ周ルノガアタシノ夢ダヨ♪ってさ………今まで準備期間が長すぎて何時までも英国で燻っていたけど…」
「俺はお前の目としてこの生涯をお前の為に対やする!それが俺の……お前への手向けだ」
「明日頃には付くかね?」
第一章:自愛ノ学園
第八話:紅イ薔薇ガ舞ウ Part3(時ノ救済者教団ヘ)
「お前に言われたら終わりだ」
「ぐはぁ!!」
「……あっあぁ,すんません…じゃぁ♪」
「おい,フィアルテ逃げんじゃねぇよぉ?お前も同罪でしょ?」
「すみませんね……うちの馬鹿のせいで………えっと,お金が足りないと思うので其処は…」
「……なぁ,フィアルテ?」
「お前のせいでこうなったのは明白だ…反省してるか?」
「!!てめぇってさ……髪切ると絶対美人だよな?面倒だからきんねぇの?俺が…」
第一章:自愛ノ学園
エピローグ
「あぁ,もう最悪!穏便に行きたいから真面目なラウ様を気取ったのに!」
「汽車は退屈じゃねぇのか?」
『解体でもする気か?』
>>62
第二章:ルージェ
第十話「夫々の夢ヲ揺サブって… Part2」
「珍しいな___何かあったの?」
「話なら付き合ってやるか?」
「それは却下」
「………お前,過去語るのとか本当初めてだよな」
「だな___」
「そろそろ寝ろよ?」
>>68
第二章:ルージェ
第十一話「戦闘開始」
「おぅおぅ,エクソシストがこんなに来たぜ♪」
>>102
第二章:ルージェ
第十四話「解放されル力 Part2」
「兄弟ぃ—————」
『殺った!』
「マァ,餓鬼の頃から逃げるだの隠れるだのばかりやって来たからな」
「黙れ…戦い方柄役立ってんだよ。所で何ださっきの技は……」
「参りましたね…案外とやり辛い人だ……私も本気にならねば」
「油断するなよエクソシスト」
「そうだな…この高さから落ちたら人間死ぬな?」
「そんな使い方も出来るか…だが,追跡者である私からは逃れられない」
「何だ?」
「そうかい…そりゃぁ,大変そうさ」
「認めたくないが私はルージェの面々では最も戦闘力が低い。」
「良い攻撃ヲアりガトウ♪おカゲでリンく完了ダ____」
「第五楽章…最終楽章発動への儀式の第一段階が終わったのさエクソシスト」
「不真面目だった私は気の会うお前に興味があった…
今の私には如何に歴史の審判者と言えど興味はない。」
「24…23」
「お前の命の焔が圧縮され消化される瞬間さ…」
「悲しいだろう…自らの命が後十数秒で尽きるのが理解出来る」
「後五秒」
「うっ………ウがアアアァァァアアああぁぁああアあぁぁぁぁアアァァァァァア!!!」
「フィ…アルテ!!くそ……我々ルージェが!」
「流石ノア……生温いエクソシスト共とは違う」
「戯言を…」
>>155
第二章:ルージェ
第十九話「レイジア・ライクライン」
「全然……まっだまだ…殴り足りネェ!!!」
「所でフィアルテェ,情けない声一丁入りましたが如何?」
「ラジャ!気分は晴やか心は爽快で!!」
「あははははは♪まだまだ行くぜ!!」
「あ〜ぁ,殴るのも少し飽きてきたな」
「は?」
「俺等,是からあんた等の見方やる事になったみたいだわ…」
「___マルコムか…あの狸,何が何でも勝ちたいんだろう……石にでも縋るさ…
いざとなったら暗殺でもして俺等を抹殺する事も不可能じゃ無いしな」
>>181
第二章:ルージェ
第二十話「ラウ・フェイ」
「俺達ルージェは仲間が死ぬとその死んだ瞬間の映像が脳内に映る……意味が分るか?」
「そう言う事だ……全くレイジア兄さんめ,ゴキブリ野郎の癖に」
「____仲間の犠牲位想定内だろう……一々悲しんでる暇が有るかよってか?」
「セルラン!!」
「よぉ,死んだか?」
「____知ってるか?」
「フィアルテ……エクソシストのあんた等!!逃げろ……そいつを連れて…」
あの怪物染みた姉さんを引き付ける役割が出来るのは俺だけだ」
「生憎とかくれんぼと鬼ごっこは大得意だ」
「心配するな……俺は死ぬ様な真似はしないって♪
死ぬ気もないし痛いのも嫌だし………唯,アイツから逃げ通せるのが俺ってだけさ」
「年功序列………俺の命令聞け!」
「頼むぜ……暴れ馬だけど掛替えのない家族なんだ…」
「____心配すんな,死なねぇから……さ!!」
「ふっ,だが……セルランの旦那よりは楽しめると思うぜ?」
「俺は————カクレンボの達人だからね!」
