二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- キングダムハーツ スクールチルドレン☆
- 日時: 2012/09/11 18:08
- 名前: リラ (ID: PAeJS2fQ)
どうもです!!
これはリズたちが、学校に通うという話です!!
大半がギャグになりますが…下らないしょうもないドタバタです!!
それでは、メインキャラを紹介!!
—中等部組—
名前:リズ
年齢:14歳
特徴:金髪と栗毛が混ざったツンツン頭に青い瞳の少女で、ロクサスと双子と言う設定で入ってきた
制服のデザインは肩までしかないワイシャツに赤のネクタイを付けチェック柄のスカートで左腕以外に黒のアームレットをつけている。
運動神経抜群、勉強は普通だが全身校則違反問題児兼一般常識が無いので少々危ない←
トワイライトスクール中等部2−Bで、授業はサボるためにあると言う持論を持っているのでよくサボっている
部活は入ろうとは思っているらしいが、めんどくさいので基本的帰宅部である。
名前:グラッセ
年齢:14歳
特徴:赤髪にツンツン頭の青い瞳の少年
制服のデザインは半そでワイシャツにチェック柄のズボンにノーバディの刻印のネックレスをしている。
運動神経は中々だが、勉強はイマイチで数学が苦手、リズたちの中で唯一校則違反が少ない人物
トワイライトスクール中等部2−Bで、ツッコミ役の苦労人で一番常識人
部活はストラグル部で、何時かリズより強くなるのが夢らしい(儚い夢であるが)
名前:ムーン
年齢:14歳
特徴:紫髪を後でまとめた青い瞳の少年
制服のデザインは肩出しのワイシャツにチェック柄のズボンに右腕にノーバディの刻印のブレスレットをしている。
運動神経抜群、国語以外成績優秀という嫌味な人物で、親譲りの美形(本人は認めていない)
トワイライトスクール中等部2−Bで、こちらも授業をサボる事が多い
部活は帰宅部だが、料理が好きなので家庭部にたまに顔を出してる。
—学年クラス構成—
中等部2−B:リズ・グラッセ・ムーン・ロクサス・ナミネ・マーベル・カヤライト
中等部3−C:アクセル・デミックス
高等部1−A:サイクス・ゼクシオン・ラクシーヌ
高等部2−E:マールーシャ
校長兼理事長:ゼムナス
社会:シグバール
理科:ヴィクセン
英語:ルクソード
国語:アルフ
数学:ザルディン
他の機関員は徐々に追加
序章—学校に転校ッ!!早々大暴れな機関!!—>>1-13
第一章—苦しみの自覚の末に得る心—>>14-58
第二章—安らぎの時間と危険な温泉—>>59-73
第三章—哀しみを伴った戦いと敵の存在—>>74-92
第四章—トワイライトスクール体育祭!!全員大暴れ!!—>>93-111
第五章—グラッセ隠し子騒動!!?未来へと繋がる思い—>>121-141
第六章—突き付けられた真実と散る巡り合う鍵—>>144-
番外編—逃亡のバレンタイン!!走れ勇者たち!!—>>114-118
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- Re: キングダムハーツ スクールチルドレン☆ ( No.47 )
- 日時: 2011/06/04 17:24
- 名前: リラ (ID: I69Bg0jY)
「さっきまでの威勢の良さはどうしたのかしら!!?」
『クッ、中々素早いようだな…光と闇の娘!!』
リヴァイアサンの攻撃をかわしながらリズが聞くと、流石に冷や汗をかく。
いくら召喚獣と言ってもこれ程素早い回避は厄介なようである。
『だが、これならどうだ!!!』
「ゲッ!!竜巻上の攻撃繰り出してきたッ!!?」
しかしリヴァイアサンは、どうやら頭も良かったようだ。
竜巻のような水を出し、何と攻撃して来たのだ。
…巻き込まれたら、一溜まりもない…ッ!!
