二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- あまつき【天竜桜*〜ココロノ君へ〜*】
- 日時: 2010/06/19 07:56
- 名前: ターフ ◆lrnC2c/ESk (ID: 8keOW9sU)
- 参照: http://名前変えたよ★(元はトコ)
初めましての人は初めまして。
知っている人はこんにちは。
戦国BASARA小説もやっているターフです。
月刊ゼロサムのあまつきの小説を始めたい一心にて、始めました!
あまつきを知っている人も知っていない人も大歓迎です。
まずは主人公設定から。
【主人公設定】
名前:園国 菖蒲(そのこく あやめ)
性別:女
性格:マイナス思考、冷静に状況をすばやく把握
容姿:髪色は藍色で少しロングヘアー。
右目は帝天の設定で天竜人の象徴である竜の鱗と竜の目を持つ(竜の目の色は金色)。
だが、あまりにも力が強すぎる為眼帯で覆い隠している。
左目は真紅のような赤色。
その他:江戸の町に迷った15代目の白紙の者だったが、その権利を次の白紙の者に譲った為帝天が新しく設定した姿。
本来は人間だったのだが、帝天の設定により竜の呪いを受けた。
そのおかげで「半妖半人」になり、帝天を合わせた四天王の裏の番人とされた。
設定される前の記憶があり、かなり状況の把握が素早い。
坂神神社の27代目当主である銀朱とは仲が良いらしいが…?
サンプルボイス☆:
「あなたは…白紙の者ですか?」
「私は、自分が憎いほどです……」
「あ、そう言えば…これではありませんか?」
「銀朱は何処ですか?」
♪本編♪
プロローグ>>1
第1話 〜竜の目〜>>2
第2話 〜おもちゃ〜>>3
第3話 〜祈り〜>>4
第4話 〜選択〜>>5
第5話 〜六合鴇時〜>>8
第6話 〜「姫様」と言う枠〜>>10
第7話 〜告天「夜行」〜>>11
第8話 〜思いつき〜>>12
第9話 〜方向違い〜>>14
第10話 〜プレッシャー〜>>15
第11話 〜右目の声〜>>23
第12話 〜監視〜>>24
- Re: あまつき【天竜桜*〜ココロノ君へ〜*】 ( No.2 )
- 日時: 2010/05/14 20:16
- 名前: ターフ ◆lrnC2c/ESk (ID: 3c0JYUg8)
- 参照: http://名前変えたよ★(元はトコ)
「——嫌っ…!」
バッと悪い夢から覚めるように彼女は闇の中で起きた。
彼女は荒い息をして周りを見て、右目にしている眼帯をさすった。
「…嫌いな夢がまた、か」
彼女の名は園国菖蒲。
元々、人間であり白紙の者として選ばれた彼女だったが天が定めた罪を犯した為普通の人間ではなくなってしまった。
夢の中で思いっきり走る今の自分よりも良かった姿を思い出してしまった。
あれから三年が経つが、彼女の記憶はいつまでも消えなかった。
彼女の友達や仲間、江戸の優しい人達の顔が昨日のように浮かぶ。
だが彼女自身は辛かった。
今の彼女には…天が定めた呪いが——蝕んでいた。
「朝…かな?」
闇の中を不自由なく歩いて、光の差す方へと歩く。
「ん…」
闇ばかりいたせいか、彼女は手を挙げて眩しい光を断った。
段々慣れ、彼女は森の奥に進む。
彼女は何も迷いなく。
広い広場のような所に辿り着き、彼女は言った。
「——梵天…おはよう」
「——早い目覚めだね、菖蒲」
そう言うと何処からか一人の男が舞い降りてきた。
彼の名は梵天。
彼は四天王の一人で、菖蒲の事を知っている唯一の人物だった。
彼、梵天は彼女に向かって言った。
「菖蒲、君はまた…——白緑が見た天網を見るのかい?」
白緑……———。
その名は、梵天の名付け親でありこの森の天座…普通の妖怪よりも強い妖怪の名だった。
その白緑は三年前、菖蒲が「半妖半人」でこの地を彷徨っていたのを拾い菖蒲を育ててくれた優しい妖怪だった。
だが、その三ヶ月後には…——彼はこの世から消えてしまった。
菖蒲は少し俯いた後、梵天の眼差しを見るように頷いて言う。
「…それしか、未来は導き出せないから」
自分の経験を思い出して菖蒲は、右目の眼帯をはずす。
そこには………——竜の目の金色が光っていた。
第1話 〜竜の目〜
- Re: あまつき【天竜桜*〜ココロノ君へ〜*】 ( No.3 )
- 日時: 2010/05/14 20:17
- 名前: ターフ ◆lrnC2c/ESk (ID: 3c0JYUg8)
- 参照: http://名前変えたよ★(元はトコ)
パキパキッと竜の鱗が呻るが三年前よりは随分痛くなかった。
これは白緑の力のおかげだろう。
たった三ヶ月の間の仲だったが、白緑は優しく接してくれた親のような存在だった。
彼女は睨むように空を見る。
フワッと微量な感じの糸……——天網が見えた。
天網とは、帝天と言う神が描いた物語を糸にしたような物。
それぞれ四天王はそれを見て行動するようされていた。
例え先の未来が壊れたとしても、帝天は修復するのだ。
彼女もその天網を見る。
彼女は、唯一帝天に認められ帝天を裏切る者を裁いたり天網を元に戻す…。
それは心が痛く、本来は憎むような役職だった。
そんな彼女の今の心は気にしていない。
心が痛いとは何なのかすら感覚にない。
多分これは、呪いが彼女の体に慣れてきたせいだろう。
「…やっぱり、一部壊れている」
森の奥に近い所を見てそう呟いた。
「帝天の糸を結ぶのかい?」
