二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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レイトン教授と死炎の妖言 —悲哀の章—
日時: 2010/01/03 21:08
名前: キョウ ◆K17zrcUAbw (ID: JFNl/3aH)

なぜに消える……。

ちょっとでも覗いて行こうと思ったその思考に感謝♪
さて、ごあいさつが遅れてしまいましたね。レイトンをこよなく愛しているくせに劇場に行けそうにないキョウと申します。以後お見知り置きを……。
こんなバカに付き合って下さる、お優しいお心のまま下に行って下さるとありがたいです!
その前にいくつかの注意を——

※注意※
・ネット上のマナーは勿論のこと、カキコの使用上注意も守って下さい。
・宣伝はOKですが、スレ主は見に行けない場合があります。ご了承くださいませ。
・誤字&脱字が多いと思います。見つけ次第訂正中です。
・更新不定期です。作者が飽きなければ更新し続けますが…
・もしかしたら微量なグロ表現があると思いますが、いきすぎないよう注意致しますので、そこんとこは見逃して下さい;

*この小説は長編故、全ニ構成から成っています。
【レイトン教授と死炎の妖言】
壱巻 —悲哀の章—
弐巻 —狂喜の章—


以降の注意事項をクリアした方はどうぞお進みを〜♪
(お進みしてくださった方は神様ですッ!)

—神様(お客様)—
※現在4名様〜
慧智瑠 様 水仙 様 レッド 様(先輩) ピクミン様 トニー 様

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Re: レイトン教授と死炎の妖言 —悲哀の章— ( No.9 )
日時: 2010/01/04 19:39
名前: キョウ ◆K17zrcUAbw (ID: JFNl/3aH)

*五

 病棟の一番奥。
 人目を避けるように、ひっそりと、その病室は備え付けられていた。

「いいかい?」

 キリクさんが病室のドアノブを握り締めて、不安げに見つめ返した。
 なぜか、このドアの向こうに別世界が広がっている、そんな気がした。キリクさんはその門番役。
 彼が声をかけると、先生は驚いたように顔を上げ、少し迷った表情を見せた後「えぇ。お願いします」と力強く頷いた。

「先生……」
「ルーク。大丈夫だよ」

 先生が頷いた。
 どうやら、先生もドアの向こうにある只ならぬ空気を察しているようだ。表情が先程よりも硬い。
 キリクさんは、ドアを開けて中に足を踏み入れた。僕達もそれに続く。
 その瞬間、むわっと空気の質が変わった。
 息苦しい。じとじとする。背筋に、ぞわぞわっと震えが走った。
 弱々しい電気が照らし、カーテンも締め切ってある。薄暗い部屋。
 三畳程の個室だった。 特別室なのだろう。部屋の隅にベッドが一つだけ置かれている。
 そこに小さな陰を見つけ、僕は言葉を失った。
 力無く頭を預け、体の大半を包帯で巻かれた無惨な姿。同年代の少年とは思えない現状が、そこに在った。
 腕からは点滴のチューブが何本も伸びている。ひゅーひゅーと嫌な音をたてながら、弱々しい呼吸を懸命に繰り返していた。酸素マスクが白く曇る。
 なんと惨たらしいのであろう。見ているこっちの意識が遠のいてしまいそうだ。
 少年はまさに病人面をしていた。青白い肌が無性に痛々しく感じる。額と左目が包帯で隠されていて、頬は傷だらけ。着ている衣服まで焼け焦げだらけだった。

「そんな……」

 掠れた声でやっと呟く。少年はまさに生死との硲をさ迷っていると言っても過言ではないだろう。
 酷すぎる。
 僕は悪寒が背筋を撫でたのを感じた。

「キリクさん、彼は……この子は助かりますか?」

 いつの間にか見知らぬ少年に同情を覚えていた。彼には生きていてほしい。ひたすら懇願する僕。
 目を潤ませながら問いかけた僕に、キリクさんは優しく答えた。

「もちろんだとも。先程も言っただろう? 私が受け持った患者は何があろうと生きてもらわなきゃいけない」
 
「良かった——……」

 僕は足元に視線を落とし、安堵した。この人ならきっと救える。
 そういえば、先生は……?
 ふと横を向くと、ベッドの下から椅子を引っ張り出し、じっと少年の顔色を覗きこむ先生が目に入った。
 その目には好奇の光が灯っている。

