二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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ぬらりひょんの孫〜離さない〜
日時: 2011/09/02 22:05
名前: このみ (ID: ViM8jUbu)



初めまして〜。
このみです。
ぬらりひょんの孫で小説書かせてもらいます。
たいして面白くないですが、よろしくです!

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Re: ぬらりひょんの孫〜離さない〜 ( No.693 )
日時: 2012/04/11 23:42
名前: 雛林檎 (ID: BA35VKfF)

いやいや変わるから。
謙遜いいよ!!
最終話、頑張ってね!!

Re: ぬらりひょんの孫〜離さない〜 ( No.694 )
日時: 2012/04/13 00:15
名前: このみ (ID: AWGr/BY9)

変わんないよ♪
謙遜じゃないよ〜事実だよ〜
最終話土曜日になると思う ごめん
頑張るよ!!
最後くらいいいお話にします。…………出来ればの話ですが。

Re: ぬらりひょんの孫〜離さない〜 ( No.695 )
日時: 2012/04/13 16:57
名前: カノン (ID: d4HqvBA8)

この前はコメントありがとうございました。
えっと、、、、間違ってたらごめんなさい。
このみ様はヤプログの紅葉様でしょうか?
まちがっていたら本当にすみません。

Re: ぬらりひょんの孫〜離さない〜 ( No.696 )
日時: 2012/04/13 21:34
名前: このみ (ID: QDxiFvML)

うん♪そうだよ?
あれ……言ってなかったっけ?
知ってるもんだと思ってコメしちゃった☆
ごめんね〜〜〜

Re: ぬらりひょんの孫〜離さない〜 ( No.697 )
日時: 2012/04/15 16:22
名前: このみ (ID: wC6kuYOD)
参照: http://yaplog.jp/momizi89/



最終話   「ただいま」



ぞろぞろと妖怪たちを連れて歩く。
久しぶりだからか、皆顔が緩んでいる…。というか、ニヤニヤしている。
お化けがニヤニヤするとなんか…気持ち悪いなぁ、とか思いながら先頭を歩く。
そして、目の前に……現れた。

「クスクス」
「フフッ」
「可愛い〜」

そう言いながら笑う、女妖怪達が。

「おめーら…おでましだ」
「へぇ…あれが…。美女ばかりじゃねぇか」
「おい、青田坊…手ェ出すなよ」
「ぐへへ」
なんて会話をしながら、相手と向かい合う。
しかし、相手の先頭には、「大将」と呼ばれる人物がいなかった。
一番前にいるのは、髪の長い二人の妖怪。
「おい…大将はどうした?」
「ふふ……あたしらを全員倒さないと、うちの大将には会えないよ」
「頑張ってね〜〜〜」
クスクスとまた笑う。
「ふぅん……?」
お喋りはここまでだ。
始めようか。
一歩前に出た。…瞬間、戦いが始まった。
お互いの刃が、交じり合う。
お互いの「畏」が、ぶつかり合う。
どちらも引く事はしない。
『女ばっかなのに…強いな』
自分の姿を消しながら、前に進む。
が、正面から誰かが刀を振り下ろしてきた。
「っ」
「大将には近づけさせないよ」
「なんで…」
「なんで見えるかって?そういう修行をしてきたから…さっ!!!」
そこで力をグッとこめられる。
『なんて力だ…。本当に女か?』
「女だからって、なめられちゃ困るよ」
一旦距離をとると、また襲いかかってきた。
『しょうがねぇ…女相手に使いたくねぇんだけどな…』

『奥義 明鏡止水 “サクラ”』

「なっ…」
「悪いな…。俺は、進まなきゃならねぇ」
横を通りながら、燃えている女に向かってそう言う。
「た…い、しょう……」
女妖怪は、最後にそう言うと、消えた。


