二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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秘蜜〜黒の誓い〜 記念短編小説執筆中☆
日時: 2011/11/30 18:14
名前: 夏茱萸 (ID: lkF9UhzL)

≪プロローグ≫


貴女は『人間』

      僕は『天使』


決して出逢ってはいけなかったのに…
          
           あの時あの場所で 僕と貴女は出会ってしまった。


決して恋なんて 許されないのに…

           出会った瞬間 恋に落ちる音がした。


決して貴女は 汚れてはならぬ存在なのに…

           僕のこの手で 汚してしまった。



神に背いた罪として

     僕の一生を 貴女へ捧げましょう。




   それが僕の  『運命』と信じて…


  ずっと 貴女だけを 愛しているから……————

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Re: 秘蜜〜黒の誓い〜 ≪ボカロ曲小説化≫ ( No.2 )
日時: 2011/11/29 22:20
名前: 夏茱萸 (ID: lkF9UhzL)

【登場人物】


‡リアン(鏡音リン) 性別:不明

神に仕える天使の一人。パートナーはカイナとラグミナの二人。
天使の中でも活発な方で、イタズラ好き。好物はみかん&バナナ。

‡レオン(鏡音レン) 性別:♂

説明は文中にします。

‡ミリアム・ハーロイド(初音ミク) 性別:♀

黒い服を纏った、美しい女性。ルミカの店で働く。好物はネギ。
おとなしく優しい性格。

‡ガノム・ユーリ(神威がくぽ)性別:♂

ミリアムの婚約者。いたっておとなしい性格で、異様なものに興味を持つ。好物は茄子。

‡カイナ(KAITO) 性別:不明

神に仕える天使の一人。パートナーはリアンとラグミナ。
天界の中でも位の高いほうで、クールな性格。
リアンのことを好いている。好物はアイス。

‡ラグミナ(GUMI) 性別:不明

神に仕える天使の一人。パートナーはリアンとカイナ。
天使一無口で無表情な子。好物はニンジン。

‡メイサ(MEIKO)性別:♀

天界の中で唯一性別のある天使。天使たちのリーダー
で、神からも信頼が厚い。メイサは元は人間だったが、ある理由から天使へと生まれ変わる。好物はお酒。

‡ルミカ・マグリット(巡音ルカ)性別:♀

ミリアムのお姉さん兼店長。(実の姉ではなく、姉のように慕っている)優しく厳しくな性格。好物はマグロ。

‡テナート・カロサネ(重音テト)性別:♀

主な登場人物ではないが、オリキャラではないので一応。メイサの友人。テナートの彼氏はメイサの想い人。好物はフランスパン

主な登場人物です。
リアン(リンちゃん)は一人称が僕なのは、天使には性別がないからとします。(何故カイナがリアンに恋してるかって?それは物語が進まないからだよ〜←)

その他にもPVには出てこないルカ姉やGUMIちゃん、MEIKOちゃんやがくぽを足してみました。

Re: 秘蜜〜黒の誓い〜 ≪ボカロ曲小説化≫ ( No.3 )
日時: 2011/03/24 14:20
名前: 楓藍 ◆aIk.35GwhE (ID: 4aEPccTQ)

ふぁい!!初めましてっ!!

わぁぁああ、おもしろそうですねっ!!
すごいですっ!!
天才だぁぁ・・

来ていきなり煩くてすみません・・・;;

えと、楓藍(フラン)と申します!!
よろしくお願いします^^
捨て&タメ、おkですのでvV


あのですね・・・・

*プロローグ*>>0

のところってどうやったらできますか!?
教えてください!!

Re: 秘蜜〜黒の誓い〜 ≪ボカロ曲小説化≫ ( No.4 )
日時: 2011/03/24 21:56
名前: 夏茱萸 (ID: wJNgr93.)

