二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- イナズマイレブン 『花騎士物語』
- 日時: 2011/08/22 13:23
- 名前: 薔薇結晶 (ID: r2A2j.BO)
こんにちは、薔薇結晶です^^
【薔薇の倉庫】で連載。
その後スレ化。
その作品が、『花騎士物語』です。
ブログとかでも花騎士の絵とか参考資料載せてたりするので、暇なときは見てください。
本編
オープニングテーマ・・>>82
エンディングテーマ・・>>83
〜第1部 『イグドラシルの野望』編〜
第1話 「2人の少女花騎士」・・>>01
第2話 「王国花騎士隊」・・>>02
第3話 「かつては」・・>>03
第4話 「王国の使者」・・>>04
第5話 「殺戮の前触れ」・・>>05
第6話 「乱入者アリ」・・>>06
第7話 「自滅的な【金木犀】」・・>>07
第8話 「激闘の果て、愛の言葉」・・>>09
第9話 「逃走」・・>>10
第10話 「『花騎士』全滅作戦」・・>>11
第11話 「大逃亡劇」・・>>13
第12話 「『幻獣衆』」・・>>14
第13話 「【菖蒲】VS【菊】」・・>>15
第14話 「【沈丁花】VS【杜若】」・・>>17
第15話 「不死鳥と天馬」・・>>18
第16話 「深淵に落ちた少女と少年」・・>>20
第17話 「【躑躅】」・・>>21
第18話 「【山茶花】の所有者」・・>>22
第19話 「破壊獣VS蝶々・前編」・・>>23
第20話 「破壊獣VS蝶々・中編」・・>>25
第21話 「破壊獣VS蝶々・後編」・・>>26
第22話 「2輪の記憶」・・>>27
第23話 「ラオン救出作戦!」・・>>28
第24話 「【鳳仙花】の所有者」・・>>29
第25話 「新たな出発、『花根衆』」・・>>30
第26話 「襲撃」・・>>32
第27話 「【ハイビスカス】VS【桜】【梅】」・・>>33
第28話 「決戦の前触れ」・・>>34
第28,5話 「情報局『輪廻』」・・>>51
第29話 「【杜若】VS【鳳仙花】」・・>>35
第30話 「次元が違う」・・>>43
第31話 「木野秋」・・>>53
第32話 「『紅の狼』」・・>>54
第33話 「『眠りの森』」・・>>55
第34話 「【————】」・・>>67
第35話 「平和な一時」・・>>68
第36話 「壊滅の危機」・・>>73
第37話 「『シリウス』」・・>>75
第38話 「アロマ」・・>>84
第39話 「予言の巫女」・・>>86
第40話 「『ベテルギウス』」・・>>87
第41話 「『デネボラ』の僧侶姉妹」・・>>121
第42話 「治癒と破壊」・・>>122
第43話 「集結」・・>>123
第44話 「戦争の幕開け」・・>>126
〜『花器』辞典(現在合計65器)〜
(☆花器(読み)
≪所有する人物(所属)≫)
★槍
☆魔槍【薔薇】(まそう【ばら】)
≪ジュリア・クラウン(『花根衆』)≫
☆幻槍【蒲公英】(げんそう【たんぽぽ】)
≪マーク・クルーガー(『花根衆』)≫
☆双槍【躑躅】(そうそう【つつじ】)
≪ジュリア・クラウン、マーク・クルーガー(『花根衆』)≫
☆心槍【秋桜】(しんそう【こすもす】)
≪絶対王国イグドラシル≫
☆光槍【石楠花】(こうそう【しゃくなげ】)
≪???≫
☆雪槍【蕗ノ薹】(せっそう【ふきのとう】)
≪吹雪士郎(『大犬小屋』)≫
☆鬼槍【鬼灯】(きそう【ほおずき】)
≪鬼道有人(『ベテルギウス』自警団)≫
☆繊槍【金盞花】(せんそう【きんせんか】)
≪???≫
☆珍槍【花桐草】(ちんそう【はなぎりそう】)
≪???≫
★剣、刀
☆美刀【桜】(びとう【さくら】)
