二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- イナズマイレブン 異世界の危機 お知らせです!
- 日時: 2011/10/30 18:40
- 名前: 桜花火 (ID: /HyWNmZ0)
はじめまして!桜花火といいます♪
小説は初めて書きます
荒らしや悪口、パクリなどはやめてください
注意!!
↓↓↓
・キャラ崩れありの可能性
・ほかのアニメをパクりまくる
・まだ、円堂世代(天馬くん一切出ません)
・同一人物が出てくる、いわゆるパラレルネタ
・もう一人の守と修也が仲が悪い
・春奈がブラコン
・夏未がいろいろとすごい
・「円冬」要素あり(パラレル)
・エイリア石がある
・闇堕ちしている
・後半流血あり
以上の事が許せる方は、どうぞ!!
・お知らせ!>>716
・現在、第一章完結
第二章45話まで更新しました!!
・魔法の応募に関しては>>494へ!!!
・藍蝶様に作っていただいたイメージソング >>306
・バトン
『天然看護師とトマト嫌いの野望』 >>524
☆★☆目次★☆★
プロローグ >>1
〜異世界救出編〜
第01話 「変わらない日常」 >>13
第02話 「見た夢」 >>14
第03話 「危険な影」 >>15
第04話 「現れた敵」 >>21
第05話 「始まる闘い」 >>23
第06話 「地獄の試合」 >>25
第07話 「異世界の姫君」 >>26
第08話 「パラレルワールド」 >>27
第09話 「三つの理由」 >>30
第10話 「すべての始まりⅠ」 >>31
第11話 「すべての始まりⅡ」 >>32
第12話 「すべての始まりⅢ」 >>36 >>38
第13話 「すべての始まりⅣ」 >>41
第14話 「すべての始まりⅤ」 >>42
第15話 「すべての始まりⅥ」 >>43
第16話 「助け」 >>44
第17話 「戸惑い」 >>45
第18話 「出発」 >>46
第19話 「フェアリー王国」 >>48
第20話 「静かな町」 >>50
第21話 「もう一人の自分」 >>52
第22話 「わがまま姫」 >>56
第23話 「闇に沈む者」 >>58
第24話 「攻め来る嵐」 >>59
第25話 「悲しみと憎しみ」 >>68
第26話 「消された記憶」 >>75
第27話 「兄のために…」 >>77
第28話 「士郎とアツヤ」 >>78
第29話 「フェアリー王国の夏未」 >>83
第30話 「質問タイム!」 >>86
第31話 「呪われた子供」 >>98
第32話 「呪われた過去」 >>105
第33話 「初めての友達」 >>106
第34話 「練習再開?」 >>108
第35話 「夏未の腕前」 >>113
第36話 「河川敷にてサッカー」 >>122
第37話 「いよいよ夕食」 >>123-124
第38話 「嘘つき」 >>128
第39話 「黒き城へ」 >>131 >>135 >>138
第40話 「死合開始」 >>141 >>142 >>143
第41話 「力の差」 >>147 >>150
第42話 「試合か死合か…」 >>151
第43話 「炎と氷と…」 >>154
第44話 「消えた命」 >>171
第45話 「静まる爆風」 >>173
第46話 「真の姿」 >>187
第47話 「コワスダケ」 >>202
第48話 「総攻撃」 >>216
第49話 「水のドラゴン」 >>223
第50話 「憎悪の欠片」 >>228
第51話 「諦めない心」 >>241
第52話 「最後の試合」 >>246 >>247
第53話 「大切な人」 >>248
第54話 「つかんだ勝利」 >>254
〜魔光石(まこうせき)編〜
プロローグ2 最強の兵器 >>255
第01話 「帰還」 >>265-266
第02話 「ただいま」 >>272
第03話 「永続の魔法」 >>275-276
第04話 「危険物」 >>280
第05話 「災い」 >>287-288
第06話 「戻れない」 >>294
第07話 「強さ」 >>300-301
第08話 「試練の間」 >>304-305
第09話 「声なき少女」 >>312
第10話 「飛火炎愁」 >>313-314
第11話 「義姉の存在」 >>346
第12話 「予言者」 >>364
第13話 「狼の瞳」 >>388
第14話 「平和か戦争か」 >>403-404
第15話 「水晶の園」 >>408-409
第16話 「遊びと殺し」 >>416
第17話 「守りきる者の覚悟」>>426
第18話 「笑いあうため」>>436-437
第19話 「融合魔法」 >>444-445
第20話 「悪魔の呪文」 >>446-447
第21話 「変わり果てる姿」 >>450
第22話 「奇跡の力」 >>453
第23話 「蝶の少女」>>454-455
第24話 「適任者」 >>467
第25話 「堕ちた世界」 >>468-469
第26話 「一筋の光」 >>470-471
第27話 「影使いカリア」 >>472-473
第28話 「託された想い」 >>477
第29話 「一人の少年のため」 >>486-487
第30話 「ささやかな願い」>>488
第31話 「兄妹の約束」 >>495-496
第32話 「交差する想い」>>500-501
第33話 「一度に懸けた勝負」>>502
第34話 「災難を呼ぶ三人の少年」>>505-506
第35話 「新種の魔物」>>509
第36話 「瞳の十字架」>>518
第37話 「囚われの身」>>528
第38話 「少女の裏切りと少年の目覚め」>>530-531
第39話 「賭け事」>>538-539
第40話 「風の裏切り者」>>544-545
