二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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らくだい魔女と天使の宝石 (久しぶりに続きを書きました)
日時: 2010/06/07 16:59
名前: やや (ID: uzSa1/Mq)

コンニチハ。
らくだい魔女シリーズを二次小説で書いて行きたいと思います!

ストーリーは……


フウカがカリンとチトセを巻き込んだ冒険で死んでしまった!!
天国で出会ったのは、死神のミンク。
生き返るには、魔法の国に落ちた天使の涙を見つけなければいけない!?
フウカは、魔法学校に別人として転入して涙を探すが、チトセやカリンにばれそうになって…!?

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Re: らくだい魔女と天使の宝石 ( No.1 )
日時: 2010/04/28 17:53
名前: やや (ID: uzSa1/Mq)

意識が遠のくのを感じた……————





「フウカッ!おい!フウカッ!」
「フウカちゃん!」
遠くでチトセとカリンの声が小さく聞こえる。
(でも…もう、何も喋れない……体が…中に浮いてる感覚しか……ない……————。)

Re: らくだい魔女と天使の宝石 ( No.2 )
日時: 2010/04/28 18:22
名前: やや (ID: uzSa1/Mq)


















「………フウカちゃん」



あたしの名前を誰かが呼んでる?
いったい…誰…?


「気がついた?」

「…………」
何がなんだか分からなかった。
最後に聞こえたのは、
チトセとカリンの声だけ。
それに……体が中に浮くのを感じて…あたしは……死んだんじゃあ…


「ええ。フウカちゃんと言う女の子は死んだわ。」
顔を上げて一番にとびこんできたのは、小花が散りばめられたミニスカートに、白いブラウスを着たお人形さんの様な女の子。
「貴方だれ?ここはどこ?あたし…死んじゃったの!」
今にも泣き出しそうな顔で目の前の女の子に迫ったあたしを、女の子は「まぁ、落ち着いて。順を追って話すわ」と言って、なだめた。



「まぁ、紅茶でも飲みながらゆっくり話しましょ」
と言って、手をパチンと一回叩いてテーブルとイスを、
もう一回叩くと紅茶の注がれた湯気の出ているティーカップと、おいしそ〜なケーキがいっぱいのったお皿を出してくれた。

あたしは感激して、「すっご〜い!」と褒めた。


あたしと女の子が席に着いた所で、
女の子は、順を追って話してくれた。


Re: らくだい魔女と天使の宝石 ( No.3 )
日時: 2010/04/28 21:25
名前: やや (ID: uzSa1/Mq)

女の子のお話









この世界は全て時間と言う時計の上に存在している。
勿論、私たちが生きているのは時間と言う時計の上。

そして、何かのはずみで強制的に時計の中心点に来てしまう事を、『死』と言う。
それは、時計の中心が動くと時間がゆがんでしまう事から、時計の中心は動いていないという事。

そして、時計の中心に存在している空間を、『天界』と呼ぶ。
天界は、死んでしまった人と『生きているはずだった人』が居る空間。

(生きているはずだった人とは、本当は死なないはずだったのに、死んでしまった人の事を言う。)

死んでしまった人は、魂をリサイクルして新しい体として人生を送る為に時間と言う時計の上に戻る事が出来る。
勿論、記憶から何から何まで全てを消去しておく。

生きているはずだった人は、しばらく普通に過ごした後、死神になる。
と言っても、体も名前も変わってしまう。
記憶は、風となって跡形も無く消えてしまう。

ちなみに死神の仕事は、天界に来た人に
『天界の事を教える』
『死んだ事を教える』
『名前を教える』
の、3つだけ。

(『生きているはずだった人』には、死神の事も教える。)

(死神には服装の決まりがなく、天界では何でも自由と言う事が、よく分かる。)


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