「キリク、この子はもしかして——」

 先生が口ごもる。
 キリクさんが首肯した。

「レイトン。やはり君には気付かれてしまったね。そうだよ。この子は……」

 彼は言い切るや否や、言葉を濁し、救いを求めるように少年に目をやった。僕達も吊られて視線を走らせる。少年は苦悶に満ちた表情で相も変わらず呼吸を繰り返している。

「はっ——!」

 そこで僕は我が目を疑った。なぜ今まで気付かなかったのだろう。彼は明らかに自分たちと違う風貌をしていたのである。
 
 『彼の体躯は 悪魔』

 その邪悪な響きを持った侮蔑の言葉が鮮明に蘇る。嘘なんかじゃない。本当にそうなのだ。
 目の前に起こっている現実を、受け入れられない。



 悪魔というよりは——『鬼』そのもの……。
 

Re: レイトン教授と死炎の妖言 —悲哀の章— ( No.10 )
日時: 2010/01/04 19:48
名前: 慧智瑠 (ID: acQ6X1OT)

何っ!あの駄文の群れを友人に!?qdfgydf?????(フリーズ中
・・・取り乱してスイマセン。
レイトンの小説は、合作にしようかな?なんて考えてみたり・・・。
要するに出したい人が沢山いるわけですよ。(優柔不断www
お客様・・・俺じゃ駄目かい?俺ならいつも見てるぜ☆(キモ・・・。
鬼か・・・八雲に(ネタバレwww)哀れだな・・・。

Re: レイトン教授と死炎の妖言 —悲哀の章— ( No.11 )
日時: 2010/01/04 19:59
名前: キョウ ◆K17zrcUAbw (ID: JFNl/3aH)

「ルーク」
 
 先生が声を潜めて言った。
 だって先生、この子は……この子は——!!
 心の奥で必死に嘆く。なぜ先生はこんなにも冷静でいられるんだ。目の前に信じられない子がいるのに。なんでそんな平静を装っていられるんだ。
 でも、よく見ると、先生の表情からも不安が滲み出ていた。
 
「動揺するな。約束しただろ」

 答えたのは、キリクさんだった。表情を引き締めている。
 そうだ、約束したんだ。決して驚いてはいけないと。最初から承知していたのに、人はいざその場に置かれると、一瞬にして忘却してしまう。
 僕は頬をぴしりと叩き、改めて現実と向き合った。
 

Re: レイトン教授と死炎の妖言 —悲哀の章— ( No.12 )
日時: 2010/01/04 19:57
名前: キョウ ◆K17zrcUAbw (ID: JFNl/3aH)

慧智瑠 様

いえ! 友人共々私も愛読させていただいています。八雲は面白いですからね♪(現在「絆」を読み進めておりますw)
おぉ! レイトンの合作ですか!?
ぜひ読みたいです!! 応援しておりますよ!!!
ありがとうございますッ(嬉し泣き)
まさか慧智瑠様に読まれていたとは…。あんな駄文駄作をおぉォ(黙
感謝しております…!(号泣

もともとこの話は八雲を読み進めいて、偶然思いついた妄想を元に書いてるんですよねw
ですから八雲と少し似た展開になるかも(ゴニョゴニョ

Re: レイトン教授と死炎の妖言 —悲哀の章— ( No.13 )
日時: 2010/01/04 20:04
名前: レッド ◆mAzj/Mydf. (ID: ZxuEMv7U)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.php?mode=view&no=14954

こんばんは!なんだ、エチルじゃないか・・・あっ、エチルとはコラボリレー小説を通じて知り合った友達なんだけどな・・・エチルとはノベルでもつるんでるから仲がいいんだ(笑)

これからも仲良くしてやれよ!


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