第41話 「あの時の涙」 >>547 >>550
第42話 「消えることのない罪」>>561 >>564 >>567 >>570
第43話 「心を包み込む灰色」>>593 >>597 >>607
第44話 「決意と思い」>>614-616
第45話 「早すぎた旅立ち」>>639 >>651
☆★☆オリキャラ紹介★☆★
〜チームレイヤー〜
名前【ナタク】
性別【男】
性格【紳士的な感じで、頭がいい】
容姿【薄い紫色のロン毛、身長が高い】
一人称【「私」キレると「俺」になる】
その他【チームレイヤーのキャプテン
現在生死不明】
名前【ルナ】
性別【女】
性格【クールで人に対して基本的に冷たい】
容姿【茶色いストレート、目の近くに小さなほくろ】
一人称【私】
その他【チームレイヤーの副キャプテン
現在生死不明】
名前【シェルー】
性別【女】
性格【活発で明るい、たまに発言が怖くなる】
容姿【オレンジ色のショートカット、体は小さい】
一人称【私】
その他【チームレイヤーのMF、よくルナに抱き着く
春奈に殺されたフリをしていただけで、
現在はまだアルティスのもとで活動中】
名前【ショウ】
性別【男】
性格【めんどくさがり屋】
容姿【金色の髪色だが髪型には特徴はない、左目に眼帯】
一人称【俺】
その他【チームレイヤーのFW
現在生死不明】
〜魔法界〜
【魔法界】
円堂たちがいる世界とは違う次元の世界、魔法や魔力などがある。この世界には性格は異なるが円堂や豪炎寺などに酷似している人物がいる
【魔法】
フェアリー王国で判明している魔法は大きく分けて『火・水・風・雷・氷・地・光・闇』の八つの属性である。この中でも闇と光の二つは力が最も大きい
【魔力】
魔法を使う時の力の源、魔法と同じく八つの属性がある。魔法を使う際は、この魔法と同じ属性の魔力を使い、魔法を発動させる。魔力が少なくなると、疲労が増し、最後には力尽き倒れてしまう、だが死ぬことはない、体を休めれば魔力は自然に回復する。人によって魔力の量は異なる
【依頼】
フェアリー王国では仕事と同じ意味。ほとんどは城の兵士たちが金や物をもらうために受ける。依頼にはレベルがあり、兵士たちはそのレベルに合ったまたはそのレベルより低い依頼しか受けられない。レベルは依頼をある程度受け、試験に合格するとあげることができる。依頼には十一のレベルがある。現在夏未だけ全てのレベルを受けられる。
〜フェアリー王国〜
名前【冬花】
性格【明るく誰に対しても優しい】
容姿【円堂たちの世界の「久遠冬花」と同様】
一人称【私】
能力【予知夢を見ることがある、しかし、まだ使いこなせていない】
属性【光・氷】
魔法【回復魔法】
武器【なし】
その他【国の姫で嵐の妹。フェアリー王国の守たちと幼馴染】
【サンプルボイス】
「私はみんなの事が大好きだよ!」
「敬語はやめてっていってるでしょ?」
「これで、皆の気が沈むなら私は死んでも構わない!!」
「お願い…思い出して…」
「やっと言える、貴方への気持ち…」
名前【嵐】
性格【クール】
一人称【俺】
属性【光と闇】
魔法【攻撃の遠距離魔法】
武器【大太刀】
その他【国の王。冬花の兄。シスコンだが、たまに冬花をいじる。悠哉と幼馴染。フェアリー王国で最も魔力が強い】
【サンプルボイス】
「またあのクソガキどもか…」
「冬花に手出しするなよ?」
「小さなことで怒るなんて、まだまだ子供だな」
「知ってるか?この国に手を出したら俺が許さないって」
「闇と光、混合をなし得る時、我に力を…」
名前【悠哉】
性別【男】
性格【優しく真面目で気配りがいい】
一人称【僕】
属性【氷と雷】
魔法【結界魔法と幻術魔法】
武器【身長より少し長い杖、杖の先端に大きな鏡がある】
その他【国の神官。嵐の幼馴染。嵐の次に魔力が強い】
【サンプルボイス】
「嵐、また冬花さんに意地悪したの?」
「王にとって貴方がたも大切な人たちなんですよ?」
「国の姫だから本当の自由がないんですよ…冬花さんは……」
「本当にそっくりですね、貴方と守さんは」
「我が氷の力、絶対なる結界を作り出し、世界を包め…」
名前【夏未】
性格【前向きで元気、
人をからかうのが好き
戦闘時は真面目になる
嘘をつくのが苦手】
容姿【円堂たちがいる世界の「雷門夏未」同様、
髪は後ろでポニーテイルにまとめている】
属性【火】
魔法【物理の攻撃魔法
補助魔法】
武器【大太刀
柄の部分に火と竜のマークがある】
過去【スノー国に生まれ、呪われた子供とされた
ある謎の女性が助けた
孤児】
その他【冬花の幼馴染
フェアリー王国最強の剣士。紅蓮の剣士とも言われている
依頼はほぼ単独行動】
【サンプルボイス】
「もう一人の私って、お嬢様?」
「どうでもいいけど、早く片付けさせてもらうよ!」
「守く〜ん、貴方の未来のお嫁さんが呼んでるよ〜」
「あっ、うっ、えっと、それは………ごめんなさい……」
「私は呪われた子供として生まれたけど、姫の事も国の事も、ちっとも恨んでなんかいませんよ?」
名前【春奈】
性格【明るいが寂しがり屋なところと
嫉妬深いところがある】
容姿【円堂たちがいる世界の「音無春奈」同様
赤いメガネの淵に小さな竜が削られている】
属性【水】
魔法【遠距離の攻撃魔法
防御の魔法】
武器【水で造形した弓矢と楯】
過去【年の離れた兄を殺された
孤児】
その他【冬花の幼馴染
よく守と修也と言い合いをする
夏未たちに比べて、魔力が最も少ない
エイリア石を使い、王国を襲ったが、円堂たちにより、正気に戻った】
【サンプルボイス】
「私のお兄ちゃん、有人兄ちゃんを殺したのは貴女の国じゃない!!」
「それでも、許すの……?」
「守って、いじりがいがあるよねぇ〜」
「お、にい、ちゃん……?」
「剣はあまり使いたくないの…」
名前【修也】
性格【気が短く、誰に対しても厳しい
