二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 薄桜鬼×緋色の欠片
- 日時: 2012/09/26 13:48
- 名前: さくら (ID: cPNADBfY)
はい。
初めましてな方もそいうでない方もこんにちは。
またさくらが何か始めたで。と思っている方もいると思いますが
薄桜鬼、緋色の欠片好きの方には読んで頂きたいです
二つの有名な乙女ゲームですね
遊び感覚で書いていくので「なんやねん、これ」な心構えで読んでもらえると嬉しいです←ここ重要
二つの時代がコラボする感じです
あたたかい目で見守ってやって下さい
それではのんびり屋のさくらがお送りします^^
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- Re: 薄桜鬼×緋色の欠片 ( No.17 )
- 日時: 2012/10/13 13:40
- 名前: 鬼龍 (ID: zHMuS.n5)
おっもいろーーーーーーーーーーい!!!!!
やばい!!!!!!!!!!!!!超おもしろいです!!!!!
超やばい!!!!好きになった!!!!ファンになっちゃいそうかも!!ww
更新ファイトです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
- Re: 薄桜鬼×緋色の欠片 ( No.18 )
- 日時: 2012/10/15 19:05
- 名前: さくら (ID: cPNADBfY)
紅 聖夜さん
またまた読んでくださってありがとうございます^^
もっともっとがんばりますんでよろしくお願いします
無花果さん
はじめまして
無花果さんっておもしろい名前ですね←いきなり
そんな崇められるほどのものではありません汗
字や変換間違いたくさんありますし、わかりにくい部分もあると思います
「なんじゃそりゃ」的な心構えで読んでやって下さい
桜舞姫ちゃん
ありがとう^^
桜舞姫ちゃんいっぱい小説書いてるから大変だね
桜舞姫ちゃんもがんばって!
鬼龍さん
はじめまして
読んでいただきありがとうございます
まだまだ未熟でお目汚しになっちゃうかもしれませんが、また読んでやって下さい
嬉しいです
更新頑張ります!
- Re: 薄桜鬼×緋色の欠片 ( No.19 )
- 日時: 2012/10/15 21:12
- 名前: さくら (ID: cPNADBfY)
土埃をまとい、現れた二人の姿に侵入者の動きが止まる。
拓磨が珠紀を庇いながら静かに構えた。対して真弘は一歩前に出て、相手を睨む。
「もう、遅いですよ!二人とも」
「おいおい、こんな状況で説教か?」
「仕方ねぇだろ。こんな広いところで離れ離れになっちまったんだからよ」
緊張感漂う場面で三人は何気なく会話をする。その様子を見て戦いの場に慣れていることが窺えた。三人が親しく会話を繰り広げているところを見て、土方はこの三人が見知った仲だと気付いた。
それはなんとなく理解できていた。変わった格好。同じ時期に現れたこと。どれをとりあげても共通点が多い。
「それより、だ。うちの姫さんを誘拐するとは、いい度胸だ」
真弘が侵入者を正面から睨みつける。相手には何の反応もない。ただ無言で長刀を構えた。
それを見て相手が敵意を持っていると判断した真弘も同じく身構える。
「丸腰のままどうすつもりなのさ」
沖田が待ったをかけたが、その肩を広間から駆けつけた斎藤に掴まれ口をつぐんだ。
「待て、総司」
「一君。待てって丸腰なんだよ?あの二人」
「郷に入っては郷に従え、だ。見ろ」
斎藤の視線に促されて、沖田が真弘に視線を向けた。
腰を落とし空に手をかざす。すると空気がざわつき、風が彼の手に集まり始めた。しだいに風は暴風となり、彼の腕にまとわりつく。
それはまるで腕まるごと風の剣となったように見えた。
真弘は一気に地を蹴り、間合いを詰める。腕ごと相手に振りかざす。
侵入者は素早く長刀を構えるが、真弘の力に一瞬態勢が崩れた。
その隙を、拓磨は見逃さなかった。
拓磨は拳を握るとそこに見えない力が込め、相手の隙を狙う。
真弘に気をとられていた相手は、拓磨の襲撃に反応が遅れた。拓磨はそのまま相手の顔面にストレートを決めた。
陶器が割れるような音が響いた。
「すごい…」
「異端には異端が相手するのが一番だ」
千鶴が感嘆する横で、斎藤が頷いた。
侵入者はよろけて、一歩後退する。からからと鬼の面が割れ落ちる。顔を隠すように侵入者は素早い動きで軒の上へと跳躍した。
「逃がすかよ!」
「待て、拓磨っ」
すかさず追いかけようとした拓磨を真弘が引き止めた。
そうしている間に侵入者はそのまま霧のように掻き消えてしまった。
「深追いするんじゃねぇよ。相手の素性だってわからねぇのに、こっちが不利になる」
静まり返った庭には、侵入者が消えた後を睨みすえる三人と、しばらく何が起こったのか理解できない新撰組の面々が残された。
「…とにかくこれだけ屯所を荒らしてくれたんだ。詳しく説明してもらおうか」
庭を見渡せば真弘の起こした暴風でまるで台風が去った後のように草木が薙ぎ倒されていた。
その荒れ果てた惨状に近づく足音があった。
「今帰ったぞ、トシ。騒々しかったが、何かあったのか?」
ゆったりとした足取りで現れたのは、羽織を着た近藤だった。
遠出から戻ってきたのか、旅支度のまま庭にやってきた。
「ん?どうした、庭が荒れているな…ん?何だね、君たちは」
素っ頓狂な声で、小首を傾げた。
