二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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イナズマイレブン。死す 
日時: 2011/02/24 21:24
名前: 朝駒 (ID: nvLkUcGh)

コメントくださった方々

ルカぴょん様
パンドラ様
マカロン様
Zion様
kikuto様
円堂はるか様
朝奈様
MiNi様
鑢様
海刀(ソード)様
成神 瑠希亜様
宇都宮 虎丸 様
(●A●) 様
りま 様
あかっち様
メグ様
ゆきうさ様
吹雪様
蒼月様
桜姫様



ありがとうございます


プロローグ

〜東京のとある倉庫〜(傍観的)
 深夜、倉庫のひとつで突然物音がした。それは倉庫の中にあるドラム缶が落ちるおと。それと誰かがどさっと倒れる音だった。
 そして倉庫の中は血で真っ赤に染まり、倉庫から一人の少年が出てきた。手や服、顔は返り血がかかっていた。ゆっくりと顔を上げ、星をただ呆然と・・・・

        吹雪士郎は見つめていた。

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Re: イナズマイレブン。死す ( No.1 )
日時: 2011/01/04 14:45
名前: 朝駒 (ID: nvLkUcGh)












1章 葬式






 1  〜12年後〜
 〜稲妻総合病院〜(院長目線)
 バサッ
 今俺が持っていた紙が床に落ちる。紙を拾う。やはり野兵さんには手術が必要だろうか。しかし、体力的には無理だし、リハビリから始めるように伝えなくては。それが一番先だ。
 俺は、カルテに目を通しながら机にあったコーヒーカップをもって口にする。コーヒーなのに、やたら甘い味が口に広がる。
 「有香だな」ふっと笑みがこぼれる。有香とは俺の妹で時々コーヒーをもってきてくれるが、なぜかはちみつをいれる。
 外でビュュュゥと風が吹くのが聞こえる。
 窓に目を向けると、多くの木々がどれも赤や黄色に染まっていた。
 「秋はおだやかだな。」

 コンコン「しつれいします。」看護師の声がする。「入っていいぞ。」窓にむけて座っていたイスをくるりと戻す。部屋にはいっててきたのは中年看護師の舞沢。
「明日行う手術の件ですが・・・」
 トゥルル、トゥルル『先生、3番にお電話です。』舞沢の声をさえぎって、電話が鳴る。失礼と舞沢にいいながら、受話器をとる。
       この電話が始まりとなる。
3番というと家の電話か。
「ハイこちら稲妻総合病院、院長の豪炎寺ですが・・え?ああ・・なんだって。」豪炎寺の顔がみるみる変わっていく。」目の前の事実に驚いてうまく対応できない。「まさかそんなこと・・。」電話を置く。「どうかしましたか。」舞沢が問う。豪炎寺は椅子に座りこむとこういった。


      「エンドウガシンダ」



Re: イナズマイレブン。死す ( No.2 )
日時: 2010/10/12 13:42
名前: ルカぴょん (ID: zJordqWS)

初めまして〜ルカぴょんです。
初コメで〜す。
円堂が死んだ!うそキャプテ〜ン
読んでると、どきどきします。
がんばって!

Re: イナズマイレブン。死す ( No.3 )
日時: 2010/10/15 16:24
名前: 朝駒 (ID: nvLkUcGh)

 2 〜会場〜(鬼道目線)
 その日は風がやけに冷たく感じた。まるで俺の冷えた心をさらに冷やすかのように。
 「豪炎寺、こっちだ。」遠くに見えた豪炎寺を呼ぶ。こちらに気づいた豪炎寺が歩いてくる。「すまない。呼ばれたとき一瞬お前だときづかなかった。」豪炎寺すこし笑って見せた。「ああ、今はあの時のようにマントもゴーグルもしてないからな。」答えながら豪炎寺の顔をみた。やつれているようだった。目の下に少し隈がある。寝てないのか。
 会場に入るとさっきはいったときより重い空気がたちこめていた。人数が増えたせいだろうか。人々は悲しく暗い顔をしている。そしてみな言う。
       「まさか円堂守が死ぬなんて。」
 受付をすませた豪炎寺とともに中に入っていく。皆ひそひそと声をひそめてはなしている。話しているひとの数々の言葉が耳にひっかかる。
「まだ若いのにねぇ」
「かわいそうにこれからだっていうときに」
「事故死だって聞いたけど」
「ほんとのところどうかわからないみたい」
「警察はまだなにも発表していないって」
俺はその言葉の意味をよく理解できなかった。
 

Re: イナズマイレブン。死す ( No.4 )
日時: 2010/10/23 20:03
名前: 朝駒 (ID: nvLkUcGh)

 3〜会場〜(鬼道目線)#2
 さらに奥に入っていく。「あのメンバーはもうきているのか?」と豪炎寺に問われ、大体はきていると答える。
 一番初めに円堂の死を知ったのは俺だと思う。電話でそう知らされ、イナズマジャパンのメンバーに連絡をし、そしてこの式場の管理もすべてやった。それでもまだなにかやれることはないかと探し回っていた。円堂のためにできることはないか。おれはいまでも円堂を尊敬していたのかもしれない。
 「あ、鬼道さん、豪炎寺さん、こっちです。」手をあげてよんでいたのは、
「久しぶりだな。立向居」
立向居と一緒にいたのは土方、綱海、染岡、虎丸、飛鷹、半田、壁山、小暮、佐久間の10人だった。
「またあえてよかったぜ」と染岡。
「十年ぶりぐらいか。」豪炎寺
「12年だよ」半田
「まあとにかくあえてよかったんじゃん」綱海
「はい」虎丸
変わらないな。みんな。ふとおもう。
「ほんとは綱海とさ同窓会でもやろうとかはなしてたんだけど・・」土方
「まさかこんな葬式会場であうとはな」
うしろから声がきこえた。振り返ると
「不動!」
そこには壁にもたれかかり手をくんだ不動がいた。
「よう」



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