梵天は森の奥の方を見ている菖蒲に言った。
菖蒲は頷くだけ。
梵天は少し悲しい瞳をして言う。
「菖蒲、一つ言っとくよ…」
「…何、梵天?」
「——白紙の者が現れたよ」
「——ッ!」
苦痛な顔をして梵天を見た。
菖蒲は少し荒く言う。
「どう言う事ですかっ!少し経たないと現れないと書かされていた筈ですっ!」
梵天は少しため息を交えた声で菖蒲に言った。
「僕がやったわけじゃない。やったのは……——夜行なんだろうね」
「まさかっ…ありえない…帝天を裏切る気なのか!」
夜行……それは実像がない者であり、帝天が認める四天王の一人で通称は「告天」と呼ばれている。
「いや、多分…——白紙の者だと分かって行動したと思うよ」
梵天は荒い声を出した菖蒲をなだめた。
そして、どこかに行くように後ろを向く。
菖蒲は少し荒い息を呑んで梵天に囁くように言う。
「梵天…貴方は白紙の者に会うのですか?」
「——!…敵わない位鋭いね、菖蒲。そう、僕は会いに行くよ」
梵天は少し苦笑して菖蒲を見た。
菖蒲は少し俯いて言う。
「何故…何故、貴方は帝天の天網に従わないのですか……?」
梵天はけろっとした顔で菖蒲を見ずに話を繋げるように言った。
「それはもちろん…——君みたいな誰かの指示に動くようなおもちゃじゃないからさ」
「——!」
そう言葉を残して彼は飛び去って行った。
第2話 〜おもちゃ〜
- Re: あまつき【天竜桜*〜ココロノ君へ〜*】 ( No.4 )
- 日時: 2010/05/14 20:17
- 名前: ターフ ◆lrnC2c/ESk (ID: 3c0JYUg8)
- 参照: http://名前変えたよ★(元はトコ)
「私は、自分が憎いほどです……」
梵天が去った後、一人ポツンと呟いた。
右目の竜の目はギョロギョロと周りを見るように動いた。
その右目に眼帯をスッとかけて、ギリッと歯音を立てた。
自分は帝天に逆らうのが怖いのだ。
あの時、逆らった事は今だって忘れない。
帝天は記憶を消したと思っているが、菖蒲自身消えていない。
自分の運命…これを乗り越えていく自信は今は無い。
「どうして…梵天や彼は、無謀すぎるのでしょうか…」
坂神神社の今の当主、二十七代目銀朱とは仲が良かった。
坂神神社の当主は実は男。
男は姫巫女にならないしきりになっているのは前から菖蒲は知っていた。
その銀朱の彼は、一人で何かをやろうとしている。
私は……彼を裁いて…良いのだろうか?——。
裁かないといけない運命と裁けない自分との葛藤は昔ながらある。
その葛藤の答えは…まだ無かった。
「妖怪混じりの人間…それはなんと言う気持ちの悪い生き物なんでしょうね…」
菖蒲は自分を責め続けなければ…この体では生きていけなかった…。
それ位、呪いは強く苦しいもの。
とは言っても…誰もこの気持ちなんか……知らない…——。
彼女は瞼を閉じて、祈りを捧げた。
何も…この先に無いように……。
第3話 〜祈り〜
- Re: あまつき【天竜桜*〜ココロノ君へ〜*】 ( No.5 )
- 日時: 2010/05/15 06:09
- 名前: ターフ ◆lrnC2c/ESk (ID: 3c0JYUg8)
- 参照: http://名前変えたよ★(元はトコ)
この世界を生きられるのは、だた唯一勝ちを取る者………———。
その未来には不自然な物などあるはず無いのに、ガラスの金魚撥のように壊れてく………———。
この先、天網を操るのは………———。
妖怪か…人間か…帝天か…それとも………———。
この世の定めを基準とし………———。
彼岸とこの世のあまつき、どちらを取るか………———。
その選択は白紙の者と天竜人しか知らぬ世界………———。
白紙の者と天竜人のなす術は………———。
赤の椿と白の椿のような対称な物………———。
シャンシャン鳴らす鈴の音………———。
この世を震わすのは告天………———。
シャンシャン鳴らす鈴の音………———。
この世の妖怪の頂点に立つのは梵天………———。
シャンシャン鳴らす鈴の音………———。
この世の人を導き出す暁天………———。
シャンシャン鳴らす鈴の音………———。
この世を創った神帝天………———。
シャンシャン鳴らす鈴の音………———。
彼らの選択肢は途切れ途切れでどう進む………———。
この世を震わす者が白紙の者ならば、この世の神を打ち倒せ………———。
この世を震わす者が天竜人ならば、この世の終焉を告げよ………———。
この運命に、二人の運命が……——今、重なるぞ。
その重なりの先には………———。
人間の世と妖怪の世………———。
どちらか一つが選ばれる………———。
彼岸とあまつき………———。
どちらか一つが選ばれる………———。
さぁ、鳴らそうか………———。
白紙の者と天竜人の話のベルを………———。
さぁ、始めよう………———。
二人が選ぶこの世の揺らぎを………———。
第4話 〜選択〜
- Re: あまつき【天竜桜*〜ココロノ君へ〜*】 ( No.6 )
- 日時: 2010/05/14 20:00
- 名前: 牙暁 ◆NIJKkC7BnA (ID: 3r6DhwLS)
お久っっ!!!
あまつき来たぁぁぁぁぁ!!!!!
ぅち、あまつき大好き////
特に鴇と紺と露草が好き!!
あまつきは萌えの塊だぁぁぁ!!!!
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