張り詰めていた空気が近藤の参上に緩和され、さらに珠紀の腹の虫が鳴いた。
「ご、ごめんなさい」
「ちょうどいい時間ですし、朝餉にしましょうか」
顔を赤らめて謝る珠紀を見て千鶴は苦笑して提案した。
「構いませんか?土方さん。近藤さんも戻られましたし」
「そうだな。少し落ち着くか」
土方の了解を得て、千鶴はすぐに朝餉の支度にとりかかる。
「一体どうしたんだ、トシ」
「説明するよ、朝飯食った後に。近藤さんが帰ってくるのを待ってたんだ。こいつらの処遇に悩んでいたところなんだよ」
土方はちらりと拓磨と真弘に視線を投じた。
二人は近藤と土方に対して警戒しているのか、しばらく黙ったまま睨んでいた。
- Re: 薄桜鬼×緋色の欠片 ( No.20 )
- 日時: 2012/10/18 19:24
- 名前: さくら (ID: cPNADBfY)
秋風が木々の枯葉をもてあそぶ。紅葉した森は美しく彩られ、荘厳な雰囲気をかもしだしている。
その森が群がる場所。山々が連なり森に囲まれた村があった。
知る人も少ない人里離れた村。
その村の最奥に村人から崇められる社があった。
赤い鳥居をくぐると広い境内。迎えるのは入母屋造りの石の間で拝殿と本殿を繋いだ建て方の社だ。
その社の前で深刻な面持ちで空を見上げている青年がいた。
歳は十代だろうか。赤みがかった長髪は三つ編みに結われ、朱色の長着に白の羽織を肩にかけた出で立ちだ。
社を背に空を見上げていた青年は眉をひそめた。
「…来た」
秋晴れの空に星が流れた。否、星ではない。その星はまっすぐに青年に向かって落ちてくる。
青年にぶつかる寸前で星は弾け散った。
眩さに辺りが白光する。光が収まるとそこに薄汚い布を纏った男が現れた。長刀を背に提げ、長い手足を曲げると青年の前に膝間付く。
「よく戻った。報告せよ」
「はい…例の姫君が見つかりました。京の壬生狼にて…」
「壬生狼?何故そんなところに…まぁいい。それで姫君は?」
「ともに居た守護者に阻まれ…お連れすることが出来ませんでした」
「守護者…だと?」
青年の目が光る。しばらくの間青年は押し黙り、考え込む。
「我が姫は姫君をお呼びしたはず…守護者も呼び出したのか…?」
思案していた後青年は考えことを放棄したのか、頭を振って男に視線を落とす。
「ん、面はどうした?」
「それは…」
汚れた薄絹を纏った男は白い長髪を自然にまかせて伸びている。その髪の間から男の白い顔が見えた。
「守護者と戦った際に…顔面を…」
「はははっ。なるほど。殴られでもしたか。面白いな、守護者か…どの守護者であろうな」
今まで硬い表情だった青年の顔は明るくなった。何か思い巡らせているのか、その顔は子供のようだった。
「報告ご苦労。姫君が見つかっただけでも幸運だ。後は“アレ”の行方だな。引き続き捜索を続けてくれ」
命じると男は霧のように姿を消した。
社を振り返り、青年は苦虫を噛み潰したように険しい表情で小さく呟いた。
「“アレ”が盗まれて半月…未だ世界が崩壊していないということは…封印はまだ…」
秋風が青年の声を掻き消す。
梢が響く森を近くに、青年はふと表情を緩めた。
「最近は特に冷えるというのに、外に出てくるなと言っているだろう」
「あらあら。大丈夫ですわ、このくらい」
青年は住居とする母屋から現れた少女に、すぐさま自分が羽織っていた羽織を少女にかけてやる。
「ありがとう。あら、今冴鬼(さえき)が帰ってきたの?」
「あぁ。喜べ。姫君が見つかった。ただ守護者もやって来たようだ」
「まぁ。良かった。これで、これでやっと…」
安堵しているのか少女は嬉しそうに顔を綻ばせた。
その少女を見て青年もつられて笑みをこぼす。だがすぐさまその顔は暗くなる。
「だが…“アレ”がまだ見つかっていない…」
「…拓魅(たくみ)。焦る必要はありませんわ。姫君が見つかった。それだけで未来は明るい…」
「だが、あの古き鬼が“アレ”を持って行かなければ…」
「拓魅。封具はこの手にあります。まだ世に異変がないのですから、あの鬼も“アレ”を使っていないということ。同属だからと気負うことはありません」
拓魅の頬にそっと手を添え、少女は優しく微笑む。
「大丈夫…姫君を迎えに行く…準備を…」
「おいっ」
少女の体が大きく傾ぐ。拓魅はすかさず手を伸ばし、少女を支える。
「やはり起き上がるから…!すぐに横になろう!“アレ”が呼んでいるのだろうっ」
「大、丈夫…少し頭痛がするだけ…」
青い顔で少女は健気に平気な振りをするが、拓魅はそれが嘘であるとわかっている。有無を言わさず少女を抱き上げると母屋へと急ぐ。
「無理ばかりするなよ。俺が姫君を迎えに上がる準備をしておく。お前は休め」
「…ごめんなさい、拓魅…私が弱いがために…」
「言うな。守護者である俺がお前を守るのが務めだ」
「…ありがとう」
少女は弱々しく微笑んだ。青年は頷くと母屋に駆け込んだ。
秋風は寂しく吹き荒れる。
枯葉を巻き上げ、赤い風になる。風は秋晴れの空へと舞い上がり、境内から巻き起こった風はやがて京へと向かう———…。
- Re: 薄桜鬼×緋色の欠片 ( No.21 )
- 日時: 2012/10/24 21:20
- 名前: 紅 聖夜 (ID: pUqzJmkp)
文章うますぎですー!!Σ(゜∀゜ノ)ノキャー
めちゃくちゃ内容も面白いし・・・もう、さくらさんの大ファンです!!
続き頑張ってください
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