「そんな事させるか!!…凍れ、グレイシャルアーツ!!!」
そんな事を考えていると、グラッセが竜巻の下まで走り花を咲かせるかのように舞うと竜巻が凍りついた。
流石、キーブレード使いの中で最も魔道を極める者だ。
「サンキュグラッセ!!助かった!!」
「それより集中しろ!!アイツ今度は津波を起こして来るぞ!!?(汗」
『何ィィィ——————ッ!!!!!?』
これには感謝し近くまで飛んで行くと、何と今度は津波を起こすようでリズを含めた全員が絶叫する。
確かに、リヴァイアサンは回りに強大な水の魔力を集めていた。
…これって、ヤバいんじゃないか?←(いまさら)
「マ、マズい!!皆逃げろォォォ!!!」
『もう遅い!!!全てを飲み込め!!!』
マーベルが叫ぶが時既に遅し、リヴァイアサンが起こした津波によりリズたちは飲み込まれた。
それはトワイライトタウンの街中まで…やり過ぎだ。
「プハァ!!皆無事か!!?」
「ゴホ…ゴホッ!!何とかな!!」
津波が荒れる中、水上に上がってきたリズが確認するとムーンが答える。
周りを見渡してみるが、誰もいないし声も聞こえなかった。
「そんな…ッ!!!じゃあグラッセやマーベルやサイクスやラクシーヌは…!!?」
「リズ———ッ!!!」
まさかと思わず真っ青になっていると、ロクサスを抱えたナミネが浮き上がってきた。
そして間を置かず、気絶したアクセルを抱えたサイクスも現れる。
「ナミネ、ロクサス、赤ウニ、サイクス!!よかった…」
「あ!!マーベルとラクシーヌ!!!」
仲間の無事を確認しリズが喜んでいると、ムーンがマーベルたちを発見した。
どうやら、マーベルはラクシーヌに抱えられているようで…意識が無かった。
『マーベル!!?』
「大丈夫よ、長時間水の中にいたせいで酸素不足になって気を失っているだけだから」
「全然大丈夫じゃねぇ!!人工呼吸しなきゃダメじゃねぇか!!!」
ほぼ全員が驚きマーベルの名を叫び何があったと思っていると、サラッとラクシーヌは恐ろしい事を言いアクセルにツッコミを決められる。
「そんな事しなくて大丈夫よ…喰らいなさい、雷よ!!(本気のサンダガ発動」
『ギャアアアアアア!!!!!?』
しかしラクシーヌは冷静に受け流し、何とマーベルに向かって本気のサンダガを唱えた。
しかも今マーベルは水に濡れているので威力は何倍にもなる(大和さん、すいません by作者)
だがそのお陰で、マーベルは水を吐き出しゼェ…ゼェと息を吹き返した←
「マーベル!!(汗」
「痛ってぇ…!!」
リズが兵平気かとポーションを渡すと、マーベルはそれを飲み干す。
そして生き返ったと呟くと、我に返りリズの肩を掴んだ。
「それよりリズ!!大変だ!!グラッセがまだ海の底にいるんだよ!!」
「ッ!!?」
そしてグラッセの危機を伝えられ、リズは固まる。
そう言えば、グラッセだけ何故いない?
「アイツ…俺の近くの岩にネックレスが挟まってて動けなくて…それで助けようとしたんだが俺、気を失っちゃって…」
「………ッ!!!」
マーベルから状況を聞くと、更にリズの青い瞳は揺れ真っ青になる。
気が付いたら、体が勝手に動いていた…グラッセを助けなきゃ!!
