二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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ハートの国のアリス〜黒ウサギと血祭りパーティー〜
日時: 2012/05/19 16:49
名前: ペールラ (ID: rcIQsSyG)

さぁさぁ、いらっしゃい。


「・・・・?」


こちらですよ。お嬢さん。


「だ、誰!?」


ギィィイ・・・


『いらっしゃいませ、銃弾飛び交うワンダーランドへ。』




ハート(心)を奪われたら、帰れない。

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Re: ハートの国のアリス〜黒ウサギと血祭りパーティー〜 ( No.33 )
日時: 2012/06/23 13:57
名前: ペールラ (ID: GqH/qrIK)

13ページ「私は甘いものが嫌いです。」



ア「ボリス・・なんでここにいるのかしら。」

どうも、お久しぶりです。アリスです。

久々に図書館に来てみたんだけど、錯覚かしら。



ボ「・・頭痛くなってきた・・。」


ボリスが難しそうな本を読んでる。
明らかに本を読みそうな性格じゃなさそうなのに・・。

ア「もしかして・・ボリス?」


思い切って声をかけてみた。

ボ「ん?お!アリスじゃん!」

よっ、と片手をあげている。

ア「ここでなにしてるの?」

まぁ、本を読むくらいしかすることはないが。

ボ「誰かさんの帰りまち。」
ア「それって・・アンドリューさん?」

うん、とうなずいた。
確かにいるとしたらタイガーかアンドリューさんぐらいね。

ア「仲がいいのね^^」
ボ「ま、恋仲だしな。」
ア「そりゃそうy・・・え?」

今、何気に凄いこと言わなかった?
というか、アンドリューさん・・女・・?

ボ「あいつは女。」
ア「・・・・。」

予想外。
とまではいかないが、まぁ女と言われれば見えなくもない。
男と言われても見えてくるだろう。

ボ「胸はないけど。」
ア「それ、本人に言ったら怒られるわよ。」

そこまで気にするかわからないが。
でも、ボリスと付き合っていたとは・・。



アン「それはさぞかし、本人も嫌がるでしょうね。」

ボ・ア「「・・・・。」」

いたのね;

アン「それと、私はそこのチェシャ猫と恋人同士になった覚えはありません。」

えー・・;
強引にされたわけね。
この世界の人たちならしそう・・。

ボ「というか、いつ帰ってたんだ?」
アン「関係ありません。」
ア「ボリス、思いっきり否定されてるわよ。」
ボ「ひでぇよな。」

アン「というか、帰れ。アリス様省いて。」

ボ「俺だけ!?」
ア「・・・;」

もう、すでに危ないわね。(違う意味で)

アン「というか、時計になってしまいなさい。」
ボ「ぜってーやだ!」

アン「あぁ、安心して下さい。アリス様がいらっしゃらないところでやりますんで(黒笑)」

ア「ま、まぁ、そっちの方がいいけど・・;」

アン「私は見届ける係ですけどね。」
ボ「そっち!?」
アン「タイガーにやってもらいます。」

ボ「やなんだけど!普通さ、「私の手で殺してあげます。」みたいじゃないの!?」

アン「あぁ、汚れたくないんで。」


ア「・・・・・。」




すごい言い争いでした。



あとがき
ただの立ち話。
このあと帰ってもらいましたとさ。
今まで放置しててすいませんでした!ネタ切れで・・;

Re: ハートの国のアリス〜黒ウサギと血祭りパーティー〜 ( No.34 )
日時: 2012/06/25 21:18
名前: フルーラ (ID: asn158NG)

読みましたww

今回の話も続きが気になる展開に……!!
楽しみに待ってるから頑張ってね♡

(ファイト〜///)

Re: ハートの国のアリス〜黒ウサギと血祭りパーティー〜 ( No.35 )
日時: 2012/06/30 21:59
名前: ペールラ (ID: 9nM5qdCg)

フルーラ様

うーむ?そうかいね?
ありがとー!ブラックさんも応援してくれてるからがんばる!
コメ返信遅れてすいません。

Re: ハートの国のアリス〜黒ウサギと血祭りパーティー〜 ( No.36 )
日時: 2012/06/30 22:44
名前: ペールラ (ID: 9nM5qdCg)

14ページ「愛の形」


恋なんて意味がありません。
しょせんは裏切られるんですから。


赤い血だまりに身を投げだす死体。


アン「・・・・。」


私は感情がない。
そう、どんな風に本を見ても感心ができない。
どんな物語を読もうと、泣いたり笑ったりできない。

あの夜空に浮かぶ北斗七星。
でも、それは私にはないんです。


昔、どこかに落としてしまったようです。
だれか、拾ってきたりしてくれないでしょうかね?