≪サクラ・カーライト(『花根衆』)≫
☆聖刀【水連】(せいとう【すいれん】)
≪フィディオ・アルデナ(『花根衆』)≫
☆美刀【梅】(びとう【うめ】)
≪サクラ・カーライト(『花根衆』)≫
☆真刀【菫】(しんとう【すみれ】)
≪エドガー・バルチナス(『花根衆』)≫
☆美刀【桃】(びとう【もも】)
≪小原カノン(無所属)≫
☆大剣【百合】(たいとう【ゆり】)
≪ラオン・アザリア(『花根衆』)≫
☆炎剣【鳳仙花】(えんけん【ほうせんか】)
≪豪炎寺修也(『豪炎寺剣法道場』)≫
☆氷刀【沈丁花】(ひょうとう【じんちょうげ】)
≪絶対王国イグドラシル≫
☆風剣【桔梗】(ふうけん【ききょう】)
≪白銀十夜(無所属)≫
☆閃刀【杜若】(せんとう【かきつばた】)
≪豪炎寺夕香(『豪炎寺剣法道場』)≫
☆舞刀【朝顔】(ぶとう【あさがお】)
≪夢前(無所属)≫
☆舞刀【昼顔】(ぶとう【ひるがお】)
≪夢有美月(『花根衆』)≫
☆舞刀【夕顔】(ぶとう【ゆうがお】)
≪佐久間次郎(『ベテルギウス』自警団)≫
☆舞刀【夜顔】(ぶとう【よるがお】)
≪ディラン・キース(『花根衆』)≫
☆闘剣【鋸草】(とうけん【のこぎりそう】)
≪久遠道也(『ベテルギウス』自警団)≫
★弓
☆毒弓【鳥兜】(どっきゅう【とりかぶと】)
≪テレス・トルーエ(『花根衆』)
☆癒弓【雛罌粟】(ゆきゅう【ひなげし】)
≪藍原日奈乃(『大犬小屋』)≫
☆雷弓【向日葵】(らいきゅう【ひまわり】)
≪円堂守(『円堂弓道道場』)≫
☆思弓【勿忘草】(しきゅう【わすれなぐさ】)
≪月城氷歌(無所属)≫
☆刀弓【鉄線】(とうきゅう【てっせん】)
≪???≫
☆彩弓【撫子】(さいきゅう【なでしこ】)
≪キム・スーラン(『花根衆』、『輪廻』)≫
☆治弓【椿】(ちきゅう【つばき】)
≪瑠奈(『デネボラ』診療所)≫
☆破弓【芙蓉】(はきゅう【ふよう】)
≪流亞(『デネボラ』診療所)≫
☆綺弓【金雀枝】(ききゅう【えにしだ】)
≪???≫
☆麗弓【雲間草】(れいきゅう【くもまぐさ】)
≪???≫
☆愛弓【華鬘草】(あいきゅう【けまんそう】)
≪???≫
☆忘弓【紫蘭】(ぼうきゅう【しらん】)
≪???≫
☆予弓【金蓮花】(よきゅう【きんれんか】)
≪雷門夏未(『予言の館』)≫
★扇
☆絶扇【山茶花】(ぜっせん【さざんか】)
≪アゲハ(無所属)≫
☆輝扇【菊】(こうせん【きく】)
≪絶対王国イグドラシル≫
☆巨扇【菖蒲】(きょせん【あやめ】)
≪絶対王国イグドラシル≫
☆香扇【木蓮】(かせん【もくれん】)
≪仙葉寺鈴蘭(『輪廻』)≫
☆水扇【芍薬】(すいせん【しゃくやく】)
≪乱舞梨亜奈(『花根衆』)≫
☆浄扇【蓮華】(じょうせん【れんげ】)
≪???≫
☆雨扇【紫陽花】(うせん【あじさい】)
≪雨野舞姫(『紫陽花屋敷』)≫
☆龍扇【金魚草】(りゅうせん【きんぎょそう】)
≪???≫
☆放扇【月見草】(ほうせん【つきみそう】)
≪???≫
☆白扇【初雪草】(はくせん【はつゆきそう】)
≪久遠冬花(『ベテルギウス』自警団)≫
★玉(ぎょく)
☆嵐玉【マーガレット】(あらしのぎょく【まーがれっと】)
≪風丸一郎太(『風丸拳法道場』)≫
☆撃玉【マリーゴールド】(げきのぎょく【まりーごーるど】)
≪???≫
☆朱玉【チューリップ】(しゅのぎょく【ちゅーりっぷ】)
≪???≫
☆喜玉【スイートピー】(よろこびのぎょく【すいーとぴー】)
≪???≫
★奏(楽器)
☆秘奏【ガーベラ】(ひそう【がーべら】)
≪???≫
☆貴奏【君子蘭】(きそう【くんしらん】)
≪???≫
★銃
☆小型銃器【ラベンダー】(こがたじゅうき【らべんだー】)
≪ジュリア・クラウン(『花根衆』)≫
