二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 作ってゆく自分の人生ーREBORNー
- 日時: 2010/07/10 13:38
- 名前: 海条みや (ID: e1D/tu7D)
この小説はリボーンです!
このお話は、ツナが十代目になる事を覚悟していて。
でも平穏な日常を心の奥で望んでいるお話です!
詳しいこと↓
俺、沢田綱吉は、小さい頃、マフィアのボスになるのだと教えられた。
そして、それはけっして変えられない運命だともー・・
それは、平穏を望む俺にとって、過酷な定めだった。
でも、それでもけっして変えられないのなら、少しだけでいい、たった少しの時間でいいから、俺にわがままを言わせてくれ。
そのためならば、俺の平穏のタメならば、そちらの要求をなんでも呑もう。
そう思って、俺は、9代目と、いや、ボンゴレと、『取引』をしたんだ。
その内容は、
『沢田綱吉が、高校卒業まで自由に暮らすと共に、あくまでも穏便に、そう、極秘で『時期ボンゴレ十代目』の仕事をこなす事』だ、
そして、その契約を交わしたその日から、俺は、帝王学を学び、契約の書類に印を押し、極秘で日本へと発った。
ちなみに、日本では『ダメツナ』を演じ、前髪を伸ばし、分厚いメガネをかけ、雲雀恭弥という部下を手に入れ、『仕事』をこなした。
奈々はこのことを知っている。
しかし、その契約は、少しずつ、少しずつ、変わっていった。
- Re: 作ってゆく自分の人生ーREBORNー ( No.14 )
- 日時: 2010/08/17 13:26
- 名前: 海条みや (ID: Z38QiqU5)
あれから、イタリアで会った獄寺隼人に再会した。
だが前髪を伸ばし、分厚いメガネをかけているせいと、『ダメツナ』と呼ばれていたことから、メガネを外すまで、俺かどうか微妙だったらしい。
それからは獄寺君が「10代目!!」と呼んでこようとしたので、なんとか「沢田さん」で止めさせた。
まぁ、それからも、騒ぎはあったが・・・・・・・
これはないだろう。
今俺の目の前には、屋上のフェインスから外に出て、落ちるか落ちないかのぎりぎりの場所で片腕を包帯や布で覆って肩から下げている、俺の学友がいる。
なんか、練習のしすぎで腕を壊したらしく、彼いわく、『野球の神サンに見捨てられた』らしい。
神様なんていないのに・・・・・
まだ朝早くなので、学校には、教師や恭弥ぐらいしかいない。
そして、いろいろ言い合っているうちに、彼ー山本が、こう言い出した。
「ツナだって、死にたいと思ったことあるだろ?」
・・・・これにはちょっと、カチンと来た。
だから、メガネをとって、山本を自分の目で、まっすぐ見据えてから言い返してやった。
「・・・・山本、俺も、たしかに死にたいと思ったこともあるよ」
「・・・」
「でも、何回死のうとしても、許してもらえなかった」
「え・・・・?・・・」
「一回目に、手首をカッターで切ってから、監視が厳重になった」
「!」
「いつも回りには人がいて、俺がどこかへ行くのにも、許可が必要だった。俺の私物には、発信機がつけられて、部屋にはいたるところに監視カメラがあった」
「?どういうことだ?ツナ・・・」
「だからね、俺は、死んじゃ駄目なの、俺の血が、俺の存在がそれを許さない、だから、俺は生きなきゃいけなくて・・・・そして、俺にも、やりたいことがあるから生きる。・・・・山本には、そんなのはないでしょう?山本は、自分で生きることも死ぬことも選べるんだ、だから、山本が死にたいのなら俺は止めない」
「ツ、ツナ?」
「だけど、これだけは分かって?山本には、大切なものがあるでしょう?他の人もおんなじ、山本を、必要としてる人達が居る。・・・山本が死んじゃったら、その人たちは悲しむよ、それに、山本は、死んじゃっても、後悔、しないー・・・?・・・・」
