二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- D.Gray-man——きみはだれ
- 日時: 2010/02/28 15:59
- 名前: 唯 ◆HBBeG15csY (ID: ObYAgmLo)
どうもこんにちは。おひさしぶりです唯です。
『きみだれ』で終わらずに過去ログに行ってしまったのでリメイクすると同時にもう一度上げたいと思います。
***
!注意書き!
・この夢小説はAPH×D灰の混合夢小説となっています。
・混合やAPH、D灰が嫌いという方はお引取り願います。
・基本的に国名表記。国を批判したり、とかそういう意図はまったくありません。皆大好きです。
・時代がバラバラ。20世紀初頭〜世界恐慌まで(の予定)です。
・少なくとも日本は開国していて憲法作っちゃってますたぶん。
・でも物語の都合で歴史改変ということもありえますのでそのへん気にしちゃ駄目です。
ルールを守り、皆で楽しく萌えましょう。
*****
・新作
:ザレゴトメイテル《テニプリ×戯言》
+Benvenuto grazie per commento a pui!【コメントありがとうございます!】
*秋空様 *芽留様 *アリス様
- Re: D.Gray-man——きみはだれ ( No.2 )
- 日時: 2010/01/25 22:05
- 名前: 唯 ◆HBBeG15csY (ID: ObYAgmLo)
Episode zwei.———私の友達
私には大切な友達がいる。
黒の教団の中で唯一、私と同年代の子。
その子はちょっと、いや凄く変わった女の子。
—————その子と出逢ったのは三年前。
私は昨夜任務から帰ってきたばかりで、少し朝寝坊をした日だった。
教団内がいつもより慌ただしくて、私は何事か、と朝食のときにジェリーさんに聞いた。
「ああ、今日はね、ヴァチカンから要人が来るらしいのよ」
「要人?」
「そ、昨日いきなりヴァチカンの方から連絡が入って、こっちで保護してくれって。迷惑な話しよねぇ」
ジェリーさんはそこまで話すと、忙しいからと言ってまた厨房の方へ戻ってしまった。
私は少し遅い朝食を食べながら、今日来る人の事を考えてる。
———どんな人なんだろう。男?女?年は?
新しい人が来ては死んでいく。その繰り返しの教団にいきなり新しい風を吹かしたその人に、俄然興味が湧いた。
***
『こんにちは。ヴァチカンより来ました。本田椎乃です。開けてください』
司令室のホログラムスクリーンに映る、アジア系の女の子。
流暢に話される英語。
ショートカットよりも長く、セミロングよりも短い髪。
髪には真っ白な菊の髪飾り。それが漆黒の髪によく映えていた。
服は何故か男物の服。真っ黒なズボンに白いシャツ。首元には赤いネクタイ。
まるで見事なミスマッチの具体例を見ている気分。
この奇抜な格好は置いといて、このときの彼女の印象は、“冷静沈着でちょっと不思議な女の子”。
「あ、いたいた。椎乃!」
「やあリナリー。もう夕食の時間なのかい?」
やはり図書館で本を読み漁っていた椎乃を連れ出す。
ここで疑問に思うのだが、彼女、椎乃は三年前から姿形がまったく変わっていない。
私だってこの三年間で背だって随分伸びた。それなのに。
そして、彼女の素性もまったくわかっていない。
普段の行動でも、何をしたいのかもわからない。
一日中図書室に篭っているかと思えばいきなり外に出たいと言い出したり。
アレン君がくる少し前から外には出たがらなくなったけれど、相変わらず図書室には篭りっきりだ。
———一体、彼女は何者なんだろう
(それでも)(この子が私にとって大切な友達だという事に変わりはないの)
- Re: D.Gray-man——きみはだれ ( No.3 )
- 日時: 2010/01/25 11:22
- 名前: 秋空 (ID: Cyd1DlTj)
初めまして……秋空と申します。
凄く上手な小説だなと思います^^
本田さん……人嫌いなんでしょうかね…まぁ,教団の上の方に食い込んでいるなら…
色々汚い物も見ているでしょうけど(苦笑
では,同じDグレの小説書いてる仲間として応援です!!(お節介...
- Re: D.Gray-man——きみはだれ ( No.4 )
- 日時: 2010/01/25 15:33
- 名前: 唯 ◆HBBeG15csY (ID: ObYAgmLo)
>秋空様
コメントありがとうございます。
最近受験の関係で論文と作文の練習ばかりしていたからその所為でしょうか?
自分でも少しはまともな文章が書けるようになったと思います。
あくまで思うだけで、前半部分は過去ログから引っ張ってきたものですが^^;;
椎乃のことはこれからたまねぎの皮を剥いでいくように暴いていきますのでここではコメントは控えさせていただきますね;
剥いていったら何も残らなかったりして;;
応援ありがとうございます!
では今度小説読ませていただきますね。
- Re: D.Gray-man——きみはだれ ( No.5 )
- 日時: 2010/01/25 16:43
- 名前: 唯 ◆HBBeG15csY (ID: ObYAgmLo)
Episode drei.———嫌い、帰来、鬼来
「やあ神田くん。久しぶりだね。最近会ってないけど調子どう?あ、そっか、君が僕を避けてたから会えなかったんだね?君は僕が嫌いだから」
「黙れ」
やっぱり嫌いなんじゃん。そういうこいつに、うるせえ、と言う。
俺はこいつが嫌いだ。嫌いというより、むしろ苦手なのだ。初めて会ったときから、ずっと。
三年前、
「君が、神田ユウ君だね?初めまして。僕はヴァチカンから来た本田椎乃」
「は?」
「へー君が神田君かあ。ふぅーん、君が、ね。あの人が言ってた『異質な人間』ってのは君のことか」
「何言ってんだてめえ」
「てめえじゃなくて本田椎乃。あと僕は君より年上なんだよ」
どうやらこいつは俺のことを同じ日本人だと言う事で気軽に話しかけていいと思ったらしい。
何を生意気な。
にこにこと毒の無い笑顔を見せるそいつからは悪意のようなものは感じられない。
むしろ純粋な好意のみがひしひしと伝わってくる。
しかし俺はその好意のみが貼り付けられた笑顔が嫌いだ。そしてその笑顔に恐怖さえも感じていた。
***
切りまーす。妹が煩いので。
- Re: D.Gray-man——きみはだれ ( No.6 )
- 日時: 2010/01/25 17:02
- 名前: 唯 ◆HBBeG15csY (ID: ObYAgmLo)
- 参照: ギャグが書きたい
「なんで俺の近くに来る」
鍛錬中。
こいつは俺を興味深そうに見ていた。
「君が僕を嫌いでも、君は僕にとっては興味対象なんだよね。君は見ていて本当に興味深い」
修練場のすみのほうに座り込み、ふふふと笑みを零しながら言う。
「たとえばさ、ほら」
「君の超高速の自己治癒力とかさ」
「……」
おかしい。
こいつは任務には一切関わっていない筈だ。
それに『あのこと』はコムイ以外には言った覚えが無い。
それを何故知っているのか。
「ああ、その顔は“そのことを何で知っている?”って顔だね。言わないよ。言ったって君が信じてくれるわけないしね」
そろそろ夕ご飯の時間だ。僕はリナ嬢とディナーにでも行ってくるよ。
そう言ってあいつは出て行った。
俺は鍛錬どころではなくなった。集中しようとしても気がつけばあいつの言ったことを頭の中で繰り返している。
(それと同時に)(三年前に感じたあの恐怖を思い出した)
***
神田がよくわからん。
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