俺は歩き出した、その瞬間、声が聞こえた。

「あの時と同じね」
「!?」
「強くなったわね……リクオ」
「せ…いな?」
「あたしは、ここにいるわ」
早く、見つけて頂戴———。
そうでも言うかのように、聞こえる透き通った綺麗な声。
忘れない声。
忘れられない、大好きな声。
「どこだ!?星奈!!」
「さぁ、早く———」
そこで、声は聞こえなくなってしまった。
『星奈!どこだ…どこにいる?どこに…』
「リクオ様?どうかしましたか?」
「星奈だ…」
「え?」
「星奈がいる!!」
俺がそう叫ぶと、奴良組はざわついた。
「大将は……星奈だ!!」
瞬間、相手の妖怪たちの顔が一変した。
今まで余裕そうに口もとに笑みを浮かべていたのに、今は目に見えて怒りを露わにしている。
「大将を…あたしらの大将を、守るよ!!!」
「ええ…」
刹那、「畏」が倍増した。
爆発でもするのかと思うくらい、「畏」が滲み出ている。
「なんだこりゃ…」
誰かがそう呟いた。



「あたしらの大将は…いつも「ある男」の事を考えている」
「生まれた時からずっと傍にいたのに、大将は「ある男」の事ばかり」
「そして、この間…「ある男」に会いに行く、って言った」
「会ってどうするのって聞いたら、ずっと一緒にいるって、迷いもなく言った」
「止めたかったけど、止めなかった」
「あたしらは大将の言う事なら何でも聞く」
「大好きな大将の言う事なら、何でも」
「だけど、このままあんたらに負けたら、大将はあたしらの事なんか忘れて、「ある男」とずっとずっと一緒にいる」
「だから、あたしらは…」

「「「「あんたらに勝って、大将とずっと一緒にいるんだ!!!!」」」」

どの妖怪も、泣きながら掛かってきた。
俺に襲い掛かってきた奴は、
「大将を、とらないでよ……」
そう言った。
だけど。

「俺は、あいつを三百年も待った」
「『絶対に会いに行くから』って言って消えたあいつを、ずっと待った」
「今、やっと会えそうなんだ」
「だから…俺は、負けるわけにはいかねぇ!!!」

一人、また一人と、倒していく。
そして……。


長い髪が、さらりと風になびく。
白い肌が、光を跳ね返す。
大きな眼が、ゆっくりと開かれる。
じゃあ、茶色の瞳に、映るのは…?

「リクオ」
「星奈」



十二歳の時、戦いの場で君と出会った。
今から思えば、それは「一目惚れ」というやつで。
当たり前のようにそこに居る君に、目が奪われていた。
君は重い過去を背負っていた。
何度も何度も「好き」を確かめて、君と「両想い」になった。
幸せを噛み締めている時だった。
戦いの場で、君を失った。
それでも、君が好きだった。
真っ直ぐな君が大好きだった。
出会いも別れも、「戦いの場」で。
二度目の出会いも。
戦いの場で。
また、ゆっくり歩いていこう。
この先の見えない道を、迷いながら、でも、確かに。


「おかえり」


「ただいまっ!」


沢山の笑顔と共に、歩いていこう。
僕らは確かに、ここにいる。


やっと、夜が明けた。




「ぬらりひょんの孫〜離さない〜 終」



—————

こんにちは、このみです。
〜離さない〜も、やっと終わりました。
「感動」等と言うものとは、かけ離れたものでしたが、楽しんでいただけましたでしょうか?

最終的には、「オリジナル」という形で締めくくらせていただきました。
何度離れても、また巡り合う、そんな二人でした。
戻ってきた星奈は人間なので、一緒に居れるのもあと多くて七十年位だと思います。しかし、また戻ってくることでしょう。
二人の幸せを、書いている私も願っています(笑)

これからは、短編をやろうかなと思っています。
でも「月下美人」を進めなければいけないので、更新はあまり期待できませんが。
この小説は、私が最初のパスワードを忘れて、ロックなどはかけれないので、このまま放置、という感じになります。
たまに見に来ていただけると嬉しいです。
もしかしたら更新されてるかも……。

まあ、そんなこんなで、〜離さない〜終わりです。
今までたくさんの応援、ありがとうございました!!!



2011/09/02 〜 2012/04/15


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