二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- ハートの国のアリス〜黒ウサギと血祭りパーティー〜
- 日時: 2012/05/19 16:49
- 名前: ペールラ (ID: rcIQsSyG)
さぁさぁ、いらっしゃい。
「・・・・?」
こちらですよ。お嬢さん。
「だ、誰!?」
ギィィイ・・・
『いらっしゃいませ、銃弾飛び交うワンダーランドへ。』
ハート(心)を奪われたら、帰れない。
- Re: ハートの国のアリス〜黒ウサギと血祭りパーティー〜 ( No.18 )
- 日時: 2012/05/26 22:33
- 名前: ペールラ (ID: rcIQsSyG)
7ページ「夢のような」
※ただのイチャイチャ回。
汚いにおい。
汚く笑う男ども。
ビリヤード台に、足を置いている。
唯一マシなのは隣に壁によっかかって、目の前の男ども睨んでいるトラぐらい。
アン「煙草、やめてもらえませんかね。」
ボス「てめぇが俺らのファミリーに入ったらな。」
くそったれが・・。
マフィアのくせに生意気ですね。
ボス「さ、アンドリュー。お前の番だ。」
キューを手に取り、チョークを塗りつける。
アン「で?それで、私にファミリーに入れと?」
カッ!
ゴトン・・
タ「お見事。」
ボス「あぁ、そうだ。お前がいれば帽帽子屋の情報も入りやすくなる。」
タイガーにキューを渡す。
アン「・・くだらない。マフィアの抗争など興味ありません。」
ボス「まぁ、そう言わずに。」
カッ!
ゴトン、ゴトン!
ゴトン!
アン「・・・で、もし入るとしたら、見返りは?」
ボス「そうだな・・金をたんまりやるよ。」
まったく、なにを考えてるんでしょうね。
タ「おい。」
ボス「あ゛?」
タ「てめぇ、顔なしのくせに生意気なんだよ。」
ぎろりと睨む。
それに怯んで、少し冷や汗をかいている。
はぁ、と溜息をついた。
アン「私が、金に興味があるだろうと?」
何度も、何度も。
金で見返りを済ませようとするが、そんなもの、興味がない。
私が興味があるのは、
「タイガー。つぶしてしまいなさい。」
「しょうがねぇな・・。つぶしてやるよ。」
ぎろりと四つの赤い目が光る。
ボス「ひっ・・ま、待ってくれ・・」
・・・・・・・・・・・・・・・・・グシャッ・・・・・・・・・・
カツ、カツ
タ「たっく・・手袋がまた赤くなっちまった・・。」
片方の手袋を口にくわえて、もう片方を取ると地面に捨てた。
アン「もう少し、品よく殺しなさい;」
呆れ顔で溜息をついた。
タ「はっ、こっちの殺し方のほうが好みだろ?」
二ヤリと口を歪めた。
それを見ると、私もニヤリと口を歪める。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・図書館・・・・・・・・・・
アン「・・すいません、離れて下さい。」
タ「断る。」
椅子に座って本を読んでいるのですが、横でよっかかってだらだらしているタイガー。
さすがに重いです。
アン「と言うか、髪ぬれてるじゃないですか。」
タ「あ?いいよ、そんなの。」
まったく、とつぶやいて、タオルを手に取ると、わしゃわしゃする。
タ「うわっ;」
アン「じっとしてください。」
アン「世話が焼けますね。」
タ「・・そういやさ。」
アン「なんです?」
タ「あんたって・・女・・か?」
・・・・・・・。
アン「は?」
しばらくぱちくりさせて、聞き返す。
タ「だから、あんたは女か、男かって言ってんだよ!」
アン「・・・・。」
たしかに、今まで気にしていなかったような。
改めてきかけると、実際のところどうなんでしょう。
アン「どっちなんでしょうね・・。」
タ「えっ;」
タ「まぁ、いいけどさ。」
スルリ、とわずかに私の足に絡まる尻尾。
アン「・・ですが・・。」
タ「?」
アン「もしかしたら、女・・なのかも知れませんね。」
タ「っ!〜〜///」
ニッコリ、と笑うと、タイガーが真っ赤になりました。
あとがき
女にしましょかn((あ、やべ、アンの口調が移った(マジ)
女にしよっかな?
皆さんはどっちがいいですかね。
多分、女の場合だとタイガー落ちになっちゃうかなー。
- Re: ハートの国のアリス〜黒ウサギと血祭りパーティー〜 ( No.19 )
- 日時: 2012/05/26 23:38
- 名前: ペールラ (ID: rcIQsSyG)
8ページ「もっと楽しませろよ?」
※タイガー視点
ころころと口の中で転がるキャンディー。
くそ甘ったるい。
そのキャンディーを思いっきり噛むと、バキッと音がする。
この音が好きで、よくキャンディーを口にする。
でも、味は好きじゃねぇ。
甘ったりぃし、溶ける。
ここにある本だって好きじゃねぇ。
細かいし、挿絵もすくねぇし。
だが、アンドリューが好きなもんならしょうがねぇ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・過去入りまーす。・・・
ゴッ!