☆機関銃【フリージア】(きかんじゅう【ふりーじあ】)
≪『花根衆』≫
☆連発式拳銃【ヒヤシンス】(れんぱつしきけんじゅう【ひやしんす】)
≪花崎瑠海(『花根衆』)≫
☆即連発式小型拳銃【ハイビスカス】(そくれんぱつしきこがたけんじゅう【はいびすかす】)
≪花崎瑠海(『花根衆』)≫
★その他
☆光速短刃【金木犀】(こうそくたんば【きんもくせい】)
≪ジュリア・クラウン(『花根衆』)≫
☆薄刃【水仙】(はくば【すいせん】)
≪空羽琥珀(『花根衆』)≫
☆紅鎌【牡丹】(あかがま【ぼたん】)
≪???≫
☆夢笛【鈴蘭】(むてき【すずらん】)
≪スカーレット・ファントム(『花根衆』)≫
☆毒針【彼岸花】(どくばり【ひがんばな】)
≪水無月星夢(『輪廻』)≫
☆細針【山丹花】(さいしん【さんたんか】)
≪一之瀬一哉(無所属)≫
☆闇鎖【藤】(あんさ【ふじ】)
≪不動明王(『ベテルギウス』自警団)≫
☆奇杖【カーネーション】(きじょう【カーネーション】)
≪絶対王国イグドラシル≫
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- Re: イナズマイレブン 『花騎士物語』 ( No.28 )
- 日時: 2011/03/24 16:39
- 名前: 薔薇結晶 (ID: XvkJzdpR)
第23話 「ラオン救出作戦!」
ジュリア「紅・“ローテ・ローゼ”!!」
<<ドゴオォォォォッッッ>>
マーク「さすが。破壊力抜群だな。」
ジュリア「当然。私は現役の『花騎士』よ。」
そう言って走る。
すると、
<<ドッ>>
ジュリア「きゃっ!!」
サクラ「ジュリア!!」
ジュリア「さっ、サクラ!?」
フィディオ「マークも…どうしたんだ?」
マーク「話せば恐ろしく長い。…ラオンだな?」
サクラ「うん。今日処刑だって言ってたから…、」
マーク「…ラオンは…。」
ジュリア「えぇ。『黒の監獄』のはずよ。」
フィディオ「な?そうだっただろ?」
サクラ「そうだね。」
ジュリア「行きましょう。」
フィディオ「マーク、それ【百合】?」
マーク「あぁ。」
サクラ「ラオンに渡してあげないとね〜。」
すると外から音が聞こえてきた。
ジュリア「…。」
『これより、『花騎士』ラオン・アザリアの処刑を行う!』
「「「「!!!!」」」」
フィディオ「まずい、一足遅かった…!!」
ジュリア「走るわよ!!」
サクラ「あっ…!!」
ラオンを見つけた。
大広場の中心の、ギロチンの前だ。
いや、すでに首は固定されている。
マーク「ジュリア。」
ジュリア「えぇ。」
「紫・“ミスティ・パープル”!!」
国王「何事だ!!」
ラオン「…!!! ジュリア…様…。」
ジュリア「道を切り開いていくわ!!マーク、ラオンに【百合】を!」
マーク「分かった!!」
国王「ジュリア・クラウン!?マーク・クルーガーにサクラ・カーライト…フィディオ・アルデナまで…何故だ!!」
ジュリア「殺されたくないなら今すぐに道を開けなさい!!」
そう言って国民に魔槍を向ける。
国民はすぐに道を開けた。
ジュリア「マーク!!」
マーク「あぁ!」
<<ダッッ>>
と、ものすごい速さで走る。
ギロチン台まで。
ジュリア「っ!!」
<<ドカッッ>>
ギロチン台に居た兵士を蹴り落とすジュリア。
そしてマークはラオンをギロチンから外す。
ラオン「何故…!!」
マーク「いいから来い、時間がないんだ。」
そう言ってマークはラオンに大剣【百合】を手渡す。
ラオン「…はい。」
ラオンはそれを受け取った。
懐かしみながら。
ジュリア「ラオン!!急ぎなさい!!」
ラオン「待ってください!【百合】に『涙輝石【イグドラシル】』が嵌ったままなのでそれで行きましょう!」
マーク「サクラ!フィディオ!!」