『はっ,全く的外れな所を攻撃してやがるぜ』
「見守っていてくれよ…ルカ」
「封印の結界の有る場所は分った…俺が其れを破壊する術は…
あの姉さんの攻撃を利用する事位しかねぇな」
『よし…この下だ!』
「ハロー♪生憎あんたの相手する暇は無い!」
「怖いんだよぉ!」
「___オイ…」
「______悪い俺,死んだかも知れねぇ………」
「_________そう言わねぇで…皆に…」
「ウルセェ!!!死ぬわけには行かねぇんだよぉ!!!」
「アビュー♪生憎,痛いのが嫌いなもんで逃げるのは大得意なんだよ!!」
「俺……鼠かよ!?」
>>193
第二章:ルージェ
第二十一話「終わりと始まり」
『ヤレヤレ…俺は鼠扱いか…』
「—諦めナイで…貴方に罪は無イかラッテ優しク言ってクレた君は果たシて本当の姿ナノか?—」
「ルカ……アリス………俺は,もう駄目みたいだ…」
「有難う…心の底からそう思って居たのに…何でだ?俺は何で恩を仇で返す。」
「なぁ,何で今更俺にチョコを渡す?」
「それで良いのか?お前の意思は……」
「嘘だろ?」
「そして,ルカよ…お前の意思は……お前の思いは—————?」
「生憎と鼠はしぶとい……もんでね」
「ははっ,俺の勝ちだな…おい?俺の仲間は皆逃げ遂せたみたいだぜ。
そして,俺はこのクロウリー城にある結界を破壊した……アンタみたいな強い奴に…」
「ルカ…俺は何時も夢の世界でお前に話しかけていた…今やお前の面差しも殆ど分らない。
お前の本音はどんなだ?本当は怖くて怖くて……怖くて………堪らない。」
「ルカ…」
「ルカなのか!?ルカなんだな!!」
「何だ…何でも言ってくれ」
「俺は…態とやった訳じゃ…」
『アァ…踏んだり蹴ったりだ』
『人生なんてこんな物か—————』
『でも,気のせいかな…アイツないてた
ルカ・ジュリエッタは俺に憎しみをぶつけている時泣いてたんだ…
何でだ…俺には分らない。分りたくも無い。』
END
〜一言〜
ラウって意外と大人ですよね…書いてて思った。
フィアルテ姉さんとの会話とかさ…
兎に角,書きたい事は小さな事・小ネタでは結構有りましたが…
書ききった感じです!!
一部,台詞が抜けてるんだけどその辺は保管します(汗
デビット編
>>1
第一章:自愛ノ学園
第四話:ルージェノ空ヘ Part2」
「俺の事をジロジロ見て何だよティキ?」
>>27
第二章:ルージェ
第六話「解放へのワルツ Part1」
「きゃはははは♪馬〜〜鹿!」
「後ロの正面ダ〜レ?」
>>33
第二章:ルージェ
第七話「解放へのワルツ Part2」
「別に他意はねぇよ?」
END
〜一言〜
えっ?
そんな…馬鹿な…デビットゴメン!!!
D,gray man 闇ノ支配者ハ血ノ海デ嗤エ
第二章:ルージェ
最終話
レイジア・ラウの死に続きルージェ達の脳内には一つの映像が共有で流れていた。
それは,今のルージェメンバーで最も高齢の男レフの死の映像だ。
レフは死んでいない。
だが,映像は流れルージェの面々はレフの死を或いは俯き或いは涙し認めた……
***********
クロウリー城,正門前…置去りにされたラウの死骸が殴られた苦痛を耐えながら歩く
ジゼルの前に現れた。ジゼルは外傷を確認し脈拍・呼吸を確認。
自らを散々殴った男が息絶えている事を確認する。
深々と嘆息しラウの死体に腰掛けようとするが座る前にそれを止める。
「俺が殺してやろうと思っていたのに…ムカつくぜ」
本心を口にして湧き上る激情を平静に保とうとするがモヤモヤは収まらない。
ジゼルは死体に当るのも愚かしいと思い近くにあった倒木に腰掛けて
煙草を蒸かす。思い切り煙を吸い少し溜飲が下がる。
その瞬間だった。
火薬の匂いを感知して身の危険を感じ激痛の走る体に鞭打って此処まで逃げた。
煙草に火をつけ一服した瞬間,大爆発が起った。
ジゼルの居る世界が振動し大地が揺らぎラウの死体が吹き飛ぶ。
強烈な熱風がジゼルの頬を撫でる。
「風危姉さん…何処行ったのおぉぉ?」
誰がやったのか分らないが爆発し崩落するクロウリー城。
そして,自らの子守役である風危がクロウリー城一体を探しても居ない事実。
ジゼルは頭を抱えて喚くのだった。
$$$$$$$$$
(クイーン・アリス視点)
レイジア兄さんが…ラウ君がレフ叔父さんが!