しかし、冬花だけには優しい】
容姿【円堂たちがいる世界の「豪炎寺修也」同様】
属性【火】
魔法【遠距離の攻撃魔法】
武器【大太刀
刃の部分が赤く、竜の絵が刻まれている】
過去【仲が良かった兄が敵になった
孤児】
その他【冬花の幼馴染
守と仲が悪い
エイリア石を使い、王国を襲ったが、円堂たちにより、正気に戻った】
【サンプルボイス】
「最初に俺の国に手を出したのはどっちだ?」
「この石があれば、兄さんだって倒せる……」
「バカは引っ込んでればいいんだ」
「俺の炎は水さえも焼き尽くす…」
「いまさら、兄貴面すんじゃねぇ!」
名前【秋】
性格【表情を出さず、おとなしく静か】
容姿【円堂たちの世界の「木野秋」同様】
一人称【私】
属性【風】
魔法【遠距離の攻撃魔法が中心
回復の魔法も使う】
武器【二つの黄緑色の銃
銃の側面には竜の絵柄がある】
過去【双子の姉を殺された
孤児】
その他【本を読むのが好き
冬花の幼馴染
エイリア石を使い、王国を襲ったが、円堂たちにより、正気に戻った】
【サンプルボイス】
「ここから先はいけないよ…」
「……面白くない」
「姫、また修也と守が喧嘩した……」
「私はもう風の国のアキじゃない!フェアリー王国の秋だっ!」
「古の風の力、今、ここに風神を蘇らせろ……」
名前【守】
性格【気が短く、警戒心が強い】
容姿【円堂たちがいる世界の「円堂守」同様】
属性【雷】
魔法【物理の攻撃魔法
攻撃力は高いが、攻撃以外の魔法は苦手】
武器【大太刀
刀は雷の性質で、雷の魔力を流すと
刃に電気がおび、雷の刀になる】
過去【両親を亡くし、記憶を消された
孤児
フェアリー王国に来た後、よくサッカーをしていた】
その他【冬花の幼馴染
冬花に気があるが、自分ではわかっていない
エイリア石を使い、王国を襲ったが、円堂たちにより、正気に戻った】
【サンプルボイス】
「……お前はだれだ?」
「俺はもう二度とあの人の笑顔を曇らせたくはないんだ!」
「サッカーはもう、しない…」
「こんな気持ちはダメなんだ……相手は国の姫だから…」
「姫、今まで辛い思いをさせて、すみませんでした…」
名前【茜】
性格【優しいがテンションがいつも高い】
容姿【ピンク色の髪をツインテールで、髪留めに赤色のリボンを使用している】
属性【雷】
魔法【遠距離の攻撃魔法】
武器【身長ほどの長さの槍】
その他【守たちよりは弱いが、フェアリー王国の上級レベルの兵士
夏未と仲が良く、彼女のことを「なっちゃん」と呼ぶ】
【サンプルボイス】
「なっちゃん、相手にしてよぅ〜」
「修也と守はなんでいつも喧嘩ばっかなの?」
「姫って、超かわいいよね〜」
「サッカーって、そんなに楽しい?」
「雷よ、叫べ!」
名前【アツヤ】
性格・容姿【亡くなった吹雪士郎の弟、「アツヤ」同様】
属性【氷】
魔法【物理の攻撃魔法】
武器【短剣】
過去【雪崩で家族を失った】
その他【茜と同レベル
リュウジとヒロトと仲がいい】
【サンプルボイス】
「士郎がいなくなってから、この世界がすべて真っ白になったかと思ったんだ…」
「俺は、お前たちに憧れている…だから、ここで決着をつける!」
「リュウジ?またどっかに遊びに行って迷ったんじゃないか?」
「兄貴とこっちの士郎、全然変わらないな!」
「夏未たちはうるさいぞ?特に守と修也は」
名前【リュウジ】
性格・容姿【円堂たちの世界の「緑川リュウジ」同様】
属性【風】
魔法【遠距離の攻撃魔法
探索の魔法】
武器【大きさが変わるブーメラン】
その他【茜と同レベル
アツヤとヒロトと仲がいい
極度の方向音痴】
【サンプルボイス】
「また、迷った…」
「ヒロトはなんか……やっぱいいや」
「守と修也は強いけど、俺も負ける気はしないね!」
「探索の魔法は使えるけど、いつも迷うんだよねぇ〜」
「小さいときは風介と晴矢もいたけど、あの二人は忙しいから…」
名前【風介】
性格・容姿【円堂たちの世界の「涼野風介」同様】
属性【氷】
魔法【遠距離の攻撃魔法
幻術魔法】
武器【氷のナイフ】
その他【フェアリー王国のレベル八の兵士】
【サンプルボイス】
「氷の世界に誘って(いざなって)やろう…」
「誰だ!?私のアイスを盗んだのは!!」
「黙れ、チューリップ」
「私に指図をするな」
名前【晴矢】
性格・容姿【円堂たちの世界の「南雲晴矢」同様】
属性【火】
魔法【遠距離の攻撃魔法】
武器【炎のナイフ】
その他【風介と同レベル】
【サンプルボイス】
「俺の炎で焼き尽くしてやる」
「誰がチューリップだ!!」
「そろそろ、お前も試験受けに行けよ…」
「ヒロトはただの変態だ、ほっておけ」
名前【夕香】
フェアリー王国の城下町に住んでいる少女。
修也と仲が良く、自分の兄のように彼を慕っている。修也とは血がつながっていない。
二年前、彼女にある事件が襲い掛かった。
修也はそれを解決する手段を探すため、多くの上級クエストに挑んでいる。
名前【ヒロト】
容姿【円堂たちの世界の「基山ヒロト」同様】
性格【いつもはどこか頼りなさそうだが、怒ると性格が豹変する
国のルールや掟に関してはものすごく厳しい】
属性【風・光】
魔法【物理の攻撃魔法、幻術魔法】
武器【トンファー
風の魔力を大量に流し込めば、トンファーに薄い黄緑色の炎ができ、刃物ようになる】
その他【最年少でレベル十一になった。
冬花の世界では、国の管理官であり、数々の国や街を訪れ、国の様子を見ている。(母国はフェアリー王国)
そのため、依頼は王族から頼まれたものしか受けられない。
管理官の中でも、最高位に立っている。
国にはたまにしか帰ってこない。】
サンプルボイス
【頼りないは、少し言い過ぎかな?】
【お前は、今ここで首を切り落とされたいか?】
【誰がなんと言おうと、俺は国の掟に従う】
名前【玲奈】