サクラ「聞こえてるよ!!」
フィディオ「今行く!!」
<<キイイィィィィィンッ>>
<<フッ>>
ドサドサッ、と音がした。
ディラン「今の音は?」
エドガー「何でしょうね…。」
テレス「見てくる。」
テレス「なっ、あんた等…!!!」
エドガー「どうしたんですか!?」
ディラン「マーク!!ジュリア!!」
マーク「無事だったか?ディラン。」
ディラン「ユー達こそ無事なのかい!?」
ジュリア「心配ないわ。それと…。」
ジュリアはディランに美刀【梅】を手渡した。
エドガーには真刀【菫】。
マークはテレスに毒弓【鳥兜】を。
テレス「あ、あんた等何やらかして来たんだ…。」
ディラン「…美刀はサクラに譲るよ。」
サクラ「え!?」
ディラン「知ってるかい?『舞刀シリーズ』の存在を。」
フィディオ「そんな刀があるのか?」
ディラン「イエス!マークとジュリアが居ない間に舞刀【夜顔】を入手したのさ!」
ジュリア「そんな刀何処で…。」
ディラン「ジュリア、ユーのフレンドの『スーラン』がくれたのさ。」
ジュリア「…ったく…スーランにまた借りが出来たわ…。」
そんなこんなで、再会を果たした。
そして、また彼らの旅は。
ジュリア、サクラ、フィディオ、マーク、ディラン、エドガー、テレス、ラオンの8人で始まったのだ。
第23話 終わり
- Re: イナズマイレブン 『花騎士物語』 ( No.29 )
- 日時: 2011/03/24 16:40
- 名前: 薔薇結晶 (ID: XvkJzdpR)
第24話 「【鳳仙花】の所有者」
フェンリル「クイーン、どうですか?」
エクエス「……痛い。それだけだ。」
エクエスは先日のアゲハとの死闘で右目が使い物にならなくなった。
今、その『使い物にならなくなった右目』を、取り除いだのだ。
エクエス「しかし…片方の目玉が無いというのもまた変な感じがするな。」
ペガサス「いや、当然だろ。」
フェニックス「これから、どうやって戦うんだ?」
エクエス「これまで通り、普通に戦う。それだけだ。」
ペガサス「は、ははは…。まぁエクエスらしいと言えばエクエスらしいけどな…。」
エクエス「フェンリル!次の標的は決まったか?」
フェンリル「今回は僕が決めるんでしたね…。」
そう言って少し黙り込む。
そして出した答えは
フェンリル「…炎剣【鳳仙花】。」
ペガサス「…所有者は…、!!」
フェニックス「どうしたんだ…って…えぇっ!?」
とある小さなノートはペガサスが情報屋から聞いた『花器』の所有者の情報がぎっしり書いてある。
ペガサス「…おいおい、俺こんなの書いた覚えないぞ…。」
フェニックス「だってお前時間がないときは情報屋に書かせてるじゃないか。」
エクエス「結局の所、所有者は誰なのだ?」
ペガサス「…言っていいか?」
エクエス「言えと言っているだろうが、さっさと言え!」
ペガサス「炎剣【鳳仙花】の所有者は…。」
「豪炎寺…修也だ。」
エクエス「…豪炎寺と言うと…、由緒正しき剣豪の家系ではないのか?」
フェンリル「そうですね。何百年も前から続く剣法家です。」
フェニックス「俺達は豪炎寺の知り合いなんだ。」
エクエス「ほぅ、そうなのか。」
ユニコーン「戦い甲斐があるな、フェンリル。」
フェンリル「えぇ。」
一方、狙われる事となった豪炎寺の家では…。
豪炎寺「円堂!!柄をしっかり握れ!!弾かれるぞ!」
円堂「おぅ!!」
風丸「何か剣法専門の家で拳法をやるのもなかなか緊張するな…。」
円堂が持っているのは極普通の刀。
風丸は何も持っていない。ほぼ丸腰状態。
豪炎寺「始めていいか?」
円堂「あぁ!!」
風丸「いつでも。」
豪炎寺「始めっっ!!」
風丸「うおぉおおぉお!!」
一気に差を詰めてきた風丸。
それに対して円堂は…。
円堂「速っ…!?」