第一章〜禁断の出会い〜


雲の上に存在する、美しい天使の国『天界』

ここは天国のように青い空が広がり、白い雲にのんびりと笑い合う天使たちの姿がある。…本来ならば。

いつも美しいこの天界も、先週から一人の天使がいなくなってしまったことにより大騒ぎを起こし、神を怒らせ灰色に染まっていた。

「なんてこと…リアンがもし人間界に迷い込みでもしたら、ここの存在がバレてしまうじゃない!すぐにリアンをお探しなさい!先週から探しているのにどうして見つけられないの!?」

怒り狂う天使の名前は「メイサ」という。天使の中のリーダー的存在だ。いなくなった天使の名は「リアン」といって、情報収集係を任されていた。リアンは人間界に出向いてから一向に帰ってくる気配がないのだ。いつもは2〜3日で帰ってくる、優秀な天使なのだが…

「申し訳ございません。何としてでもリアンを探し出してみせます」

メイサに跪き、そう謝る青い天使の名は「カイナ」という。カイナとリアンともう一人の天使、ラグミナは同じ情報収集班であった。

「大体あんたたちとずっと一緒にいたんでしょ!?どうしてリアンだけがいなくなるの!?」

「リアンは皆と比べて、好奇心旺盛。どこに行ったのか、見つけるのは至難の技。私たちでも、無理」

無感情な声でそう語るのは黄緑の髪の「ラグミナ」だった。メイサにこのように敬語を使わないのはラグミナただ一人だ。

「相変わらず無感情ね、機械みたいだわ。…ラグミナ、カイナ、もう一度だけ人間界へ行って探してきてちょうだい。くれぐれもバレないようにお願いね。私も天界をさがしてみるわ」

「御意」






その頃のリアンは———

慣れない人間界の空気を吸いすぎて、既に虫の息だった。
天使のリアンには人間界の空間さえも自身を傷つけてゆくものだ。狭いし、もう既にこちらでは夕陽のオレンジ色の日が射す時間帯なので、リアンには孤独と不安だけが押し寄せてくる。

「ここ…どこぉ…?カイナ〜、ラグミナ〜…」

しゃがみ込み、泣きそうな声でリアンはパートナーである二人の天使の名を呼ぶ。
そのとき、リアンの目の前が急に暗くなった。
驚いて見上げてみると、そこには一人の小柄な女性が立っていた。

「どうしたの?こんなところでしゃがんだりなんかして…」

緑色の綺麗な髪に、漆黒の服を纏った彼女は逆光のせいで顔までははっきりと見えない。

——しまった!僕天使の姿のままだッ…あぁどうしよう…メイサさんに怒られる!

「あ、えっと…す、少し向こうを向いて…」

「ねぇ、その背中の羽ってなぁに?変わった飾りね。まるで天使みたい!」

「あ…そう!これは飾りなんだ!き、綺麗でしょ?」

彼女の飾りといった言葉に乗っかって、リアンはそう誤魔化した。

「えぇ、とっても!」

彼女はにこりと笑みを浮かべる。リアンはフラっと立ち上がると、彼女の顔が見えるよう向き合った。

奇麗な瞳をもった、美しい顔立ちの女性だった。
こんなに美しい人間を見たのは初めてなので、リアンは少し戸惑った。
不意に彼女がリアンと目を合わせ、爽やかな笑みを浮かべ、手を差し出してくる。

…心臓が、トクリと跳ねた音が聞こえた。

(なんだろう…心臓がすごい速く鳴ってる。顔も熱いし…病気?)

初めての感情に驚き、差し出す手を握ろうとしないリアンを不思議そうに彼女が見つめる。

「どうかした?」

「え?あ、いや…」

焦りながらもリアンは彼女の手を握る。触れたところから彼女の体温が伝わってきて、ますます心臓の音が大きくなる。

「私はミリアムよ。ミリアム・ハーロイド。小さな天使さん、あなたの名前はなぁに?」

「僕の、名前…リアン、です」

「フフ、さっきからよく噛むね、どうしたの?」

「別に…」

ミリアムはリアンの手を離すとリアンの身体をつま先から頭の先まで見渡してきた。

「傷だらけじゃない!大変!ねぇ、私の働いているパン屋へ来ない?そこで手当てしなくちゃ」

「パン屋?…でも」

これ以上人間界へいると…どうにかなってしまいそうで…

先程とはまた違う苦しみが加わったことにより、リアンはさらに気分が悪くなっていた。

「早くしないと死んじゃうよ!さ、行こッ」

早くと手を引くミリアムは、かなり焦っていた。天使は傷を負ったくらいでは死にはしないが、人間界にいる方がよほど死に近づいてしまう。
そのことを知るはずもないミリアムは、リアンの意見を聞こうとはせず、そのままリアンの手を引いて走り出してしまった。