「そこは何処なの!!?教えて!!助けに行く!!」
「こ、ここから南の方だ…」
今度はリズがマーベルの肩を揺さぶり居場所を問い詰めると、余りの気迫にマーベルはその方向を指差す。
それを聞くと、リズはありがとう!!と言ってすぐにダイビングした。
「リズッ!!」
「…とうとう、あの子も自覚したのね♪」
「アンタ、グラッセをワザと置いてきたな…」
あまりの行動力にムーンが呼び止めるが、もうそこにはリズはいなかった。
その様子にラクシーヌが青春ねと楽しんでいると、マーベルはこの人鬼だと思ったらしい。
- Re: キングダムハーツ スクールチルドレン☆ ( No.48 )
- 日時: 2011/06/10 17:01
- 名前: リラ (ID: I69Bg0jY)
あはは☆最近更新が遅くてすみません…
リズ「………(目だけで殺せるような雰囲気を漂わせている」
グラッセ「………(同じく」
ムーン「………(同じく」
はい、何やってたんだと言ってるんですね!!(滝汗
解ります、そのオーラを見れば…
リズ「じゃあ、言えやゴラァ…(指ポキポキ」
…最近買ったフェアリーテイルポータブルギルド2をやってました。
いやー、結構ストーリー進めるのに時間かかっちゃって…ぎゃふ!!?(リズに殴られる
リズ「—準備はいいわね、グラッセ、ムーン(黒笑」
グラッセ&ムーン「「ああ♪(黒笑」」
ちょ、ご、ごめんなs『問答無用』———メキッ、ボキッ、ドスンッ!!!
—それでは、続きをご覧下さい♪ byリズ—
「むぐーッ!!!(略:抜けねぇ—ッ!!」
一方、マーベルの言うとおりグラッセはネックレスが岩に挟まっており動けない状況だった。
しかも水の中は酸素が無い、息も何時まで続くか解らなかった。
「(俺…ここで終わるのか…)」
そして予感どおり、数分後には息が続かなくなり意識が遠のいて行く。
グラッセは、密かにそんな事を思いながらぼんやりと上を見つめ
「(そう言えば、俺リズに謝ってなかったな…苦しませてごめんって…)」
大切な親友であり、俺を救ってくれた少女にまだ謝っていない事を思い出し顔を歪める。
リズは、ただ天然で自分が惚れている事に気が付いていなかったのに…そんな事知るワケも無いのに…気持ちを無理やり押し付けて傷付いた。
自分はよっぽど無神経だったのだろうと、かなり悩んだんだろう。
「(…ゴメンな、リズ…俺はただお前に俺の気持ちを気が付いて欲しかっただけなのに、どうしてこんな風に気まずくなってしまったんだろうな)」
—そう、ただお互いが気が付いて欲しかっただけだった。
リズは、自分と言う存在がいるのだから素直に頼って欲しかっただけだった。
グラッセもグラッセで、ただリズに自分の気持ちを伝えたかっただけだった。
二人とも、相手を思うが故の行動でムダにすれ違っただけの話である。
それなのに、どうして二人とも気が付かないのだろう…
リズも天然だが、グラッセも妙な所で天然であった←
「(俺は…リズの事が大好きだよ…だからもう悩まないくれ、俺の事で…哀しまないでくれ)」
たとえ自分がいなくなったとしてもと考え、今度こそグラッセは意識を手放した。
—ただ未練とか思い残した事はあるんだ、リズと…もう一度笑い合いたい…それだけだな…—
ただたった一人の思い人の事だけを考えながら、何時ものように彼女の笑顔を見たい…
その思いは、奇跡すらを起こす。
「フググゥ———ッ!!!(グラッセ———ッ!!!」
何時もの倍以上の素早さで泳ぎながら、リズが現れたからだ。
するとキーブレードを持ち岩を砕き、気絶したグラッセを抱き上げ地上へと向かい始めた。
- Re: キングダムハーツ スクールチルドレン☆ ( No.49 )
- 日時: 2011/06/12 13:59
- 名前: リラ (ID: I69Bg0jY)
「ふはぁ!!!」
「リズ、グラッセ!!大丈夫か!!?」
何とかグラッセを助け海上に上がると、ムーンたちが泳いで駆け寄ってくる。
そして陸にまで再び泳いで、グラッセを横にすると
「ダメだ…マーベルと違いかなり水飲んじまってる、誰か人工呼吸しなきゃいけねぇ!!」
『何ィィィ——————ッ!!?』
アクセルが脈など見ているとそう言い、全員が絶叫する。
だって人工呼吸と言えば、キ、キ…ッ!!