豪炎寺「円堂!構えが緩くなって<<パキィンッ>>…。」
豪炎寺の注意が言い終わる前に、風丸は刀を弾いた。
豪炎寺の足元へ。
豪炎寺「円堂…、お前、前も同じような事で負けてなかったか?」
円堂「あ…そうだっけ?」
風丸「そうだよ。」
豪炎寺「まぁ円堂の刀の構え方がしっかりしていても折られてたかも知れないがな。」
そんなこんなで。
彼らは、まだ、知らなかった。
幻獣衆の次の標的に、自分達が決まったなど。
第24話 終わり
- Re: イナズマイレブン 『花騎士物語』 ( No.30 )
- 日時: 2011/03/24 16:40
- 名前: 薔薇結晶 (ID: XvkJzdpR)
第25話 「新たな出発、『花根衆』」
ジュリア「さ、サクラ!だから私は赤は似合わないって言ってるじゃない!!」
サクラ「いやいや!ジュリアはそれを似合わないって思ってるだけで実際似合ってるってば〜!!」
フィディオ「な、何言ってるんだ…?」
マーク「さ、さぁ…。」
部屋越しに聞こえるジュリアとサクラの大声。
6人はそれを何とも言えない状況で聞いていた。
フィディオ「確かに…同じ服装じゃばれやすいけど、そこまでこだわるか…。」
ディラン「2人共ファッションには結構こだわるからねぇ〜。」
ラオン「でも…ジュリア様は赤が苦手ではなかったのですか?」
テレス「本人はそう言ってるけどな。」
マーク「それで結局青とか白、黒や緑みたいな色ばっかりなんだ。」
フィディオ「サクラはオールマイティに何でも着るけど。」
マーク「ジュリア曰く『茶髪だから合わせやすい』らしい。」
フィディオ「ジュリアの金髪目立つからな…。」
<<バンッ>>
サクラ「ほらほらジュリア!早くみんなに見せてあげてよ!!」
ジュリア「もう!!何回言ったら分かるのよ!!私は青しか受け入れなっ…!!」
と、セリフを言い終わる前に6人の目にさらされた。
ジュリア「…っ///」
サクラ「ほら、可愛いでしょ?」
ジュリアは赤や赤紫でまとめた着物のような物を着ていた。
サクラはそれの青verである。
6人はある意味唖然だった。
ディラン「ジュリア、ナイスだよ!」
サクラ「でしょ?何で今まで赤系統の服着なかったのかって疑問になる。」
ジュリア「だから言ってるでしょ!!!」
フィディオ「赤似合うよ、ジュリア。」
マーク「これを意外性って言うんだな。」
ジュリア「踏みにじるわよ!!」
ラオン「まぁまぁそう言わずに。」
そんなこんなで。
ジュリア「で…これからどういう風に活動するのかが問題よね。」
フィディオ「確かに。イグドラシルであれだけ派手な事やっちゃったしな…。」
テレス「本気であんた等何やらかしたんだ…。」
マーク「簡単に言うなら…。」
サクラ「絶対王国で暴れてきました〜☆」
「「「…………。」」」
テレス「じょ、冗談じゃねぇだろうな?」
ジュリア「冗談に聞こえるなら相当頭イカれてるわね。」
エドガー「ラオンが居るのはそれが原因で?」
ラオン「はい…。」
マーク「いっその事逆に目立つような行動をとってみるか。」
サクラ「え?」
ジュリア「まぁこっちには『花器』が14ほどあるわけだし…、王国軍くらい簡単に蹴散らせるような面子だから、その手を使っても大丈夫でしょう。」
サクラ「王国軍に見つかりやすい行動を取るって事!?」
フィディオ「簡単に言えば。」
こうして、彼らは1つの強力な反乱勢力として動き出す。
その名は、『花根衆』。
『花根衆』には、7つの組がある。
【薔薇組】、【桜組】、【蒲公英組】、【水連組】、【朝顔組】、【菫組】、【鳥兜組】。
ラオンを除く7人で、それぞれ組を指揮する。
何故ラオンが除かれているかは、とある理由があるからなので、詮索はしないで頂きたい。
そして、『花根衆』は動き出す——!