容姿・性格【円堂たちの世界の「八神玲奈」同様】
属性【風・水】
魔法【物理の攻撃魔法、回復魔法】
武器【忍者刀】
その他【レベル十の管理官。
おもにヒロトの付添人として行動している。】
サンプルボイス
【ヒロトはどこに行った?】
【私たちはこの国で育った、だから、この国を危険にさらすような真似をする奴は、一人たりとも生かせてはおけない】
【ヒロトも私も孤児だ…でも、そんな時、いつも助けてくれたのがあの人だった】
名前【カリア】
その他【フェアリー王国の城に仕えているメイド
実はアルティスの手下であり、フェアリー王国へはスパイとして潜入している
本名は「フレイミア」、影を使う魔術師】
名前【エギル】
その他【フェアリー王国で武器屋を開いている老人
女好きで守たちに「エロジジィ」と呼ばれている】
〜敵軍〜
名前【アルティス=スロード】
性格【常に冷静】
その他【今回の事件の元凶
まだ謎が多い
春奈たちを必要ないと判断した後、魔力の器を捕らえるために、何らかの行動を起こす】
【サンプルボイス】
「さぁ、行きましょう…」
「この石は素晴らしい……この石とお前たちがいればすべては俺のものだ!」
「なぜだ!貴様らはどうしてそこまで!!」
「消えろ!」
「すべてを消してやりますよ…」
【隕石(エイリア石)】
フェアリー王国に落ちた隕石。石に秘められた力は大きく、力を何倍にも増幅させることができる。しかし、その力は莫大なため性格や体を壊してしまう。アルティスとともに姿を消した
【魔力の器】
アルティスが狙っている物。一体どのような物なのかはまだ不明。
円堂たちと何らかの関係がある。
名前【?(少女)】
アルティスに囚われている少女。
同じく魔力の器に関係する。
名前【ロリー】
アルティスに仕えているメイド
名前【チェルト・フェイルス・テイル】
性格【お嬢様口調でおしとやか(?)】
魔法【植物の光魔法】
その他【アルティスの仲間、円堂たちを生け捕りにするため、フェアリー王国に来た
夏未と戦闘を行う】
名前【チェルタ・フェイルス・テイル】
性格【幼稚で好奇心旺盛】
魔法【】
その他【チェルタの双子の「兄」、弟と間違われることがある
アルティスの仲間、円堂たちを生け捕りにするため、フェアリー王国にやってきた
春奈と戦闘を行う】
〜投稿してくださったオリキャラ達〜
名前【飛火 炎愁】
性別【女】
性格【男っぽい口調、顔立ちから、良く男と間違えられる。
守達とは仲が良いのか悪いのか、よくわからない】
容姿【短いオレンジ色の髪が、ヒロトみたいに跳ねている
瞳の色は夕日色に染めたような綺麗なオレンジ
身長は吹雪(士郎)と同じくらい】
魔法の属性【火・風】
魔法の種類【遠距離&物理の攻撃魔法】
武器【日本刀(柄の部分が赤い刀。魔力を注ぐ事で炎や風をまとわせる事が出来る)】
サンプルボイス
「俺?俺は炎愁だ。よろしくな」
「俺は…女だああぁぁぁ!!!」
「守、修也!!喧嘩止めやがれえぇぇ!!」(と言いつつ混ざる)
向日葵様からのご投稿
名前【波風美麗/ナミカゼミレイ】
性格【クールだがあまりキツイことは言わない。
あまり笑わないが時々みせる笑顔は優しく穏やか
面倒見が良い。空手などが得意で接近戦もできる。武器を使わずとも戦える】
容姿【白に近い青色の膝ほどの髪の流し
深緑色の眼】
魔法の属性【闇・氷】
魔法の種類【遠距離・物理系の攻撃系】
武器【あり。氷と闇の巨大な鎌…普段は持っておらず必要な時に魔法で作り出す。】
サンプルボイス
「あたしは美麗。アンタは?」
「あぁ?アンタ、あたしに喧嘩うってるの?五体満足で帰れればいいわね?」
「…はぁ、いい加減にしなさい。迷惑よ」 夜桜様からの投稿
名前【飛導 鈴/ヒドウ リン】♀
性格【基本的明るい。でも毒舌をよく吐く。
いつも笑っているが、常に闇を抱えている。
運動神経、頭脳は共に半端ない。
格闘技が特技で、素手でナンパしてきた男の骨を折ったのは、100を軽く超える。
料理なども得意で、彼女の作る料理は絶品。】
容姿【白の腰くらいまで髪を黒いリボンでサイドテール。真紅の瞳。可愛らしい顔立ち。】
魔法の属性【氷・光】
魔法の種類【回復魔法&遠距離の攻撃魔法】
武器【光神刀(こうがみとう):光の魔力を宿しており、パワーを15倍まで増幅させる事が可能。
基本的に魔力は何でも宿す事が出来、入れ替える度持つ所の色が変わる。
味方にその意思があれば他人の魔力でもコレに宿して戦える。
また光で回復する事が出来る。刀から無数の白い蝶が出てきて、
その蝶が落としていくリンプンにより回復が可能(敵が浴びても効果ナシ)
常に背中に背負っている。
白銀玉(はくぎんだま):白いヨーヨー。糸がとてつもなく長く、
何処までも延ばす事が可能(魔力で)。
猫の爪みたいに出し入れ出来る毒を刃に、毒を仕込んであり、これに触れた相手はまもなく氷漬け&毒死。】
【サンプルボイス】
「こんにちは………!ふふ、今日も平和!………な訳ないしね」
「はぁ、コレで通算156人目のナンパ……;お相手、ヨロ^^」
「僕の白い髪は……気にしないで。お願い、いつも通りに接して」 藍蝶様からの投稿
名前【闇元 月実】(やみもと つきみ)
性格【めんどくさがりな性格。騒ぎ事が大好きで、ちょっと黒い所もある。意外に仲間思い。怒ると世界一怖い。料理がとても上手。武器無しでもかなり強い。】
容姿【背は円堂ぐらいで、髪は黒色のロングストレート(長さは腰まである)、目の色は明るい金色】
魔法の属性【雷・闇】
魔法の種類【遠距離&物理の攻撃魔法】
武器【闇の剣・雷の剣、普段は持ってなくて、使うときに魔法で作り出す。】
サンプルボイス【「どうも、……闇元月実です。」
「どうやら、死にたいようですね。」】 Dr.クロ様からの投稿
オリキャラ&新しい設定が出たらまた更新します!
