二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 夢どころ@銀魂夢小説
- 日時: 2010/05/02 21:53
- 名前: 白石 恵桜 (ID: uDwIp9sO)
- 参照: http://gintama-dream@m,shiraishi
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- 涙の後に ( No.1 )
- 日時: 2010/04/05 15:09
- 名前: 白石 恵桜 (ID: uDwIp9sO)
- 参照: http://gintama-dream@m,shiraishi
沖田×ヒロインです。
沖田sideになります。
世の中ってのは非情なもんで
逢いたい時に逢えなくて
いつ死ぬかもしれない身で
女一人さえも幸せに出来ない。
本当に非情だ。
*
「だから…別れよう。」
携帯の向こうで彼女の泣き笑いのような声が聞こえてくる。
丁度、攘夷浪士の捕縛に向かうところだった。
「そうですかィ。」
俺は静かに携帯を閉じた。
ふと、頭の中にさっきの言葉がよぎる。
「攘夷浪士が捕まって、死者が出たってニュースで流れる度に不安になる。総悟だって私がいたら迷惑でしょ?」
確かにアイツは攘夷浪士が捕まると毎度のように電話をかけてきた。
まるで泣きそうな声で。
そして俺は幾度となくアイツとの約束を破ってきた。
誕生日も、クリスマスも。
それでもアイツは我慢強く待っていてくれた。
だが、これ以上はもう限界なのだろう。
"もう2人ともボロボロになっちゃうよ"
「だから別れよう…か。」
「どうした総悟、フラれたか?」
となりにいた土方コノヤローが聞いてきた。
「ええ。こっぴどくやられましたねィ。これだから女にはかなわねェや。」
「これを機に少しは真面目に仕事しやがれ。」
笑い話じゃねェよコノヤロー。
絶対アイツより斬ってやると心に誓ったが、いつもより身が入らなかった。
それどころか左腕に深手を負わされた。
*
屯所に帰って携帯を開いてもアイツからの連絡は無かった。
「当然か…。」
しかし、いてもたってもいられずこっちからかけてみることにした。
「総悟…?」
声が枯れている。
風邪か?
「風邪、ひいたんですかィ?」
「ううん、大丈夫。それよりどうしたの?」
しばらく沈黙が流れる。
俺はためらったが、今までためこんでいた思いを一気に掃き出す。
「すいやせん。俺ァ、アンタに心配ばかりかけてきた。約束も破った。それでもアンタは待っていてくれた。…俺ァろくでもねェやつだ。」
しかし次々に出てくる不確かで形を成さないものを彼女はさえぎった。
「そんなことないよ。私、ずっと総悟が好きだった。同い年なのに私よりずっと大人で、ずっと強くて。でも、私がいると…」
携帯の向こうで彼女が泣いているのが分かった。
「ずっと…待たせちまいましたね。」
とめどなく溢れるものを電話の向こうにいる相手に全て伝える。
「俺と…もういちど—。」
世の中ってのは非情なもんで
逢いたい時に逢えなくて。
それでもつながっていられる。
本当に非情だ。
だが、この世界もまだまだ捨てたもんじゃねェ。
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駄文だなぁ…
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