最後に、問うように山本の顔をのぞきこんだ。
山本の顔には、後悔と不安でいっぱいだった。
「つ、な・・・・お、れは・・・・」
山本が、あいているほうの手で、俺の方に手を伸ばしてきた。
だけど、その瞬間。
「あ・・・・・・」
山本は、落ちた。
「っ!」
俺はすぐフェインスを乗り越えて、山本と一緒に落ちた。
他に人は居ないので、力を隠す必要は、ない。
そして山本を抱きかかえると、重力に逆らわずに、横の状態で、地面へと向かう。
そして、地面にはー・・・・
「っっ〜〜〜〜!!」
「さーんきゅ、恭弥」
そう、恭弥が居た。
さすがにものすごいスピードで落ちてきた2人の中学生を地面で受け止めるのはつらかったらしい。
下を向いてさっきからだまっている。
そして後で恭弥にたっぷりとしかられました。
山本は、「なんでヒバリが・・?・・・」といっていたが、『幼馴染なんだ』の一言でかたづけた。
ま、山本も反省してくれたそうだし、よかったよかった。
- Re: 作ってゆく自分の人生ーREBORNー ( No.15 )
- 日時: 2010/10/02 08:13
- 名前: 海条みや (ID: Z38QiqU5)
姉、再来
______________
あれから、だいたい俺がめぼしをつけてた人たちを、守護者へと任命した。
だが、本性を知っているのは、まだ守護者の中では恭弥と良平さんだけだ。
良平さんは、家がもともとヴァンパイアに仕えてた家系らしく、俺達のことを知っていた。
そして、その良平さんは、いつもはものすごく暑苦しい熱血ボクシング馬鹿らしいのだが、実際は結構落ち着いていて、とくに何もなければいつも冷静だ。
なんだか京子ちゃんと兄妹ってあまり思いつかない。
あと、なんだか最近、並中生がひんぱんに襲われる事件が多発している。
リボーンが言うには、『六道 骸』とかいう脱獄者らしい。
名前からして仏教徒かと思われる。
「・・・・・でも、その六道ってヤツ、復讐者の牢獄から来たんだよな・・・・・」
「はい」
「こーいうのって、やっぱ『姉さん』のほうが向いてるよな・・・」
「・・・・・・そうです、ね」
今、俺は別荘の一室で、恭弥と向かいあって紅茶を飲んでいる。
うん、やっぱ恭弥のいれる紅茶はうまい!
俺が『姉さん』の会話を出すと、恭弥は声のトーンを落とす。
昔、恭弥は恐ろしいほどに姉さんに可愛がられ、ちょっとトラウマになっているらしい。
俺の姉さんは、姉と言ってもただたんに、姉さんの生まれるほうが早かったために戸籍上では『姉』と記されているだけなのである。
名は沢田香奈。
一卵双生児なため、容姿は鏡に映ってるかのようにそっくりだ。
まぁ、ここ数年会ってないため、今容姿がどうなっているかは俺にもわからない。
・・姉さんは、いや、香奈は、ヴァンパイアとして生きている。
母さんの家系はものすごく高い地位にあるので、当主が必要なのだ。
そして父さんも『ボンゴレ』といういまや血のつながっていないがために当主になれないザンザスをとると、初代の血筋のうち、『沢田家』しかないため、ボンゴレの当主は俺か香奈、どちらかになる。
だから、ボンゴレの血が濃かった俺が『ボンゴレ』に、ヴァンパイアの血が濃かった香奈が『グレイウ』になることが確定された。
だが、そこで問題が起きた。
実は俺は『グレイウ』の当主になりたくて。
香奈は『ボンゴレ』の当主になりたがったのだ。
俺達は、「なれないんだったら、平凡人生歩みたい」と真顔で言うために、いろいろ、(抗争やら暗殺やら)が多発した。
で、今にいたると。
一応俺は我が侭こいて平凡人生を、香奈は俺と同じく、時期がくるまで(少し仕事しながら)平凡人生を歩むことになった。
ほんとなんで俺ボンゴレの血が多かったんだ・・?