「「「「「俺は断る!!女子頼んだ!!(滝汗」」」」」
「「こう言う時だけ、女子扱いするなドアホがァァァ!!!(怒りのサンダガ発射」」
そりゃあ男となんてしたくないだろう、何時の間にか気が付いていたロクサス、マーベル、ムーン、アクセル、サイクスたち男集団が見事揃って言う。
そして、ナミネ以外の女子—リズとラクシーヌが本気で切れながらサンダガを放った。
『ごふっ!!?』
「全く、この馬鹿野朗どもは置いといて…リズ、アンタがグラッセにやりないさい!!(笑」
「なっ!!?何で私が…」
「それなら私がやるけどいいの!!?(黒笑」
「ッ!!それだけは…や、ヤダぁ!!解ったわよ、やればいいんでしょ!!!」←ヤケクソ
サンダガにより気絶した野朗どもは放置し、ラクシーヌはリズにやれと急かしてきた。
当然リズは断るが、何故かラクシーヌにはやってほしくなくてヤケクソで承諾してしまった。
「(フフフ…これでグラリズ(?)が見れるじゃない♪)」
「(この鬼畜妖姫がぁぁぁ!!!絶対楽しんでやがるぅ…)」
リズがやると聞き、ラクシーヌはさぁやりなさい!!と急かしながらリズをグラッセの目の前に差し出す。
リズもリズで、ラクシーヌの性格は嫌と言うほど理解しているし慣れているので心の中で絶叫するしかなかった。
「(し、仕方ないのよ!!これは命が関わっている事なんだから!!やらなきゃグラッセが危ないんだから!!)」
自分にそう無理やり納得させ、グラッセの顔を持ち上げ人工呼吸をしやすい姿勢にする。
「(…でも、私がやっていいのかな…だってグラッセは好きな人が居るんだ、私なんかがやってしまったなんて知ったらショックだろうな…)」
そう考えると、グラッセやその好きな人にも申し訳がないと思う。
ああ、何というすれ違い全開である…その好きな人張本人は全く気が付いていないのであった。
「—ゴメン、グラッセ!!!」
—ドスッ!!!
「ごふっ!!?」
『えぇ——————ッ!!?』
何とリズは謝った途端、グラッセの腹を思いっきり殴り水を無理やり吐き出させたのだ。(良い子の皆はマネしないでね♪ byリズ)
これには全員が再び絶叫する事となった(ラクシーヌは舌打ちしてたけど)
「げふっ…(撃沈」
「あ!!息吹き返した!!!病院—ッ!!!」
その余りの威力にグラッセは気絶するが何とか息を吹き返し、病院に搬送される。
これでリヴァイアサン事件は幕を閉じたのだった…
- Re: キングダムハーツ スクールチルドレン☆ ( No.50 )
- 日時: 2011/06/18 17:53
- 名前: リラ (ID: I69Bg0jY)
「うー…何でこんなに腹が痛いんだ…?」
「さ、さぁな…それよりも、よかったな意識取り戻せて(滝汗」
グラッセがリズに腹を殴られ何とか一命(?)を取り留めてから数日後、彼はトワイライト病院で入院をしていた。
予想以上にリヴァイアサンとの戦闘で大怪我を負ってしまい、あの時戦ったほぼ全員が病室のベットでお世話になっている
「でも一番酷い怪我なのはリズだぜ?アイツ左腕と肋骨が折れてたんだぜ」
「!!?」
だけどと同じ病室で頭に包帯を巻いているマーベルがその事を教えると、グラッセは固まった。
二人にリンゴを剥いているムーンはあちゃーと、頭を抱える。
リズが一番大怪我を負っていると言う事はグラッセに秘密にして置こうと思っていたのだが、マーベルに口止めするの忘れてた…
「どう言う事だよマーベル!!詳しく教えろッ!!!」
「落ち着けグラッセ、傷口が開く…」
もちろんソレを聞いてグラッセがマーベルに問い詰めようとすると、ムーンが何とか止める。
今無理をしてしまったら、リヴァイアサンに裂かれた傷が開いてしまうかもしれなかった。
「ッくぅ…」
「ほら言わんこっちゃない…意識もあるしアイツなら大丈夫だ」