アン「・・変な期待はよしておきましょう。」



血だまりに背を向けて歩きだす。
光に背をそむけるように。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


ア「へぇ・・。」

興味がある本を読みまくっても読みまくっても、なくならない。

どうも、アリスです。

今、心理学についての本を呼んでます。

とにかく読み漁っています。

ア「難しいわね・・。」
なかなか難しい。
さすがアンドリューさんのところにある本だ。

ちらりと外を見ると、それは青色に変わっていた。

ア「あ、もうこんな時間帯!?」

仕事をしなければいけない時間帯にいつの間にか変わっていた。


ここの世界では働かせてもらっている。
と、言ってもあたしから申し出たのだが・・。


わずかに頭に浮かぶあの黒い人。


なんでだろう、いつもさびしそうな背中をしている。
華奢で、凛とした性格。
いつか、凛とした女性になりたいと思った。




・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

アン「はっ・・くしゅっ!」
タ「?大丈夫か?」

アン「はい、へーきです・・。」
だれか悪い噂してるんですかね・・。

タ「なぁ、最近あのノラ猫がよく来るんだが・・。」

理由しらねーか?と言ってくるタイガー。

アン「ノラ猫は貴方も同じでしょう。」
タ「うっ・・;ごもっともだ;」

タ「でも、多いんだよ。ボリスのヤロォが来るのが。」
アン「はぁ・・次来たら追い払っといてください。」



どうしてこうもしつこいんでしょうね?
どうせ、無駄なのに。

奥の部屋に行って、宙に浮いている中の猫のマークの本を取った。

アン「呆れますね・・。」


そっと開く。

なんて書いてあるのか、普通の人には読めない文字。
でも、この字は、不思議と余所者と私には読める。


アン「・・・・っ;///」


なんか、すごい恥ずかしくなるような言葉が書いてありました・・。







あとがき
今まで放置してすいません!色々あったんです!
まぁ、これからどうなるかとか考えなきゃですね。

Re: ハートの国のアリス〜黒ウサギと血祭りパーティー〜 ( No.37 )
日時: 2012/07/07 12:30
名前: ペールラ (ID: 9nM5qdCg)

15ページ目「這い寄る睡魔様。」


アン「・・・・。」


キラキラと眩いくらいの光り。
ふわふわと浮かぶような感覚。


アン「はぁ・・。」

私にとって、この世界が一番嫌いな物・・と言っていいんでしょうかね。


??「ほう・・君のとって、一番嫌いなのか・・。この世界は。」
アン「えぇ。そうでしょうね。」


アン「ナイトメア様。」


そしてナイトメアはニタリと笑う。


ナ「どうだ?最近は。チェシャ猫に告白されたそうだが・・?」

おかしそうにニヤニヤしながら問う。

アン「・・どうも。正直、いい迷惑です。」
ナ「ほう・・?だが、君の心自身は本当にそう思っているかな?」

アン「・・・・。」


答えられない。
不覚にも黙って俯きました。

ナ「アンドリュー。本当は認めたくないんだろう?」



ナ「今まで、先代も先々代も。恋人なしに一人で生きてきた。」



アン「・・・・。」


そう。先代も、先々代もその先の先代も一人で強く生きてきた。
時計が止まるまで。孤独に。



孤高に。



ナ「だが、積極的なチェシャ猫に押され気味になってきて、情が移ってきた・・。違うか?」
アン「・・・・まったくもってその通りです。」


ずばりと言われて、逃げ道がなくなった。




ナ「ふっ・・まぁ、面白いからいいが、あまり感情的にならないように。」

その言葉をつづけている間、ジワリと滲む白。

アン「何言ってるんです。」
ナ「?」


早くあの猫との関係を壊さなければいけませんね。


アン「私には・・。」





・・・・・・・・・・感情なんてありません。・・・・・・・・・・・


??「・・・い・・・ぉい・・・・おい!」

アン「はっ・・。」

よばれて起きると、オイルの匂いが鼻につく。

アン「あぁ・・すいません。ユリウス様。」
ユ「いや、構わんが・・。」

交渉場で寝てしまうとは・・。
不覚です。

アン「すっかり寝てしまいましたね・・;」
ユ「お前が寝るなんて珍しかったが・・。うなされていたぞ。」

アン「!・・・忘れて下さい。」

椅子から立ち上がり、外に出た。


キラキラと光る太陽。
どうやら朝のようです。




アン「・・さて・・。」


懐中時計を取り出した。
まぁ、こんなもの意味がないんですがね・・。


アン「・・・ある意味じゃ時間の問題ですね。」



いつ終わるかわからないこの時計。



早く。




チェシャ猫を突き放さなければいけませんね。








あとがき
すません!また・・・。
突き放さなければいけないようです。


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