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- Re: イナズマイレブン 異世界の危機〜参照3000突破!!〜 ( No.470 )
- 日時: 2011/07/31 21:06
- 名前: 桜花火◇16jxasov7 (ID: /HyWNmZ0)
26 一筋の光
私のワガママのせいで彼らに迷惑をかけてしまった。
私が余計なことをしなければ、彼らを傷つけることがなく、彼らは自分たちの夢にまっすぐ進めるはずだった。
でもしょうがなかったのだ、守たちを助けるには彼らが必要だったから、彼らのあの強い心が必要だったから、彼らを犠牲にしてしまった。
私はなんて極悪人でズルい人なんだろう。国の王女だから皆に守られてばっかりで、ずっと逃げてばっか。
でも、今回は逃げたくない。目を伏せてなかったことにはしたくない。自分の最愛の人たちをどうしても失いたくはなかった。だから知らず内にあんな行動をとってしまった。
——彼らを異世界に連れてくること。
結果的に守たちは救われた。この世界も平和になった。でも、彼らはどうだろう。
自分の家に帰れなくて、自分の家族や友達に会えなくなって、悲しいのに、苦しいのに、辛いのに………私はなんてことをしてしまったんだ。
思うたびに両目から涙があふれてくる。
今、走っている時も涙と汗が止まらず、流れている。
—悔しい
どうして私はこんなにも弱いのだろう。
—悔しい
どうして私は人に頼ってばかりなの。
自分問うても答えは返ってこない。当たり前の事。当たり前なのになぜかものすごく虚しく感じる。
「ハァハァ…着いた」
そう考えてたうちに私は神官の王室の扉の前までやってきた。
この姿を見られたら、また兄様に叱られる。
急いで両手で頬の涙を拭き取って戸を叩いた。
室内に戸を叩かれた音が響く。
「どうしたのですか?」
悠也のあの穏やかで優しい声が返った。
「あ、あのぅ冬花です」
「姫?どうぞ、お入りください」
室内に入ると、悠也は机に何やら難しそうな本を広げて、こちらを向いた。
「その…悠也さんに相談があって、ちょっとお時間いただけますか?」
「王には相談しないんですか?」
「だ、だって、兄様絶対に反対すると思うから…」
「フフッ、いいですよ。僕も少し姫に話があるので」
と言って、開いていた本を閉じ、本棚の空いているところに押し込み、冬花を椅子に座られると、自分も彼女の方を向くように、椅子を正面に直した。
「あの…私に話っていうのは?」
「たいしたことではありませんよ。それより、姫の話からどうぞ」
優しく笑いかけて、冬花の緊張を解いた。少し目が赤くなって腫れているのを見ると、また泣いたのだな、とすぐにわかったが、裾が少し濡れているということは、涙を拭いた、つまり触れてはほしくない、と彼女は思っている。本当は力になってあげたいが、あえて触れないようにした。彼女をこれ以上悲しませたくはない。
「えっと…円堂くん達の事です」
「その子たちに何か?」
「はい、私が彼らの世界に行く前、もう一つの世界に行ったの覚えてますよね?」
いきなり何を言い出すかと思えば、円堂たちが関係している話だとは思いしなかった。しかし、例のもう一つの世界と円堂たちに何の関係があるのだろうか。
「その世界にもう一度行きたいんです、円堂くん達をつれて」
「あの世界はもう助けようがありません。すでにアルティスの手に墜ちています」
「あ、アルティス!?あの人と何の関係が…」
「本来彼らは円堂さんの世界と同じ、あの石の野望を打ち砕き、勝つはずでした。しかし、その世界の運命はアルティスによって変えられてしまった」
目の色を優しさからどこか厳しそうなのに変え、冬花を正面から見つめ直した。
その瞳に強さに圧倒され、少しだけ両手に力を入れた。
「僕が姫をどうして円堂さんの世界と、その例の世界にしか行っていけない、と言ったのは、なぜだかお分かりですか?」
「もう消えているから…ですよね?」
- Re: イナズマイレブン 異世界の危機〜参照3000突破!!〜 ( No.471 )
- 日時: 2011/07/31 21:06
- 名前: 桜花火◇16jxasov7 (ID: /HyWNmZ0)
悠也がコクンと頷いた。
——消えている。いや、ほかの世界はもうパラレルワールドの概念から無くなっていると言うのが正しいだろう。存在はしている。しかし、何もかもが壊され、破壊されもう世界と呼べるものではない。つまり、今はもう滅ぼされているのだ。
その時まで、自分たちの世界、円堂たちの世界、それともう一つ酷似した世界。これらはまだ、被害が少なかった。
そのことを知っていた悠也は冬花に危険をさらさないために、別の世界へ行くのを拒んだ。もちろん、理由もつけて冬花に伝えたため、彼女はすぐに承諾をした。
冬花が異界へ飛んだあと、悠也と嵐は必死でその真相を探った。なぜ、こんなにも多くのパラレルワールドの世界が滅ぼされているのか。そして、見つけ出したのが——アルティス=スロードの存在。
冬花がその世界に着いた時には、もう手遅れだった。アルティスが支配し、円堂たちはダークエンペラーズの一員として、政府や全国のサッカー部の破壊活動を始めた。