第25話 終わり
- Re: イナズマイレブン 『花騎士物語』 ( No.31 )
- 日時: 2011/03/24 16:40
- 名前: ☆♪☆♪☆マリン☆♪☆♪☆ ◆glAd0RaIuU (ID: 0L8qbQbH)
あの…>>24の返信が欲しいんですけど…
- Re: イナズマイレブン 『花騎士物語』 ( No.32 )
- 日時: 2011/03/24 16:41
- 名前: 薔薇結晶 (ID: XvkJzdpR)
第26話 「襲撃」
『花根衆』の本部の馬車の中。
ジュリア「…さて、作戦を組立て…たいのだけれど…。」
「暑いっっ!!!」
サクラ「暑い!!暑すぎ!!此処の気候どうなってんの!?」
ジュリア「この辺り、『デネブ砂漠』は1年を通して雨が降るのは10年に1回、あるかないかよ。」
サクラ「はぃっ!?」
フィディオ「にしては動物達が生き生きしてないか?」
マーク「確かに言われてみればそうだな。」
馬車で通り過ぎていくそこかしこに動物達が居て、みな生き生きしている。
砂漠を駆け回っているのだ。
ジュリア「その謎が解ける場所に今向かっているわ。」
マーク「エドガー、そうなのか?」
エドガー「えぇ、そうですよ。」
サクラ「でもやっぱ暑いよね〜…。」
皆じっとりと汗をかいていた。
ジュリアは髪が長い分、首回りは物凄い量の汗である。
フィディオ「日射病で死にそう。」
ディラン「フィディオ、熱中症の間違いじゃないのかい?」
サクラ「どーでもいい、とりあえず暑い…。」
ジュリア「多分『午の刻』には着くと思うわ。」
サクラ「…って、今…『辰の刻』だよね?」
ラオン「はい。」
サクラ「…まだ4時間もあるじゃ〜んっっ!!!」
ラオン「そうなりますね。まぁ馬の速度もこれ以上は上がりませんし…。」
<<ダンッ、ダンッ>>
「「「「「「「「!!!!」」」」」」」」
テレス「拳銃!?」
ジュリア「でも私達のじゃないわ!!花の香りが違う!!」
※『花器』は、所有者が使用している時にその花の香りを出すんです※
ラオン「この香りは…。」
マーク「分かるのか!?」
ラオン「……!!分かりました!即連発式小型拳銃【ハイビスカス】です!!」
ジュリア「【ハイビスカス】…。」
サクラ「でも…何か違う香りもしない?」
ラオン「当然です。エドガー様がすでに刀を鞘から抜いていらっしゃいますから。」
サクラ「早っ。」
馬車から飛び降りるジュリア。
その後からサクラ、フィディオ、マーク、ディラン、テレス、ラオンが続く。
ジュリア「…何処に居るの…?」
マーク「相手は拳銃だ、長い時間停止しているのは危ない。」
サクラ「だからって無理だよ!!場所が悪い!!」
フィディオ「…。」
目を凝らすフィディオ。
すると…
<<キランッ>>
フィディオ「(まずい!!)銃口だ!!みんな伏せろ———っっ!!」
<<<ダンダンダンダンダンダンッダンダンダンッ>>
ラオン「!?」
——9発!?
ジュリア「どうしたの、ラオン!」
ラオン「【ハイビスカス】はリボルバー式の拳銃です!!9発の弾丸なんて…あり得ません!!」
エドガー「リボルバー式だと普通は6発ですからね…。」
サクラ「って事は…相手は複数って事!?」
フィディオ「いや、相手は1人で間違いない!!香りが【ハイビスカス】しか…。」
テレス「おいおい…まさか装填がすげぇ速い奴って事か!?」
マーク「そう考えるのが妥当だろうな。」
ラオン「そんな…間は1秒どころか0,5秒もありませんでしたよ!!」
ジュリア「嘘でしょ…論理上は無理に等しいわ…。」
「あくまでも『論理上』…ですよね?」
『花根衆』の前に姿を現した1人の少女。
真っ青な髪に黄色の目。頭に赤いハイビスカスの髪飾り。
そして右手に…即連発式小型拳銃【ハイビスカス】。
「私の名前は花崎瑠海。貴方達が所有しているという連発式拳銃【ヒヤシンス】を略奪しに来ました。」
第26話 終わり
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