嘘だよ…幾らノアが強いからってそんな簡単に三人も……
ラウ君には色々言いたい事が有ったのに。
本当は占いの結果,ラウ君だったのに彼と居ると普段のあたしで居られなくなりそうだから
覚悟を決める為に一番自分が入り込み易いセディルさん達の班に入ったのに…
「すげぇだろ…俺様のトランプタワー♪遂に二十段達成だ!」
「ははは,え〜ぃ」
「うわあぁぁぁぁぁ!!!何してくれるんだアリスウゥゥ!!」
愉快で人を楽しませるのが好きなのに案外一人遊びが得意なそんな所も愛おしくて…
「アリス!俺の悪戯の成功確率は!?」
「相手が悪いね?五十%だよ?」
「それだけあれば男なら!!」
「止めはしないよ?」
「ぐわあぁぁぁぁぁ!!」
黒魔術と悪戯と逃走が俺の生甲斐だと豪語しては黒魔術で運気を上げて…上がった積りで居るらしい。
悪戯に向かって叩きのめされても諦めないある意味凄い精神力…
何?
馬鹿すぎる……そうだね。確かに愉快で普段は子供っぽくて何だか頼りない様で…
でも,あたしはそんなラウ君の良い所を沢山知ってる。
遊びを含めながらも仕事や依頼は絶対にきちんとこなす真面目さや
女性や子供に優しい紳士的な所や人の細かい感情の機微に敏感で良く心掛けてくれる所。
何よりも……男らしかったぁ。
「俺は兄貴だから権力を奮えるの…でも,権力を奮うからには俺も年上らしくしないとな」
「男として兄貴として俺はお前らを見守る義務があると思うんだよ」
唯単に背伸びしてるだけだと思った。
だって,過去の彼は凄く壊れそうだった…でも,今の…最近のラウ君は本当に頼りになって
お節介な位で————
「ラウ君……嫌だよおぉぉぉ」
脳内に巡る遣る瀬無い思い…胸をぎゅっと強く握り締めて離さない手。
それは,目の前の敵に対する警鐘を超えてあたしの動きを停止させた…
あぁ,死ぬ。逝ける…そう,思った瞬間だった…
############
「悲しそうな顔しちゃって…一瞬で逝かしてやるよ」
ラウへの思いで一杯だったアリスはティキに易々と懐に入られ
透過の力により心臓を抉られようとしていた。
彼女の体は硬直して動けない。アリスは目を閉じる事も見開く事も無く死を受け入れ涙を浮かべる。
然し,アリスは死ななかった…
アリスが左に目を滑らせるとその先には少し前まで自分と戦っていた男の獲物である剣。
そして,その少し横には其れにより切断されたと分るティキの手。
切断面から鮮血が大量に噴射する。流石のティキも顔を引きつらせ渋面を作る。
「神田様…」
数秒のティキの雄叫びが響いた後,空中で回転していたティキ腕が
遠心力を失い回転を止め地面に落ちる。ティキはゼェゼェと呼吸しながらアリスに正対する。
絶体絶命の危機を救ってくれた
神田を感謝の念で一瞥しアリスも死ぬ訳には行かないと心に言い聞かせる。
一方,リベアとメロナはウンディーネとセディルと二対二で戦っていた。
ティキが尋常ではない損傷を受けた事を確認したリベア達は顔を引き攣らせ
キッとウンディーネ達を睨みつける。
「小娘に睨まれても怖くないわぁ?あたし等の仲間結構死んでて傷心なんだよ?
