二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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バトル・テニス-バトテニ-
日時: 2009/12/26 15:41
名前: 亮 (ID: 2nrfRM.C)

こんにちは、亮と申します。
  続くかどうかは分かりませんが、バトテニ小説を書こうと思います。
  どうか見守ってくださいッッ
  ご意見・ご感想お待ちしてます

  消えちゃったんで立て直しました
  



注意事項  >>1

参加者名簿 >>2


 【序章】 >>3


 【一章】 1〜18http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.php?mode=view&no=13626
      19 >>4


 【二章】 20〜25http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.php?mode=view&no=13943
      27〜32http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.php?mode=view&no=14380
      (↑31から三章です)
      
 【三章】 33〜>>8>>14>>15>>22>>23

 【四章】 >>24

32から書いていますッ
読んだことのない人は、目次から順番に読んでいって下さい。

※何故か26がなくなってしまいました。
“会議”という話しで、香澄達5人がこれからのことを話し合い、赤也のデイバックの中からレーダーが出てきます。そして放送がかかる・・・という流れで27に続きます。

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Re: バトル・テニス-バトテニ- ( No.37 )
日時: 2009/12/28 19:36
名前: 亮 (ID: 2nrfRM.C)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.php?mode=view&no=14814

 40 羨ましい?




「さ、真田・・・副部長」(赤也)

赤也の目の前に現れたのは真田だった。
赤也達をかばったため、片にはアイスピックが刺さっている。

「無事、だったんですか。 副部長」(赤也)
「赤也。 お前達は逃げろ。 ここは俺に任せてくれ」(真田)
「俺も残りますよ! 俺も、部長を止めます」(赤也)

真田の目を見れば、これから何をするかくらい分かる。
幸村を止めるつもりなのだろう。

「赤也。 言うことを聞け」(真田)

“部長を止めます”
赤也は俺が何をしようとしているのかを察したつもりで居るのだろう。
確かに、俺は幸村を止めに来た。
だが、命までを助けられるかと言うと、それは別の問題だ。
俺は、幸村の心を助けに来た。

これ以上、ヤツの手も心も、汚させない。
そのためには、殺す覚悟だってある。

そんな戦いを、赤也やそかの奴らに見せることは出来ない。

「真田さん・・・」(桃)
「行け」(真田)
「で、でも!」(赤也)

もう、誰かを残していって後悔はしたくないのに。

「お願いだ。 赤也。 ここは俺に任せてくれ」(真田)

“お願い”・・・

「俺が逃げて・・・副部長は後悔しないんスか」(赤也)
「しない。 逃げてくれ。 お前が生き延びれば、本望だ」(真田)

そうだ。 
お前は、俺に心を守られなければならないほど弱くはないだろう。
俺が守らなくたって、自分の足で立ち自分の守りたい人を守れるだろう。
だから、俺はお前を逃がすだけだ。

「分かりました」(赤也)

あなたが、俺に賭けてくれるなら。

「切原・・・!」(桃)
「行こう」(赤也)

お前にも守りたいヤツがちゃんと居るだろう?
だから、俺たちにかまわず行ってくれ。

「副部長! 部長を、お願いします」(赤也)

そう言って、赤也は香澄のトコロへ走り出した。
桃も海堂を背負い、それを追う。

幸村は、それを黙って見ていた。

「ずいぶん、勝手なことをしてくれるじゃないか。 真田」(幸村)
「お前こそ。 大方、蓮二を殺したのはお前なんだろう」(真田)
「へェ、なんでも知ってるんだね」(幸村)

「もう、いい加減人を殺すのは止めんか」(真田)

頼むから。
俺たちをこれ以上苦しめないでくれ。

知ってるんだ。 全部。
お前がどれだけ、生きることを願ったか。
お前がどれだけ、死ぬことを怖がったか。
そしてどれだけ、仲間とテニスをやりたかったか。

「生きたいんだ」(幸村)

分かってる、分かってるよ。
そんなことくらい。
だけど、人をもう1度信じて欲しい。
このゲームで、生き残られるのがただ1人だったとしても。

「助け合うなんて、バカげてる」(幸村)

そうだ。
助け合うなんてムダなことなんだ。
最期はどうせ1人なんだ。
誰を信じたって、最期は1人。
なのに、なのに皆・・・他人を信じ助け合う。

「信じることに、意味なんてないさ」(幸村)
「そんなことはない、幸村!」(真田)

真田の頬に涙が伝う。

幸村は真田にもアイスピックを向けた。 

何故だか分からない。
その幸村の頬も、涙で濡れていた。

「何故、泣く」(真田)
「キミもね。 なんでだろう」(幸村)

泣いている幸村を見て、初めて本当の幸村を見た気がした。
誰かを信じたくて、でも信じられなくて。
誰かと助け合いたくても、1人で頑張るしかなくて。
本当は誰より、寂しがり屋で。

「幸村・・・」(真田)

病院のベットでずっと思っていた。
このまま、1人置いて行かれてしまうんじゃないかって。
だけど。皆は俺と一緒に歩んでくれた。

何故、忘れていたんだろう。

いつだって、皆が助けてくれていたことを。

羨ましかった。
手塚と越前が。
赤也達が。
この期に及んでまだ、助け合えることが。
自分で、助けてくれる仲間を殺したのに。
羨ましくて仕方なかった。
大切なことに早く気づいた君たちが。
俺は気がつくのが遅すぎた。

真田の必死な顔を見て、何故か思い出したんだ。

涙で濡れた顔で、幸村は少しはにかんだ。

「真田。 俺を殺してくれ」(幸村)




向こうへ逝ってアイツらに謝らないといけないから。

Re: バトル・テニス-バトテニ- ( No.38 )
日時: 2009/12/28 20:07
名前: 夜琉 ◆nFgGo2zKeY (ID: CUrDDjil)
参照: http//www.kakiko.cc/novel/novel3/inndex.php?mode=view&no=14871

幸村部長bが〜〜!!
自首か!?

Re: バトル・テニス-バトテニ- ( No.39 )
日時: 2009/12/28 20:29
名前: 亮 (ID: 2nrfRM.C)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.php?mode=view&no=14814

>>38 夜琉

 自首ってとこかな?
 ゆっきー編はこのへんで終わりかな・・・
  

Re: バトル・テニス-バトテニ- ( No.40 )
日時: 2009/12/28 20:33
名前: 夜琉 ◆nFgGo2zKeY (ID: CUrDDjil)
参照: http//www.kakiko.cc/novel/novel3/inndex.php?mode=view&no=14871

まじか〜。

Re: バトル・テニス-バトテニ- ( No.41 )
日時: 2009/12/28 20:36
名前: 亮 (ID: 2nrfRM.C)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.php?mode=view&no=14814

>>40 夜琉

 これからはリョーマとか跡部だね〜
 跡部がちょっと可愛そうかな?


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