「彼はパラレルワールドをすべて自分の物にしようとしている。だから、守さんや春奈さんを捕まえて、あの石を渡した」
「でも、その石を渡したところで、パラレルワールドに何か干渉でもあるんですか?」
「そう…問題はそこなんです」
悠也は椅子から立ち上がり、窓の方へと向かい、遠くの方を見つめた。
「あの石…円堂さんの世界ではエイリア石と呼ばれているんですよね?」
「はい」
「そのエイリア石は人体のパワーを急激にアップさせる力を持つ、しかし、その力は大きすぎて、耐え切れなければ、体を破壊することだってある」
「…」
息をのみ、悠也の言葉の一言一言を聞き入れていた。それはすべてアルティスと関係のあるものだった。パラレルワールド、エイリア石、守たちの監禁……
「彼はエイリア石を彼らに渡して、何をしたかったのか…それはおそらく『力の権力』というものでしょう」
「力の…権力?」
「えぇ、多くのパラレルワールドにその石の秘めた力を見せ、押さえつける。あるいは、それを使い、力を求めている者をこちらへおびき寄せる…つまり餌代わりです」
「餌…そんな…」
「彼は多くの人々を苦しめ、あの石でさえも餌代わりにする…この世に彼よりも闇に染まっている人がいるとすれば、それはもう人間ではない…」
いつもニコニコしている悠也からはとても想像のつかない表情だった。凍った氷の様で、とても冷たくて怖い。声もまるで悪魔みたいだ、顔がもう少し嵐みたいにクールであれば、完璧に冬花は怖気づいていた。
「円堂くん達をそこへ連れて行くことは……」
「燃え盛る炎の中に飛び込むようなものです。今の円堂さん達ではあの世界の自分たちを倒すことはおそらく無理でしょう。それに、アルティスはそれを狙っている」
「狙っている?」
「アルティスは姫の秘めた力そして、円堂さんの魔力の器としての素質を欲しがっている」
『魔力の器』、冬花が悠也に聞きた質問の一つでもあった。魔力の器というのはどういうものなのか、そして、なぜアルティスはそれを手に入れようとしているのか、何もかもが分からないまま、話は続いた。
「もちろん、円堂さんだけではない、豪炎寺さん、鬼道さんそれに……」
「それに?」
黙ってしまった悠也に、冬花はキョトンとした様子で聞き返した。
しかし、悠也は何事もなかったかのように、自分で言った言葉を訂正した。
「?」
「いいえ、なんでもありません。それより、円堂さん達をあの世界に連れて行きたいんですよね?」
「えっ、あっはい…」
どうして話を切ったのかは分からないが、とりあえず円堂たちをあの世界に連れて行く手段を聞いておかねばならない。そのために、悠也の時間を割いてまで聞きに来たのだから。
「魔光石がない今、姫の魔法だけで転移させるのは不可能です。失敗すれば、空間軸に永久に閉じ込められてしまう」
「魔光石が一つだけだとしたら?」
「この世界からの空間距離からすると、できるかもしれません」
「本当ですか!?」
その言葉を聞いて冬花は椅子から跳びあがった。突然の行動に、悠也は少し驚かされるが、小さく笑うと、冬花に向かってもう一度コクンと頷いた。
「夏未さんが今、魔光石の一つを持っているんですよね?」
「はい!!でも、どうしてそれを?」
すると、悠也はもう一度クスッと小さく冬花に笑いかけた。
「会話の声がとても大きくて、ここまで聞こえていましたよ?」
「えっ、そんなに大きかったんですか!?あわわ、お仕事の邪魔をしてごめんなさい///」
顔をほんのりピンク色に染めて、頭を下げて謝った。年上から見ると、とてもかわいらしい動作だ。
「でも、この話は王には内緒ですよ?バレるとうるさいですから」
悠也が冬花と目線が合うように、しゃがみ込んで自分の口の前で人差し指を立てた。
「はい!!」
「では、このことは夏未さんたちの怪我が完全に治るまで、待ちましょう。その後、守さん達も呼んで、どうするか決めてから、行動しましょう。いいですか?姫」
「じゃあ、この事は今、あまり円堂くん達には…」
「言わない方がいいでしょう。その時は僕が直接伝えますから」
今度は立ち上がり、椅子に掛けていた白いマントを冬花に羽織った。
「もう日が暮れています。少し冷えると思うので、ここで何か温かい物をのんでから、移動してください」
「ありがとう、悠也さん」
悠也に渡された熱いココアを、一気に飲み干した。
一方、悠也の部屋の前では、あの少女がアルティスとの連絡を取っていた。今までの悠也と冬花が話していたことを、一から全部聞いていたのだ。
「作戦は成功です。冬花姫は円堂守等(ら)をつれて、例の世界へ転移するようです。そこで、ダークエンペラーズとの戦いを」
「えぇ、そこで円堂守が勝てば、空間軸にも影響が大きく出る。フフッ、本当は彼らがこの世界にいる自体でもうかなりの影響が出ているんですがね。それでもまだ足りない……頼みましたよ——
カリア」
「はい、ご主人様」
- Re: イナズマイレブン 異世界の危機〜参照3000突破!!〜 ( No.472 )
- 日時: 2011/08/01 11:28
- 名前: 桜花火◇16jxasov7 (ID: /HyWNmZ0)
27 影使いカリア
「これから、どうしましょうか…ご主人様の命で、風丸一郎太と吹雪士郎は生け贄ね…」