この惜別の念を収めるにはあんた等二人位供物にしてあいつ等に送ってやらないと」
「黙れ…あたし達の仲間だってお前等に殺されてるんだ!!」
「お互い様ね…」
睨みつけてくる双子を冷酷さの混じる瞳で睥睨しセディルが指をボキボキと鳴らす。
そして,貴様等を殺して死した者達の墓前に捧げてやると怒りを顕にする。
それに少したじろぐリベア…毅然として事実を述べ怒りの度合いは同じだと豪語するメロナ。
メロナ達とセディル達の最後の激突が成されようとする中
突然,空が湾曲し一人の少女と女性が現れた。
ティキはその影に逸早く気付く。
彼女が現れたと言うことは撤退命令が伯爵より出されたに他ならない。
まだ戦えると嘆息しながらロード達の下へと彼は移動した。
「ティッキー…片手どうした?」
「侍マンにやられた」
「あの黒の長髪か?」
「そ…」
ティキの片手が無い事に気付いたロードは心配そうにティキにどうして無いのか問う。
ティキは神田の事を見て名前を知らない故か一瞬逡巡し神田を侍マンと形容し彼にやられたと言う。
其れに対してティキに手傷を負わせるとはと対象に興味を持つ風危だった。
ティキはと言うと全く視界に入っていなかっただけなのだがと
実力以上の期待を持たれた神田に同情するのだった。
「動けない!?」
メロナが絶望的だという風情で言う。
「あたしの歌はどうだったかしら…仲間は助けに来る気配も無いわね?」
「く」
「魂貰うわよ!」
セディルの力に発動を許しリベア達は動きを封じられ窮地の追い込まれていた。
あんなに近くに居るのに助けに来ようともしないとはお前等の仲間は冷淡だなと
侮蔑する様に言いセディルがメロナ達の恐怖を煽る。
そして,呆然とする二人に刃を持ったウンディーネが近寄る。
その瞬間だった。
突然,セディル達の上空10m程度の場所に黒い三角錐上の刃が数百顕現され
ウンディーネ達目掛けて降り注いだ。
ノア最強を謳う風危の力だった。
ウンディーネ達はその攻撃により多大なダメージを負い
地面を血で穢しながら横たわった。
是を行った女はリベア達を迎えに来る意味合いも有りリベア達の下へと降り立つ。
そして,ウンディーネ達が息をしている事を確認してメロナ達の肩を叩き歩こうと促す。
「さて,帰るか…」
「何故,殺さないのですか?」
「利用価値があるからだ」
年上の女性らしい優しい雰囲気でリベア達に言う七夜。
殺さないことを疑問に思ったリベアに利用価値があると言う事実だけを告げ
それ以上気にするなと肩を揺する。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
日本・江戸城。
レイジアの最後の力により発動した力により江戸城は崩落していた。
その爆発と崩落に巻き込まれ身を挺してジャスデロを護ったデビットは息を引き取った。
「伯爵」
「何ですカ…」
「デビット死んじゃった!!」
「あぁ…そうですネェ,良い子だったのに」
ぼんやりとする傷心の同士に伯爵は近づく。
近付くほどに目の前の少年の悲しみの深さを感じる気がして伯爵は涙を浮かべる。
兄弟を失った…深い絆で結ばれていた。
今,目の前の少年ジャスデロの心にはデビットとの思い出しかないのだろう。
伯爵も彼の居た過去に思いを馳せ黙祷するのだった………
___________
四日が過ぎ方々に散っていたルージェ達及びエクソシスト達は教団本部に終結した。
そして,ルージェは猫の手も借りたい教団上層部に受け入れられた。
最も,何時でも裏切るようなら殺しに掛かると言う条件の元だが…
「ルージェか。良い駒だ…元帥クラスの戦力も数人居るしな」
唯,人を戦える物を道具としてしか見ていないルベリエは愉悦に歪んだ顔だ。
長年戦力不足だった教団に圧倒的な戦力が加入されたのだから————
そのい嗤うルベリエを近くに立っていた青年リンクは恐怖の瞳で見詰めていた。
∞END∞
NEXT⇒Ep3 神田ユウ プロローグへ
- Re: D灰 闇ノ支配者ハ血ノ海デ嗤エ Ep2最終話更新 キ ( No.212 )
- 日時: 2011/03/06 18:42
- 名前: 葵 ◆ufwYWRNgSQ (ID: LR1GMCO/)
ルベリエ…何処までも悪い奴だな((
じゃあ,教団にルージェの皆が行くという事かな?
神田…良い奴!
アリス「神田様,私貴方に一生付いて行く!」
…だそうです。
- Re: D灰 闇ノ支配者ハ血ノ海デ嗤エ Ep2最終話更新 キャラ募集 ( No.213 )
- 日時: 2011/03/06 18:45
- 名前: 筑紫 (ID: PtJSydhi)
こんばんは♪
私の所にコメントして下さってありがとうございました!
…うまいですね…。描写と言いキャラの使い方と言い…。
まだ少ししか読んでないので、のんびりと全部読ませてもらいます^^*
更新頑張ってくださいね!!
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