あと、言ってしまえば、恭弥も本当は双子だ。
なので、琴という恭弥の双子の妹・・・が、香奈に仕えてる状況だ。
ほんとややこしい。
だいたいいっつも俺はトラブル吸っちゃう体質で・・
「綱吉様?」
「あ、」
俺がいろいろ脳内で語っていたら、恭弥の声で現実世界へともどされた。
あやうく持っていたカップを足元へ落とすところだったよ。ありがとう恭弥(笑)
「どうかされましたか?」
「いや、何でもない・・・ところで、恭弥、ちょいと頼みたいことがあるんだけど・・・・」
「頼み?何でしょうか?」
恭弥は首を軽く傾けながら、純粋な瞳で俺を見てくる。
ああヤメテ!浄化されちゃう!!(アホ)
「んっとねー・・・
- Re: 作ってゆく自分の人生ーREBORNー ( No.16 )
- 日時: 2010/09/24 16:54
- 名前: 海条みや (ID: Z38QiqU5)
「ここかー」
今俺は、9代目の命令で黒曜ランドに来ている。
あれから六道骸がちょこっとでしゃばりすぎたから(この場合の『ちょこっと』は10人ほどの者を傷つけたという意味をもつ)とりあえず命令を無理やりとって、ココに来た。
そして、今俺と共にいるのは・・・・・・・『俺の双子の姉』、沢田香奈。
「うっわぁvV楽しそうなところだね!綱吉!」
「うん、そうだね香奈!とっても・・・・・・」「「暴れやすそうだ」」
ちなみに香奈の事は、リボーンには『俺の姉、とある事情で10代目候補にはなってないんだー。「よろしくっ!アルコバレーノー」ま、よろしくー』まぁ何か後ろでごちゃごちゃ言ってたけど、それは俺の耳を素通りした。(華麗に左から右へ流れていったさ・・・!)
この任務は、俺と香奈で受けることになった。
俺と香奈はもう鏡に写った自分なんじゃないかってぐらいに似ている。(てか香奈の容姿を教えろと言われれば、『俺』とどうどう返せるほどだ、つか返したことがある)
正確には、俺の髪が少し落ち着いて、長くなったカンジだ。
- Re: 作ってゆく自分の人生ーREBORNー ( No.17 )
- 日時: 2010/10/02 08:20
- 名前: 海条みや (ID: Z38QiqU5)
この小説での雲雀は『受け受けしくて綱吉達には百面相かっ!ってほどの表情を見せる丁寧な雲雀』です。
すいませんわかりにくいですよね・・・・:
あと、この小説、これからものすごい時間とばしたりすると思うので、気をつけてください。
修正も結構すると思います。
- Re: 作ってゆく自分の人生ーREBORNー ( No.18 )
- 日時: 2010/11/14 20:40
- 名前: 海条みや (ID: x2W/Uq33)
「・・・おい・・・・」
「あ?」
いろいろあったリング争奪戦で、とうとう最後の戦い・・大空戦が始まった。
そして、俺がXANXASと戦い、他の皆も毒を解毒し、戦っていた。そんな戦いのさなか、その出来事は、起こった。
(血の匂いがしすぎる・・・!さっさと終わらせないと、俺がもたねぇ・・チクショ!皆匂い濃すぎなんだよ!!)
あたりを漂う濃い血の匂いで、そろそろ俺が参りそうになっていた・・それでも、恭弥の血の匂いがしなかったから、まだ余裕があったんだ。
でも、でも・・・・・
ザシュッ!
その音と共に、嗅ぎ慣れた、血ノ匂イー・・・・・!
もうその時、俺の理性は、音を立てて崩壊した。
もう気づいたら、XANXASへ向けていた意識は、完全に恭弥の方を向いていた。
そして・・・
「お前・・・何をした?」
「は?」
恭弥の血を流させた張本人、ベルヘェゴール。
ちなみに、コイツの血は・・・
「だから・・何したってきいてんの、『グレイウ』家に仕える増血族、雲雀恭弥に・・?」
グレイウ家の名を出すと、そいつの顔は暗闇でも分かるほどに青ざめた。
そう、コイツにはヴァンパイアの血が流れている。
「んでもって、言って置くが・・俺は、『リーヤ=グレイウ』・・・この意味・・分かるよね?」
「っーーー!!」
そう囁くと、べルフェゴールはすぐさま後ろに飛び下がり、片膝をつき、頭を下げた。
「・・・なんだ、ソッチ方面ではちゃんと教育されてんだ・・ま、それはともかく!恭弥!」
「は、はい!!」
観覧席にいた者達は、そのやりとりに驚愕の表情を表した。
まず、綱吉の性格の豹変。
次に、ベルフェゴールの態度。
そして、雲雀の綱吉に対する態度。
それらに驚愕を表してしまったのだ。
しかし、綱吉の発した言葉は意味が分かられていない。
・・・木の上でこっそり観察していた、香奈以外、だが。
「あっちゃぁ〜、切れちゃった・・・」
眉を寄せ、苦い顔をしている香奈は、いつ出て行こうか悩んでいた・・・。
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