「あれ?カリアさん?」
ちょうど、悠也の部屋から出てきた、冬花は角にいるカリアを見かけ、声をかけた。
「あっ、姫様。王がお呼びでしたよ?」
音もなくいきなり冬花が出てきて、今の会話を聞かれていないか、少し戸惑ったが、彼女のことだ、いつものほほんとしているから、心配はいらないだろう。守だと少し警戒を持たれるが、肝心の彼は今いない。それだけでも、『潜入調査』は随分と楽になる。
「兄様が?」
「えぇ、何とも次の精霊会議のことで…」
—精霊会議。この世界で定期的に行われる重要国家の王族たちによって行われる会議のことだ。毎回、会議場は異なるが、大体はこのフェアリー王国で行われる。この国はどの国からも近く、ちょうど真ん中に位置する国であり、移動するのにとても便利だからなのだ。
そういえば、この時期は会議が行われる時だな〜、と思いだし、出てくるまで待ってくれたカリアにお礼を言った。
「そうなの?ごめんなさい、こんなところで待たせちゃって。でも、どうして私がここにいると分かったの?」
「偶然走ってくるのを見かけたので」
「えぇ!あの…う、うるさかった?///」
また顔を赤らめ、もじもじと可愛らしい動作をして、俯いてしまった。
「フフッ、大丈夫ですよ。それより、早く王のところへ行った方がよろしいのでは?」
「あっ、本当だ!!カリアさん、本当にありがとう!!」
そういうと、また小走りで走って行った。
カリアはフッと小さくため息をしながら、冬花の背後を見つめた。その黄緑の瞳は憎しみの色で染まっているのが見える。
すると、突然背後のから、低く猛獣が唸るような声が響いた。なんと、カリアの影が羽の生えた形になったのだ。それは人間と呼べるようなものではない、言うなら悪魔が適切だろう。
《おいおい、フレイミア、お前まだあの姫を殺そうとしないのか?》
「うっさいわね、アンタは黙ってなさい、馬鹿レイジュ。それに、今の私の名前はカリアよ」
《ケッ、俺はそろそろひと暴れしてーんだよ》
「もうすぐよ…円堂守を手に入れることができれば、ほかの奴らは死んでも構わないわ。その時はレイジュ、アンタの力を借りるわ。その方が円堂守にいい教訓になりそうだからね」
口角をあげ、悪そうに笑った。普段のあのカリアから想像もつかない、残酷でとても冷たい笑い方だ。
《グハハハッ、じゃ、俺はもう少しお前の中で様子を見るとするか》
「そうしてほしいわね」
影がだんだんと元の形に戻り、あの影の主—レイジュの声も聞こえなくなった。
「さぁ〜て、次は風丸一郎太と吹雪士郎ね…どうやって呪印をつけようかしら」
「お話の途中すみません、あの王が夏未様と美麗様と鈴様にお話があると…」
「あらら、美麗どっかいっちゃったね〜」
夏未はもう椅子の上でだらけている。
「で、では、私が探してきますので」
「大丈夫よ、リュウジ〜探索使って」
「命令口調…」
「いいから早く」
「はいはい」
手をパチンと叩くと、光る薄い紙の様なものが現われた。
「えっと…美麗だっけ?」
そうつぶやくと、目を閉じて意識を紙に集中させる。すると、真っ白の表面に赤い記号が現われた。おそらく、これが美麗のいる場所だろう。
「家にいるみたいだね……美麗?王が話があるから来てほしいって」
「会話もできるのか?」
「うん、便利だよね〜」
風丸の問いに、茜が羨ましそうに答えた。
《今から?》
「今から」
《今、家についだばかりなんだけど…》
美麗がめんどくさそうに言った。すると、夏未は隣から早く来いとリュウジに伝えると、彼はそのまま美麗に伝えた。
「早く来い、だって」
《分かった、今から行く》
話が付くと、リュウジは通信を切った。
「すみません、魔法を使わせてしまって」
「これくらい、大丈夫だよ。それより、仕事の戻らなくていいの?」
「は、はい」
メイドはペコリと頭を下げると、そそくさと早歩きで消えて行った。
「おい、この部屋どうするんだ?」
「守が一人で片づけて〜私、王のところ行かないと…」
怠そうに夏未が立ち上がり、食堂を出ようとした。
「当たり前だけど、断らせてもらう」
「じゃあ、修也使っていいよ」
「俺は道具か!」
「はいはい、いいからさっさとやってね〜で、円堂くん達は部屋に戻ってていいよ。疲れてるでしょ」
「春奈は…」
円堂が心配そうに呟きながら、ソファの上で寝ている春奈を見つめた。
「俺がh「抜け駆けすんなよ、お前も手伝え」一人でやれ」
「つうか、ここぶっ壊したの…そういえば!!」
守が急に大声を上げ、周囲の人は皆耳をふさいだり、胸を抑えたりして、驚いた。
「心臓に悪いでしょ!!」
「違う!アイツは!?」
「「アイツ?」」
「ほら!さっきまで春奈が戦ってた野郎!!」
「本当だ!いつの間にか消えてる!?」
周りをキョロキョロと見渡しても、さっきまで倒れていたあの少年の姿だけではなく、わずかな血痕でさえも残ってはいない。戦った形跡があるとすれば、荒らされた食堂と春奈の傷ついた体だけだった。
「誰か転送か移動の魔法使った?」
「まさか。使ったとすれば、俺の探索魔法と鈴と秋の回復魔法だけだよ」
「でも、転送魔法使ったら、音がある…」
「音なしの魔法(サイレント)は?」
