二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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ルーク少年と失われた記憶の謎
日時: 2012/01/28 16:22
名前: レッド ◆mAzj/Mydf. (ID: OmiQv8gT)

お久しぶりです!
以前、ここで推理小説を書いていたレッドです。これを機に復帰いたしました。ペンネームを紅蓮に変えました。

それに伴い、新シリーズを書くことになりました。
レイトン教授シリーズでお馴染みのルークが主役として演じるぞ!
ルークの幼馴染のケイティやアルフレッドなども出ます。

今回はケイティの記憶がどのようにして戻っていくのか・・・というオリジナルストーリーになります。この物語はルークがロンドンに戻ってきたときの話になると思われます。なお、ケイティと関わりのある重要な人物が出る予定です。

ストーリー構成(長編)

謎かけ編:第1章〜第6章

謎解き編:第7章〜第16章

ストーリーの進行具合によっては変更する場合もあります。ご了承ください。

これからも頑張って書いていきたいと思いますので、応援よろしくお願いします。

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Re: ルーク少年と失われた記憶の謎 ( No.24 )
日時: 2011/09/13 19:18
名前: レッド ◆mAzj/Mydf. (ID: hwITajaP)

ケイティは未だに記憶を失っている。それでも、必死で思い出そうとする姿に惹かれた僕は少しだけでも良いからサポートをしてあげられたら・・・と思い、幼馴染として守ることを決意した。

「今まで気づいてやれなくてごめんな・・・」
「ううん、別にいいって・・・ルークが知らないのも無理はないと思うしさ」

僕とケイティの会話を聞いていたチェルミー警部が手掛かりとなる写真を差し出した。

「これは・・・」

僕とケイティが中学生の時に撮った写真・・・親父さんはこんなものをまだ大切にしていたのか。

「これが1つの手掛かりですか?」
「うむ。考えられることはただ1つ・・・」

チェルミー警部が僕を見て推理しながら呟いた。

「犯人の人物像はまだ掴めないが、君たちの事をよく知る人物ではないのかね?」
「・・・まさか、そんなこと・・・」

もしかしたら、ケイティは事件が起きた時に犯人を目撃しているはずだ。

「ケイティの記憶が戻れば、犯人のことを思い出せるはず・・・」
「うむ。あ、そうだ・・・微妙な1枚の写真を見てくれ」

微妙な1枚の写真?
チェルミー警部から差し出された写真は父親が死ぬ前に右手で服を握っているというものだった。

「これは・・・犯人のことを示すメッセージではないでしょうか?」
「どうして、はっきり言えるんだ?」
「僕の推測ですが・・・親父さんが何者かに狙われていたのは確かだと思います。それに、右手で心臓の辺りを握っているということから犯人を示すメッセージだったのではないかと考えられます」

ケイティたちもなるほど・・・と言って呟いた。

Re: ルーク少年と失われた記憶の謎 ( No.25 )
日時: 2011/09/13 23:49
名前: レッド ◆mAzj/Mydf. (ID: bFAhhtl4)

僕が思うに過ぎないのは、犯人がどのように奇妙なトリックを使って殺したのか・・・ということだ。なぜなら、犯人が目の前で目撃されているとすれば、ケイティたちはその場所にいたということになる。

「現時点では思い出せないかもしれないけど、何か答えを導き出せるものを解くしかない」
「・・・そうだね」
「しかし、ルーク・・・」

そんな僕らの会話を聞いていたチェルミー警部が僕を見て心配そうに言った。

「え?」
「レイトン抜きで行くのかい?」
「はい。僕はレイトン先生の一番弟子ですから」

僕はそう言って笑いながら答えた。何としても、その事件の謎を解き暴いてみせる!

「ならば、この2枚の写真を捜査資料として持っていきなさい」

警部は僕が素直で生意気だということも分かっていて、それを承知で渡してくれた。

「ありがとうございます」
「何かあったら・・・俺に連絡しろ。分かったな!」

チェルミー警部の怒声を聞いた僕はコクッと頷き、ケイティを連れて行った。

こうして、ルークは事件の手掛かりとなる写真を持ち帰ったのだった。
この後、ルークによる捜査に沿って進めていくオリジナルストーリーが展開される。ルークはどのようにして解き暴いていくのか?