「は、走るの〜!?」

「すぐ近くだから!ほらあそこよ!あの赤レンガの家!」

「はぁ…はァ…ッと、遠い…!」

意識が遠くなったり近くなったりしながら、リアンは一生懸命赤レンガに向かって走った。

そしてミリアムに気づかれないようにそっと天使の象徴である羽を隠していった。これは時間に限りのある技だが、メイサが特別にリアンに教えてくれたとっておきだった。好奇心旺盛な情報収集さんだけに、と。


『もしバレそうになったときは、この方法で逃れなさい。いいわね?』


…逃れられるだろうか…


このミリアムという女性から。


きっと…無理だ。


もう既に、


禁忌の箱を開けてしまったとも知らず、


リアンは手を引かれるままに


彼女の背に、ついていってしまった…



無意識に



彼女を求めて……————

Re: 秘蜜〜黒の誓い〜 ≪ボカロ曲小説化≫ ( No.5 )
日時: 2011/03/24 15:50
名前: 夏茱萸 (ID: wJNgr93.)

初コメありがとうございます!


わわッ感動です!
天才じゃないですよ><

じゃあさっそくタメでいかせてもらうよ〜♪

えっとですね、>>0のとこかな?

これは、全角を半角に変えて>>0を打てばできるよ!

ちなみに0のところはタイトルの隣のNo.の数字を当てはめればいいんだよ☆

コメ本当にありがとうございます!

Re: 秘蜜〜黒の誓い〜 ≪ボカロ曲小説化≫ ( No.6 )
日時: 2011/03/24 16:08
名前: 夏茱萸 (ID: wJNgr93.)

秘蜜〜黒の誓い〜

作詞:ひとしずくP
作曲:ひとしずくP
編曲:ひとしずくP
唄:鏡音リン・鏡音レン

羽堕とした堕天使は
汚れた契りに身をゆだねて
愛し合った過去でさえも
その手で消し去ってしまったの

傷ついた迷子の天使
夕暮れの街 彷徨い
奇麗な瞳をもった
ひとりの少女と出会う

目が合ったその瞬間に
恋に落ちた哀れな天使は
許されない想い募るまま
禁忌の箱を開けた

求めたものは 笑顔の裏に隠された
禁断の果実
人と天使 許されない恋 叶える為に
全てを壊すだけ

汚れない心捨てて
君を愛して生きられるなら
この羽さえ切り捨てて
悪魔に身を委ねてしまおう

漆黒に染まる花嫁
聖なる誓いの場所で
儚い瞳で笑う
不思議な少年と出会う

目が合ったその瞬間に
恋に落ちた哀れな少女は
許されない想い募るまま
全てを裏切った

手に入れたのは この手の中
焦がれ続けた欲望の果実
求め合って 奪い合う熱
清らかなる誓いさえも
侵していく

繋ぎ合った過去を全て
粉々に消し去ってしまったら
後悔さえ悔やむほど
君に溺れて堕ちていくだけ

ah- 禁忌の罪は
癒えぬ傷となって刻まれ続け
怒れる裁きの矢は
漆黒の少女を貫く


My dear,lying cold
(冷たく横たわる愛しき人)
I will spend all my life for you as I swore on that day.
(あの日貴方に私の全てを捧げると誓った)
My sin against God...
(神に背いた私の罪…)
All my acts of treachery shold be paid by my death,
(全ての罪は私の死によって償われるべきで)
so I will die for you...
(貴方に私の命を捧げよう…)
I believe,that's my fate.
(それが私の運命と信じて)


羽堕とした堕天使は
汚れた契りを解き放って
その命と引き換えに
一枚の羽だけを残して
少女を救って


消え去ったの


羽堕とした堕天使と
汚れた黒に染まる花嫁
地の底へ堕ちてさえも
誓いの楔を絡め合って
許されない罪を抱えていく

罪の果実が朽ち果てた時
再び巡り合うその日まで


——————————————————————————————

これが元の歌詞です。
一度聞いてみてください><

号泣してしまいました…


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