いつも通り、粉々に人を殺す。
どうせ、顔なしだろ?
かまわねぇ。
タ「ちっ・・つまんねぇの。」
ぼろぼろのTシャツ。
赤黒ずんだ、白い尻尾と耳。
「お暇ですか?」
声のする方をぎろりと睨む。
タ「・・あんた、誰だよ。」
アン「私はアンドリューと申します。」
アンドリューと会うまではずっと一人でいた。
だから、そのころは人への警戒心が強かった。
タ「・・俺がこわくねぇのか?」
アン「えぇ。見てるだけで呆れますよ。」
切れて、あいつに襲いかかったが、ボロ負け。
そして、あいつについていった。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「タイガー。」
タ「!わりぃ・・。」
横で、きょとんとした顔で立ってる黒い奴。
まさか、こんな貧弱な奴にまけるなんて。
今思うと、俺がやっぱよえーんだ、ってわかった。
タイガー。
この名前もアンドリューにもらった。
アン「まったく、なにを考えてたんですか。」
タ「いっでぇ!」
思いっきり尻尾を引っ張られた。
仕返しにこっちも耳を引っ張り返す。
アン「いった!離してください;」
タ「だったらアンも離しやがれ!」
ぎゃあぎゃあ騒ぐ。
これも当たり前だ。
くだらねぇ。
この世界事態。
いつ来るのかもわかんねぇ時間。
いつの間にか来た余所者。
余所者より興味があるのは、俺が唯一興味があるのは
アンドリューただ一人。
あとがき
なんだこれ。
つまり、どれだけ好きかって訳ですね。
- Re: ハートの国のアリス〜黒ウサギと血祭りパーティー〜 ( No.20 )
- 日時: 2012/05/27 14:24
- 名前: ペールラ (ID: rcIQsSyG)
9ページ「巻き込まないでください。」
アン「うっぷ・・;」
ボ「・・おい、大丈夫か?;」
今、私はどんな顔してるんでしょう。
隣のノラ猫にも心配されるくらいヤバい顔してるんでしょうか・・。
遊園地に来ました。
もちろん、資料届けです。
でも、ゴーランド様に無理やり、アトラクションにのせられました。
もちろん、乗ったものとは・・。
ゴ「どうだ?面白かっただろう!」
ゴ「360度回転で下りるジェットコースターは!」
前来た時に、ぐるぐる回っていたあのジェットコースター。
もう、絶対乗りません・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・あれ?>byゴーランド・・・・・・
私の異常に気付いて、ベンチで休んでます。
アン「・・・;」
しばらく、ベンチに寄っかかっる。
でも、また隣に猫とは。
何でしょう、この縁は;
しばらくしたら、ノラ猫が急に立って屋台に何か頼みに行きました。
アン「あー・・気持ち悪い・・;」
腹の中がぐるぐる、何かが煮え切ってるような。
ボ「ほら。」
戻ってきた猫の手には、あの時のアイス。
ピンクに粒粒。
ストロベリー味のアイス。
アン「・・いりません。」
ボ「いーから、いーから。」
アン「いいです。」
ボ「好きなもの、食べた方が元気でるし。」
アン「なっ・・別に好きじゃな・・!」
やっぱりばれてたんですかね。
こいつだけには知られたくなかったです。
ボ「素直になれよ。」
ほい、と渡すと、隣に座って、自分のアイスを口にする。
アン「どうして、貴方はそんなに、他人に優しいんですか?」
ボ「!・・んー・・。わかんね。」
アン「そうですか。」
ボ「でも、あんたに興味がある。」
アン「私を知ったところで何も面白みがないですよ。」
ボ「わかんねぇじゃん。そんなの。」
ボ「あんたは世間じゃ、女か男か。それさえ知られてない。謎の事が多いだろ?」
アン「そこですか・・。」
少しずつ溶けていくアイス。
それを口にすると、甘酸っぱい味が広がる。
アン「・・よく、わかりません。」
アン「自分でも、何者なのか。」
ボ「・・・。」
そう言ったら、ノラ猫・・いや、チェシャ猫はわずかに笑っていました。
あとがき
アンが、最後チェシャ猫って言いましたね。
認めたんでしょう。二人が少しずつ仲良くなっています。
- Re: ハートの国のアリス〜黒ウサギと血祭りパーティー〜 ( No.21 )
- 日時: 2012/05/27 18:24
- 名前: ルナ (ID: paGZ.mPE)
よかったですーーーー!
アンは女の方がいいと思いますっw
- Re: ハートの国のアリス〜黒ウサギと血祭りパーティー〜 ( No.22 )
- 日時: 2012/05/29 20:49
- 名前: ペールラ (ID: tes3uZgg)
ルナ様
ありがとー!
お、女の方がいいかい?んじゃ、そうしようかな・・w
コメありです^^
この掲示板は過去ログ化されています。