Re: ルーク少年と失われた記憶の謎 ( No.26 )
日時: 2011/09/14 08:18
名前: レッド ◆mAzj/Mydf. (ID: c.0m5wa/)

第5章 3年前の事件の謎(前編)・・・そこで掴んだ手掛かりとは?

2日後、ルークは3年前の事件現場となった廃墟ビルを訪れていた。

「ここが3年前の事件となった場所か・・・」

僕がやってきたのは、ロンドン市内にある廃墟ビルだった。僕の家からは数分くらいで歩けるような位置にあったが、すぐ近くだとは思わなかった。

「それにしても、何か引っかかるな」

この廃墟・・・かつて、昔は病院だったという噂もあるが、今は病院よりも教会となっていた可能性もありえるという話題が出ている。

親父さんと犯人の関係についてはイマイチ掴めないが、ある程度はイメージできている。

「襲われた場所は確か・・・」

廃墟ビルの地下室と呼ばれる場所だ。そのようなところが存在していようとは考えられなかったが、それも含めて捜査してみることにした。

「何か手掛かりがあるはずだ・・・」

その可能性を信じて、中に入ろうと思ったその時だった。

「おーい!」

聞き覚えのある声がして振り返ると・・・幼馴染のラビがいた。

「ラビ!? なんでここが・・・」
「帰る途中、見かけちまってさぁ・・・何か面白いことでもやるのか?」

おいおい・・・こいつ、何か勘違いしてないか?

Re: ルーク少年と失われた記憶の謎 ( No.27 )
日時: 2011/09/14 08:20
名前: レッド ◆mAzj/Mydf. (ID: c.0m5wa/)

そう思いながら呆れていた僕は仕方なく話すことにした。

「3年前の事件現場を見に来ただけ・・・ついでに捜査しないといけないからさ」
「謎解きするのか! 俺も手伝うぜ」

ラビは僕を見て答えた。ハァ・・・言い出したら聞かないタイプだからな、あいつは。

「分かったよ。どこで起きたか詳しく聞かせてくれ」
「俺は実際に見たわけじゃねーから分かんない」

彼は事件現場にいたというわけではない。ということは、ケイティの他に目撃者がいない。

「ラビ、犯人が誰なのか検討がつかなくて困ってるんだ」
「でもさ、手掛かりはあるんだろ?」

あるにはある・・・けど、親父さんの写真を見て思ったことがある。
心を示す場所・・・そこが未だに解けないでいるのだ。それがどうしても引っかかる・・・

「心を示す場所かぁ・・・」
「心を示す・・・?」

ラビが僕を見て質問した。それに対し、すぐに答えた。

「うん。その意味が分かんなくて困ってるんだけど、何か心当たりはあるか?」
「んー・・・よく分かんねぇな。俺は別にねーけど・・・あ!」

ラビは僕を見て思い出した。

「病院の先生に会ったらどうなんさぁ?」
「病院の先生?」

僕は思わずビックリした。なぜ、病院の先生が出てくる?

Re: ルーク少年と失われた記憶の謎 ( No.28 )
日時: 2011/09/14 08:21
名前: レッド ◆mAzj/Mydf. (ID: c.0m5wa/)

ラビが僕に詳しく話してくれた。

「ケイティは心療科のある病院に通ってるって聞いたから、その先生に会えば良いんじゃないのか?」
「心療科ねぇ・・・」
「とりあえず、行ってみる価値はありそうだろ?」

確かに彼の言うとおり、そこに行ってみる価値はありそうだ。ケイティに聞いてみるしかない。

携帯電話を取り出し、ケイティに連絡した。

「もしもし、ルークだけど・・・」
『あ、ルーク・・・急に電話してきてどうしたの?』
「病院に行く予定は?」
『あぁ、2日後に再診を受けることになってるよ。それで?』

ケイティは僕の問いに興味を持ったのか、すぐに聞いてきた。

「その時に僕も一緒に行ってもいいか?」
『えっ!? う、うん・・・いいよ』

ケイティは驚いていたが、すぐに了承した。
2日後、病院の先生にケイティの状態を聞くしかなさそうだな。


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