音なしの魔法—通称サイレントの魔法は、足音をなくしたり、物音をなくす。つまり、音を消す魔法。潜入の時によく使えわれるが、使えるのは風の魔力を持つ者だけ、この中では秋ぐらいしか使えない。
「私はずっと春奈の傍にいた……それにサイレントは魔法にはかけられない」
「じゃあ、なんで消えたの?」
茜が秋に聞くが、さすがに彼女でも分からない。
「調べないと…」
「あっ、いいよ。それより、ここ片づけて。行こう、鈴」
「は〜い」
- Re: イナズマイレブン 異世界の危機〜参照3000突破!!〜 ( No.473 )
- 日時: 2011/08/01 11:28
- 名前: 桜花火◇16jxasov7 (ID: /HyWNmZ0)
夏未は鈴をつれて嵐のもとへ向かうが、その背後を守たちが睨んでいる。もちろん、理由は後片付けを任されたからだ。家の掃除はやるのに、こういうところでは、絶対と言っていいほど、彼女はしない。
「ハァ…やるか」
「あっ、手伝うか?」
円堂が親切に聞いているのに、守と修也はあまりいい顔はしない。もともと、秋は表情を表に出さないため、何を考えているのか、全く分からない。そんな中、茜が元気よく、円堂たちにも手伝ってほしいと答え、彼らも手伝うことになった。
「これ、どうしよう…」
冬花と木野の目の前には四脚くらいの椅子が重なってあり、とても運べそうにない。それを見た、秋が無言で手を椅子に振りかざした。すると、椅子が浮かび上がり、静かに直地した。
「うわっ、すごい。ありがとうございます」
「……」
冬花が礼を言っても、秋は何も反応することなく、次の作業へと移っていった。
「アイツのことは気にするな。いつもあんな感じだ」
椅子を二脚ほど持ちながら、修也が言った。
「あまり表情を出すのが嫌いなんだよ」
「えっ?何でですか?」
「まぁ…昔にいろいろあってな…」
「大変なんですね」
「まぁな…」
木野がつぶやくと、遠くの方でガラスをかき集めている秋の背後を、修也は悲しそうな瞳で見つめ、椅子を持っている手に力を入れた。
その様子に、木野達は心配そうな表情を浮かべるが、どうやら、修也は気が付いていないらしい。
数秒後、修也は「じゃあ、俺はこれ持っていくから」と言って、食堂の入り口を目指して歩き始めた。
「秋〜ふゆっぺ〜なんかあったのか?」
円堂に声をかけられ、顔を見合わせる二人だが、木野が頭を左右に振って、大丈夫、と言うと、床の掃除を始めた。
「キャプテン、何かあったの?」
「いや、別になんでもないんだけどさぁ〜」
「結構、悩んでるように見えるけど?」
「そうか?」
「…ごめん、僕の勘違いだったみたい」
円堂の呑気な表情を見れば、誰でもそういいたくなるだろう。彼は責任を自分一人で抱え込もうとするときもある、しかし、それはよく表に出やすいため、誰でもすぐにわかるのだが、今の円堂にはその心配はいらなさそうだ。
「兄貴〜ちょっといいか〜」
「すぐ行く〜」
何度見てもあの二人はとても似ている。もし、本当に吹雪アツヤが生きていたとすれば、同じ様な光景が見られただろう。最強のDFとFWのコンビとして、名をあげていたかもしれない。雪崩で自分の弟を失い、その寂しさから出てきた人格「アツヤ」に苦しめられたにも関わらず、それでも、吹雪にとってアツヤはとっても大切な人なのだろう。
この世界に来て、元の世界に戻れなくなってしまったが、ここでも手に入れた物はたくさんあった。
「魔法、使わないの?」
「こんなのに使ったらきりがねぇよ、いざ、って時に、魔力がないんじゃあ、戦えねぇだろ?」
(よかったな、吹雪)
「円堂、これ一緒に運んでくれないか?」
「いいよ、これ俺が運ぶから、風丸は——」
「あれが風丸一郎太よね……ウィンス王国の王子にそっくり」
《たりめぇだろ。同じ存在だ、性格は違うかもしんねぇが、顔は同じだ。で、どうすんだ?》
角ではあの二人が身をひそめて、円堂たちを監視していた。今のところ、誰も彼女がスパイだとは気付いていない。たとえ気づかれたとしても、こちらの戦力には及ばない。なぜなら、彼女カリア—またの名をフレイミアは仮にもアルティスにその力を認められ、ここの派遣されたのであるからだ。
「影使いのフレイミア」それが彼女の二つ名だ。あらゆる影を使い、恐怖のステージを披露する。彼女のステージを見た者で、帰ってきた人はいない。
「じゃあ、作戦は円堂守が例の世界から帰ってきた時にね…」
もう一度あの不気味な笑いを浮かべ、食堂を離れた。
彼女はスパイ。それは誰も知らないこと。
彼女は次の悪夢(しれん)の元凶であることも誰もしらない。
知ったときには、もう彼女との「死合」は始まっているであろう。
- Re: イナズマイレブン 異世界の危機〜参照3000突破!!〜 ( No.474 )
- 日時: 2011/08/01 16:33
- 名前: 藍蝶 (ID: UgVNLVY0)
桜花火!
桜花火って相変わらず更新早いね^^
え、え、スパイって何それかっこいい。何か凄い。影使いとかめちゃ良い。カリアたんと呼べばいいのかフレイミアたんと呼べばいいのか←
てか冬香かわゆい。仕草いいよ仕草((
更新頑張ってね!
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