二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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囚人・紙飛行機(完結しました!! サンクス!!)
日時: 2010/04/28 22:27
名前: 梨恋 (ID: ty0KknfA)

こんにちわ、初投稿します!!

梨恋といいます。


今回は、VOCALOID「鏡音リン・レン」による、
「囚人」と「紙飛行機」という曲の小説を
書こうと思っています^^




@登場人物@

・レン
ワケあって投獄されている、14歳の男の子。
リンに恋をする。

・リン
かなり重い病気にかかっている同じく14歳の女の子。
父親が牢屋の看守をしており、よく仕事場に遊びに行く。






※注意※
・初心者なので、おかしなことをしてしまうかも
知れませんが、ご了承くださいませ;;
・曲の解釈は、梨恋によるものです。
おかしくてもお見逃し下さい;;






4/28 完結しました!!

   何かリクエストあれば書きます!!←

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Re: 囚人・紙飛行機 ( No.1 )
日時: 2010/03/28 10:27
名前: 梨恋 (ID: ty0KknfA)


第一章 「囚人」(レン目線)


1.


ある時代、ある場所、僕は———
牢獄の柵越しに、恋をした。

Re: 囚人・紙飛行機 ( No.2 )
日時: 2010/03/28 10:45
名前: 梨恋 (ID: ty0KknfA)


2.


ある日僕は、友人に誘われて、とある場所へと向かった。
「面白いモノが見れる」
友人はそう言い、僕の手を引きながら、暗い森を指差した。
僕は、友人の今までにないような表情を見て、嫌な予感がしつつも、友人が僕に見せようとしているのがどんなものなのかが知りたくなった。

友人の後を追い、どんどん深い森の中へ足を踏み入れる。
しばらく歩くと、友人の向かっている方向に、何人か人がいることに気付いた。

寝ている・・・?

いや、あれは・・・

死んでいる。


僕は友人の手を引いた。
「ちょっ・・・何だよアレ・・・」
すると友人は、少しだけ笑った。
「実はな・・・あいつら全員、俺が殺した」
友人は近くの切り株に腰を下ろした。
「しょうがなかったんだ。俺の父ちゃんさ、借金してて・・・俺をおいて逃げやがったんだぜ?
———借金取りを殺さなきゃ、俺が逆に殺されてたんだよ・・・

で、でも・・・俺はまだ捕まりたくないッ!!」

と、突然友人が僕の背中を押した。
「悪いな、レン!! だが・・・俺のためだ!!」
友人は僕の手足を縄で縛ると、血まみれの包丁の柄を握らせた。
「な、何すッ・・・」
僕が何かを言う前に、友人は僕を置いてどこかへかけて行ってしまった。

そこから、僕の人生は狂いだした。

友人は、その数時間後に警察を呼んできて、僕が借金取りを殺したと証言。
僕が何を言おうと、握らされた包丁を証拠とされ、僕はあっという間に大量殺人犯になった。
この国は、犯罪を犯せば年齢なんて関係ない。

僕はすぐに牢獄へ入れられた。

何もしていないのに、自由を奪われて、迫害を受けた。
そんな僕に、救いの手を差し伸べる人なんて、誰もいなかった。


そう、彼女以外は———



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