「大丈夫なわけあるかよ!!アイツは…そんなに怪我を負いながら戦ってたって事なんだろ!!?だとしたらかなりのダメージが…」
実際にその反動で腹が軋み呻き声を出してしまいムーンに窘められるが、グラッセは更に叫ぶ
自分の不注意さと、彼女に気を使えなかった事に対して自分を責めなきゃ気がすまない。
「お前は悪くない、アイツだってお前を恨んでなんかないよ…むしろグラッセの役に立てたって笑ってたんだぜ?」
「………ッ!!」
しかしムーンはその考え自体を否定し、リズが微笑みながらよかったと言っていた事を教える。
それは紛れも無く本当の事だし、哀しい嘘でもなかった事は解る。
ムーンの場合、嘘をつくと必ずと言っていいほど哀しそうな顔をしているから
『グラッセには、私がこんな怪我を負った事を秘密にしてね』
『解っている、今のアイツにはこんな知らせ刺激が強すぎるだろうしな』
『うん、私初めてグラッセの役に立てた気がする…よかった』
『お前なぁ…(呆』
リズがベットに寝込みながら頼むと、今回は仕方なくムーンは承諾する。
彼女は何時もグラッセを救っているのに、自覚が無かったようで思わず呆れてしまったのをムーンは思い出しながら教えてくれた。
- Re: キングダムハーツ スクールチルドレン☆ ( No.51 )
- 日時: 2011/06/19 11:59
- 名前: リラ (ID: I69Bg0jY)
「リズ…ッ!!!」
ムーンからその話を聞いてしまった以上、自分の気持ちなんて抑えられるワケもなく。
気が付いたら、グラッセは病室を出て行こうとしていた。
「待てグラッセ、まだ言い忘れていたことがあるんだ」
「あぁ!!?何だよ!!?(逆ギレ」
そんな彼に申し訳ないが一つ言わなきゃいけない事があり止めると、かなり怖い顔で切れられる。
そのあまりの形相に、一瞬ムーンとマーベルが怯むがこれだけは言わなきゃいけなかった。
「アイツ、お前が好きな人いるって聞いてからかなり気使ってたんだぜ?『アイツに好きな人がいるなら、自分といてはその子に失礼でしょ?』ってな」
「!!」
「アイツはアイツなりにお前に気を使っていたんだよ、自分の気持ちまで押し殺して…この意味解るよな?」
「…ああ!!」
リズが考え出していた答えと苦しみをようやく知り、グラッセは驚くがムーンの言葉に押され駆け出していた。
その様子を見届け、ムーンはやっとこれで仲直り出来るなと苦笑する。
「サンキューなマーベル、お前の協力のお陰でやっとあの二人自分の気持ちに素直になってくれたよ」
「気にすんな、俺もアイツら見ててじれったかったし」
どうやらムーンとマーベルは組んでいたらしく、あのバカ二人に呆れていた。
お互いが素直じゃないせいですれ違ってばっかりで、見ているこっちが何とかしてやりたくなってしまうのだ。
さぁ、後はリズとグラッセが何とかするだろう…二人はそんな思いで違う棟にあるリズの病室を見上げていた。
「あのさ、お前ら一つ忘れてないか…?」
「ん?ロクサスどーした?」
すると同じ病室にいるのだが今まで寝ていたフリをしていたロクサスがかなりため息をはきながら言ってくると、ムーンたちは首を傾げる。
その様子にやっぱりと言わんばかりの顔で、ロクサスは呆れ
「…お前ら、リズの入院してる病室グラッセに教えたのか?」
『『………………』』
ロクサスが言った事を聞いて、二人は思考停止する。
それは長い長い沈黙&時間だったのかもしれないが、正気に戻ると
『『あぁ——————ッ!!!!!忘れてたァァァァァァ!!!!!』』
「…はぁ…(呆」
グラッセにリズのいる場所を教え忘れ絶叫している二人をよそ見に、ロクサスは本日何度目かのため息をはいた。
どうやらグラッセを探す事から、始まりそうだ…
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